機動戦士ガンダム00 C.E.71_第35話

Last-modified: 2011-10-17 (月) 01:41:44
 

ナタルは遠ざかる白い機体を認めながらも、めげる事無く各部署に命令を出し続けていた。
要人の脱走を許したのは艦長である自分のミスだ。これ以上ミスを重ねる訳にはいかない。
「そうです。メビウス0の発進準備を。後、曹長のジンも・・・
 碌に動けないのは分かってます!適当な射撃武器でも持たせて、
 甲板で迎撃してくれるだけでも構いません!」
引き渡しが成立してもしなくても、ザフトが攻撃を仕掛けてくるのは火を見るより明らかだ。
今頃ザフト側でも攻撃準備を行っている最中だろう。
こちらには僅かな戦力しか無いが、それでも最善は尽くさねばならない。
ジンの出撃を渋るマリューを、半ば怒鳴り声で黙らせて出撃準備を急がせる。
「ナスカ級からMSの発進を確認、イージスです」
「どうやら、敵は引き渡しには応じる様ですね」
「ああ、しかしこれからどうなるか分からん。各員対空監視怠るなよ」
トノムラの報告に、とりあえず第一関門はクリアといった風にノイマンが言う。
頷いたナタルは顔を上げ、カメラが追うストライクの背中を注視した。
その背中には、恐れや躊躇は見当たらない。
まさかストライクごと寝返る事は無いとは思いたいが、
最悪の事態も想定しなければならないかもしれなかった。

 
 

遠くに見える青い艦影から機体が飛び出してくるのを確認して少し、
赤い機体が目視で見えるまで近付き、イージスの形が細部まで確認出来るくらいの距離で
ストライクにビームライフルを構えさせた。
銃身は寸分の狂い無くイージスのコクピットを捉えている。
「機体を停止させて、コクピットを開け!」
こんな立て籠もり犯の様な真似は初めてだった為、緊張にキラは自分の声が上ずるのを感じた。
指示に応じたイージスが機体に制動を掛けて停止する。
一拍置いてコクピットハッチが開いた。
機体と同じ赤いパイロットスーツを着た人物が両手を上げて出てくる。
カメラをズームして、その顔を確認した。
キラには今のアスランがどういう顔をしているのか分からない。
ズームで映し出されたしかめっ面は間違い無くアスランだと思えたが、一応ラクスに確認した。
「ええ、間違いありません」
頷くラクスを見届けてキラもコクピットのハッチを開く。

 

肉眼で向き合うのはヘリオポリス以来か。
一気に緊張が電撃の様に体を走り抜けたキラは、
それを出来るだけ気にしない様にしながら再び口を開いた。
「アスラン・ザラだな?」
『・・・そうだ』
音声でも本人と確認したキラは内心ホッとしながら本題を切り出した。
「ラクス・クラインを同行した。確認してくれ。・・・ラクス、何か話して」
『えっ?』
「この距離じゃ君の顔を確認出来ない」
『ああ、分かりました』
ラクスが何時もアスランに向けてしているのであろう挨拶と共に
赤いパイロットスーツに向けて手を振ってみせた。
一拍置いて、アスランから『確認した』と安堵した声がキラに届く。
「では、ラクス・クラインを引き渡す!・・・行って」
『あっ』
ラクスがうんと言う前に、キラが彼女の背中を押した。
アスランの方へゆっくりと投げ出されたラクスの背中を、キラは名残惜しそうに見詰めた。
これでいいんだ、これで―――そう自分を納得させようと努めている所に、アスランから通信が入る。
『・・・お前はこないのか?』
予想していた問いが遂に来た。
ラクスを受け止めたアスランがこちらに手を伸ばしながら言う。
「僕には友達が・・・」
『お前の友達というのはオーブの人間だろう!?
 今回はこんな形になってしまったが、ザフトはオーブと直接事を構える気は無い。
 お前がプラントに来ても・・・』
「でも僕は・・・」
三度繰り返される問答に、ラクスは口を挟まなかった。
キラの相も変わらず煮え切らない返事に、遂にアスランの苛立ちが爆発した。
『お前はコーディネーターだ!俺達側の人間だ!だから・・・!』
アスランにとっては精一杯の説得だったのだろう。
しかし彼の言葉に、キラははっきりと答えを見出した。

 

「君がそういう風にしか言えないから、僕はプラントに行かないんだ」
『・・・・・・っ!?』

 

キッパリと言ってのけたキラにアスランは絶句した。
人種に囚われる事の無い道を、キラは見出そうとしている。
しかしそれはこの戦争のイデオロギーを真っ向から否定する物であり、
下手をすればキラ自身が蝙蝠扱いを受ける可能性もある危険な物だ。
それでも、賢い筈のアスランがコーディネーターとナチュラルを明確に分けてしまう国に、
キラは行く事が出来なかった。長い沈黙の後に、意を決した様にアスランが口を開く。
『・・・なら、お前は敵だ。お前の乗るストライクも脚付きも・・・俺が墜とす』
「僕もだ」
辛かった。振り絞る様な声で、最後の交信を終え、互いにコクピットハッチを閉める。
モニター越しに遠ざかるイージスは、
まるで親友と道が分かれているのを示唆している様だった。

 
 

『敵MS離れます!』
「アデス、エンジン始動、MS隊出撃だ」
『了解!』
どうやらラクス・クラインの受け渡しは滞り無く終わった様だ。
コーディネーターらしいパイロットをストライクごとこちらに取り込めなかったのは残念だが、
贅沢は言わない。
予めシグーに乗って待機していたクルーゼは、オペレーターの報告を聞いて手筈通り作戦を開始する。
発進位置に付いたシグーがリニアカタパルトの力で飛び出すと、後から他のジンも続いた。
『脚付きも艦載機を出撃させた模様。MAの方はこちらに接近』
「ふっ、やはり動いたか。しかし蒼い方はまだ修理が終わっていないと見える」
今までの戦闘で常に先陣を切ってきた蒼いジンが脚付きから離れない所を見ると、
先の戦闘で破損した脚部の修理が完全では無いのだろう。今を置いて他に好機は無い。
そう判断したクルーゼは、スロットルを踏み込んだまま後退してくるイージスに通信を入れた。
「アスラン、ラクス嬢を連れて帰投しろ」
『隊長!?』
若い部下はクルーゼの登場に驚きの声を上げる。
アスランには作戦を知らせてはいなかった。生真面目な彼の事だ、
作戦を聞けば受け渡しの際にボロを出しかねない。
それは向こうも同じだった様で、向かってくるメビウス0にストライクが戸惑う様な動きを見せた。
結局、子供の理論で事は進まないという事だ。

 

シグーとメビウス0が交戦距離まで近付く。
しかしクルーゼがトリガーに指を掛けるより早く、凛とした少女の声がコクピットに響いた。
『ラウ・ル・クルーゼ隊長ですね?』
「・・・光栄です、私の名をご存じで?」
突然フルネームで呼ばれたクルーゼは機体に制動をかけ、メビウス0から距離を置く様に動いた。
『ええ、よくパトリックおじ様と一緒にいる所を覚えています』
「・・・それで、私に何の用で?失礼ながら今は戦闘中です」
念の為後からくるジンにハンドサインで攻撃を控える様に指示する。
メビウス0も様子見の為かストライクと連携を取る為か攻撃してこなかった。

 

『追悼慰霊団代表である私の前での戦闘・・・
 賢い貴方ならそれがどういう意味を持つか、お分かりだと思いますが?』
「・・・・・・」

 

TVで日頃耳にする声とは正反対の冷たい声がクルーゼの鼓膜を叩いた。
プラントとて一枚岩では無い。
シーゲル・クラインを筆頭に、市民団体の中にも反戦派は決して少なくない。
追悼慰霊団も反戦派の力が強い式典であった。
その代表にして、国民に絶大な人気を誇り、各種メディアに強い影響力を持つラクス・クラインの口から
戦闘の話が出れば、反戦派に体の良い口実を与える事になり兼ねない。
それは戦争継続を主張するザラ派に属しているクルーゼにとって、避けるべき事態であった。
流石にあの男の娘という訳だ。
パトリックと何度も舌戦を繰り広げたシーゲルの顔を思い浮かべ、
クルーゼは仕方ないと無線を開き全軍に命令した。
「全軍攻撃中止、撤退するぞ!」
小娘の言葉1つで動かされるのは癪ではあったが、大事の前の小事である。
クルーゼの命令に警戒態勢だった他のジン達も一斉に後退しだした。
それを見届けたクルーゼもシグーに後退を促す。
「・・・面倒な物だな。あの少女も、あの蒼い奴も」
これだけ離れているというのに、蒼いジンのパイロットから発せられる、
日本刀の様に鋭い気がずっとこちらを捉えているのが感じられた。
長射程の武器を持っていない事は分かっていても、気分の良い物では無い。
僅かに汗ばんだ掌を拭い、クルーゼはヴェサリウスに帰投した。

 
 
 

アークエンジェルの後部甲板に陣取っていた刹那のジンが、
構えていたデュエル用のバズーカを下ろした。
『ザフトMS離れます。撤退した模様』
「終わったか」
オペレーターの報告に、刹那はヘルメットを脱いで頭を振った。
この状態のジンでは目ぼしい敵機にプレッシャーを与え続けるのが限度だったが、
ラクスが約束を守った様だ。
最悪の事態は回避されたと言って良いが、キラ個人はどうなるか。
正規の軍人でない自分は弁護の立場に無い。
マリューやムウが弁護してくれれば幸いだが・・・。
『マジリフ曹長、ストライク、メビウス0到着前にジンを収容する。急げ』
「了解した」
何時までも動かないジンが気になったのかナタルから通信が入る。
ミリアリアはキラの無断出撃を幇助したとしてサイ共々現在ブリッジにはいなかった。
脚部スラスターが使えない機体を器用に操りハンガーに着地させる。
ハンガーには既にノーマルスーツを着た整備士達が待機していた。

 

「・・・なんだ?」

 

何だか嫌な感情が脳量子波に乗って刹那に流れ込んでくる。
嫌な予感を抱きながら、刹那はジンを元の位置に固定させコクピットから出た。
キャットウォークを使わずに直接床に降りる。
何時もならここで飲料チューブを持ったマリュー、または他の整備士が出迎えてくれる筈だが、
しかし今回は様子が違った。
周りに整備士達が集まっているのは何時も通りだが、揃いも揃って半眼で刹那を見ている。
その中から、マリューが刹那の前に出てきた。
どうしたのかと刹那が問おうとすると、マリューはそれを手で制した。
「マジリフ曹長」
「・・・なんだ?」
低い声は間違いなく怒気を含んだ物だ。しかも今までの相手を心配しての物では無い。
パイロットにとって整備士の怒りというのは最も恐れるべき物であり、直感で分かる物だ。
刹那は思わず喉をゴクリと鳴らした。
「子供に信頼されるのは良いですが、一緒になって艦を危険に晒すのは宜しくありませんね」
「なんの事だ?」
声を上ずらせる様な愚は犯さない。努めて冷静な返事をした刹那に、
マリューは納得した様子も無く他の整備士同様の半眼で刹那を睨む。
「しらばっくれるんですか。ウソを吐くと信じてくれている子供達の教育に悪いですよ」
「・・・・・・」
口ぶりから察するに、ミリアリア辺りがゲロッたのだろう。
何となくそうなるのではないかと考えていた刹那にとってそれ自体は大した問題では無い。
問題は、目の前にしている整備士軍団が思った以上に御冠だという事だ。
「・・・済まない」
まるでゾンビの群れに囲まれて絶対絶命、の様なシチュエーションだ。
兎に角頭を下げ、平謝りに徹する。
すると頭上から聞き慣れた溜息より更に重い息を吐く音が耳に届いた。

 

「あまりハンガーでばかり問題を起こさないで下さい。
 ここで起こった不祥事は全て、私の責任になるのですから」
「そうだそうだ!」
「大尉は始末書書くのにどれだけ苦労してると思ってるんだ!」
「最近肩こりも酷いんだぞ!」

 

マリューの後ろからここぞとばかりに叫ぶ整備士達。
最後は余計ですと部下達のブーイングをピシャリと制したマリューは
間違い無く整備士班長であり、ハンガー内を取り仕切っている。
つまり、ここで起きた不祥事は、当事者は勿論、監督不行き届きとしてマリューにも責が及ぶのだ。
成程確かに自分の様な不正規な人間と付き合い、
その上問題を起こされたのでは彼女の心労は計り知れない。
「・・・済まなかった」
だからと言って、この場で刹那の出来る謝罪の種類が増える訳も無く、刹那は重ねて頭を下げた。
「まぁ私個人としては、貴方達のした事に異論は無いわよ。
 あんな美人な子を人質っていうのは、ねぇ」
マリューはムウと同格の大尉だが、元々計画に関わっていた人間である為、
他の隊から合流したムウよりここでは先任の扱いになる。
つまり、アークエンジェルの中で1番偉い地位にいる。
とはいっても戦艦である以上、その長たる艦長は絶対的な権力がある為
実質艦長であるナタルに次いで2番手の地位という事だ。
その彼女が、個人的にでも今回の行動に理解を示してくれたのは僥倖だろう。
キラの処分を決める場にはマリューも同席する筈だからである。
彼女がいれば、キラも銃殺刑という最悪の処分も回避出来るだろう。

 

刹那がホッと胸を撫で下ろした所で、メビウス0、ストライクが轟音を上げながら順に帰投した。
ムウが溜息を吐く様に愛機から降りると、整備士達がメビウス0に取り付いてメンテを始める。
特に汗もかいていない様子でヘルメットを脱いだムウは調子が狂うといった感じだ。
「たく、1発も撃たないで帰還っていうのはどうもね」
「でも、それが1番ですよ。機械も人も、傷つかずに済むのが1番良い」
「そりゃあ、まぁな」
飲料チューブを受け取ったムウが、マリューと相対している刹那に気付いて片眉を上げる。
「なんだMr.色黒、またマリューに説教されてんのか?」
「せっ説教なんて私は」
最近刹那の表情の種類に気付き始めたムウが、刹那の顔を見て茶化した。
刹那は基本無表情の仏頂面に見えるが、慣れた人間が見れば今考えている事が丸分かりなのだ。
要するに、分かり難いが表情には素直に出てしまうタイプなのだ。
ムウから見れば今の刹那は、オイタをして叱られた子供だ。
ちなみに、男なんてどんだけデカくなろうと女に叱られれば子供同然、というのはムウの持論であった。
「大方、坊主共のお姫様解放作戦に噛んでた、って所か?」
「何故そんな見ていた様に・・・」
「見てるぜ。お前の顔に書いてある」
「・・・・・・」
「真剣な話です。茶化すのは止めて下さい」
そんなに顔に出ているだろうか。カラカラ笑うムウに多少驚いたが、
そういえばこの男も僅かではあるが脳量子波を扱う術を得ている。そのせいもあるだろう。
しかし、こう簡単に見抜かれていてはこの先行動に支障が出るかもしれない。
表情筋を鍛える必要があるか、と明後日な方向に刹那の思考が向かおうとした。
すると視界の端にコクピットハッチが開こうとしているストライクが映った。
ストライクの胸が開き、暫く経ってから青いパイロットスーツが顔を出す。
「キラ君」
「おお、ナイトがご帰還だ」

 

キラはやった事がやった事なのでどうして良いのか分からないのか、
暫くキャットウォークでオロオロしている。
全く、あんな所に何時までもいたら、逆に目立ってしまうというのに。
刹那は仕方なく助け舟に脳量子波を送った。
とはいっても、何か意味が付加された物では無い。例えるなら小石をぶつける様な物だ。
案の定頭に衝撃を受けたらしいキラが衝撃が来た方向―――
刹那達の方向を見て救いの神を見出したのか、こちらに向かってきた。
「おうおう、やってくれたな坊主」
「・・・スイマセン」
ヘルメットを脱いだキラがムウに詫びる。
しかし彼が返事として返したのは立派な拳骨だった。
真上から綺麗にキラの頭を貫く拳は、手加減はされていても鍛えられた軍人の拳である。
それを警戒も無しに受けたキラは頭を押さえて蹲った。
突然の鉄拳制裁にマリューも唖然とした。このまま血の制裁かと思われたが―――
「たく、私情で艦を危険に晒しやがって・・・」
「ごっごめんなさい」
涙目になったキラは上目使いになりながら再度謝った。
それを見て満足したのか、ムウはキラを立ち上がらせ、首に腕を回した。
「だが、良くやった。軍人としちゃ失格だが、男としちゃ満点だ」
ニカッと笑うムウに、何故殴られて直ぐ褒められたのか混乱するキラが
助けを求める様に刹那の方に顔を向ける。しかし刹那は黙って頷くだけだ。
今度はマリューに顔を向けるが、付いて行けないとムウを見ながら呆れているばかりであった。
「まぁ俺もマリューも今回の事をあんま大事にするつもりは無いぜ?それは安心しろよ」
「あ、有難う御座います」
処罰を覚悟していたキラとしては虚を突かれる話だった。
しかし続く言葉に再び肝を冷やす事になる。
「だが、ナタルがなんて言うか、だな」
「そうねぇ・・・」
軍の規定でいけば、キラは間違い無く銃殺刑である。
代々の軍人一家であり、自身も模範的な軍人であるナタルが寛大な処分を下してくれるかは分からない。
「まぁこの状況で数少ないMSパイロットを亡くす様な事、
 あの聡明な艦長殿がするとは思わないが・・・」
「そうねぇ」
こればっかりは2人には分からない話だった。
正規の士官である2人が意見を出す事はあっても、処分を決定するのは最高権力者であるナタルだ。
「まぁ、小言言われて殴られて・・・
 後なんか掃除とかやらされるくらいに済む様にするさ。・・・多分な」
不安げなキラにムウは努めて明るく言う。何をされようと、死ぬよりはマシと言った所か。

 

「じゃあ俺達は着替えてくるよ」
「ええ」
ムウはそのままキラを抱えて更衣室に向かおうと歩き出した。
当然の様にその後に付いて行く刹那。しかしその歩みは後ろから肩を掴まれた事で止まる。
「・・・なんだ」
嫌な予感を脳量子波で感じた刹那が額から汗を垂らしながら振り返ると、
そこにはイイ笑顔のマリューがいた。
「曹長はこれからたっぷり、ジン(ver.3)の調整に協力して貰います」
「しかしパイロットには適度な休息が・・・」
「今回の騒動で修理が遅れてしまっているのよ。
 それに、曹長は直接戦闘していないから大して疲れてないわよね?」
何時の間にやら刹那の周りには他の整備士達も集まっていた。
これでは如何に刹那といえども逃げ場は無い。
「・・・・・・了解した」
「よろしい」

 

ああ、やはり女性には勝てない。
観念した刹那は、屈強な整備士に両脇を固められジンのコクピットに向かうのだった。

 
 

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