ドミナの花嫁

Last-modified: 2024-09-17 (火) 12:11:53

説明

  • クラブギニョールの特徴である仮面は、額から鼻先までを覆うベール。
  • 元は魔術士として名を馳せた亡国の王女。館主ルル?に敗北し、抵抗むなしく無理やりに番人へと仕立て上げられた。
  • 得意としていた炎と束縛の魔術が番人の能力基盤。
  • その攻撃性はルルであっても手に余り、ほしいままに暴れることを許されている。
  • 情緒不安定でつねに哄笑をあげ、ささいなことでヒステリーを起こす。
  • 知性はあるが精神は狂っており、果たせなかった結婚への歪んだ執着を見せる。
  • 独占欲が強く、特に妙齢の美女は「伴侶」とすべく檻に繋いで逃がさない。
     

外見

  • 不気味な美しさをそなえる長身痩躯のドール。
  • 身長は180センチ後半。バストはE。病的に痩せたスタイル。
  • 肌は乳白色。同色の髪を後頭部で結い上げている。
  • 服装はクラシカルなウエディングドレスで、スカートの裾は引きずるほどに長い。装飾品は頭のマリアベール。
  • 身体からは数本の鎖が伸び、「伴侶」へとつながっている。
     

状態異常

拘束

  • 拘束器具は「蝋コーティング」「檻」。
  • 超硬質の蝋によるコーティング。まだらに全身に付着し身動きを封じる。
     

倒錯

  • 増幅感情は「愛憎」。
  • 憎をベースとした倒錯。元から好意を抱く対象への感情変化はない。
  • 花嫁に対する敵意、嫌悪、憎悪が増幅される。結果反転し、不本意な愛情が強烈に喚起される。
  • 気の合わない味方など、嫌悪が強い相手にも同様に効力を発揮する。
     

能力

霧の牢獄(結界)

  • 侵食結界の一種。
  • 媒体は「霧」。実体は気化蝋。霧自体は無害。程度はあれ結界全域に広がっている。
  • 結界内の犠牲者には炎が灯り、霧を生み出す装置として利用される。
  • また花嫁の手荒な扱いで蝋像が損傷・溶解しても、結界がダメージを自動復元する。
     

発狂体(補助)

  • ドール特有の形態変化。体躯が伸び、怪異じみた容貌となる。
  • 攻撃を受けるなど、ストレスが閾値を超えることで変身する。
  • 常時、周囲にある蝋像から魔力を搾り取り、治癒および火力強化を得る。
    • 対象となった蝋像は無残に溶解する。しかし結界の効果によって、ゆっくりと復元される。
  • ただでさえ希薄だった理性が吹き飛んでおり、周囲への被害を考えず見境なく強烈な攻撃を行う。
     

白指(補助)

  • 数メートルはある手指を模した蝋塊。
  • 結界内の蝋像から魔力を搾り取って形成する。失った魔力の度合いに応じて蝋像は溶解する。
  • 数は最大で左右一対。浮遊しており、花嫁の思考に沿って動作する。
  • 花嫁に足りない物理攻撃、防御を補う。掴みかかることで簡易拘束するほか、花嫁を乗せて移動にも利用する。
     

牢霧(攻撃)

催淫:- 快楽:D 状態異常:拘束

  • 攻性を帯びた霧。
  • 花嫁が結界内の霧へ魔力付与することで変質したもの。付着した相手へ快感を醸し、固化によって動きを封じる。
  • 任意で操作するほか、生命体に反応し自律的に移動する性質を持つ。
  • 結界内の一部は牢霧が占めており、長時間滞在することのリスクとを高めている。
     

檻火(攻撃)

催淫:- 快楽:C 状態異常:拘束

  • 檻を生み出す濁った白炎。
  • 白炎は肉体を損なうことなく快楽を与える。
  • 白炎は蝋を触媒に格子を作り、組み合わせて檻と成す。格子は侵食性を持ち、触れた相手を蝋コーティングする。
  • 檻は人一人が入れる程度の狭さ。多用する「鳥籠」は、晒し籠を鎖で吊ったもの。
  • 檻は犠牲者の一部として扱われる。檻が溶解した際、蝋像と同様に自動修復の対象となる。
     

花束(攻撃)

催淫:C~B 快楽:- 状態異常:倒錯

  • 人型の霊火の群れ。
  • 花嫁が身につける指輪の能力。指輪には搾り取った蝋像の魔力が蓄積されている。それに着火することで霊火を生み出す。
  • 霊火は犠牲者の姿形を模し、表情すら作るが、それは見せかけだけのもの。
  • 霊火は精神を焼くもので、相手の感情を淫らに狂わせる。
     

口づけ(攻撃)

  • 花嫁が施す強制契約。
  • 魔力を注ぎ込むことにより、絶頂へ導く強烈な快感を与える。
  • 真価は相手の魂を捕らえ、自らの魂へとつなぎとめもの。口づけにより抵抗力を失った相手を「伴侶」へと変化させる。
  • 口づけをする箇所により威力が異なる。唇が最も強力で、次いで手の甲。他部位は際立った威力を伴わない。なお檻も相手の一部とみなされる。
     

特記

伴侶

  • 花嫁に呪われた蝋像の呼称。
  • 犠牲者の魂は花嫁に囚われており、その結果、あらゆる解除方法を受け付けない状態となっている。
  • 犠牲者は花嫁の狂気に蝕まれ続けるため、魂の摩耗が加速する。仮に花嫁を倒しても、解除は困難でありつづける。
  • 花嫁は伴侶からもっとも効率的に魔力を吸収できる。
  • 最大の特徴は「炎像化」。迷宮でも極めてレアな非実体像への一時的な変化。
    • 魔力吸収によって溶解した場合など、原形が損なわれた際、人型の炎が生まれ犠牲者の姿形を再現する。
    • 炎像に揺らぎは稀で、およそ精巧かつ静止した姿を留め続ける。
    • 炎像の炎は、官能に悶える犠牲者の魂から生じている。その熱は快感を伴い蝋化するら引き起こす。
       

行動

戦闘スタイル

  • 火力特化。損傷をいとわず、苛烈な攻撃で相手を圧倒する。
  • 広域展開された牢霧は持続的に快楽を与え、花嫁に近づけるのはごく一握りの実力者に限られる。
  • 牢霧を超えて近づいた相手は伴侶として見初めており、檻につないで時間をかけて一方的な愛を注ぐ。
     

通常時

  • 退魔組織レベルであっても牢霧を突破することは難しく、直接対峙することは稀。
  • 際立った美形、かつ品性のある者の場合、花嫁は強い関心を寄せる。
     

VS魔法少女

  • vsミディアーク、ネオンスピカ:花嫁が常に優勢。魔法少女側の防御が薄い。特にネオンスピカは準備動作を牢霧でつぶされため役に立たない。
  • vsミディアーク、ベールディネ:花嫁が優勢。ベールディネのステルスは牢霧に不利。魔法少女の一方が捨て駒になるなら勝算はあり。
  • vsネオンスピカ、ベールディネ:両者拮抗。ネオンスピカが遠距離ステルスで最大火力の準備に成功すれば勝算はある。それ以外は魔法少女の勝ち筋は薄い。
     

旧能力

詳細
  • 戦闘スタイル 近距離1:中距離2:遠距離7
  • 姿を晒すことなく、遠距離から霧によってじわじわと来訪者を弱らせる。
  • 花嫁に近づくほど攻撃が苛烈となるだけでなく、「倒錯」による搦め手も用いてくる。
  • 防御能力が欠落しているが、余りあるほどの攻撃力により補っておつりがくる。

■浸食結界:霧の牢獄(補助)

  • 地形を蝕み広がっていく浸食結界の一種。
    • 景観は、形を留めながらもほぼ全域が白く蝋化しており、ときおり檻や鳥籠が姿を見せる。
  • 媒体は「霧」。気化した蝋で、程度はあれど地形全域を覆っている。
  • 特性は「灯火」。蝋像に宿る魂を炎として頭上に灯す。
    • 炎は触媒であり、熱はなく、灯りつづける限り霧を生み出しつづける。
    • 蝋像の魂が損なわれた場合、灯火は消え霧の発生も止まる。

■霧(催淫/補助)

  • 結界にただよう蝋の霧を任意で拡散収束させる。
  • 範囲は、おおまかな操作であれば数百メートル、精密な操作なら50メートル程度。
  • 密度を増すごとに視界は悪化し、身体に付着すると凝固して動きを鈍らせる。
  • 体内に吸いこむことで催淫作用をもたらす。

■霧の巨人(攻撃/捕獲)

  • 霧の凝縮によってうまれる、宙に浮かんだ巨大な手のひら。
  • 全長3メートルほど。同時に二本まで使用可能。霧の精密操作範囲が射程となる。
  • 殴打や打ち払いを繰り出し、隙が生まれると握って捕まえようとする。
    • 区域ごとに霧の量は有限で、使用中は区域の霧密度が下がる。
    • 花嫁本体を抱えることで、移動に応用が可能。

■指輪(補助)

  • 「伴侶」の魂を炎化して封じ込めた装飾品。
  • 親指をのぞいたそれぞれの指に数個ずつ、合計12個を身につける。
  • 白黒の2種類あり、花嫁の魔力を注ぐことで白指輪なら白炎、黒指輪なら黒炎を召喚する。

■炎霊(快楽/状態異常)

  • 白指輪の白炎が形作る人型の炎塊。姿は元となった「伴侶」を模している。
  • 射程は15メートルほど。一つの白指輪から一体、白指輪の数だけ同時召喚可能。
  • 浮遊しており、攻撃方法は抱きついて燃え上がり快感を焼きつける。攻撃成功、もしくは十数秒ほどで自然消滅する。
  • 付与する状態異常は「倒錯」。内容は「恋慕」。
    • 倒錯は感情を操作する。好奇心や興味、敵愾心や警戒心を増幅歪曲させ、強烈な「恋い焦がれ」と錯覚させる。
    • 状態異常「魅了」に似ているが、こちらは思考は正常なまま感情暴走した状態で、対象を大いに混乱させる。

拘束具(捕獲/補助)

  • 黒指輪の黒炎が冷え固まって物質化した物。黒蝋製で強度は鉄ほどもある。
  • 射程は25メートルほど。白指輪と同様に、指輪の数が性能に直結する。
  • 黒炎は地を這う炎で、熱はないが燃えつづけ、任意で拘束具へ変化可能。生まれた拘束具は花嫁の意志で操作される。
    • 黒鎖(捕獲)
      • 対象の全身に巻きついて動きを封じる。先端は楔型、錠型の2種類ある。
    • 杭(補助)
      • 鎖の中継具。地面に固定し鎖をたぐることで、束縛を強固なものとする。
    • 格子(補助)
      • 複数の杭の組み合わせ。高さは人並みほどもあり、囲むように展開して移動を妨げる。

■檻(快楽/状態異常)

  • 黒指輪の黒炎が生みだす大型の囲い。生みだす方法は拘束具に同じ。
  • 拘束具と併用され、閉じ込められたが最後、霧による緩慢な蝋化が待ち受ける。
    • 牢檻(快楽/状態異常)
      • 格子を組み合わせた箱型の檻。サイズは2メートル四方で、数十の鎖が垂れている。
      • 付与する状態異常は「拘束」。四肢に錠をかけられた上、鎖の緊縛がひとりでに動き、締めつけ擦りあげる。
    • 鳥籠(快楽/状態異常)
      • 杭を編み上げた細長い卵形の檻。檻の横幅は人一人が入れる程度で、狭く不自由。
      • 付与する状態異常は「拘束」。四肢に錠をかけられた上、頂部の「蝋燭」から蝋責めを受ける。

■特記 蝋燭

  • 拘束」付与した対象を、特殊なオブジェに作り換える。
  • 檻の中の対象へ、霧の巨人をけしかける。巨人は溶けかけの蝋燭に似た円柱状に変形し、対象を埋め込んだまま一塊と化す。
  • 完成した蝋燭は鳥籠に配置することで溶けて蝋責めを行う。蝋化は鳥籠自体にもおよび、最終的に蝋像、鳥籠、蝋燭でひとつのオブジェができあがる。
  • なお蝋燭の溶解箇所は、すぐに自己修復される。

■特記 伴侶

  • 拘束」「倒錯」付与した対象を、側置きの蝋像へと変える。
  • 花嫁が触れると檻は圧縮され、対象の全身を包む黒い貞操帯と円状の台座に変形する。対象のポーズは、結婚式の指輪交換のように片腕をあげて固定される。
  • 花嫁が対象に指輪をはめると、炎と化した魂が指輪に封じられ、身体は完全に蝋像と化す。同様に貞操帯と台座も白く染まる。
  • 完成した伴侶は台座に鎖がつながれ、花嫁が飽きるまで側に侍らせられる。また、指輪は前述の能力として利用される。
 

エピソード


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