地名

Last-modified: 2023-04-18 (火) 23:46:42


大陸

エルオ大陸

物語の大陸。とても広い。
海に存在する大規模フィールドから際限なく発生する成熟魔獣や毒の潮により外洋進出が阻まれている。
現実世界における日本の関東地方を左に90度回転させた形をしているが、作者曰く伏線でもなんでもない。

大陸の土地面積参考値としてはウィルク曰く「物語初期クオルデンツェ領が推定北海道位」らしいので
北海道とオーストリアの面積がほぼ同等な事を考えれば欧州亜大陸程度には陸地面積があると思われる

霧の大地

エルオ大陸北部、ワーコルド河以北地域の通称。千葉県茨城県
多くのフィールドとそこから出現する成熟魔獣によって汚染しつくされた不毛の土地
聖高会は貴族が霧の大地に立ち入ることを禁じているが、レヴィオス家は聖高会への敵対心ゆえにむしろノリノリで遠征している。
オルシアンの故郷や、イブとラーヴェの出身部族であるスレイド族(フィクション族)の旧里がある。


エレクティオン山

大陸中央部、霧の大地とそれ以南を隔てるキーボルフ山脈の最高峰にして大陸最高峰。周辺地域では御山と呼ばれる。
エレクティオン山にあるフィールドは常に豪雨の環境になっている為、アメリア河、オビエト河、ワーコルド河など5本もの大河の水源になっている。
蛇が頂上まで河を昇ると大蛇になるという伝説がある。結末は地域によって異なり、龍になるという地域やナマズになるという地域もある。

キーボルフ山脈

大陸中央から大陸最西部にかけて連なる山脈。
霧の大地と大陸西部を分断する自然の要害。

セイカ山

コーボビア平原南部の山塊。
トナ河の水源。

メルオロン山

大陸東部、アストアープ山脈の西端に位置する最高峰。
フルシャフ河の水源。

アストアープ山脈

大陸南東部に広がる山脈。

アンガータ山脈

ベルマーナ地方とマムシュレッド地方を隔てる山脈。

北部山脈(ヴォイストラ)

ヴォイストラ平野とクオルデンツェ領の外地を隔てる山地。
かつては旧ヴォイストラ派に属する帝国東部貴族の勢力圏だった。
麦と鎌作戦ではナンボナン市を強襲するヴェレット軍の進軍経路となった。

西方山岳地帯(ヴォイストラ)

ヴォイストラ平野とアルペオ地方を隔てる山岳地帯。西部山岳地帯、アラフ地方とも。
旧ヴォイストラの中小貴族家の勢力圏。食料に乏しくろくな産業もない貧しい土地。


エルオ大陸七大河

アメリア河

クオルデンツェ領の西を流れる大河。群馬栃木県境渡良瀬川
ジンカーエン帝国と自由都市群の境界を通り大陸西海岸へ注ぐ。
流れが早く荒々しい大河と言われており、船が沈没することも珍しくない。
おそらく由来はアメリカから。

オビエト河

クオルデンツェ領の東を流れる大河。群馬埼玉県境利根川
自由都市群と聖ナヴェンポスの境界を通り大陸南海岸へ注ぐ。
ベルマーナ戦争では始祖ゼスが魔法で川面を凍結させ、全軍渡河による強襲作戦を成功させた。
おそらく由来はソビエトから。

フルシャフ河

レヴィオス領とミレンドルヴァ領の境界だったと思われる大河。東京神奈川県境
アテラハン軍とオルシアン軍による戦いの舞台となった。

トナ河

レヴィオス領の西側の境となる大河(198)。埼玉東京県境

ワーコルド河

アテラハン領やレヴィオス領の北部を流れる大河。埼玉千葉県境江戸川
北には霧の大地が広がっている(199)。


メオ湖

エヴェナピス領の南、マムシュレッド連邦の北東にある湖。エルオ大陸では面積第二位の湖。
水運技術の向上により、100年程前からマムシュレッド連邦との密貿易の交易路となった。交易船10隻に7隻は沈没する。
シュピアゼイク領からクオルデンツェ派の貴族領を通らずにレヴィオス王都へ向かうには、ここを通らなければならない。

ウモン湖

ゼルドミトラ領の南部に広がる湖


諸島

ウモン諸島

ウモン湖にある島々
自由都市群の貴族家が支配する


平野

コーボビア平野

フルシャフ河、トナ河、ワーコルド河に囲まれた平原
レヴィオス家の勢力圏

ヴォイストラ平野

蛇行するアメリア河に囲まれた平原
シュピアゼイク家の勢力圏
エルオ大陸有数の穀倉帯であり、シュピアゼイク家の力の源。

リデア平野

クオルデンツェ領の内地を大雑把に南北に分けた時、南側はだいたいがリデア平野に属すると言って良い。
当然そこにはニューネリー市も含まれる。
平坦な土地が多く水の豊富なリデア平野はかつてひまわりの一大産地であった。

司祭の時代、リデア平野の主要都市ニューネリー市とヴォイストラ平野の主要都市オセロリア市はアメリア公道と呼ばれる非常に重要な街道で繋がっていた。
魔獣アルクノアによってアメリア公道周辺はリデア平野側もヴォイストラ平野側も汚染され、アルクノア汚染区と呼ばれるその地域の穢土は100年経ってもまだ浄化されていない。
ウィルクがアメリア公道を浄化し、ウェアドバーグ市に繋がる道を作った。

砂漠

黒色砂漠

大陸最大の砂漠。マムシュレッド連邦とジンカーエン帝国の間に広がっている。

地方

マムシュレッド地方

アジュートと呼ばれる魔力を持たない民が住む地方。
成熟魔獣を倒せる者がいないため、かなりの土地が汚染されている。

ベルマーナ地方

聖都マグアオーゼを中心とした地方。
大陸で最も肥沃な大地、豊穣の精霊が昼寝をする土地、とか言われていた。
現在は200年前からの戦乱で荒れ果てている、らしい。

ペルエル地方

王都レヴィオスがある。

ルーシュナ地方

ペルエル地方の南方に位置する。
面積はルーシュナ地方全域よりもアテラハンの方がずっと広い。

アテラハン地方

ワーコルド河上流右岸、キーボルフ山脈東部に位置する山岳地帯。
切り立った山々と深い谷の合間に盆地が点在し、陽の光さえ遮る原生林が広がっている。
起伏の富んだ地形に強い嶽馬の原産地。
耕地面積が少なく食料生産量が少ないが、司祭の時代から石材は最高級品として扱われている。驚きの白さ。

アルペオ地方

大陸西部の穀倉地帯。銀のとれるフィールドがある。乱世初期にはアルペオ公国があった。
中心地にジンカーエン帝国の帝都ジンカーエン(旧名サーリフ)がある。

アラフ地方

ヴォイストラ平野の西側、アルペオ地方の東に位置する山岳地帯。
山地である上、深く強い森が広がっていて耕地に乏しい。

カティナ地方

ドランが連れてきた奴隷の出身地として登場した。(3話)
この地方のエルオ語には訛りがある。


地域

ライシュリーフ地域

ヴォイストラ平野の北端を限る山岳地帯の切れ目に位置する。ヴォイストラ平野防衛の要にして交通の要衝。
蛇の牙作戦でライシュリーフ城が陥落し、クオルデンツェ家の支配領域となった。

チャムクラーダ地域

リデア平野とヴォイストラ平野の中間にあるアメリア河の中洲。
クオルデンツェ軍の侵攻を水際で阻止してきたシュピアゼイク家の領地だった。
ナンボナン平和条約で二条領地としてクオルデンツェ家に割譲された。

キーボルフ回廊

キーボルフ山脈に沿って大陸中部から大陸北西部にかけ長く広がる平野。
霧の大地の脅威を阻むキーボルフ山脈を屋根になぞらえて回廊と称される。
ジンカーエン帝国北部貴族の勢力圏。


都市・村

クオルデンツェ領

ニューネリー市

クオルデンツェ家の本拠地。市章は岩塩の重さを計る天秤の影。
三重の壁に囲まれている。

  • 一番外側の壁
    外と都市圏を区別する壁。主に魔獣や大型野生動物の侵入を防ぐことを目的としている。
    見た目は安っぽい万里の長城。
  • 中央の壁
    郊外と城下町を区別する壁。蛮族や賊、他領の軍の侵略を防ぐことを目的としている。
    魔石を原材料としたどす黒い特別な石材、魔絶石でできている。
    別邸は城下町に存在する。
  • 一番内側の壁
    城下町と領主一族の居住区を区別する壁。
    ニューネリー城は円の中心に存在する。

ガトーレン市

クオルデンツェ領南部にあるクオルデンツェ第二の都市。騎士ガトーレンが治める。
ニューネリー市より一回り規模が小さいが、中小貴族家の本拠地よりずっと発展している。
ルークセの初陣はガトーレン市に出現した未熟魔獣の討伐だった。

エバーミル市

ニューネリー市から北へ馬車で一日の距離にあるクオルデンツェ領の都市。
発展度はクオルデンツェ領でも上位に入り、中小貴族家の本拠地と同程度。
100年近く前から騎士エバーミルが治めている。
20年以上前にカシアが魔獣ノーステッタと戦い死没した。

ナンボナン市

自由都市。陥落。
元々はアメリア河に面した数ある小都市の1つだった。
三家帝国離反事件により急遽国境の都市となり治めていた貴族が逃亡。
平民の自治により商業都市として発展した。
市章は「川辺の草の枝にとまる2羽のカワセミ」。

シルオペア領

ペニーバッハ市

シルオペア家の本拠地。シルオペア領東部オビエト河畔に位置する。

エヴェナピス領

ハーティノス市

エヴェピナス家の本拠地。エヴェナピス領南東端に位置する。
メオ湖では最大級の港町であり、古くから交易の中継地として栄えている。

ガリアナ領

アブラウル市

ガリアナ家の本拠地。

レヴィオス領

王都レヴィオス

レヴィオス王国の王都。レヴィオス領南部ペルエル地方に位置する。
戦乱の時代には大陸屈指の激戦区だった。旧称ルデンコスタ市。

コーボビア市

レヴィオス領北部コーボビア地方東部に位置するレヴィオス家の本拠地。古都。

カラハナッソ市

レヴィオス領南西端の都市。トナ河に面している。
ガトーレン市やエバーミル市に匹敵する発展した都市。
司祭の時代に悪性フィールドから出る成熟魔獣に備える守護都市としてつくられた。

コンスター市

レヴィオス領東部の都市。
ミレンドルヴァ家の反攻作戦により奪取された都市のひとつ。

ミレンドルヴァ領

イブルマス市

ミレンドルヴァ領の都市。
司祭の時代に霧の大地からやってくる成熟魔獣に備える守護都市としてつくられた。

アテラハン領

ザレアゼリア市

アテラハン家の本拠地。アテラハン地方北部ワーコルド河畔の平原に位置している。
司祭の時代に霧の大地から南下してくる成熟魔獣に備える守護都市としてつくられた。
ワーコルド河沿いで最も栄えた都市へと発展したことで主要都市に昇格した。

ゼルドミトラ領

ジザフォーク市

ゼルドミトラ家の本拠地。ゼルドミトラ領最大の都市で近年本拠地となった。

帝国直轄領

帝都ジンカーエン

ジンカーエン帝国の首都。アルペオ地方の中心地。
フェロルトが即位する前はサーリフという名前だった。

シュピアゼイク領

オセロリア市

シュピアゼイク家の本拠地。ヴォイストラ平野中央部の南西端にある。
ナンボナン平和条約の二条領地としてクオルデンツェ領に編入された。

ザンナホルス市

シュピアゼイク領の都市。主要な地域の一つ。騎士ザンナホルスが治める。

シナキオン市

シュピアゼイク領西部北端の都市。騎士シキナオンが治める。
ナンボナン平和条約の二条領地としてクオルデンツェ領に編入された。

ヴェアドバーグ市

シュピアゼイク領北部南東端の都市。騎士ヴェアドバーグが治める。規模はエバーミル市と同程度。
市属の町や村が多く、その中にはルペッタの故郷の霧寄り村がある。
ナンボナン平和条約の二条領地としてクオルデンツェ領に編入された。

ヴェアドバーグ村

シュピアゼイク領の村。ルペッタの故郷。
近くにヴェアドバーグフィールドがある。
正しい表現をすると、「ヴェアドバーグ市属霧寄り村」
ナンボナン平和条約の二条領地としてクオルデンツェ領に編入された。

ドセルラン市

シュピアゼイク領北部の都市。騎士ドセルランが治める。
ナンボナン平和条約の二条領地としてクオルデンツェ領に編入された。

バーライカ市

シュピアゼイク領北部の都市。
ナンボナン平和条約の三条領地としてクオルデンツェ領に編入予定。

ファネス市

シュピアゼイク領北部の都市。
ナンボナン平和条約の三条領地としてクオルデンツェ領に編入予定。

トルサ市

シュピアゼイク領北部の都市。
ナンボナン平和条約の三条領地としてクオルデンツェ領に編入予定。

ドルニア市

シュピアゼイク領北部西端の都市。
ナンボナン平和条約の二条領地としてクオルデンツェ領に編入された。

メイジオーデ市

シュピアゼイク領北部の都市。
ナンボナン平和条約の二条領地としてクオルデンツェ領に編入された。

オーテリア市

シュピアゼイク領の都市。
ナンボナン平和条約の三条領地としてクオルデンツェ領に編入予定。

リルネ市

シュピアゼイク領の都市。
ナンボナン平和条約の三条領地としてクオルデンツェ領に編入予定。

イーアン市

シュピアゼイク領の都市。
ナンボナン平和条約の三条領地としてクオルデンツェ領に編入予定。

ステスモア市

シュピアゼイク領の都市。
ナンボナン平和条約の三条領地としてクオルデンツェ領に編入予定。

聖ナヴェンポス

聖都マグアオーゼ

聖ナヴェンポスの政治経済の中心地。
オビエト河に面している。


アンガータ山道

アンガータ山脈を貫く街道。
マムシュレッド連邦と聖ナヴェンポスの交易路であり、大王府の正規貿易は全てこちらを経由する。

アメリア公道

司祭の時代に敷設されたニューネリーとオセロリアをつなぐ大街道。
魔獣アルクノアによって穢土に汚染され、100年ほど前から使われなくなっていた。
蛇の顎作戦でイブの浄化魔法により切り開かれた。

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