クレ種3バカ選手権!だゾ
【その3】
メイリン「さあ!続く1回戦2つめのカードは?……ファントムペイン組対ドム3人衆だーーー!」
シャムス「へえ。軍人同士の対戦か? 面白そうだな」
ヒルダ 「いよいよ出番だよ! お前達、気合入れな!」
マーズ 「へい! 姐さん!」
しん 「競技のしかたは(ごそごそ)……ほい」
メイリン「ありがと。えー次は最強に相応しい体力を競ってもらいます! 題して『埼玉1周マラソン大会』~~!
両チーム全員で埼玉をぐるっと1周走っきて、1位を取った選手が属するトリオの勝ちです!
それではよーい、どん!」
スウェン 「まかせろ。軍に入る前にさんざん走らされたものだ」
ヒルダ 「いくよお前ら!」
ヘルベルト「ブ・ラジャ―!」
ミューディ「やれやれ。なんでこんな疲れる事をしなきゃならないんだか……」
※ ※ ※
しん 「いってらっしゃ~~~い♪」
メイリン「えーマラソンは実況するには時間がかかりすぎますので、
両トリオが帰ってくるまでにさっさと次の対戦を消化しておきましょう!
じゃ、しんちゃんお願いね?」
しん 「ほ~い。んーと……(ごそごそ)……ほい、おねいさん♪」
メイリン「はいはい。次の対戦カードは……かすかべ小学校チーム~~~!」
マユ 「き、きた!」
コニ―ル「問題はどこと当たるかだが……さて」
メイリン「対するは……ブーステッドマンズです!」
シャニ 「やっと俺たちか」
クロト 「滅・殺!」
オルガ 「ガキ相手に物騒な事言うなアホ」
エル 「うう、あの強そうなお兄さん達が相手かあ。これはやっぱり……負けちゃうかなあ……」
マユ 「む、む~~~」
メイリン「競技方法は……と。
最強トリオは服の着こなしも最強でなければならない!というわけで『コスプレ対決』でーす!」
??? 「フリーダーーーームッ!」
メイリン「ひゃあ?!」
しん 「キラ兄ちゃん。お仕置き終わったの?」
キラ 「うん。隠し持っていたミラコロ毛布で脱出してきたんだ。コスプレと聞いちゃ黙ってられないよ!」
しん 「でもコスプレするのは小学生に、男のお兄さん達だけど?」
キラ 「フェイズシフトダウーーーーーーーンッ?!」
メイリン「そ、それでは気を取り直して競技開始といきましょう!
そこに試着室を用意しましたので着がえてきてください!」
オルガ 「よ、よし!いくぜえーー!」
マユ 「負けないんだから……!」
クロト 「試!着!」
エル 「宇○刑事にでも変身するの?」
シャニ 「……ふうーー(相当ストレスが溜まった溜息)」
コニ―ル「服……服か……。そういえば私はあまり可愛い服とか着たことがなかったな……」
~20分後~
メイリン「さあ両チーム着替え終わったようです!それではいよいよ審査に移るといたしましょう!」
しん 「ゴレンジャイ!」
マユ&オルガ 「赤ずきん!」
エル&クロト 「白雪姫!」
コニール&シャニ「……いばら姫」
メイリン「文句なし! かすかべ小学校チームの勝ち~~~!」
キラ 「これはこれでプチ・フリーダ――――ム!」
オルガ 「ちょっと待て! なんで着替える服が『おと○銃士○ずきん』なんだ!」
メイリン「これは可愛さを競う意味あいもありますから♪」
クロト 「ざけんな! これじゃ最初っから俺たちに勝ち目ねーじゃん!」
メイリン「クジ運がなかったと思って諦めてください」
マユ 「勝ったー!」
エル 「す、少し恥ずかしいよう」
コニ―ル「(手鏡で自分を見ながら)こ、これが私…………?(どきどき)」
※ ※ ※
メイリン「これで3試合が消化されました! 果たして次のカードはどのような方法で戦うのか?
思いつき次第再開しますので、次回お楽しみに~~!」
しん 「じゃ」
~その頃~
シャムス 「か、考えてみればよ……埼玉1周って、もしかしてとんでもなくキツんじゃねえか?」
ミューディ「ぜえーぜえー……」
スウェン 「軍人は黙って任務を遂行するだけだ。それでいい…………(ばた)」
マーズ 「あっ、銀髪のあんちゃん倒れた」
ヘルベルト「ぜへ……ぜえ……お、俺ももう限界だわ……」
ヒルダ 「ジ、ジェットストリームアタ~~ク……」
埼玉の郊外で人知れず、ファントムペイン組とドム3人衆がリタイアしていた。
(つづくゾ)