異界見聞録/白の章 の変更点

*『異界見聞録』白の章 [#m966092d]
ロロが6番目に訪れた世界。同行者は獣使いドヴェルグ。
ロロが訪れたとき、同時に別の世界から「侵略者」と呼ばれる機械の軍勢が現れて世界を侵し始める。
世界の希望、「歌姫」と呼ばれる存在と共に逃げるロロ。遂に最後の砦である塔が包囲され、
ここまでかと観念したその刹那、[[虚無の軍勢]]が現れて侵略者の一部を消し飛ばす。
全てを無に帰そうとする虚無の軍勢、侵略者たちもその存在は許容できなかった
。歌姫をはじめとする現存勢力と侵略者たちは手を組み、[[勇者]]も登場して虚無の軍勢に対抗する。
歌姫の命がけの最期の一声が虚神の隙を作り……。


キーワード:「歌姫」「侵略者」

**第1節 [#zf3c5004]
何度目だろう、私が門をくぐったのは。
見慣れぬ風景に、恐怖と好奇心を掻き立てられるのも
いつものことだ。
しかし唯一違ったのは、背後の門が閉じるのではなく、
再び大きく開き、巨大な機械が姿をあらわしたことだ。
([[巨人機ユミール]])
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波のうねりを失ったゼリーのような海。
水中にいられなくなったのか、
光沢を放つ魚たちが宙を泳いでいる。
不自然な、作り物めいた世界。狂った芸術。
美しさを感じてしまうのは不謹慎だろうか。
([[アンジェラフィッシュ]])
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見た目通り無口な男で、見た目通り頼りになった。
見た目と違ってやさしいことに気づいたのは、
どれほど一緒に旅した後だっただろう。
([[獣使いドヴェルグ]])

・ここで同行者と出会う。

**第2節 [#yda9c6a1]
この世界の風は、決して強くはないはずなのに、
物理的な圧力を感じることがある。
透明な塊に押されているかのようだ。
6番目にやってきたこの場所は、
これまでで一番美しく、一番異質な世界だった。
([[モモンガル]])

**第3節 [#o105d625]
「世界が死んでいってるのよ」
あきらめ顔の彼女の声が、
同行者の無言の背中ごしに聞こえてきた。
「失われたのは活力、人も大地も」
([[ウル・ディーネ]])
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大きなハサミが打ち下ろされる。
しかしそれは、装甲とも呼べる表皮に虚しくはじかれる。
生命対機械の戦い。あまりに分が悪い。
([[盾精ラングリーズ]])
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道化たちは中立。戦いには干渉しないと聞いていた。
例外は、黄色い娘ともう1人だけ。
ガラスの姫たちのために走り回る彼の姿は微笑ましい。
([[パントマイスター]])

**第4節 [#m89b93e8]
渾身の一撃のつもりだったが、それはあっさり跳ね返された。
硬い、外皮がひたすら硬い。
金属の光沢を放つ怪物の牙から逃れるため、
わたしは1歩後ずさった……。
([[ベビー・ロキ]])

**第5節 [#q1a3127f]
包み込む炎は、しかし相手を焼くことはなかった。
かつて別の世界で学んだ呪文。
フレイムダンスは虚しく霧散した。
([[クイーン・ワルキューレ]])
-同カードはマジックの効果の対象にならない。

**第7節 [#wb0b6f1e]
半ば石と化した象が、機械の巨人と激突した。
1頭、2頭、3頭……単独では無理でも数で押す。
トールと呼ばれるその巨人が不利に見えた。
足元に飛来した1体の機械人形が剣へと姿を変じ、
トールの右手に握られた、その瞬間までは……
([[機人アスク]])
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幾多の特徴を兼備した、不思議な道化。
彼らは侵略者の1人を灼熱の世界に転送すると告げ、消えた。
そういうことだったのか。あの世界の、あの場面。
記憶が一本につながった。
([[双子妖精フギン&ムニン]])
-侵略者の1人=要塞皇オーディーン、灼熱の世界=赤の世界、だろう。&br;聖皇ジークフリーデン誕生の秘密である。
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ここも同じだ。さらなる悲劇の幕が開く。
竜に張り付き、情報を送ろうと試みた者は、
もっと危険な存在を予告し、
ついに帰ることはなかった。
([[グラスカルゴ]])

**第8節 [#f8de9831]
谷を埋め尽くす、機械の群れ。
塔は完全に包囲されようとしていた。
ここ以外の場所はどうなってしまったのか?
抵抗は無意味だったのか?
最後にして最大の反撃の時が始まろうとしていた……。
([[バーサーカー・マグナム]])
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あと一歩のところまで迫っていた。
歌姫たちの敗北は決定的とも言えた。
状況を一変させたのは虚空からの一撃だった。
それは、塔の門とそれを包囲していた侵略者たちを、
一度に消滅させてしまったのだ。
([[浮遊魚モラモラー]])
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侵略者の攻撃が突如停止してから丸1日。
塔の眼前でナノウイルス発生装置が破壊された。
歌姫は歌うのをやめ、護衛のペットと共に塔を降りた。
([[ヘイル・ガルフ]])

**第9節 [#q65a802a]
虚無の騎士と侵略者の刃が噛み合う。
激しい攻防は、無限かと思われる時間続いた。
([[銀狼皇ガグンラーズ]])

**第10節 [#x5be1c73]
付き人に守られた歌姫が、得体の知れない機械の船の中にいる。
窓外の空中にダイヤを埋め込んだ輝くイカが無数に漂っている。
アンバランスな対比。奇妙に感じるかもしれないが、
それは不思議と似合っていた。
これから決戦の地に赴くのだということを忘れさせてしまうほどに。
([[ランプスキッド]])
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歌姫と共に、侵略者たちの空飛ぶ船に乗り込んで数日。
窓外の圧倒的な景色にも慣れ、
戦いから遠ざかった気がしていた。
しかし、束の間の安息は先導役の白鳥への襲撃により
あっさりと破られてしまったのだった。
([[キグナ・スワン]])
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侵略者と歌姫たちが手を組んだ。その象徴というべきか。
([[獣機合神セイ・ドリガン]])
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次々と生み出される新兵器。もう出し惜しみをすることもない。
負ければ、それで終わりなのだから。
([[竜機合神ソードランダー]])

**第11節 [#yf44e585]
過去から再び戻って来たわたしを、同行者は待っていてくれた。
無数のキモ……かわいい護衛とともに。
([[サウザンニードル]])

**第12節 [#e1af872b]
[[勇者]]の矢を受け、墜落していく虚無の龍。
その背から、白銀の影が舞い降りた。
([[空帝竜騎プラチナム]])
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絶望の響きを聴いてしまった。
ガラスが砕け散るような音が歌姫の喉から聞こえた。
彼女は守護者の腕の中へ崩れ落ちた。
([[白銀の守護者リン]])
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歌が消えた。だが、誰もあきらめない。歌姫自身すら。
だから。だから私は決意した。決意したのだ。
([[風花の戦乙女グナ]])
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それは声だったのだろうか? 歌だったのだろうか?
歌姫は体中から音を絞り出し、目の前で砕け散った。
自らを犠牲にしたその歌声は、仲間の姫たちが共鳴させ、世界中に響いた。
祈りにも似たその音は、すべてを滅ぼす虚無の神の動きを止めたのだ。
……勇者には、その一瞬で充分だった。
([[樹氷の女神エイル]])
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それは、わたしが目にした唯一の奇跡だった。
ガラスの女神は最後の一声とともに砕け散り、
多くの者たちも虚空の渦に巻き込まれた。
しかし……虚無の神は勇者とともに滅んだ。
大きな代償。しかし、この世界だけは救われたのだ。
([[ビアンコ・ティーガー]])

**第14節 [#d2f516b1]
発見したのは偶然だった。
これは決定的な証拠と言えるのではないか。
竜人、乱暴者、天使、魔族、巨人、そして侵略者。
彼らとはなんだったのか。
今一度蛇たちに、会いたい。会って確かめたい。
([[機人ガラール]])
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侵略者たちもこの地を去った。本当に平和が戻ったのだ。
([[ワルキューレ・ミスト]])
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平和、なんという素晴らしい響きだろう。
わたしは嬉しかった。皆も喜んだ。しかし、それも束の間……。
最初の侵略により世界はこおり、歌姫も勇者も失った。
皆の目を見ればわかる。なくしたのはより大きなもの。
勝利の末に残ったのは、すべての希望を失った世界でしかなかったのだ。
([[ウリボーグ]])
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出口となる門は、かつて氷の女神が閉じ込められた井戸の底にあった。
([[誓約の女神ヴァール]])
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共に新たな世界に来るかと誘ったが、誰も来るものはいなかった。
座して滅びを待つのも、この世界の住人らしい選択かもしれない。
([[虹竜アウローリア]])
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もうこの世界は大丈夫だろう。わたしはここを後にする。
結末を見ずに過ぎてしまったあの世界に戻らなければ。
([[海戦機ニヨルド]])

**関連 [#a502917d]
-[[異界見聞録]]