Starlight_第01話

Last-modified: 2007-11-17 (土) 18:03:31

地球とプラントの戦いは・・・・静かな場所でも及んでいた。
「降下姿勢良好・降下速度:時速4マッハ」
オーストラリア北東部の地球連合基地。のちのザフト・カーペンタリア基地の攻略で、
モビルスーツを載せたポッドが30個以上降下していた。
「降下座標修正:ゼロカンマ4。ナチュラルどもにキツイの食らってやれ」
みなが同意するかのようで、全員無線で無反応で応答した。
「成層圏突破:神の加護があらんことを・・・行くぞ!」
「ザフトのために」
そういった後、カーペンタリア基地の攻略を終結した。だが・・・・
「何!?アイバンとスライ達がいない・・・?そんな・・・バカな・・・」
ザフトの見解はこうだ。同じタイミングで降下したアイバン隊とスライ隊は降下途中、
連合がミサイルに見舞われ、戦死した。
「あんないいやつだったのに・・・・この野郎ナチュラルどもめ~っ」
そういって連合の捕虜を問答無用で銃殺された。
しかし、彼らは誤解していた。
それは彼らは「生きている」そして「別の世界」で・・・

カーペンタリア基地攻略してから月日がたち、軌道上に新たに脅威が出た。
それは、連合軍が極秘で開発されたアークエンジェルと雄一守りきれたストライク
が交戦していた。
「ラミアス艦長。どうか・・・地球に降下を」と尊敬するハルバートン提督
に進められ、降下姿勢に差し掛かった。
そのころストライクも、降下を妨害するデュエルとの必死に攻防していた。しかし、悲劇は起こった。
ハルバートン提督を乗せた戦艦が撃破され、マリュー・ラミアスも動揺した。
ストライクもヘリオポリスで避難した民間シャトルがデュエルに撃破され、キラはどうすることもできなかった。
やがて大気圏に突入することがキラ知っていたため、ストライクの姿勢を修正して、アークエンジェルに向かった。
そのときだった。あたりが真っ白になり、艦内の誰もが「不思議な光」を目の当たりし、それが胸元に入っていった。

ここは、日本・海鳴市の沿岸から80キロしか離れていないところで、アークエンジェルは停泊していた。
「本来のコースは、サハラ地帯ではなかったのか・・・?」ノイマンが質問した。
「地図を開いて!」とマリューが指示して、地図を開いた。そこにはクルーが驚いた。
「「「東アジア連合・・・」」」
地球連合軍の友軍だった。さっそくナタル・バジルールが無線をとった。
「こちら、大西洋連邦所属アークエンジェル。東アジア連合、聞こえるか?」
そんななか、キラもブリッジに戻った。
「どうしたんですか?」とキラが聞くと
「わからないわ。本来ならザフトの勢力範囲に入る予定だったけど、なぜか東アジア連合の領海に入っているの。」
といいながらマリューはおかしいな・・・と悩んでいた。
「多分、地球を半周したんじゃないのか?」とパソコンの誤算だったかもしれないと。ムウが言った。
「でも、突入したときにあった光・・・なんなのかな・・・」
「たぶん・・・」そういって、キラは重い口を開いた
「多分、あの時死んだ人たちの「カケラ」だと思う・・・」
彼らは、ナタルの懸命な無線発信を除いて、重い空気がつつまれた。できるならば、もう一度アークエンジェルに
戻ってほしいと思っていた。

そのころ時空管理局所属戦艦・アースラ。
「海鳴市沖合いにリンカーコアを含んだ戦艦を補足。」
アレックスが艦長のリンディー・ハラオウンに報告すると、
「なのはさんとフェイトさんにそこに行くように」と指示した。
「あれは・・・」
「噂していたナチュラルどもの戦艦」
黙っていなかったアイバン・スミスとスライ・バートンが、急いでアースラのブリッジに向かった。
「あの戦艦の撃破を私たちにやらせてください。」とスライが頭を下げたが、リンディーは
「却下します!」とあっさり回答した。
「どうしてです?あのナチュラルどもに何されるかわかりませんよ」と納得できなかった。
「あなたたちに言ったはずよ。人を殺すのではなく、あくまでも話し合うことよ。」
スライは、しぶしぶ同意しながらもほうっておけるものか!と顔をしていた。
「ところで、そちらは誰が向かっておりますか?」とアイバンが聞いた。流石に誰も来ないとは思わなかったが、
少しでも力になれればと思っていた。
「なのはさんとフェイトさんの2人。それで?」
「2人だけでは危険すぎるかもしれません。とくに子供の女の子が艦長に説得するのは難しいと思います。
無理を承知ですが、どうか、彼女たちの護衛をさせてください。責任は私が取ります。お願いします。」
そういって、アイバンは頭を下げた。スライもはっときづき同じように頭を下げた。
リンディーは悩んだ末
「わかったわ。許可します。ただし、なのはさんとフェイトさんの護衛のみです。いいね。」
「ありがとうございます。」
その後、アイバン隊はなのはとフェイトの護衛を行い、スライ隊は隠れながらもバックアップを行うことに
なった。
「ただし、ナチュラルどもになにがあっても銃を突きつけるな。私たちと同じ状況におかれている、いいか。」
「「「はっ」」」
その後アイバン隊はなのはとフェイトと合流し、アークエンジェルに向かった。

そのころアークエンジェル。
「だめだ・・・まったく応答しない。」ナタルはあきれていた。
友軍とはいえ大西洋連邦の極秘開発。いうなれば、ユーラシア連合の要塞。アルテミスに痛い目にあった。
しかし、弾薬も半分ぐらい、ソナーなしのアークエンジェルは、ザフトの餌食にもなりたくなった。
そのときだった。レーダにモビルスーツが反応した。
「前方にモビルスーツらしき熱源を感知。これは・・・ジンです。数:4
それと、アンノウン:2」
「向かい撃ちだろ?スカイグラスパーで出撃(でる)ぞ!」
ムウはとっさにブリッジを後にした。
「総員:第1戦闘配備」とマリューが告げると、気を改め緊張が走った。

一方アイバン隊は、
「うちらが察知したから、あちらも慌てている。」となのはたちに念話で話した。
「じゃ、私たちが話してみる?」と相手を気を使っているかなのはは念話を試みようとしていた。
「やめとけ。逆に向こうが混乱するだろう?ここは元『戦闘のプロ』に任せな。」
とアイバンの同僚でもあるムトウが突っ込んだ。そのあとムトウが、国際救難チャンネルを回した。
「こちら、時空管理局所属部隊。地球軍艦隊。聞こえるか」
アークエンジェルは何よいまさら。と思いながらマリューが応答した。
「こちら地球軍所属アークエンジェル。用件は何か。」
「われわれは貴軍との戦闘を戦闘を望まない。管理局のものが艦長に話をしたい。許可されたし。」
ナタルは、は?時空管理局??何を言っているんだ。あいつらは平和ごっこしているのか??と
ムカついていた。
「映像の範囲内に入りました。映像:でます。」
そこには、驚きを隠せなかった。
ジンはともかく、なのはとフェイトが浮いている姿だった。
「人が・・・浮いている・・・・」ノイマンも絶句した。
「しかも・・・子供??」マリューも驚きを隠せなかった。