塩津

Last-modified: 2010-04-17 (土) 17:27:42

塩津港

塩津港は、琵琶湖の最北端、西浅井町塩津(しおつ)の湖岸に所在する港です。

概要

塩津は古来より、敦賀と琵琶湖の水運を結ぶ主要道「塩津街道(しおつかいどう)」の基点として栄えました。特に、塩津湾に臨む塩津浜は「延喜式(えんぎしき)」にも北陸との経由地として記されているほか、海津(かいづ)、大浦(おおうら)と共に、湖北3浦としても有名でした。
 近世に至るまで、北陸から京都大阪に向かう物資の多くは陸路「塩津街道」を通り塩津に運ばれ、ここから船に積みかえ、琵琶湖を渡り大津で陸揚げし、ここから陸路、目的地に運ばれました。交通手段の変化により、湖上交通は、現在では全くその機能を失ってしまいましたが、塩津の街並や、街道常夜灯に往時の繁栄を偲(しの)ぶことができます。