SEED-クレしん_07-461_03

Last-modified: 2009-07-13 (月) 21:20:43
 

第★話「みんなでお祭りに行くゾ」
その3

 
 

シン  「よ……はっ!おおしんちゃん、上手い!上手い!」
しん  「えへへ~、もびるすーつで盆踊りってのも結講おもしろいゾ!ほっほ~い!」

 
 

ミーア 「あな~た~の影は~、微笑み写して~♪涙の雫、そのまま~隠してる~♪」

 
 

ひろし  「まさか……ミーアちゃんが、盆踊りの太鼓のそばで歌うとは思わなかったなあ。
      でもこれはこれで結講……おおっと!」
スティング「大丈夫か?操縦は俺達パイロットがサポートするけどさ、
      MSの動作はあんたらにみんな任せてあるんだから……と、気を抜くなよなっ……と」
ひろし  「あ、ああ。すまん……ととっ」

 

むさえ  「いや~長生きはしてみるもんだねえ♪
      まさか子供こ頃に憧れた、ロボの操縦が出来る日がこようとは……えい!」
カガリ  「へえ……MS操縦のセンスいいなお前。ちょっと訓練と実戦積めば、きっといいパイロットになれるぞ?」
むさえ  「そ、そう?う~んそうおだてられると、本気で転職を考えちゃいそうだなあ~♪」

 

みさえ  「ちょ、ちょっと!大丈夫なんでしょうね?これ……うわっとっと!」
アウル  「う~ん……
      よく考えてみればさ、なんで俺達が春日部の素人と一諸にMSで盆踊りをせにゃいけねえんだ?」
ひまわり 「たー!たいたい」
シロ   「きゃん!」
アウル  「言葉は分かんねえけど……お前達が何を言いたいのかは、なんとなく身振り手振りで分かったぜ。
      あんがとよ」
ひまわり 「たーい!」

 
 

ギル  「うんうん。いい感じじゃあないかな?
     C.E.のパイロット達と春日部の住人が、一諸にMSに乗って盆踊りをする……
     地域住民との交流が出来て独特の祭りも演出できる、という訳だな。うむ、我ながらいいサプライズだ」
??? 「あの……デュランダル議長、お久しぶりです」
ギル  「ん……?おお、君はいまや人気漫画家のミゲル・アイマン君じゃないか。
     どうしたのかね?そんな所でこそこそして」
ミゲル 「いや、その……今日は挨拶にきただけで、みんなには会えそうもないので。
     それで議長の口からみんなによろしく、と伝えてもらおうかと思いまして……」
ギル  「会えない?どうしてだね。 今日はここで君のサイン会もやる予定だろう?」
ミゲル 「いやそれが……その、今度の新連載でその……また誰かの逆鱗に触れそうなんですよ。
     それにただでさえ自分は追われている身ですし……議長!よろしくお願いします!じゃ!」

 

ギル  「ミゲル君!……行ってしまったか。大変だな彼も……
     む、もうすぐ花火大会の時間だな。最後の準備をしなくては」

 
 

 流浪の漫画家ミゲル……何処へ行くのかミゲル。彼のマンガ道は果てしなく、そして険しい道なのであった。

 

   ※   ※   ※

 

 そして盆踊りもひとまず終わり、最後の〆である花火大会がスタートした……のだが。

 
 

アスラン「キラァァァァァッ!(インジャで手にしている花火玉を片っ端から投げ落している)」
キラ  「ゥアスラァァァン!(フルバーストで片っ端から撃ち落している)」

 

パーン!……ドドーン! パパパパパパ……!

 

しん   「おお~!きれいきれい~!」
風間君  「今年の花火はいろんな方角と角度で炸裂するから、今まで毎年見てたやつとはちょっと迫力が違うね?」
ネネちゃん「そうねえ~。花火やってる当事者たちが妙に殺気立っているのが気になるけど」

 

キラ   「しまった……撃ち漏らした!シン君!」
シン   「(撃ち漏らすなんて)あんたって人はあァァ!……アロンダイト!ブッた斬りィ!

 

ドーーン! パパパ……!

 

むさえ  「まあ、なんか妙に楽しそうだからいいんじゃない?」
ラクス  「くす。そのようですわね♪」
ルナ   「たまやー♪」
ステラ  「か、かぎやー♪」
オルガ  「……イカ焼き美味え」
クロト  「ククク。さっきそこの金魚すくい屋をことごとく廃業させてやったぜ。
      で……この大量の金魚、どうしたもんか」
シャニ  「……お前が責任持って喰えばいいじゃん」
アウル  「喰うのかよ!飼うんじゃなくて!」

 

上尾先生 「そこの射撃屋で……いいものゲットしてきました。これなんですけど……」
まつなが 「何それ?魔女っ子アニメのおもちゃ?おもちゃのステッキかしら」
上尾先生 「ちょうど魔女のカッコしているし。今ならこれで魔法の1つや2つ、使えそう。
      ピリカピリララ、ポポリナペ~ペルト~」
マリュー 「ちょっと上尾先生、いい大人が何を」
上尾先生 「マリューさんの胸が貧乳にな~れ~」
マリュー 「ぎゃああああああ?!」

 

ニコル  「いいものですねえ……日本の夏というのも。ねえイザーク?」
イザーク 「まあな……ほら、これでいいか?」
エル   「うん!ありがと~。えへへ……イザークのお兄ちゃんが買ってくれたよーよー……大事にするね!」
フレイ  「いや、ヨーヨーなんてもんは一晩ですぐ割れるわよ?」
マユ   「いいなあ……でも以外にエルちゃんって甘え上手なのかも?
      それに比べてマユのお兄ちゃんは……以外にケチなんだよねえ。はあ……」

 

タリア  「どうギルバート、この浴衣姿。私もまんざら捨てたものじゃあないでしょ?」
ギル   「ほう……まあな。きれいだよタリア……あれ?そういえばレイはどうした?」

 

メイリン 「あ、ナタルさん。お祭りの日までお仕事ですか? 苦労さまです……
      どうです?ここに麦茶あるんですけど、ちょっとひと休みして飲みませんか?」
ナタル  「すまんな。なにせこういう時こそ犯罪というのは起こり易い。我々警察がしっかりしていないと」
アーサー 「あれ?でも、その割にはカガリさんはお祭りに参加しているようですが?」
ナタル  「いや、まあ……カガリ巡査が居ると騒ぎが余計に大きくなるからな。居ない方がかえっていい」
スティング「はあ。いろいろ大変なんだなあ」

 

虎    「ふむ……花火を眺めながら飲むコーヒーというのもいいものだな」
アイシャ 「そうネ。コーヒーのお代わりだけならいくらでもあるわヨ?」
虎    「ん、いただこうか」

 

よしりん 「夏はもちろん暑いけど、僕達2人の愛の熱さには夏の猛暑も敵わないさ!ね?ミッチー!」
ミッチー 「ええ!よしりん♪」
ミリィ  「……なに?このバカップル……」
ディアッカ「ああ、そいつらには近づかない方がいいぜ?
      ふふふ……それにしても、チャーハンの屋台でずいぶん儲けさせてもらったぜ。
      さ~てこいつをどう使おうかな?せっかくの夏なんだから、結講な思い出が作れるような事につぎ込みたいなあ!」
ミリィ  「そう?じゃあそのお金は私のフィルム代に」
ディアッカ「断る」
ミリィ  「な、なによう~~~!」

 
 

アスラン 「よく聞けシン!次はこの地点に花火を……」
レイ   「惑わされるなシン!アスランは少し錯乱しているッ!(助っ人としてレジェンドで参加)」
アスラン 「なに?ふざけるなレイィィィィィッ!」
シン   「……いいから2人とも、ちゃんと花火を落してくれよ」
キラ   「それでも……君は君だ!彼じゃない!(意味不明)」

 
 

 まあこうして春日部の住人と異世界の住人との夏祭りの夜は……みんなで楽しく盛り上がり、大盛況のうちに幕を閉じたのであった。

 
 

(おしまい)

 
 

  戻る