813 ◆6YKFXwexzc 氏_『新たなる生活、デストロイヤー・シンの日常』

Last-modified: 2009-10-07 (水) 02:49:55

C.E.76年、戦争に疲れきった世界は仮初の平和の中、地上では着実に復興の歩みを進めていた
そして、ザフトを退役したシン・アスカも戦いで散った仲間の魂を弔いつつ、
ヨーロッパの片隅で平穏な生活を送っていた

 

・・・・・・・・・筈だった

 
 

元トップエースといえど、たかだか一パイロットに何ができるとたかを括っていたプラント諜報部は、
寄せられた情報に戦慄した

 

『シン・アスカが「デストロイヤー」を名乗っている』
「はい、シン・アスカですが」
「デストロイヤー・シンだな?仕事を依頼したい」
「OK。場所と報酬は・・・・・・」

 

急遽調査レベルを上げたプラント諜報部に入ってくる情報は、
ラクス・クラインを初めとするプラント上層部に疑念を抱かせるに十分なものであった

 

『シン・アスカは専用のMSを保有している』
「今日も一日頑張ってくれよ、『相棒』」

 

『シン・アスカと一部の元ミネルバクルーが頻繁に連絡を取っている』
「シン、MSのメンテナンス終わったぜ」
「サンキュー、ヴィーノ。助かったよ。金はいつもの口座に入れておけば良いか?」
「それでいいぜ。なんせお前の操縦のクセを知り尽くしてるのはエイブスのおやっさんか俺くらいだからな」
「そりゃ頼もしいや。次もヨロシクな」

 

そして、
『シン・アスカは大量のMSや武器を集め、複数の連合軍人と度々接触している』
との情報に、遂にプラント上層部は決断した
得た情報が真実であった場合、プラントへの連行も選択肢とし強制査察を実行すると

 

そして査察官アスラン・ザラはシンの前に降り立った
すれ違う考えとかみ合わない対話

 

「シン、お前は一体何を考えている!まだ過去に囚われて未来へと進まないのか?」
「はぁ?アスラン、アンタ何言ってるんですか?」
「しらばっくれても無駄だ。お前がMSや武器を集めているという事は調査済みだ」
「いや、調査も何も・・・・・・」
「しかもデストロイヤーを名乗るなんて、どういうつもりだ?そんなに世界を壊したいのか?」
「それは、仕事で名のっ・・・・・・・・・」
「今ならまだ間に合う、俺もラクスに掛け合うから、プラントに来るんだ、
 そして世界の平和の為にその力を使うんだ。シン」
「あーもう、さっきから人の話も碌に聞かずに一方的に!アンタこそ何考えてんだ」
「何を考えて、だと?俺はお前がまだ復讐に囚われて・・・・・・」

 

「いいですか、アスラン。俺の今の仕事は『遺棄兵器回収・危険構造物解体業』です。
 ホラ、地球連合各政府発行の許可証。 なんなら、MS保有許可書も見ますか?」

 
 
 

プラント上層部の誤解と勘違いを他所に、今日もシン・アスカは相棒と地を駆ける
両腕に大型クローを装備し、脚元には分割式ドーザー、
肩にはクレーンを備えた異形のMS『ザウート・ワーカー』を駆使し、
遺棄されたMSを回収し崩れた建物を破壊する

 

「こんにちは、遺棄兵器回収・危険構造物解体業『デストロイヤー・シン』です。
 今回のご用件はなんでしょうか?」

 
 

戦闘ホボ無し、お色気有り?誤解と勘違いを大量に含有し、
ガンダムSEED 逆襲のシン・アスカ『新たなる生活、デストロイヤー・シンの日常』

 
 

始まりません
以上です
「シンがザウートでデストロ~イ」というネタが全ての始まりでした
それでは、逃亡します

 
 

おじょうさまのひんぬ~~!!