SEED-クレしん_07-小ネタ集・もし種シリーズがこうだったら

Last-modified: 2009-08-14 (金) 10:53:27
 
 

その1・もし種の第2話がこんなんだったら (作者:7代目スレ73氏)

 

キラ  「無茶苦茶だ!これほどの機体をこんなOSで動かそうなんて……!」
マリュー「ま、まだ調整する前だったのよ!しかたないでしょう!」

 

??? 「ちょっと待ってください?これは……へえ……ふ~ん、なるほどなるほど……(カタカタ)」

 

キラ  「あ、あの……上尾さん?キーボード叩いていったい何を……」
上尾先生「(ギロッ)ちょっと黙っててくれない?」
キラ  「は、はい。すいませんでした!」
マリュー「それにしても……凄い速さのタイピングね。このひと本当にナチュラル……?」

 

上尾  「うん。これで最適化完了っと♪
     ……あ、もういいですよ?相手のMSも迫ってきているみたいですし、思う存分どうぞ」
マリュー「は、はあ。それじゃ失礼して……イーゲルシュテルン発射!」

 
 

ドガガガガガッ!……ドゴーーーーーーンッ!

 
 

キラ  「す、すごい……頭部のバルカンひとつで、相手のMSがあっと言う間にバラバラになっちゃった……!」
マリュー「う……嘘だあ! ストライクのイーゲルシュテルンにここまでの威力があるわけないわ!
     あ、あなた! ストライクのOSに何したの!?」
上尾  「なにって……ただフツーに、プログラムのファイルを名前順に置き換えただけですけど?」
マリュー「た、たったそれだけでここまでストライクが強力になるなんて……そ、そんな……バカなこと!」
キラ  「あ~あ、これじゃもう僕の出番はなさそうですね……
     やれやれ、前回のアスランとの宿命の再会は何だったんだか……」

 

   ※   ※   ※

 

 その後、ストライクを乗せたアークエンジェルは崩壊したヘリオポリスを脱出しました。
 キラが無理にOSをカスタム化しなかったおかげで、フラガ少佐でもストライクを自在に操れるようになった為に、キラがコーディネイターだとバレることはなく、またパイロットをやらされる事もありませんでした。
 とりあえずキラは工業課の学生だった事もあり、MSやMAの整備を手伝うことになったのですが……ただ。

 

キラ  「ムウさん。ムウさん。ストライクの、それもコクピットまわりの調整を手伝っていたら
     ディスプレイにこんなの写ってるのを見つけたんですが?」
ムウ  「なになに……ふむ。これはどうも、どこかのコンピューターネットワークへのリンク先みたいだな?
     ちょっと怪しい気もするが、とりあえずクリックしてみるか?
     さてどこに繋がる……む。こ、これは……」
キラ  「どこかのウェブサイトみたい……ですね?『ますみのお部屋』……何なんでしょ?これ」
ムウ  「……俺が知るか」

 
 

 どうやら上尾先生のサイトは、C.E.の世界でもアクセスする人がいないようだ……

 

その2 (作者:7代目スレ158氏)

 

ギル  『……と、いう訳で……プラント最高評議会議長ギルバード・デュランダルは、
     ここに私自身の発案による新世界秩序、《デスティニープラン》の発動を宣言致しますッ!』

 
 

キラ  「デスティニー……プラン」
アスラン「遂にきたか!果たしてどんなシロモノなんだ……?」

 
 

ギル  『え~、それではデスティニープランの概要をご説明します。
     プランの項目は全部で100以上あり、その全てを国民のみなさんに守ってもらはなくてはなりません。
     ……それでは第1条から読み上げます。
     第1条、パパの口マネをしてはいけない。
     第2条、知らないお姉さんに声をかけてはいけない。
     第3条……』

 
 

シン  「……なあレイ。これが……議長が提案する、再び戦争を起こさせない為の新秩序……なのか?」
レイ  「い、いや……俺に言われても……(な、なにをやっているんですかギル……!)」

 
 

ギル   『第98条、クーラーボックス内での暑気ばらいは禁止。
      第99条、ビールに日光浴をさせてはならない……』
ディアッカ(ぎちょー、ぎちょー! 読み上げる原稿ちがうぜ~~ー!ストップストップーーー!)
ギル   『え?何かなAD君。原稿が……なんだって?』
ディアッカ(俺に反応しないでー!
      イザークが机の下を這って本来の原稿渡すから、それでスピーチの続きを~!)
ギル   『机の……やあイザーク君。そんな所でなにやってるのかね?
      その書類は……ああ読み上げる原稿を間違えたみたいだね。ありがとう届けてくれて』

 

ディアッカ (あ~~もう!なんで本番中に裏方相手に平気で会話すんだよ!もう~~~!
       どうするよディレクター?中止するか?!)
ディレクター(そ、そんな事言われても……ど、どうしよう?)
ディアッカ (し、しょうがねえなあ! じゃあとりあえず、まわして、まわして~~!)

 

ギル   『(ごん!)痛ッ……!(イザークから原稿を受け取ろうとして机に頭をぶつけた)う~~~ッ!』
イザーク (だ、大丈夫ですか議長?)
ギル   『う、うむ。だいじょ……おお?今のでメガネを落としてしまったようだ。メガネ、メガネ……』

 
 

タリア  「……な、なにやってるのよ!あの人達は!」
アーサー 「艦長大変です!
      今の放送でデスティニープランの発表に対する反応が、全世界からいっせいに返ってきました!」
タリア  「そりゃあ……ねえ? あんな無様な生中継流しちゃ……これでプラントも終わりかも……」
アーサー 「い、いえそれが……
      オーブを除く地球の国家群はデュランダル議長を全面的に支持する……と言ってきてますが」
タリア  「え……ええーー!ど、どうしてよ!」

 

アーサー 「え~~ネットの掲示板とかでも、ものすごい書き込みがありますね。
      『議長かわいい♪』とか『この人の言う事なら、ラクス・クラインより信じられる!』とか、
      『俺は一生この人に付いていくぜ!』なんてのも……」
タリア  「よ、世の中バカばっか……」

 

   ※   ※   ※

 

みさえ 「あれ?ねえしんちゃん。ママとのお約束条項が書いてあるノート、知らない?」
しん  「さあ?おら知らないゾ?」

 

その3・もし種死の43話の最後、そして44話のアバンがこんなんだったら (作者:7代目スレ163氏)

 
 

カガリ 『……私は。オーブ連合首長国代表カガリ・ユラ・アスハです。
     今日わたしは世界中のすべてのメディアを通じ、
     プラント最高評議会議長、ギルバート・デュランダル氏にメッセージを……』

 

側近  「議長……」
ギル  「うむ。今……世論をあの姫に傾けさせるのはまずい。予定通りにやってくれたまえ」
側近  「はっ」

 
 

アスラン「カガリ……まずはオーブの代表としての意志を示す、か。
     だが果たしてそう素直に事が運ぶかどうか……」

 

ザー……ザー……

 

キラ  「あれ?画面にノイズが……こ、これは?」

 
 

『パワフル!パワフル!パワフル全開、なあみさえ~。おバカな一日元気だゾ~~~♪(しんのすけー!)』

 
 

シン  「なんだこりゃ。急に画像が切り替わったもんだから、何かと思ったが……これアニメ、か?」
ルナ  「どうしてアニメなんかが。でも……ひどい作画ねえこれ。キャラの輪郭が崩れまくってるじゃない」
レイ  「配色なんかも、特に芸があるわけでもないしな……ふん。我々種死とは雲泥の差だな」
シン  「ふう、しょうがないな。アスハの会見が再開されるまで暇つぶしに見てみるか……」

 

~それから20分後~

 

シン  「あっはははは! そ、そうくるか?こ、こりゃ1本とられた!」
ルナ  「お、お腹が苦しい……! しんちゃんのケツだけ歩き、凄すぎ!」
レイ  「う、くくく……お、俺が悪かった! クレしんが種死に及ばないなどと……
     お、俺達の方こそ身のほど知らずだった!」
ヴィーノ「く、クレしんサイコーッ!」

 

ブッ……ザーーーッ……(急に画面が切り替わった)

 
 

ラクス 『こんにちはみなさん……私はラクス・クラインです』

 
 

一同  「な、なんだとーーーーーーーーーッ!?」

 
 

ラクス 『私は、デュランダル議長の言葉と行動を支持しては……』

 

シン  「んな事、誰も聞いてねえよ!
     (テレビを両手でガクガク揺らしながら)ええい!ラクス・クラインなどどうでもいい!
     クレしんをうつせ! クレしんをッ!」
ルナ  「ゆ、許せない……みんなの楽しみ、クレヨンしんちゃんをこんな形で妨害するなんて!」
レイ  「俺も今日ほどオーブが、ラクス・クラインが憎いと思ったことはないぞ……!」
ヨウラン「こんな卑劣なことをするオーブは、やっぱりロゴスの一味に違いねえぜ!」

 

シン  「ち、ちくしょおォォォォ!アスハめ!オーブめ!
     ラクス・クラインめえぇぇぇぇ!」

 
 

キサカ 「カガリ……何かよく分からんがまずい事になった。
     この放送、全世界から抗議の電話が殺倒しているらしいぞ」
カガリ 「え、ええーー!な、なんでえーー?!」
ラクス 「あ、あの。もしかしてわたくしのせい……ですの……?」

側近  「デュランダル議長、すべてあなたの計画どおりになりました」
ギル  「ふっ。これぞ人の心を流し動かす、策士の業なり。
     とはいえ……今回は、このアニメなくして成功はおぼつかなかっただろう。
     ありがとう……しんちゃん」

 
 

 どうやら……政治家としても策士としても、カガリはまだまだデュランダルには及ばないようだ。

 

その4 (作者:7代目スレ284氏)

 

しん  「いきなりだけど、おら思いついたゾ!」
シン  「ふぇ?な、なにさいきなり?」

 
 

もしダーダネルスで乱入してきたのがアークエンジェルじゃなく、「あの人」だったら

 

??? 「私はアクション仮面! みんな、無為な戦いはやめるんだ!」
一同  「……はい、戦闘を中止します。どうもすいませんでした」

 

ハイネ 「やれやれ……どうやら死なずに済んだようだな」

 

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

 

しん  「……てな感じに丸く収まっていたと思うゾ」
シン  「う、う~む……ひ、否定できない……」
カガリ 「悪かったな!どうせ私の影響力なんてアクション仮面以下だよ!うわあああ~~~~~~ん!」

 

むさえ 「ん~~、じゃあ逆にさ」

 
 

もしダーダネルスで乱入してきたのがアークエンジェルじゃなく、「あの人」だったら

 

??? 「私は救いのヒーローぶりぶりざえもん。
     とりあえず、格安のお救い料いち億万円を払ってもらおうか? 話はそれからだ」
ネオ  「ミネルバへの攻撃を一時中断!まずはあのブタを討てーーー!」
ユウナ 「オーブ軍!アイツを何とかしろよ!ほら早く!」
タリア 「ミネルバも……とりあえず撃っとく?」
アーサー「いいですねえ~ ♪らららイゾルデ、らららトリスタン♪」

 

ぶりぶり「え?なんでみんな一致団結して私を攻撃するのだ? 痛ッ!いたいいたい、やめてやめて……」

 

ハイネ 「やれやれ……どうやら死なずに済んだようだな」

 

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

 

むさえ 「……とか」
しん  「うっ……」
シン  「う、う~む……ひ、否定できない……」
キラ  「悪かったね!どうせ僕の目立ち具合なんて、ぶりぶりざえもん以下だよ!うわあああ~~~~~~ん!」

 

シン  「どっちにしても泣くのな。『カガリにキラは今泣いているんだ!』……って?」
アスラン「悪かったな!どうせ俺なんて」
むさえ 「ええい!もういいっちゅーねん!」

 

その5・もしも、種死の第1話が始まる1週間ほど前がこんな状況だったら (作者:7代目スレ404氏)

 

シン  「あの……議長。もうすぐ種死の放送が始まるんですけど……
     いったい俺たちのMSはいつ出来上がるんですか?」
ルナ  「そうですよー。慣らし運転だって早いうちにしとかないといけないですよー?」
レイ  「どういう事なんです議長? 外伝のアストレイだと、インパルスにしてもザクにしても、
     この時期にはもうとっくに出来上がってるはずですが……?」

 

ギル  「すまないねえ。外伝とかに出ているアレは実をいうとプロトタイプなんだ。
     本編で使用するMSは別に作ってるんだが、これがどうも……」
レイ  「どうしたんです?」
ギル  「その道のプロである職人に製作を頼んだのだが、職人だけにこだわりがあるみたいでねえ……
     仕事は丁寧なのだがその分、仕事のスピードは遅いようで……」

 

シン  「……くッ! ええい、職人だろうがなんだろうがもう限界だぜ!ちょっと文句言ってくる!」
ルナ  「あっ! ち、ちょっとシン!」

 

   ※   ※   ※

 

 その頃……アーモリーワンの格納庫では

 

しん   「カンナちゃーん♪」
鬼瓦カンナ「お、しんちゃん?久しぶりね」
しん   「あれ? 親方んとこお家だけじゃなくて、もびるすーつまで作るようになったの?」
カンナ  「ま、まあね。仕事に穴が空いたときに急に依頼がきてさあ……
      親父のヤツ、家でもMSでもやる事は同じだろ、とか言って引き受けちまってねえ」
しん   「ふーん」

 
 

 「あんた!いい加減にしろよ!」

 
 

カンナ 「ん?」
しん  「どうしたんだろ?」

 

シン  「職人だかなんだか知らないけどさ!さっさと俺たちの機体を完成させてくれよな!」
鬼瓦築造「うるせい! ウチはな、1つ1つ手作業で精魂込めて作ってんでい!
     手抜き仕事するくらいなら死んだ方がましよ!」
シン  「なッ……! だ、大体たかが大工がMSを作ろうってのが間違いなんだよ!
     大工は大工らしく家でも作ってりゃいいんだ!」
築造  「なんだと~~?!ならば見やがれ!俺の技をッ!」

 

シャアアアーーーーーーーーッ!

 

 親方の鉋(かんな)がMSのボディの表面を走る!
 すると瞬く間に装甲が設計図とおりの形状に削りあがっていくではないか!(モールドまでしっかり掘ってる)

 

ルナ  「す、すごい……!」
レイ  「むう……こ、これが職人の技なのか?」
シン  「う、うう……!」
築造  「……なあ若いの。あんたが戦場で命を賭けるように……俺達職人は自分の仕事に命を賭けているんだ。
     あんたの命を預けるに足る、最高のモノを俺達は必ず完成させてみせる。
     だからもう少しだけ待っていてくんな」

 

シン  「……分かった。親方……よろしくお願いします」
築造  「おう! 任せな!」

 
 

しん   「……一件落着?」
カンナ  「みたいね」
八根浦工事「あいからわず親方の技は凄いなあ。俺もいつかは……!」

 
 

 その後。シン達が使うインパルスやザクは期日までになんとか完成しました。
 築造たちが精魂込めて作っただけあって、「鬼瓦リフォーム」製のMSはめったに故障せず頑丈で信頼性の高い機体として高い評価を得ました。
 そしてこのMS達は、激戦続きの本編で最後まで無事に活躍できたのでした。

 
 

しん 「めでたしめでたし♪」

 

その6・もし種死の43話がこんなんだったら (作者:7代目スレ580氏)

 

アスラン「……アスラン・ザラ。ジャスティス、出る!」

 
 

レイ  「今だ!シン、フリーダムを撃て!」
シン  「これで……!」

 

ガシャアァァァン!

 

アスラン「やめろシン!お前、自分がなにを討とうとしているのか、分かっているのか!」
シン  「ア、アスラン?それにその機体はまさか……まさか!」

 

キラ  「ジャスティス?」
レイ  「と、いうよりジャスティスロボだな。『夕日のカスカベボーイズ』に出ていた」
シン  「どう見ても木製っぽい装甲、ケツから何かを噴射して空を飛び、なおかつ頭部の剥き出しコクピットって……
     そんなもんに乗っている、あんたは一体なんなんだーーー!」
キラ  「まったくだね」
レイ  「恥ずかしくないんですか? ただでさえ裏切り者の分際なのに」

 

アスラン「う、うるさいうるさい! しょうがないだろ……!
     キラのストフリに予算を掛け過ぎましたから、ジャスティスの方は経費節減ですわーってラクスが言うんだから!
     それにこれでも俺は戦えるんだ……いくぞ鞭!」

 

すぱーん! すぱーん!

 

シン  「いて、いててて! そ、そんなのがPS装甲に効くと」
アスラン「まだまだァ! 目からイーゲルシュテルン!(機関銃)胸からダイナマイトミサイル!あと……」
シン  「あちち!お、お~いレイ!助けてくれえ~!」

 

レイ  「しょうがないな。こうなれば奥の手だ! いまこそ解き放たれよ……3つの封印!」
キラ  「封印?それはまさか……あっ!何かが飛んできた!」
アスラン「何!あれはもしや……し、しまったあ!これは……『つづく』だあーーーー!
     今週の放送はこれまでー!?」

 
 

君のす~が~たは~♪僕に似て~い~る~♪

 
 

シン  「あ、EDも流れてきた」
キラ  「まだAパートなんだけどなあ」

 
 

マリュー『激しくぶつかりあう正義と運命。
     5つの赤い閃光が空を駆けるとき、新たに生まれる終わりと始まりとは!
     次回、機動戦士ガンダムSEED DESTINY「嵐を呼ぶ夕日のカスカベボーイズ」!
     決して絶望せず、生きろハゲ!』

 
 

アスラン「しかも次回予告まで……ってハゲって誰のことを言ってんだおい!」
シン  「次回にご期待ください」
レイ  「長い間応援ありがとうございました。福○、嫁両先生の次回作にご期待ください」
キラ  「打ち切り確定!?」
マリュー「それもまた良し、かしら?」

 
 

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