=第2.5話、白い悪魔のNG集=
銃口がこのMS…ガンダムを狙う
足元には、まだトールやミリアリア達も居るのに!
「伏せて!」
マリューさんの叫び声が聞こえた
「!」
慌ててガンダムの膝で庇う
ぷちっとした感触
見れば、マリューさん達を踏み潰しちゃってた…
「僕は…なんてことを…」
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「なんなんだよそれは!」
我に返ると、トールが僕を庇うように立っていた
軍人さんたちは、銃口を僕に向けて、既に撃ちまくっている
すぐに蜂の巣になる、僕とトール
「銃を降ろしなさい!」
弾を撃ち尽くした後で飛ぶ、マリューさんの一喝
言うのが…遅いよ…
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「お断りします!もうこれ以上、僕たちを戦争になんか巻き込まないでください!」
マリューさんを睨みながら、僕は怒鳴る
また、あんな物に乗れだって?冗談じゃない!
「キラ君…」
憂いを帯びた、優しげな視線すら腹立たしい
「あなたの言ったことは、正しいのかもしれない!僕たちの外の世界は、戦争をしているんだって…でも、僕らはそれがいやで!戦いが嫌で中立のここを選んだんだ!それを…」
最後までは、言えなかった
残像すら無数に生み出し、高速で繰り出される往復ビンタ
倒れ伏す僕を見下ろし、マリューさんが言い放つ
「乗れないって言うなら用は無いわ、船から降りなさい!」
なんか…キャラが違う…
怯えたミリアリアが目に入った…
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「コロニーに当てるわけにはいかない…どうすりゃ良いんだよ!」
叫んでも、敵は待ってなんてくれなくて
慌ててシールドで防御したけど、光が凄くて…簡単にシールドは貫かれて…
爆散するストライク
威力…強すぎ…
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第四射が来る前に、左肩のビームブーメランを投擲
当たるわけがないが、それで良い
が、予想に反してブーメランはコックピットを直撃
ジンを撃破してしまう
…避けてくれよ
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だが、イージスはそんな思惑を知ってか知らずか、こちらに突っ込んでくる
その突進をかわしつつ、一撃を入れようとしたが通信が入る
イージスからだ
「キラ!キラ・ヤマト!」
キラの名を知っている?
もし彼の知り合いなら…って、遅かったか
攻撃してるときに通信なんて入れてくるから、剣はコックピットを真横に切り裂いていた
「キラ!これがお前のやり方なのか!」
いや、通信を入れるタイミングを考えろよ
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バーニアを全開にし、アークエンジェルのそばへ
敵は残り二機
一機はアークエンジェルに任せ、下から狙うジンにアンカーを射出
捕まえようとするが、アンカーはジンのサーベルで切り払われる
「踏み込みが足りん!」
いや、作品違うだろ