そんなこんなでバス2台に乗り分けて温泉へ。
1号車にはWしんに種・クレしんキャラ、2号車は何故か00キャラがいっしょくたに乗る事になった。
指宿 「えーこの度は温泉Gメン主催の秩父温泉ツアーにご参加ありがとうございま~す」
ニール 「……」
ヨハン 「……」
指宿 「あ、あの? みなさん元気ないですね……」
リヒティ「いや、いきなりすぎて皆どんな顔すりゃいいのかと」
ニ―ル 「……おいトリニティ。お前達はなぜ春日部にいる?」
ヨハン 「申し訳ないが答えられない(私達も何故なのかさっぱりなのでな)」
ミハエル「ああ、ざんね~ん」
ニ―ル 「町内会の旅行に参加したのは何故だ?」
ヨハン 「(温泉施設の視察が目的だが)答えられない。私たちにも(マリュ―に対して)守秘義務があるからな」
ミハエル「あ~ん、ま~たまた残念~」
ティエ 「ならどうして君たちはこのバスに乗っている?」
ミハエル「温泉入りに行くために決まってんだろ? バカかお前」
ティエ 「ッ! き、気分が悪い! ぶりぶりざえもん(=ヴェーダ)に言いつけてくるッ」
ミハエル「……ぶりぶり?」
クリス 「……ポッキー食べる?」
ネーナ 「あ、食べる食べる! 1本ちょーだい♪」
アニュー「こっちはあっさり仲良くなってますね」
留美 「まあ今さら敵も味方もないですし」
フレイ 「そういうのって春日部じゃナンセンスなのよね。
まあ男どもは変にプライドあるから、すぐには素直になれないみたいだけどさ」
険悪な雰囲気の男性陣とは対照的に、女性陣は和気藹々としていた……
ニ―ル 「……チョコビ食え」
ヨハン 「貰っておこう」
※ ※ ※
……で、そうこうしているうちに数時間、一行は温泉旅館に到着した。
しん 「とうちゃ~~く♪」
ひろし 「この前と同じ旅館か。無駄に設備が充実してんだよな、ここ」
草津 「前回は冬に来てもらったからスキーやスノボが出来たんだがね。
今は新緑が綺麗だから散歩にちょうど良い季節だよ」
みさえ 「新緑か~いいわね、それ」
ラクス 「で、みなさんはこれからどうします?」
ミハエル「どうするってな……なんか面白い所はねーかなっと……
お、近くにテニスコートやバスケットコートがあるな」
アウル 「んじゃ、風呂の前にオレと一勝負しようぜ?」
マリュ―「私はさっそくお風呂に」
ヨハン 「視察目的ですからね。私は男湯の施設を見てきます」
ネーナ 「しんのすけ、フレイと留美とでそこの公園に散策に行くから付き合いなさいよ」
しん 「おk~」
シン 「んじゃ俺も付き合うかな」
ニ―ル 「俺は部屋でゆっくりするか」
リヒティ「店長、俺クリスと土産物屋でも覗いてきます」
ニ―ル 「あーはいはい、好きにデートでも逢引きでも勝手にしてろ」
アニュー「温泉……私はまず温泉に入りたいな。温泉に入ってやる事といったら」
ステラ 「くらげ。ぶくぶくぶく……」
草津 「それじゃともあれ解散だ。これから夕飯まで自由時間なのでみんな、おもいおもいに過ごしてくれたまえ」
ひろし 「はあ~じゃ、年寄りはさっさと温泉にでも浸かって日々の疲れをとるか……」
ギル 「いや今回はまた賑やかになりそうだね」
ムウ 「ま、今のうちに女湯の覗きスポットも見つけておかないとな。ヒヒヒ……」
キラ 「付き合いますよムウさん。フヒヒヒ……」
アスラン「さて、部屋にこもってイノベグリーンの萌えフィギュア製作の続きでもやるか」
ニコル 「温泉に来てまで引きこもらないでくださいよ!」
こうしてそれぞれの思惑を孕みつつ、波乱必至の温泉旅行が始まったのであった……
GO! GO! オンセンGO!