Seed-Crayon_5-442

Last-modified: 2008-06-30 (月) 21:27:26

ディアッカの存在意義
 
 俺はその日、しんちゃんと一諸にシロのお散歩していた。
 その時ディアッカさんに会ったんだが…なぜか物凄く荒れていた。
 何があったんだろ?そう思って聞いてみたんだけど……
 
ディアッカ「違う…違うんだよ!あんなのは絶対に本物じゃねえ!ニセ物だ!
     なのに…イザークも!二コルも!あんなのがいいだと?
     裏切り者…裏切り者だ!あんなもんにしっぽ振りやがって!絶交だ!あんな奴ら、もう知るもんかよ!」
シン   「言ってる事の意味がさっぱり分からん…しんちゃん、ちょっと詳しく聞いてみてくれる?」
しんのすけ「ほっほ~い。…まあまあお兄さん、おらが聞いてあげるから洗いざらい吐いた方が身のためだゾ?」
ディアッカ「サツの取り調べかよ?まあいいや…聞いてくれよ。事の始めは今日の朝……」
 
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
 
しんのすけ「ふ~ん…なるほど、なるほど。でも、おらも毎朝アレにはお世話になってるゾ?」
ディアッカ「な、何ィ? お前もあんなもんがいいって言うのかよ!」
しんのすけ「じゃあちょっと家にくる?
      シン兄ちゃん、おかっぱの兄ちゃんと緑の髪の兄ちゃんもうちに連れてきてほしいんだけど」
シン   「え?ああ…別にいいけど?」
しんのすけ「じゃあ、オラん家に向けて出発おしんこ~!」
ディアッカ「お、おい待てよ!」
シン   「何する気だろ?しんちゃん…」
 
 ー野原家・居間ー
みさえ  「言われた通り作ったけど…みんなでうちに来てテレビつけて、何する気?」
しんのすけ「いや~みんなでコーンフレーク食べて親睦を深めようと思って」
イザーク 「朝、これ食ってたら何故かディアッカが怒り出したんだが…
      一体何が不満だったんだ?ディアッカ」
ディアッカ「けッ! 無神経なお前にゃ分かんねえよ!」
シン   「確か、この番組の間にそのCMが流れてるんだったよな…
      さあディアッカさん本物のアレ、見せてくださいよ?」
ディアッカ「まかせろ!お、来た!ようし…見てろよ?……」
ニコル  「何が始まるんでしようね?イザーク…」
イザーク 「知るか、キョシニュケ!」
 
 
???  『……ケロ○グ、コーンフロスティ』
ディアッカ「グゥ~~~レィトォォォォ!!」
 
 
しんのすけ「おお~ディアッカ兄ちゃんの方がすごいグレィトだぞ~」
ディアッカ「見たか!これが本物のグレィトだぁ!」
シン   「………」(呆れてものが言えない)
イザーク 「………そうか。ディアッカにとって『グレィト』の一言は自らの存在意義に関わる重大事なんだな」
ニコル  「だからケロッ○のコーンフレークに敵意を持ってたんですね…これからは気をつけます…」
 
 
ディアッカ「グレィトな俺様が言うグレィトだけが本物のグレィトだぜ!グゥ~~~~レィトォォォォ!
シン   「何が何だかさっぱりわかりませんよディアッカさん……ぐれーと」
しんのすけ「ぐれぃと!だゾ?」
 
 
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