いつか再び、星の彼方へ。だゾ
【おまけその1】(作者:9代目スレ167氏)
シン 「AI(人工知能)搭載型MS? 初めて聞いたな……そんなの」
セレーネ「このスターゲイザーに搭載されているAIユニットは、
自慢じゃないけどDSSDの技術力を体現する非常に高性能なシステムなの。
完成してれば正に人間さながらの思考、判断力……そして高度な自律性を有する事が可能だわ」
むさえ 「それ、まるで人間じゃない」
セレーネ「そうね。でも人間が宇宙での探査などを直接するには色々危険が多すぎるのよ。
だからこのような高性能AIが必要になったの。でも……」
シン 「ん? でも、なんですか?」
セレーネ「スターゲイザーはまだ生まれたばかりの赤ちゃんみたいなものでね、
当初の予定どおりに完成するにはパイロットが乗り込み、
操縦データをフィールドバックさせて『経験』させないといけないのよ」
しん 「ほうほう。それってひまわりと同じような感じってこと?」
セレーネ「くすっ……そうね。スターゲイザ―はまだ生まれたての赤ちゃんみたいなもの、かしら?」
しん 「ほうほう。じゃあ……」
シン 「でも凄いなあ。
スターゲイザーの技術がが軍事利用されたら、無人MS軍団ができるってことだしなあ~」
ルナ 「ちょっとイヤなこと言わないでよ! 私そんなのと戦いたくないわ!」
セレーネ「そんなことには絶対にさせないわよ。この子はまだ見ぬ宇宙の神秘を解き明かしてもらうんだから……」
シン 「す、すみません……あれ? そういやしんちゃんはどこ行った?」
ルナ 「むさえさんも居ないけど……あっ! なにあれ……スターゲイザーが動いているわ?!」
しん 「むさえ姉ちゃん、もっとしっかり操縦してよ~~。」
むさえ 「そ、そんなこと言ったって……」
セレーネ「ち、ちょっとしんのすけ君?! そこでなにしてるの!」
しん 「そんじゃいくゾ~。ケツだけ星人ーー! ぶりぶり~ぶりぶり~~♪」
セレーネ「い、いやああああ?! 私のスターゲイザーがぁぁぁ!」
シン 「あー……これがやりたかったのか……」
ルナ 「毎度のことだけれど、ねえ……」
セレーネ「ちょっと!あの子を、あの子を止めてえええええっ!
スターゲイザーがあの変な動きを学習したらどうする……」
ゲイザー『…………』
セレーネ「て、手遅れ?
ど、どうしよう……データを消去したら他のデータまで失われてしまうし……しくしく(泣)」
こうして、しんのすけはスターゲイザーへの搭乗を全面禁止されましたとさ。
【おまけその2】(作者:9代目スレ182氏)
~双葉商事~
川口 「野原係長。どうです?そこのおでん屋台でこうきゅーっと」
ひろし 「いいねえ~♪じゃあちと寄ってみるか」
~おでん屋台『むる太』~
アズラエル「いらっしゃい!」
スウェン 「……いらっしゃいま、せ……」
ひろし 「ありゃ?君は……」
スウェン 「……どうも」
川口 「親父さん、店員雇ったのかい?」
アズラエル「ええまあ。とりあえず彼がやりたい事を見つけるまでの腰掛けってことで雇ったですけどねー。
でも今はおでんに夢中なんですよ。これが」
スウェン 「……ただ材料を切って煮込むだけだと思っていた……だが、これが中々奥が深い」
ひろし 「ふーん……じゃあ君、大根にちくわ、それと……うん、ガンモドキくれ」
スウェン 「へいおまち」
川口 「ん? 親父さん。屋台の横に置いてある、この望遠鏡はなに?」
アズラエル「ああ、それはスウェン君が持ってきたものですよ。仕事が暇なときなんかにそれで星を見てるんで」
川口 「ふーん。君変わってるねえ~」
スウェン 「……いや、それほどでも」
ひろし 「誉めてないって……あれ?」
アズラエル「ま、彼が自分の道を見つけるまではこき使ってやるつもりですよ……
それが『あの人』との約束でもありますしね」
ひろし 「あの人?」
~ちょうどその頃、かすかべ小学校の校門前にて~
エドモンド・デュクロ「……くしっ! む……誰か俺のことを噂してんのか?
ま、それはともかく……ここか、明日から俺が勤務する学校ってのは。
じゃあさっそく挨拶しに職員室へ」
そして彼が一歩校内に入った瞬間。
ドゴオオォォーーーーーーーーーーン!!
エドモンド「ぐわああーーーー?! じ、地雷ーーーーー?!」
※ ※ ※
~翌日~
マユ 「ねえねえ、知ってるー?
ゆうべこの学校に侵入しようとした不審なおじさんがいたんだってー。怖いね~~」
エル 「確か……この小学校では不審者を感知して作動する地雷が設地されているって聞いてたけど。
ほんとだったんだね……」
コニ―ル「まさに『炎の転校先生』だな」