闇の生物

Last-modified: 2024-04-13 (土) 08:19:38

概要

闇の粒のようなものをまとっているものが多い。

考察

闇の生物がまとっている闇の粒そのものが闇ではないかという説がある。
現状では闇の生物が光の生物に変化する描写はないが、闇の生物の起源が光の生物であるとする説では、王国が浄化されれば自動的に闇の生物も浄化されて光の生物に戻る、あるいはいずれ星の子に闇の生物を浄化する使命も下されるのではないかという見方がある。
闇の生物がなぜ発生したかについては多くの説が見られる(それぞれ違う理由で発生した可能性がある)。少なくとも暗黒竜については後から今のように変化したことが分かっている(該当項目参照)。

  • 光の生物の対となる存在として初めからいた
    • もともと王国の外にいて侵略の機会を伺っており、捨てられた地の時代で大規模な侵略が起きた
    • 王国内の光が当たらないところなどに昔から少数存在していた
      • 王国内の光が強くなりすぎて居場所がなくなり、怒って攻撃した
      • 王国内の光が弱くなりすぎて飢えて凶暴化した
      • 王国内の闇が濃くなりすぎて増殖あるいは凶悪化した
      • 王国内の光が強くなりすぎて居場所がなくなり、闇が濃くなった時に反撃した
    • Sky世界の仕組みとして光の生物が増える時期と闇の生物が増える時期が交互にやってくる(精霊の営みとは関係なくなおかつ不可避であるという運命論的な立場)
  • 精霊の営みによって誕生した
    • 精霊の汚染によって生まれた
    • 精霊の負の感情によって生まれた
    • 精霊の使っていたダークストーンに蝕まれた
    • 精霊の行いに対して激怒するなどして負の感情に飲まれた
    • 闇の嵐によって生まれた
    • 精霊が光の生物、あるいは闇の生物でも光の生物でもなかったものを例えば兵器のようなものに改造して生まれた
    • 精霊によって殺された光の生物の亡骸から生まれた
    • 人工の生物(兵器であるという説と、無害な目的のために生み出されたが何らかの理由で闇に飲まれたという説がある。)

闇の生物がなぜ星の子を襲うかについても多くの説が見られる(それぞれ違う理由で襲っている可能性がある)。

  • 捕食しようとしている
  • 光を持っている星の子を妬み、攻撃している
  • 知らない生物が縄張りに入ってきたことに怒って攻撃している
  • 自分達にひどいことをした精霊を憎んでおり、精霊に似ている星の子を精霊だと勘違いして襲っている
  • 兵器に改造されたため、光を無差別に(あるいは星の子を精霊と認識して)襲っている
  • 光の生物と同じように星の子を回復しようと突進するが結果的に攻撃になる
  • 星の子を光の塊と認識しており、光を得ようと攻撃してくる
  • 闇に適応したため炎や光を眩しいと感じており、消そうとしている

精霊は星の子と違い光の翼(自分自身の光以外の余剰の光)を持たないので、闇の蟹も暗黒竜もかなりの脅威だったのではないだろうか。

ちなみに闇の蟹や暗黒竜の場合光の翼は消えずに飛び散ることから、ケープのエナジーのみを奪っているものと思われる。

蝕む闇

英語名はdarkness。
書庫(追慕の季節のクエスト除く)や暴風域/原罪(なお先行版では暴風域にも生えていたことが確認されている)を除いた地域に生えている、植物のような形をした闇。
キャンドル光のかけらを得ることが出来る。デイリークエストや公式サイトではこの行為が「焼く」ではなく「溶かす」と表現されている(英語でも「melt」と表現されている)。キャンドルの炎を近づけた際には色が変わり、黒い粒状のものが吹き出る。
多くの蝕む闇は溶かしきるごとに光の蝶が出てくる。
蝶はしばらくするとどこかへ飛び去る。
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蝕む闇の種類

球状の蝕む闇(壺から生える蝕む闇)
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群生する球状の蝕む闇
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小型の蝕む闇
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群生する蝕む闇
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中型の蝕む闇
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大型の蝕む闇
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灯篭から生える蝕む闇
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ダイヤに付いた蝕む闇
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蝕む闇に囚われたマンタ
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精霊の記憶から生える蝕む闇
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記憶の燈から生える蝕む闇
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草原疲弊した荷積み人精霊が辿り着く部屋にはこれとよく似た物がから生えているのが見られる。これは溶かすことが出来ない。
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また様々なエリアで植物に混じってこれに似た白い植物が広い範囲で生えている。これも溶かすことは出来ない。
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先行版情報

2018年のはじめには蝕む闇は存在しておらず、代わりに「Dark Stone」とゲーム内で呼ばれているものが生えている。形はキノコ型一種類で、ジャバラ状。蝕む闇と同じく、キャンドルで燃やすと消える。ある時点で今の形になり、6月頃に下記のツイートで「Dark blooms」という表記がなされていることから植物という設定になったようだ。

ゲーム外情報

英語公式Twitterで蝕む闇が初登場した時、「Dark Blooms of corruption」と呼ばれていた。(https://twitter.com/thatskygame/status/1004088681118879744 )
質問会などで、蝕む闇を溶かす音は熱したフライパンに水を入れた時の音などから作られたと語られている。
プレイヤー間では「闇花」「闇キノコ」などと呼ばれているが、デイリークエスト内での表記等でわかる通り正式名称は「蝕む闇」である。

考察

名前が(英語では特に)「闇」そのものであることから、これ自体をSkyの闇の根源ではないかとする説がある。例えば他の生物は闇をまとっている(闇で汚染されている)だけだが、蝕む闇は闇を生成している、闇で汚染しているなどの説である。
デイリークエストの「光のマンタを蝕む闇から解放する」では実際に蝕む闇にマンタが捕らわれているし、鯨の骨からも蝕む闇は生えており、溶かすとその下から蝶の群れが出てくる蝕む闇もあり、雨林の光坑夫精霊の記憶内では「仲間の精霊に蝕む闇が生える場面」が存在していることから文字通り光の生物や精霊を蝕む危険な存在だったと思われる。これも最初からこのような性質を持っていた説や、もともとは地中の光や死んだ生物の光を吸収するだけだったが変異して生きている生物も蝕むようになった説、精霊による品種改良の過程で変異した説などがある。
なお、鐘、灯篭、ダイヤ、記憶の燈など、生物だけでなく光に関係する装置にも生えることはあったようである。
起源についても様々な説がある。例えばもともとどこにでもあった蝕む闇の祖先が闇が強まる場所では繁茂したという説、雨林に自生していた蝕む闇が(胞子や種などが精霊につくなどして)勢力を拡大していったという説、あるいは蝕む闇が光を吸収する性質を見た精霊が自ら雨林から持ち出したという説もある。また、墓所エリアの足場のような蝕む闇と光のキノコの類似性を指摘する意見もある。木についたものは光のキノコとなり、生物や精霊などの動物についたものは蝕む闇となるのではないかという説や、通常は光のキノコだが、分解できないほどの闇が含まれるものについた場合蝕む闇になるという説、あるいはそもそも光のキノコに闇を分解する能力がなく、闇が含まれるものにつくと絶対に蝕む闇になるという説などがある。蝕む闇が元々光の生物に分類される分解者の役割を持っている生物だったという説に関連して、蝕む闇のような色をした貝も存在するが、蝕む闇のような色ではない小さな貝もいるため、蝕む闇と蝕む闇のような色の貝は両方元は分解者の役割を担っている光の生物だったが、闇の濃縮を起こしやすく闇の生物に変化したのではないかという説もある。
また蝕む闇を溶かすクエストでは精霊の記憶を解放しても1個分蝕む闇を溶かしたことになるので、精霊の記憶の核である球体は蝕む闇そのもの、あるいは蝕む闇によって蝕まれているのではないかと言う説がある。球体が蝕む闇そのものとする説では、精霊の持っていた悪性あるいは負の感情が、それが増幅するにつれて肥大して植物の姿になるという説と、蝕む闇は精霊の寿命が長くなるにつれて自然に発生して成長する現実世界でいう癌のようなものであるという説がある。
星の子が蝕む闇に近づいてもケープのエネルギーが減ることはないので、近寄っただけで光を吸い取られるわけではないようだ。(気づかないだけで設定上はわずかずつだが吸い取っている可能性はある)
書庫には蝕む闇がひとつも生えていない(闇の生物も恒常エリアにはいない(想いを編む季節で追加された地下エリアには闇の蟹はいる))。これに関しては書庫には結界のようなものがあるため、蝕む闇が育つ程の光が残っていないため、などの説がある。

闇の破片の周囲の蝕む闇(仮名)

砕ケル闇ノ季節で登場。基本的な性質は普通の蝕む闇と変わらないが、色が赤く、溶かしても蝶も光のかけらも出てこない。また、回転しながら浮遊する羽付きの特異な蝕む闇も存在する。この浮遊する蝕む闇の周囲では星の子も浮遊する。
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いにしえの追想でも浮遊する蝕む闇が登場した。
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考察
浮遊する蝕む闇はフタバガキの種に似ているという説がある。
蝕む闇は上記のような形態をとることで飛行して広まったのではないかという説がある。

闇の蟹

英語名はdark creature crab。
 草原の楽園の島々エリア、雨林の一部のほら穴やトンネルや神殿内、峡谷神殿内倉庫エリア、捨てられた地神殿前と神殿内以外の全域、書庫地下エリア、暴風域中間の建物内に登場する。

画像:雨林の第2エリアの小洞窟内の闇の蟹

この小洞窟内の闇の蟹は、洞窟内を歩き回ったり、土に埋まったりしている。頭まで水につかりながら移動する様子も見られる。すすのような闇の粒をまとっている。
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星の子の大鳴きによってひっくり返された闇の蟹は足をばたつかせる。体の右側面の2本の脚を近づけている時には左側面の2本の脚が離れており、体の左側面の2本の脚を近づけている時には右側面の2本の脚が離れている。
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 「蟹」と呼ばれてはいるがハサミは存在せず、足も4本しかない。
 普段は白い目だが、星の子を見つけると体と目を赤くし体を揺らしながら狙いを定め体当たりをする。蟹の体当たりを喰らうと翼ゲージが1目盛り分減ってしまう。星の子から散った光の翼やかがり火にも突撃する習性がある。
 大きく呼びかけるとひっくり返す(ゲーム内では気絶させると表記される)ことが出来る。気絶させた個体は持ち上げて運ぶことが出来る。この状態で火にかざすと赤くなる(質問会によればこれは蟹を焼きたいというプレイヤーの要望により実装されたものである)。近くにいる気絶した個体を助け起こす様子や、暗黒竜のサーチライトが近づくと身を潜める様子が確認されている。実際に暗黒竜の突撃に巻き込まれた蟹は気絶するようである。
 忘れられた方舟エリアと楽園の島々エリアの闇の蟹は星の子が近づくまで砂に潜んでいる。捨てられた地の墓所エリアでは炎の上にある器に入れられている(救出することができる)。秘宝の環礁エリアでは海底にも存在が確認されている(挙動は陸上と変わらない)。
 ゲーム内では、楽園の島々で星の子を襲わない蟹が初登場した。闇の粒もまとっておらず、闇の生物ではない可能性がある。闇に汚染されなかったのか、それとも一旦闇に汚染されたがなんらかの方法で浄化されたのかは不明。ちなみに星の子を襲わない蟹も気絶した個体を助け起こす模様。襲う蟹と襲わない蟹が助け合うかは不明。なお、楽園の島々には星の子を襲うものと襲わないもの両方の蟹がいるが、闇の粒の有無以外ではサイズが違う(星の子を襲うものの方が大きい)。体の色は変わらないようである(星の子を襲うものを洞窟の外に出すと星の子を襲わないものと同じ色になり、星の子を襲わないものを洞窟の中に入れると星の子を襲うものと同じ色になる)(ただし、色以外の付着している闇の有無や星の子を襲うか襲わないかなどの性質には変化はない)。色についてだけいえば、光の当たり方の問題のようである。
砕ケル闇ノ季節ではいにしえの追想でも登場した。また、闇の破片を浄化する際に集めるべき光としても蟹が登場する。他の生物の光は空中にあるもののみだが、蟹に関しては通常通り直立しているもの、ひっくり返っているもの、蝕む闇を溶かすと集められるもの、と三種類が存在する。
 

補足:闇の蟹の観察について

闇の蟹は星の子が近くにいると突撃してくるため観察・撮影がしにくいが、一度突撃されて吹っ飛ばされた後に星の子の移動操作をせずにいると攻撃してこなくなることがあり、ゆっくり観察できる(その際に忘れられた方舟エリアの闇の蟹と同じように土に埋まる動作をするようである)。

先行版情報

ダークストーンが生えたような見た目の闇の蟹がいた時期があった。
突進はしてこないが近づくだけでケープのエネルギーが奪われる時期があった。

ゲーム外情報

Tom Zhaoさんのサイトにはすでにこの形の闇の蟹が登場している(ダークストーンが生えたバージョンの闇の蟹が描かれている絵もある)。今とは違い雨林の木の幹を這っている絵もある(木の上から降りてくる絵なのでこの時点では普段は木の上に生息していた可能性もある)。また傘を持つ旧雨林大精霊と同じ絵に星の子が闇の蟹を持っている様子も描かれている。
GDC2019講演資料の動画のなかでは闇の蟹の元となったと思われる設定が映されており、その中でCrab Mentalityについて触れられている(→こちら)。
また、英語で気難しい人のことを俗にcrabと言うようである。実際に、蟹の仮面をつけているとされる感謝の季節の挑戦的な表現者精霊の英語公式Twitterアカウントの紹介文では、「crabbiness」という単語が使われている(https://twitter.com/thatskygame/status/1122958737520697344 )。

考察

いくつかの精霊の記憶解放ムービーに闇の蟹が現れるため精霊の時代にも闇の蟹が生息していたことが分かる。
ただし闇の蟹と戯れていたり集めていたりする精霊もいることから、脅威ではない(闇に汚染されていない?)時期もあったのではないかと推測される。
実際に楽園の島々には星の子を襲わない蟹がいるため、これが当時の蟹そのもの、あるいはそれに近い状態なのではないかと推測される。
精霊、星の子、動く光の生物、暗黒竜は声を発する時に光の波動のようなものが出るが、闇の蟹だけは出ることはない。そのため闇の蟹は他の生物と違うのではないかという見方もある。しかしメタ的に座礁船などで一斉に闇の蟹が襲ってくる時に光の波動が出ると眩しく、処理も重くなるため出ないのではないかという説もある。
飛び上がった拍子などに胴体部分と足が分離することがあるため、実は2つは別のもの(別の生物、または別の意思を持つなど)であるという説と、動きをコミカルに見せるなどのメタ的な理由があるのではないかという説がある。
下記の暗黒竜の考察に関連して闇の蟹もアノマロカリスと同時期に存在した節足動物である「三葉虫(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%91%89%E8%99%AB )」のではないかという説がある。
動きがダニに似ているという説もある。

赤い石の生えた闇の蟹(仮名)

砕ケル闇ノ季節で登場。今のところ闇の破片の周囲にのみいる。
闇の蟹とは違い、大きく呼びかけても気絶しないばかりかむしろ突進してくる。
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赤い石の影響か、近づいただけでもエネルギーが吸い取られるようである。

暗黒竜

英語名はdark dragon。
捨てられた地及び暴風域に生息する漆黒の生物。
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一つの目をサーチライトの如く光らせながら一定のルートを巡回しており、星の子が視界に入ると目の色が青(点灯)から赤(点滅)へ変化し、サーチライトの点滅を早めながら体を垂直に立てたあと咆哮を上げて突進する。
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この際球状の光を発する。
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この画像のように暗黒竜1匹エリアではこの領域に1匹だけいる光のマンタを襲う。
星の子が暗黒竜の頭上にいる場合でも襲ってくることがある。
登場後数秒のみサーチライトが青だが点滅している。
突進までの間に星の子が物陰に隠れると星の子を見失い、その場で何度か周囲を確認したあと巡回に戻る。ただし突進できないままそれが何度も繰り返されると3回目に予備動作なしに突進してくる。
暗黒竜の突進を喰らった星の子は光の翼を散らされてしまう。
ちなみに風をまとっており、見つからないように近づくと吹き飛ばされることがある。
深淵の季節では海中を泳ぐ姿も確認された(挙動は空中にいる時と変わらない)。水夫長精霊の記憶にも水面を泳ぐ暗黒竜が確認されていることから、少なくともこの精霊がいた時代には水中にも暗黒竜がいたことがわかる。
砕ケル闇ノ季節ではいにしえの追想でも登場した。
AURORAの季節第4クエストでは3匹の暗黒竜が現れる。
最初に現れる2匹の暗黒竜は小さめで精霊の剣によって倒されているが、その後に出てくる暗黒竜は大きく、精霊が剣を投げるものの効いた様子はない(外した可能性もある)。
睡蓮のような蝕む闇が生えているものの、砕ケル闇ノ季節ではさらに詳細を見ることが出来る。
触角のような角とおそらくだが4対の前方に伸びた頭部の足、4対の後方に伸びた腹部の足、4対の後方に伸びた尾部の足がある。角と足には棘のような突起が生えており、全体が鎧のような外骨格に覆われていると見られる。
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サーチライトがないため窪んでいる頭部には合計8つの突起があることもわかる。
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先行版情報

捨てられた地が先行版に実装されてから姿自体は全く変わっていないが、挙動については多くの変更があった。
他の闇の勢力と同じく光の翼という要素そのものがなかった時期は感情表現を散らしていた。
頭上を飛んでも気づかれない時期もあった。
サーチライトが赤一色の時があった(星の子を見つけても色が変化しない)。サーチライトが紫で、星の子を見つけると赤く点滅する時期があった。サーチライトが通常時は赤、星の子を見つけると白に光る時期もあった(隠れ潜む生存者の精霊が実装されたのはこの時期で、現行版の解放ムービーで暗黒竜のサーチライトが赤いのはこれの名残)

ゲーム外情報

「竜」とされているがその姿は甲殻類に似ており、日本のプレイヤーからは「エビ」や「ムカデ」、海外のプレイヤーからは「Krill(オキアミ)」と呼ばれることがある。
「Krill」自体は実際に過去先行版でのヘルプなどで使われた呼称のようだが、少なくとも現在はゲーム内外ともに正式な公式の名称ではないようだ。
設定画の中では深海魚や亡霊のような姿であったり蜘蛛やタコの姿をした闇の生物がいる。
同サイトに捨てられた地で同じようなサーチライトを放ち星の子を攻撃する精霊の兵器と思しきものがある。
また、さらに古いと思われる設定画では目がなく大きな口を持ち手足の生えた闇の生物のようなものが登場する。
thatgamecompanyの前作「風の旅ビト」に似たようなものが登場するが、そちらの方はプレイヤーが物陰に隠れても関係なしに襲いかかってくる。暗黒竜の方は見失うので、あくまで目で認識しているように見える。
水谷氏曰く、音響の面では「暗黒竜は何種類ものシンセベースと刃物の音を渾然一体と公害のように常に撒き散らしています。自分で録音した、ハサミや包丁をジャキジャキ擦り合わせる音も含んでいます」とのことである。
Jenova氏へのインタビュー(https://www.thatskygame.com/news/sky-2nd-anniversary-livestream-recap )により、暗黒竜があの見た目なのは「corrupted(汚染、堕落などの意味がある)」な状態にあるからで、「ああなる前なにがあったか、は、いずれ分かる時が来るでしょう」と言及があった。
公式ツイート
砕ケル闇ノ季節のツイートで暗黒竜のいるいにしえの追想エリアの画像とともに添付された詩は日本語版と英語版で以下の通りである。
(日本語版)
闇に飛翔し空を切り裂く
歪を映した見目姿
足るを知らず執拗に
ただ飽くなき渇望を
(英語版)
Ascending towards darkness
A distorted reflection
The hunter relentless to sate
Insatiable hunger

考察

上記の詩の内容を総合すると、暗黒竜の現在の見た目は歪められた(distorted)ものであり、(恐らく光への)飽くなき渇望を抱いているため、星の子やマンタなど光を持つもの達を襲っている(hunt)ということが窺える。
また、上記インタビューから、少なくとも暗黒竜にはその前身となる異なる姿及び性質の生物が存在したようである。
捨てられた地の精霊解放ムービーでは何度かサーチライトが映るため、暗黒竜は精霊のいた時代、すくなくとも捨てられた地の時代から脅威であったことがうかがえる。
突撃の際現れる球状の光は光の生物が鳴き声を発する時と同じものであり、クジラや多羽マンタと似た鳴き声をしているという説がある。またダイヤを作る時に光の生物から光を吸い取り、その後骨が残っている設定画があることから、この骨が暗黒竜になったのではないかという説もある。
「風ノ旅ビト」と同じように光の生物が兵器として改造されたのではないかとする説や、光の生物が汚染されて直接暗黒竜に変異したのではないかという説もある。
捨てられた地の神殿前のダイヤを作動させた時は暗黒竜が出てくるが、その理由については以下の説がある。

  • 神殿内の何かを狙っており、開いた隙に入ろうとしている
  • ダイヤが作動したということはそこに星の子がいるということなのでやってくる(あるいは精霊がまだいるのだと思ってやってくる)
  • ダイヤを作動させると暗黒竜が出てくるという神殿側で仕組まれたトラップである

暗黒竜から上記の音がしている点については、暗黒竜が人工の生物または人工的に改造された生物であるという説と、暗黒竜が戦争の記憶やそれにまつわる負の感情に囚われているためにその音が暗黒竜にまとわりついているのだとする説がある。

AURORAの季節によれば、精霊たちが戦争をしていたある時点では、すぐに倒せる小さな暗黒竜と、攻撃の効かない現在と同じ見た目の暗黒竜がいたようである。

モデルは「アノマロカリス(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%83%9E%E3%83%AD%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%B9 )」ではないかという説がある。単眼ではないが暗黒竜の触覚のように大きな前部付属肢がある節足動物で、生物史の初期であるカンブリア紀における食物連鎖の頂点だったとされる。また名前の由来も「奇妙なエビ」である。
形態的にはどちらかといえば西洋の「ドラゴン」というよりは中国の「龍」に似ている。龍は水や天候などに関係があり、水辺(Skyの他の生物も水辺に関係があることが多いため、特に暗黒竜が水辺に関係があるともいいきれないが)や悪天候に縁のある暗黒竜と類似するかもしれない。
「暗黒竜」という名前の由来は中国神話の黒竜(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E7%AB%9C )に由来するのではないかという説がある。光を嫌い、また魚を乱獲するものを海に引きずり込むとも言われている。
サーチライトは上の写真の6つの突起から発せられているのではないかという説がある。

巨大な闇の生物

深淵の季節第4クエストで登場。無数の赤い目を持ち、その体は暗黒竜よりはるかに大きい。海中を泳ぐ姿のみ確認。
この生物は他の闇の生物のように体に闇の粒をまとっていないように見える。
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よく見ると頭部分の左右側面から前方に向かって曲がった角のようなものが生えていることが分かる。

全身図

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前半身
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後半身
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深淵の季節ネタバレ

第5クエストにて再び登場。鳴き声を発した(この際巨大な光の波動が発生した)のち、星の子達よりさらに低い場所から上に向かって追いかけてきて豪快に笑う砲手精霊を連れた星の子を飲み込んだ。
この時口の中は赤い。
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その際、星の子のケープのエナジーが全て奪われている(光の翼は減らない)。
星の子が内部のマンタを解放したあと口を開け、星の子、砲手精霊、マンタとともに無数の光の生物が出現。
この際は、口の内部が白っぽく光っている。
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考察

内部のマンタが核となる存在で、このマンタを解放することで浄化されたのではないかという説がある。
壁画に描かれていた巨大な生物はこの生物を指しているのではないかという説がある。
目が多いものの上側に密集しており、深淵の季節のように下から狙うのが主な狩りの手段だったのではないかという説がある。
目が常に赤いのは、飢えている・怒っているなどの状態を示すものなのではないか、現実の深海には赤い光が届かないため赤い光が見えなくなっており、それを逆手にとって赤い光で獲物を探す魚もいることから、それがモデルなのではないか、プレイヤーにとって危険さを印象付けるためのメタ的な理由があるのではないかなどの説がある。
頭の側面部から生えている巨大な角の用途については謎である。