わしらが、水の精霊と出会った国だ。いまでも、遺跡は残っているが、そこを守っていたサリュ族は今はこの国にはおらん。 悲しい出来事だったわい。 |
南西・アデネシア大陸の最北東に位置する国。
西側はブラキアに隣接するほか、すぐ北にはクレニア島が、すぐ東にはハルシオン大陸のバルバラードがある。
砂漠化が年々進行しており、今や国土の大半が砂地だが、以前は水も緑も豊かな、美しく栄えた国だったという。
水の神殿があるのもその証拠で、少なくとも現代の老人が若かった頃には砂漠化はなかったようだ。
街1つと空港1つに対しモンスター出現地点が6つと、人間の生活地域よりもモンスターの生息圏の方が圧倒的に広い。
街にはいずれは街の全てが砂に埋もれてしまうのでは心配する者もいるが、
この国からいずれは人間が淘汰されてしまう可能性は、無きにしも非ずだろう。
ちなみに前作ではモンスターの多さからか、水の精霊から各所のモンスター討伐を依頼されるイベントがあった。
といっても前作では水の神殿までモンスターが出るほどではなかったのだが。
- 砂漠化や住民の衣装などの文化はサハラ砂漠以北の北アフリカの国々がモチーフと思われる。
「動力石」のモチーフが石油だとすると、中東の要素もあると思われる。
エルザーク
国の東端あたりに作られた街。
一面が砂地ではあるが、歩道は整備されている。
一通りの設備やギルドがあり、アリバーシャ探索の拠点として活用することになるだろう。
ギルド仕事についてはこちら、手配モンスターについてはこちらを参照。
昔を懐かしむ声、砂漠の侵食を危惧する声、井戸水の出が悪くなってきたことを心配する声などがあり、
住人達は先行きへの不安を隠しきれない模様。
過去編においても必ず訪れるが、ロマリア軍による 「動力石」 の採掘という、更なる環境破壊の真っ只中。
アリバーシャ空港
例によってシルバーノア発着に使われるほか、過去編では各国への移動手段として定期便を利用できる。
内部を探索する機会はなく影は薄い。
なぜか高台のすぐ隣に作られているが、飛行船の発着に高台が邪魔だったりしないのだろうか。
水の神殿
水の精霊を祀る神殿。
内部はかつてと変わらぬ美しい光景が保たれているほか、入口周辺にも水が湧き、砂地というより湿地になっている。
初訪問時に水の精霊との謁見イベントがあり、フウジンが加入する。
基本的にはFBAであり、ゴーレムマスターとアイアンゴーレムが出現する。
無条件に闇法師系と恒常遭遇できる唯一の場所だ。
フロアアイテムはきんのくちばし。
過去編では水の精霊の協力を得るため必ず訪れ、ロマリア軍と戦闘になる。敵の種類は現代と同じ。
キメラ研究の進捗を勘案するに、ミルマーナ同様に兵士に擬態したモンスター達なのだろうか。
FBAとしても利用できるが、現代ともシナリオともLvが違う。地味にこだわられている。
ギルド仕事で盗賊団に狙われたりもする。
封印の遺跡
パワーユニットを封印した遺跡の一つ。バルバラードの遺跡を攻略しないと中に入れない。
地下3階の左側・スイッチを押した先にPストレンジが、上下に分かれる地下4階の上側にPゴットヘッドが眠る。
バルバラードの遺跡と同じく多数のスイッチがあり、それによって様々な事が起きる。
最後に攻略する封印の遺跡だけあって、マミィオブマミィとアンデッドフライのコンビは結構手ごわい。
Lvは80~87。地上で恒常遭遇できる敵としては最高Lvであるため、レベル上げに活用するのもよし。
余談ではあるが、置かれているアイテムのグレードや出現する手配モンスターのレベルがやたら低い。本来ならば攻略順はもっと早かったのか?
フロアアイテムはムーンストーン。時期的に適正な装備かは微妙。
サリュ族の村跡
前作にて惨劇が起こり、今やモンスターの住処となったFBA。
ドワーフが住み着いているほか、何とアークデーモンが平然と出現する。
各国を巡る中で、前作では強力なボスだったこいつが突然出てきて驚いたプレイヤーは多いだろう。
フロアアイテムは鉄のくちばし。ロクな戦利品は得られず、基本的に現代で訪れる意味は無い場所。
過去編では水の神殿に入るためのカギを求めて訪れることに。
敵の編成は現代と同じで、アークデーモンとのちょっとしたイベントがある。
サラ砂漠
街や空港まで広がりつつある砂漠の中心にあるFBA。前作からの続投組。*1
アシッドクラウド、キングリザード、マンティコアが出現する。
豊かな時代の名残か、砂地の中にも倒木や枯れ草などが見受けられる。
フロアアイテムはスケールワンド。レイデン遺跡とイシュマの岩場も同じ。
エクストラロッドの合成素材だが、後で店売りされる。
アシッドクラウドやキングリザードは敵としては数少ないデバフ系特殊能力の使い手で、その使用頻度も高い。
しかしデバフ系の重ねがけはしないため、目の前のキャラを無視して他のキャラにデバフを掛けに行く、
という他ではあまり見られない珍しい行動を取ることがある。
レイデン遺跡
北端の高台にあるFBA。前作からの続投組。
岩の壁に囲まれているだけの砂地であり、遺跡のようなものは見当たらない。
強いて言うなら中央の岩がなんかそれっぽい感じだろうか。遺跡もまた砂に埋もれてしまったのかも。
敵はアシッドクラウドとジャイアントリザード。
ジャイアントリザードはシードレイク系を育成する際の初期形態として推奨される。
ギルド仕事・「続・砂漠の盗賊団」 の仕事場所としても指定されるが、実際にはこのマップは使われない。詳細はギルド仕事の項を参照。
イシュマの岩場
南西部にある、二つの長大な高台に挟まれたFBA。前作からの続投組。
さらに南西に通り抜けてブラキアに行くことが出来るように見えなくもない。戦闘マップでは完全に行き止まりだが。
敵はジャイアントリザードとキメラ。キメラが出現する唯一の場所で、希少かつ強力なグリフォン系の勧誘場所として狙い目。
上位種が相手となるため弱キャラの育成には向かない。
なおこれら前作から続投しているFBAは、いずれも出現モンスターが変化し前作で生息していたモンスターは残っていない。
かろうじてシードレイク系という括りで同系統の面子が残っているくらい。特に前作のここにいた僧族の 「ネビュラス」 は、
モンクやドルイドに取って代わられ作品そのものからリストラされてしまった。
今作でも僧族と遭遇できたら唯一無二の特徴となったのだが。モンスター育成的にはキメラの方が嬉しいけど。