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添付さらば！クルーゼ仮面！ さらば！アクション仮面！
アクション仮面「ここが、悪の親玉『ヨメチアキー』の城か…」
クルーゼ仮面 「ああ…こいつを倒せば全てが終わる。みんなが幸せに暮らせる世界になる。
なぁ…アクション仮面……いや、なんでもない」
アクション仮面「？そうか…だが、迷いは己を殺すことになるぞ、クルーゼ仮面…」
＊ ＊ ＊
ヨメチアキー 「しーっどっどっどっど！！よく来たな！アクション仮面！そしてクルーゼ仮面よ！」
アクション仮面「ヨメチアキー！！貴様の野望もここまでだ！」
ヨメチアキー 「威勢はいいな。対して貴様は随分大人しいな、クルーゼ…私から作り出されし者よ！」
アクション仮面「なんだと！？本当なのか、クルーゼ仮面！」
クルーゼ仮面 「ああ…私はヨメチアキーに作られた存在だ…だがその鎖、ここで断ち切らせてもらう！！！」
ヨメチアキー 「くくく、断ち切れるかな？創造主の私が消えれば貴様も消えると言うのに！！」
アクション仮面「なんと卑怯な……」
クルーゼ仮面 「構わん、いくぞアクション仮面！
子供達の笑顔を取り戻せるのなら……私の命など安い物さ！！
プロヴィデンスチェーーンジ！！ドラグゥン！！システム！！」
アクション仮面「くっ！！……お前の覚悟は受け取った！アクション！ビーム！！ボォーーール！！」
ヨメチアキー 「無駄よ！私は絶対的存在！アカツキバリアーー！！」
―激しい戦いが続く……しかし圧倒的なヨメチアキーの前に傷ついていく二人。
しかし、ついにクルーゼ仮面がヨメチアキーを背後から羽交い絞めすることに成功する―
ヨメチアキー 「くっ！貴様！どうするつもりだ！？」
クルーゼ仮面 「撃て！アクション仮面！最大パワーで私と共にヨメチアキーを撃つんだ！！」
アクション仮面「クルーゼ仮面！！しかし…それでは……」
クルーゼ仮面 「構わん！！
聞いただろう、ヨメチアキーが消えれば私も消えるのだ。
ならば、二度とこの世界に出れぬよう！地獄に繋いで置くのが私の役目！！
うてぇええええええええ！！！！アクションかめえええええええん！！！！！」
アクション仮面「っっっ！！喰らえ！ヨメチアキー！！私と！クルーゼ仮面の全パワーだぁああ！！
アクション！！ビーム！！ボォーーール！！フルパワーーーーーー！！！」
ずごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！
轟音と共にヨメチアキーとクルーゼ仮面を貫くアクションビームボール。
ヨメチアキー 「馬鹿な！？絶対的存在の私が…この…わたしがぁああああ……」
アクション仮面「クルーゼ仮面！？無事か！？返事をしてくれ！！」
クルーゼ仮面 「ふふ…見事だったよ…さすがは正義の味方だ……」
アクション仮面「くそぉ！！仲間を救えずに何が…正義の味方だ！！！」
クルーゼ仮面 「君は…正義の味方だよ…多くの人の…笑顔を…救った……」
アクション仮面「しかし…君を…救えなかった！！」
クルーゼ仮面 「アクション仮面…私には息子がいてな…レイと言う名だ…
これで…あの子も…暖かい世界で…生きられる…」
アクション仮面「ク…クルーゼ仮面！！」
クルーゼ仮面 「世界は美しい…この世界を救えた事を…誇りに…お…も……」
アクション仮面「クルーーゼエエエエエエエエエエエエエエ！！！！！」
＊ ＊ ＊
海の見える小高い丘に…アクション仮面はいた…
アクション仮面「クルーゼ、見えるか？お前の救った世界が…美しく…暖かい…
私はこれからもこの世界を救おう。それが君との約束だ」
去るアクション仮面。
墓石に備えてあるクルーゼの仮面。
そして刻まれた墓標の文字…
―世界を、子供の夢を、未来を救った戦友クルーゼ ここに眠る―
―fin―
