ストーリーのあらすじ

Last-modified: 2025-04-22 (火) 23:15:19

需要あるのかはわかりませんが一応作ってみました

プロローグ

冒険の始まり

木こりのハンスさんが悪いスライムにさらわれてしまったのでわれらがルカさんは裏山へと
助けに向かうのだがその道中でロリ化したイリアスに出会う。だが、これが正史世界のイリアスであると今のルカには知る由もない。
イリアスを名乗る天使を軽くいなして、山頂にいるバニースライムをとっちめて無事にハンスさんを救助することに成功するルカだが、
その帰り道に突然小さな女の子の妖魔から「ウサギ型の魔物を見なかったか?」と聞かれる。
正直に「山頂にいた」とその妖魔の質問に答えたあと彼女がその後どうなったのかが気になったルカは山頂に戻るのだが、
そこにはバニースライムに向かってタックルし続ける彼女の姿があった。
バニースライムが懸命に人違いだと主張した甲斐もあってかすぐに彼女は今自分がタックルし続けているバニースライムが
自分が探しているウサギ型の魔物とは違うことに気付くのだが、バニースライムに謝罪しないまま、どこかへいってしまう。
ルカが裏山から戻り洗礼の儀式を済ませ、自分の家へと戻ると...
ええい消えろ.png
なんと、先ほどであった天使と妖魔によって自宅の中でプチ聖魔大戦が行われていた。
妖魔はアリスフィーズ16世を名乗り、天使は自分は創世の女神イリアスであることを主張するというカオスな状況のなか、
ルカはどちらか一方を仲間にして、ともに旅をすることを迫られることとなる。
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アリスルート

前章

悩んだ末にルカはイリアスではなく,"自分をロリ化させた白兎を探す"という目的をもつアリスとともに旅を供にすることを選ぶ。
くくく、負け犬め….png
とはいえ、この時点でアリスはルカのことを自分の従者としてこき使う気である。
アリスはその"白兎"とやらに問答無用で姿をかえられた挙句、魔王城からイリアス大陸へと吹っ飛ばされており、
また、白兎に関することや自分が吹っ飛ばされた後の魔王城の様子や自分の腹心である四天王の動向などについても把握できておらず、
誰が敵で誰が味方かわからない中で「白っぽかった」などというあいまいな記憶を頼り白兎を探し出して、自分をもとの姿に戻らせるという目的を持っていることをルカに打ち明ける。
ルカは自分の父が子供がいる身でありながら「世界が闇に覆われる」と言い残して単身旅に出たまま帰ってこない父を見つけて、
父とともに世界の危機を救うことが旅の目的であるとアリスに打ち明ける。
お互いの事情や旅の目的を腹を割って話すことで一応アリスとルカは信頼関係を築けた様子であり、
こうして「プチ魔王」と「祝福なき勇者」の冒険が幕を開けるのであった。
その後ルカの幼馴染であるソニアが強引に仲間に加わった後、
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ネロという男に出会うのだが、ネロは人々が魔術を使っていることに驚いたり、「マナ」という単語を知らないなど、
かなり怪しい雰囲気を醸し出しているのだが、初対面のソニアに対して「そんな者はいない...」と言い放つ。
あまりの発言の突拍子のなさにソニアも「いないって言われても、ここにいるわよー!」とツッコミを入れている。
この時点でソニアがツッコミキャラになることは確定していたのですよ...
その後は毒沼から動けなくなっているスライム娘の"ライム"を救助し、晴れて四人パーティーとなったルカ一行はイリアスヴィルに別れを告げ、白兎を探すべく、最初の目的地となるイリアスベルクを目指す。
イリアスヴィルから旅立つルカへとアリスは正史通りにエンジェルハイロウを渡そうとするのだが、
先ほどの不審者から「危険すぎる」という理由でエンジェルハイロウを没収されてしまう。
このエンジェルハイロウは魔物を傷つけることなく力だけを奪えるという代物であり、魔物を傷つけることに抵抗のあるルカにはうってつけの武器であったのだが、
アリス曰く「どうせ魔物というのは頑丈なのだ、そうそう死にはせん!」とのことなので魔物が戦意を喪失するまで普通の武器でぶん殴ることになる。
ほかの魔物に比べて身体が弱い種族である淫魔ですらも山の頂上からの自由落下でたんこぶができるぐらいで済むのでこの発言は信用しても大丈夫でしょう。たぶん....
その後、アリスは「エンジェルハイロウにも劣らない価値の代物」と言って某青狸と同じノリで道具袋から「ポケット魔王城」というアイテムを取り出す。
今後はこのポケット魔王城を拠点として活動していくこととなり、仲間となった魔物たちのほとんどはこのポケット魔王城へと送られる。
なお、内部はかなり広くほとんどの魔物には個人用の部屋が用意されている様子であり、「お、おねがい...」したルカは大抵その部屋へと連れ込まれることとなる。
道中魔物に襲われながらも、イリアスベルクへと向かうルカ達であったが、その道中で日が暮れてきたので野営することとなる。
ルカの料理に舌鼓を打った後はルカに正史通り剣技「魔剣・首狩り」をアリスが直々に教えることとなる。
翌日、イリアスベルクに到着するやいなやアリスが探していた白兎がひょっこりと現れる。
自分の役割を魔王を導くことだという白兎との会話中にルカの脳裏にこれまで出会ったことがないはずの、
四天王の一角であるグランべリアの姿が鮮明に浮かぶ。
白兎曰く、ルカは"特別製"らしく、この発言は今後の展開の根幹に関わることなのだが、
この時点のルカたちにとって白兎は急に現れ、ルカ達をおちょくり、意味不明なことをいったあとに急に消えるというかなり謎の存在である。
そのあとなんやかんやでイリアスベルクの近辺で悪さをしていた盗賊団を懲らしめたルカたちはお礼として高級宿であるサザーランドで一泊させてもらうことになる。
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そして、翌朝サザーランドから出るとににアミラもとい残念なラミアと出会う。
白兎に関する情報を持つというアミラとの交渉の末、フェニックス娘に関する依頼を解決することが、
情報を教える条件という事となったため名もなきスラムへとルカたち一行は向かうことになる。
名もなきスラムにて羽をむしり取られているフェニックス娘の"ミニ"を仲間にしたあとは、アミラが仲間になり、今後は色々な情報を提供してくれる。

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その後、ポルノフにいるウサギ娘からイリアス大陸の南に位置するタルタロスに白兎がいるらしい、
との情報を手に入れたルカたちはタルタロスへと向かうこととなる。
"アポトーシス"という存在と戦闘になりつつも、タルタロスにてヌルコという謎の生物を仲間にしたルカたち一行は、
そのまま異世界のイリアスヴィルへとタルタロスを通して向かうこととなる。
そして再び白兎と再会することとなるのだがなぜか「土の上」を歩くようにアドバイスを受ける。
また、タルタロス内にある扉を通じて別の世界へと行くことは神でも不可能であるということを白兎から暴露され、
アリスはルカの正体について白兎に問い詰めるのだが、「出生がゴニョゴニョだから」というふわふわした答えしか白兎から帰って来ない。
なお、アリスはこの答えに対して「わかるように説明しろ!」とこの時点でのすべての「」カたちがおもってそうなことを白兎に対して言ってくれるのだが、
白兎は自分はあくまで導き役であり、説明役ではないと言い残してまたどこかへ消えてしまう。
白兎のアドバイス通りに道なりに進むと異世界のイリアスヴィルに着くのだが、そこは既に荒廃しており、墓が立ち並んでいた。
その墓の中には「ソニア」と「ルカ」の名前が記されており、ルカの墓の前には彼の日記がお供え物のように置かれていた。
日記によると、この世界線のルカはイリアスベルクにてグランベリアに敗北したあとに勇者として冒険することを諦めてしまったらしく、
正史通りであれば天使がイリアスヴィルを襲撃したときに犠牲者はほとんどでないはずであったのだが、
この世界のイリアスヴィルは天使によって壊滅させられている。
その後ルカが試しにハーピーの羽を使ってみたところ異世界のイリアスヴィルから元の世界へと戻ることができたためルカに異世界を行き来する能力があることが確定する。
これまでの情報を整理するために魔王城で一度作戦会議を行った結果、
まずはルカの出生について調べるべく、ルカの父親であるマルケルスに接触することと白兎を探し出すことが第一目標として据えられ、
また各地にあるタルタロスの探索に本格的に乗り出すことも決定する。
加えて、今後の冒険に備えて黄金製の武器の用意、ハーピー村での異変を操作することも旅の新たな目的として加えられる。
目標が決まったは良いものの、魔王が急にいなくなったにも関わらず四天王たちがアリスを探そうとしている気配がないことを、
ソニアから「配下から慕われてないとか...」などと言われてしまうアリスであった。
ちなみにアリス曰く「余はすべての魔物に好かれているというのは言い過ぎだが四天王の自分への忠誠心は本物のはず」とのこと。
そういえば瀬戸内製薬さんの「完全必負本」のなかでも■■■から「部下には慕われなくていいのか?」とか言われてましたね...
作戦会議後、ルカ達一行はハーピーと人間とが共存して暮らしているハピネス村へと向かうのだが、
なぜかハーピーが一人も見つからず、村人たちに話を聞いて回ると、なんとクィーンハーピーまでもが疾走していることが判明する。
ちなみに村長夫人が言うには「ハーピーたちがいなくなると村が童貞だらけの魔村と化すため、そんな村には住みたくない」とのことであり、
何よりも働き手の不足など現実的な問題もさし閉まっているため、ルカ達は失踪の原因を探るべく、ハーピーの集落へと調査に乗り込む。
ちなみにアリス曰く「余はすべての魔物に好かれているというのは言い過ぎだが四天王の自分への忠誠心は本物のはず」とのこと。
ハーピー村にてネロと出会ったルカ達一行は、今回の騒動の原因は理性を失い男を襲ってしまう症状を持つ"アルケQ5淫熱"によるものだと知らされる。
魔物に感染する伝染病はすべて撲滅されたはずであるのになぜこのような騒動が起こったのかは明らかにはならないものの、
アルケQ5淫熱を治療することのできる世界樹の実をなぜかネロが持っていたため、男を見境なく襲うことを避けるためにハーピーの塔に
閉じこもっているハーピーたちを治療するためにルカ達はハーピーの塔へと向かうこととなる。
襲ってくるハーピーたちを治療した後、塔の頂上にてルカ達は理性を失い、ルカを襲おうとするハーピークィーンと相対することとなる。

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戦闘に勝利し、一時的に理性を取り戻したハーピークィーンであったが、彼女だけはほかのハーピーたちとは異なり世界樹の実の量が足りず
アルケQ5淫熱を治療できなかったため、彼女は一人ハーピーの塔に残ることとなる。
とはいえ塔の中には「淫熱が治りきってなくてエロエロの気分の子」や「元々エロエロで淫熱にかかってるふりをしている子」がいるらしいため
完全に一人きりというわけではないのだが、今後は彼女の治療のために世界樹の実を手に入れることも今後の目標となる。
また、ハーピーたちが村に戻ってきたおかげで以前ルカ達がとっちめた盗賊団の一人であるプチラミアのプチが仲間になる。
また、ミダス村の村長の依頼を解決したあと、ルカ達一行はミダス村北にある山脈にて金鉱石を手にいれ、
装備をグレードアップすることにも成功した。
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ルカ一行は東のタルタロスに乗り込むべく、
ポルノフの北にある山脈を超え、新天地ロストルム地方へと出向くこととなる。
また、ロストルム村が滅びた原因がタルタロスにある可能性が高いためそれも含めて調査することとなる。
東のタルタロスを調査する中で過去からきた"プロメスティン"という名前の天使と出会い行動を共にすることとなり、
彼女とともに新たな異世界へと飛び込むこととなる。
東のタルタロスを通じてルカ達が向かった異世界は前回とは異なり、ヨハネス暦1430年、つまり25年前の世界ということがロストルム村の村人との会話で判明し、
また、村長との会話を通じてマルケルスがタルタロスの調査を行っていたこと、この時生まれていないはずのルカに対して手紙を残していたことが判明する。
つまり、マルケルスもルカと同様に異世界を渡り歩く能力を持っていることが明らかとなり、
また、彼の残した手紙には"ミカエラ"という女性についても触れられており、ルカ達はこの女性と接触するべく、
元の世界へと一度戻り、隠れ里エンリカへと向かうこととなる。
なお、元の世界に戻る前にアルフォンソという伝説の料理人のサラダに舌鼓を打っており、「ここに来て、良かった...」とアリスもご満悦の様子である。
迷いの森を抜け、エンリカへとたどり着いたルカ達はあるエルフからミカエラが一か月前に「どうしても倒さねばならない者たちがいる」と言い残し村をでていること、
ルカとミカエラは血縁関係にあること、この里にルカが来た時には自分はすでに命を落としていること、そしてこれらの内容すべてがミカエラの遺言であることを知らされる。
また、現在の世界には三人の魔王を名乗る存在がいることも知らされる。
この三人の中にもはやアリスは含まれておらず「余はすでに退位扱いか!?」とアリスはかなりショックを受けている様子。
一人目の魔王はアリスの前任であり母親、つまりアリスフィーズ15世であり、魔王軍を束ねているらしいのだが、
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アリスの母はすでに死んでいるはずであり、アリスの代わりに魔王の座に就くことなど本来はありえないためさすがのアリスも
「誰がなんと言おうが、そいつは母様を騙った偽物だ!」と少し取り乱している様子。

2人目は第8代魔王であり、かつて英雄ハインリヒに滅ぼされたはずの黒のアリスを名乗る人物であり、
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彼女は魔王の融和政策に反対する魔物を多く引き入れているため、アリスフィーズ15世との激突は時間の問題であるということも明かされる。

3人目はアリスフィーズ17世を名乗る少女であり、アリスは「余は完全に死んだ者扱いか!?」とかなり驚いている。
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しかし、この少女は単身であるにもかかわらず異常な力を誇っており、妖魔たちから最も恐れられているとのことであり、
貴婦人の村でネーレイド家の当主であるカサンドラを倒したことで大きく名を挙げ、
その直後にクインセクト村に単身乗り込み昆虫族と植物族を力でねじ伏せ、両者の領域を定め、
ついでにアラクネ族も壊滅させ蜘蛛之皇女を"孤独の地"という洞窟に押し込んだとのこと。
しかもこの一連の騒乱を一人の死者も出さずに成功させている。
しかし、自分を討伐しに来たグランベリアはさすがに一筋縄ではいかなかったのか5時間もの勝負の末引き分けで終わったとのこと。
ただ、両者の実力が拮抗していたため引き分けになったのではなく上記のことをすべて一日で彼女はやってのけたため
ただ単に"疲れていた"という理由での撤退でありしかも「まだ、真の力を見せるわけにはいかない」と言い残したらしく
彼女とグランベリアの間には大きな実力差があることが伺える。
タルタロスがあるセントラ大陸へと向かう道中で行ったルカ達一行は2度目のキャンプを行うのだが、
1度目のキャンプとは異なり仲間がかなり増えたため、とても賑やかなひと時を過ごすこととなる。
そんななか、アリスは本当はアリスフィーズ15世を名乗るものが本物であることが分かっていることや母が生きていたことはうれしいが、
それと同時に自分に何も連絡してくれないのかということに疑問を持ち、「これではまるで魔王失格のようではないか...余が力不足だったから、魔王位を剝奪したような...」
と自身の複雑な心情をルカに吐露する。そして、母は死んだのではなく失踪していたこと、最後に目撃情報があったのはヘルゴンド大陸のレミナ跡地にあるタルタロスであったことをルカに明かす。
自分に忠誠を誓っていると思っていた四天王が15世の腹心となってしまったことへの喪失感、混乱し行く世界に何もできない無力感などもあってか
「自分が魔王として不適格であったから白兎の力で放逐された...」や「魔王の位も、力も、部下も、何もかも......余はすべてを失ってしまった......」と
かなり落ち込んでいるように思えたが....「だとしたら余にできることはただひとつ...」
「......失ったモノ、すべてを取り戻す!魔王の位も、力も、部下も、何もかもをだ!」
「母様も母様だ、今になって世をかき乱すな!何か言いたいことがあるなら、余に直接言ってこい!」
「四天王どもめ、余が気に食わんというなら叩きのめしてやる!誰が主君か思い知るまで、徹底的にだ!」
「ウサギなど一生分どつき回す!あいつのせいで何もかもめちゃくちゃだ!」
とルカの予想に反して怒りを原動力に先に進もうとする意志を見せている。
また、就寝前にやる気みなぎるアリスから剣技「血裂雷鳴突き」と聖技「瞑想」をルカは伝授される。
一晩明けて、無事にイリアス大陸最大の港町であるイリアスポートにたどり着いたルカ一行であったが、
予想とは裏腹に町が活気にあふれていないことに気付く。
ただ、プロメスティンの熱い要望もあって、まずはイリアスポートにある大陸唯一の大学の見学をすることとなる。
プロメスティンと学生たちのレスバを一通り見たのち、謎の嵐によってセントラ大陸に船を出せないことをルカ達は村人から教えられる。
そのような芸当ができるのはアルマエルマだけだとアリスは予想し、今の実力では到底かなわない四天王と戦闘するのは避けたいと考えていた矢先
ネロがタイミングよくルカ一行の前に現れ、伝説の大海賊セレーネの残した、海神の鈴というどれだけ海が荒れていても船が沈まなくなる効果を持つといわれる魔法具が
秘宝の洞窟にあるという情報を提供してくれたため、ルカ達一行は秘宝の洞窟へと向かうこととなる。
海神の鈴を求めて洞窟の奥の宝物庫へと向かうルカ一行たちだったが、
宝物庫は最上級クラスの妖狐である七尾によって守られており、その圧倒的な実力に手も足も出ず窮地に陥る。
突如アリスフィーズ17世を騙る少女であるネリスが現れ、グランべリアの奥義であるはずの「乱刃・気炎万丈」を繰り出し、
七尾を一撃で戦闘不能に陥らせる。
その直後、四天王の一人であるたまもがひょっこり現れるのだが、これは白兎の作り出した虚像に過ぎず、
正史世界での出来事をなぞっているだけの存在であり、白兎は「歴史を本来ある形に少しでも近づけないとね」と言い
本来の歴史には存在しないはずのネリスを始末すべく時間そのものを停止させるのだが.........
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「時間を操作できるのがお前だけだと思ったか......?」
「悪いが少しばかり付き合ってもらおう!」
止まった時間の中を認識できないルカ達は何が起こったのかもわからず突然白兎が消えたことに混乱するのだが、
「うわぁ、恥ずかしいセリフ......ひくわ~」と、ネリスだけは今何が起こったのかを認識できている様子である。
その後ルカをデートに誘うネリスであったがアリスやソニアが全力でそのことに抗議してきたためいったんは手を引き、どこかに消えてしまう。
白兎のセリフやネリスの並外れた実力など、いろいろひっかかかることのあるルカ達であったが、
海神の鈴を手に入れるという目的を達成すべく、ひとまず宝物庫を漁ることとなる。
ただ、プロメスティンは並行世界、パラドックス、そして歴史の修正という言葉から、これまでの出来事の根幹について何か気付いたらしく、思いを巡らせている様子である。
晴れてセントラ大陸行きの船に乗ることができたルカはアリスに槍技「天魔頭蓋斬」を伝授されるのだがその直後
リリス三姉妹の末妹のモリガンという淫魔が現れ、"両手両足一切お前らに触れない"というハンデ付きで戦闘することになる。
強大な風を操る淫魔相手に必死で食い下がるルカ達であったが...
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突如現れた熾天使シオンとモリガンが交戦状態となり
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「...圧壊しろ、淫魔ァ!」
「殺ってやるよ、キチ天使!」
「風よ!吹き荒れろォォォ!」
お互い周りの被害を考慮せずに本気の戦闘を行ったため、船が持たないほどの暴風雨が吹き荒れ、
ルカ達は嵐の中、海の中へと飛び込むこととなる。
運よくマーメイドたちに助けられたルカ達はナタリアポートにたどり着くことに成功し紆余曲折ありながらもセントラ大陸にたどり着くこととなる。
ルカ達の命を救ってくれたマーメイドから「メイアという人魚が海底神殿に向かった後帰ってこない」という話を聞いたルカ達はサン・イリアへと向かう前に
海底神殿の探索に出向くこととなるのだが、出発前にナタリアポートで仲間のバニースライムである"うさ"を見つける。
どうも「にんじんをいっぱい食べてるのにうさぎにならないよう...」と悩んでいる様子であるのだが......
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「私の名はプロメスティン。「知」をもたらす求道の者──」
うわでたよ....。彼女の作り出した"にんじんエキス"によって今後はスライム系から獣系に転種することが可能となる
海底神殿にて何らかの精神操作のよって自分を南海の女王だと思い込んでいたメイアや神殿内にとらわれていたマーメイドたちを救出したルカ達はサンイリアへと向かい
サンイリア王と謁見することとなる。
サンイリア王からサンイリア城の地下図書館にてマルケルスを目撃した人物がいたという情報を手に入れたルカ達はさっそく地下図書館へと向かい
65537ページを撃破し、無事「四精霊とその源流」という本を手に入れる。
その本には最初のページにマルケルスが直筆で「ルカよ、四精霊と契約を結べ。歴史を正しく辿る事で、時流の流れが抑えられる」
と記しており、今後は四精霊との契約が第一の目的となる。
その後、騎士団長からミスリル製の装備を手に入れることを勧められたルカ達はミスリル鉱石を手に入れるべく、アモス聖山へと向かうこととなる。
無事にミスリル鉱石を手に入れたルカ達はそのまま山頂まで向かうのだが山頂にたどり着いたとたん天候が突如として変わりそこにはなんと瀕死のミカエラが倒れており、
空には異形の天使の姿があった。
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「まだ歴史の流れから逸脱していない」という理由で、"グノーシス"と名乗る熾天使から見逃されるルカ達であったが、瀕死の重傷を負ったミカエラには
白魔法やミニのフェニックスの尻尾ですら効果がなく、彼女はルカに勇者の祝福を与えた後、そのまま絶命する。
「この世界を救う」という伯母の思いを受け継いだルカはもはや見習いではない本物の勇者となる。
サンイリアへと戻りミスリル製の装備を手に入れたルカ達はラダイト村で行われるある儀式に向かうサンイリア王の護衛を王直々に依頼され、ラダイト村へ向かうこととなる。
そしてラダイト村の奥にある謎の研究所へと向かったルカ達は王のいう"儀式"の正体を知ることとなるのだが、それと同時に大型カプセルに入っているある機械を見つける。
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サンイリア王曰く目覚めることはないらしいのだが....
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突如として目を覚ました機械"ブリュンヒルデ"と戦闘となるものの、勝利したルカ達。
しかし、彼女自身は「マスターの命令がないとどうしていいかわからない...」とのことなので、一時的にマスター権限をルカに移しともに行動することとなる。
ついでにメカ法王も仲間になる。
サンイリア王の護衛任務に成功したルカ達は、不可解のことが起こるという噂の町の北にあるお化け屋敷に向かうこととなるのだが...
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一筋縄ではいかなさそうである。
お化け屋敷内の台所のケーキの甘い香りにつられてゴーストに襲われたり、
ミミック娘の"騒がしい奴らをぶちのめして静かにしてきてくれ"という依頼をこなしたりしたルカ達は、屋敷の奥で"クロム"というネクロマンサーに遭遇する。
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ネクロマンサーというだけあり、彼女が人間の死体を自分の僕として改造していることに怒りを覚えたルカ達は彼女と戦闘になるのだが
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この女は天界に倫理観を置いてきたのだろうか。
ともかく、戦闘に勝利したルカ達は彼女が"アルテイスト家"の者であり、一族の復権を図るために死体を改造して究極のゾンビを作ろうとしていたことを知る。
ただ、アリスはゾンビやゴーストが大嫌いであり、魔王直属の出し物係としてゾンビ芸をみせても一族の復権にはつながらないことをクロムに伝え、
ルカはこれを期にゾンビ作りをやめるように説得し、彼女も納得したため屋敷は平穏を取り戻し、ルカ達も冒険を続けることとなる。
マルケルスの残したメッセージをもとに、四精霊の一人であり、風をつかさどる"シルフ"との契約をするためにルカ達は精霊の森へと向かうこととなる。
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仲間とともシルフをリンチにしたルカは無事にシルフとの契約に成功するのだが...
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突如として現れた鎧の狂戦士になすすべもなく全滅寸前に追い込まれてしまう。
しかし、ネロとネリスが突如現れ、とどめを刺されようとするルカを救い、ネリスはルカ達を安全な所へと移動させ、ネロは鎧の狂戦士と対峙することとなる。
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「わが身に問わん、聖魔の戒。」
「天の軛にて地の禍、即ち万象の理を識る......」
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「愁えて刻むは覇者の跫音!」
「天に明星、地に凶つ星!」
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「全力で相手をする!」
「行くぞ、勇者ハインリヒ!」
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''「ヲヲヲヲおおおお.....! 天使天使天使ぃぃ......!」
力を解放したネロと狂戦士の戦いは聖技や高レベルの時魔法が使用されるまさに"別次元"ともいえるものであったが、
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勝利したのはネロであり、勝利後彼はネリスがルカ以外の仲間をそこらへんに投げ捨てていないかを心配していた。
ポケット魔王城へと運ばれたルカはまるで自分が体験したかのようにミカエラと話す夢を見ていた。
夢の中で自身の母が天使であったことを知ったルカは今まで眠っていた力が覚醒し、"下位天使"となる。
命の危機にさらされたものの、一応はナタリア地方ですべきことをすべて終わらせたルカ達一行は四精霊の一人であるノームと契約すべく、また、タルタロスの探索すべくサバサ地方へと向かうことになる。
ただサバサ地方に向かうためには荒野や山脈地帯を抜ける必要があるため、サバサに一日で向かうのではなくいったんその道中にあるモンテカルロという町で落ち着くべきという計画になる。
さっそくモンテカルロに到着したルカ達であったが、
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シルフが言うようにモンテカルロは治安も悪く、かなり汚い街であった。
とりあえず町の人々に情報を聞いて回るルカ達であったが、セントラ大陸の南半分の闇社会を支配しているといわれているエルカという人間の大恩人がラザロであるという情報を手に入れ、
さっそくラザロに紹介状を書いてもらいエルカに接触することに成功する。
ただ、なぜラザロが裏社会とつながっているのか、なぜ爆破事件に関与した疑いがかかっているのかは不明なままであり、
ソニアはこのことに関してかなり心配している様子。
エルカにマルケルスについての情報を訪ねるルカ達であったが、彼もマルケルスについての情報はほとんど持っておらず、有益な情報を得ることはできなかった。
落胆しながら街に戻るとそこには路地裏で青年の精を絞ろうとするサキュバスの姿があった。
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ただ、襲われそうになっている青年はかなり嬉しそうにしており、「うわー♪ 誰か助けてくれー♪」とこれから味わうこととなる快楽を心待ちにしていたのだが...
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ジャスティスカイザーを名乗る女性が唐突に表れ、二人の間に割って入ってしまったため、サキュバスはどこかへ行ってしまう。
かわいそうな青年を横目に、ルカ達はジャスティスカイザーから先ほどの青年を襲おうとしていたサキュバスはエヴァという名前であり、
カルロスの丘を根城としているため、懲らしめてきてほしいと頼まれる。
無事にぼこぼこにされたエヴァは強引にルカ達の仲間になる。

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無事に穀潰しを仲間にしたルカ達はクロムを仲間にするため、彼女が欲しがっていた魔導懸糸を入手すべく人形遣いの塔へと向かうのだが、
そこには影紬という女性の人形遣いがいた。
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彼女は親切にも求道者の洞窟の最下層に魔導懸糸があるためどうしても欲しいなら取りに行くといい教えてくれたため、
ルカはお礼を言おうとするのだが、アリスはお礼も言わずルカを塔の外へと引っ張り出す。
アリス曰く彼女は外法の者であり、今後絶対に関わるべきではない、とのこと。
ルカ達が塔を離れた後塔の中で影紬はだれかと会話していた。
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会話相手は黒のアリスであり、彼女は神話クラスの魔物たちを引き連れていた。
また、影紬自身も歴代魔王の遺体から魔王人形を作っており、
2人は少数精鋭でこの世のすべてを支配すべく暗躍し始めていた。
そんなこともつゆ知らず、無事に求道者の洞窟で魔導懸糸を手に入れたルカ達一行にクロムと彼女の作り出したゾンビであるフレデリカが加入する。
新たな仲間も増え、サバサへと向かう道中でのオアシスでの野営はこれまで以上に賑やかさであり、
マーメイド系やスライム系の仲間オアシスの美しい水質に喜んでいる様子であった。
また、これまで外界との接触がなかったヒルデは「ヒルデ、キャンプはじめて! たのしい!」と初めてのキャンプにまるで子供のようにはしゃいでいた。
皆が各々キャンプを楽しむ中、アリスはこれまでにおこったことと、今後、世界がどうなっているのかに思いをはせていた。
シオンとグノーシスという謎の熾天使、四天王の一角であるアルマエルマに劣らない力をもつリリス三姉妹。
誰が敵で誰が味方なのか、そして彼女らが何の目的をもって行動しているかも依然として不明なままであり、
新たな仲間は確実に増えてはいるものの、現役魔王であるはずの自分がこの状況に何も関与できていないことの疎外感や、
自分の母の行動に大義はあるのかという不安は、やはり自分自身を鼓舞してもぬぐい切れていない様子。
そんな不安を払拭するためにサバサにあるタルタロスへ向かい、ルカとともに謎を解き明かそうとする彼女は、
就寝前にルカに剣技「死剣・乱れ星」を伝授する。
明くる朝、無事にサバサ城についたルカ達であったが、町に入るや否や、グランゴルドのスパイ容疑を衛兵からかけられ、
100Gを払えば見逃してやると言われるのだが、本来サバサ軍の練度は非常に高いものであり、
白昼堂々賄賂を旅人に要求するようなチンピラ同然のやつが兵士を務めていることにアリスは違和感を覚える。
賄賂の要求に対して、暴力で答えたルカ達はある青年から、
前サバサ王がなくなり、政治の実権はその娘であるサラに移されたこと。
新女王であるサラは政治を投げ出し、遊び三昧であり、自分に諫言する忠臣は投獄、もしくは国外追放されており、
国の秩序が一代にして破綻してしまったことを知る。
国の現状を見かねたルカ達は女王のもとへ直談判へ向かうのだが、相手にされず追い出されてしまう。
間違っても、女王の誘惑に対して節操もなくズボンをおろしてちんちんを出してはいけませんよ...
打開策を探すべく町で聞き込みをするルカ達だったが、ジャムが売られている店にて
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と、たまもとアリスの関係性が伺える会話を聞くこともできる。
聞き込みと調査の結果、サラーンというサラ女王に関する情報を持つアサシンが恵みのオアシスにいることを知り、
恵みのオアシスへと向かう。
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彼女から、サラは現在妖魔の血が覚醒し、正気を失っている状態であることを知ったルカ達は、
妖魔の大元であるスフィンクスにサラを正気に戻す方法を聞くためにピラミッドへと向かうことになる。
無事にピラミッドの最奥にてスフィンクスから「妖魔の血が不完全に覚醒していることが元凶であるため、逆に妖魔の血を完全に覚醒させることで理性を取り戻せる」という
ことを聞き、また、スフィンクスの血を飲ませることでそれが可能であることも教えてもらったため。
さっそくサバサ城へ戻りひと悶着はあったものの、無事にさらにスフィンクスの血を飲ませて、
正気を取り戻させることに成功する。
だが、それと同時にラダイト村にサラを洗脳し、サバサを混乱に陥れたリリス三姉妹が襲撃してきたことを知り、サラとともに向かうこととなる。
リリス三姉妹の目的は正史には存在しないラダイト村の住民を殺害して、歴史を修正することであり、
ルカ達が駆け付けた時には村はほとんど壊滅状態であり、今度は次女であるアスタロトとの戦闘になる。
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しかし、彼女はほとんど本気も出さないまま突然この戦いには何の意味がないことをルカ達に告げ、
自分たちは世界を救うためにこのような行動をしていることに伝える、
アリスは言葉の真意がつかめず、彼女らの行為に怒りを示すが、それに対してアスタロトは
「アリスフィーズ16世......あなたにはきっとわからない。
だからあなたの母親は、あなたを計画から外したのよ」と語り、困惑するアリス達の目の前から消え去ってしまう。
結局何もできず、何も理解できないまま、サラ女王を連れてサバサ城へと帰ったルカっちは、責任を取り、女王位を退位したサラが仲間に加入することとなる。
その後、グランドールに寄り道したルカ達はサキという魔物が新たな仲間として加わる。
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サキちゃん、キラッ☆
また、サルーン廃坑を探索し装備をクリスタル製にアップグレードしたルカ達はノームと契約すべく、サファル砂漠遺跡へと向かう。
無事ノームとの戦闘に勝負し、契約することに成功し、新たに仲間になったノームもヌルコと気が合うらしく、シルフの時とは異なりほほえましい雰囲気で
精霊との契約が終わる。
いよいよタルタロスへと向かうルカ達であったが、突入直前に再び白兎が現れる。
「さあ、見てきなよ......混沌に覆われた、この先の世界をさ.....」と意味深な発言を残しどこかへと消えてしまう。
あと、ネロとどつきあってる間にメガネをぶん奪ったらしくなぜかそのメガネをルカ達に渡してくる。
今までと同様に異世界への扉を通り、新たな並行世界へと向かうルカ一行であったが、
たどり着いた先は混沌化現象によってアポトーシスだらけの世界であり、"管理者の塔"と呼ばれる塔がぽつんと建っているだけであった。
管理者の塔に足を踏み入れると、"ラディオ"という機械がルカ達が出迎える。
彼女によると、この世界のすべての知的生命体はすでに息絶え、25年前に最後の人間が、6年前に最後の魔物が死んでしまったらしく、
この世界は滅びる寸前であるらしい。また、ルカ達がこの世界に来たことは"第2断界接触"にあたるらしくカオス化の進行が加速し、
もはやこの世界が完全に滅びるまでに数刻も残されていないことも彼女によって語られる。
また、この世界の探索によってアポトーシスは元人間であること、この塔に立てこもった人間たちは最後までカオス化現象に抗い、生き残ろうとしたこと、
未来のためにアポトーシスの研究をし続け、希望を捨てていなかったこと、書物を残そうとしていたこと、そしてそれらの努力の成果は
カオス化によってすべての生命が息絶えてしまったことで、なんの意味も持たなくなってしまったことをルカ達は知ることとなる。
ラディオに導かれるまま塔の奥へと向かうとそこにはカオス化を遅らせるための装置があり、技術自体は未知であるものの
この世界のプロメスティンが作った可能性があり、さらに奥へと向かうとそこには"ラ・クロワ"と名乗る謎の人物がおり、クロムは彼女と何かしらの関係がある様子である。
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それと同時に"アドラメレク"という存在が周囲を混沌化させながら塔の内部に侵入してきたため、ラ・クロワは手短にこの世界に起こったことをルカ達に語り始める。
「ヨハネス暦1456年、レミナ地点より世界の混沌化は始まった。
次元の亀裂が世界を覆い、混沌が次元を侵食し──
それから30年でこのザマだ。
そしてあと1時間ももたず、この世界は混沌に消えるだろう。
世界に混沌が広がっていく中.....
強者や高い知能を持った者がこの塔に集まった。
いや........追い詰められたというべきか。
みな必死で状況の打開を願い、そして斃(たお)れていった....
ある者はアポトーシスに討たれ.....
ある者は混沌に飲み込まれ.....
そんな苦悶の日々の中で.....
私や同志たちは混沌に関する研究を必死に進めた。
そして判明したのは......
この世界は正しい歴史を辿っていないという事実だった。
歴史のどこかでパラドックスが発生したのだ。
矛盾事象は空間を混沌化させ、世界そのものをカオス化する。
そこまでを解き明かしたころには.....
もはや、私一人しか残っていなかった。
混沌とは、「無」でもある。
両者は等しいものなのだ...」
アドラメレク、2階へと侵入......
味方損耗率、50%を超えました......
「予備も全てぶつけろ、可能な限り足止めだ.......」
「そして、肝心のパラドックスだが......
どうも、この世界由来の現象ではないようだ。」
「別の世界で発生したパラドックス.......
それが、連鎖的にこの世界にも影響をもたらしたのだ。」
「察したか.....ならば結論を言おう。
お前たちの世界も、近いうちに同じ道を辿る。」
「いいや、お前たちの世界だけではない
全ての並行世界が、互いを巻き込みながら消滅していく。」
「そして、全ての世界が混沌に飲まれ──
残るのは完全な「無」だけだ。」
アドラメレク、3階へと侵入......
味方損耗率、90%以上.....
「反カオスフィールドを3階に集中、装置は使いつぶして構わん。
さて、話していられる時間はもうない......」
ラ・クロワはこの世界で戦い抜いた記録である一冊のノートをルカに託し、「ルカ達の世界の自分に渡せ」と頼む。
そしてラディオのマスター権限をルカ達に移した後、自身はルカ達のためにアドラメレク相手に時間稼ぎを行う。
つくづく、私には過ぎた花道だな。
まさか最後の最後に、クロムの姿が見られるとは......
......シルク・ドゥ。クロワ!
さあ、最後のステージだ!
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第二種断界接触──ただちに消去する。
観客もいない、最後の舞台.......
だが、思う存分に舞わせてもらおう!
ラ・クロワの懸命な時間稼ぎもあってか、無事にルカ達は塔の出口にたどり着く。
「前マスターの反応、途絶えマシた.....
アドラメレクも、消失しマシた......」
平行世界とはいえ、自身の姉がアドラメレクとの死闘の末、相打ちになったと知ったクロムは姉の覚悟を無駄にしないためにも涙をこらえ、脱出を目指す。
しかし...
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消去、開始──
なんと、アドラメレクはラ・クロワとの戦いでエネルギー残量の90%を削られながらも、
執念で崩壊し行く世界からの脱出を試みるルカ達を追跡してきていたのだ。
先ほどの戦闘によって大ダメージを負った彼女を、ルカ達は撃破し、
完全に崩壊しきるまでもはや数分も残っていないこの世界から足早に立ち去ろうとするのだが...
逃がしはしない...
私もろとも、ここで消滅せよ....
もはや戦う時間など残されていない世界で、アドラメレクはルカを道ずれにするため、
ルカの体にしがみつき、自分もろとも混沌の彼方へ飲み込まれようとする。
周囲の足場すらも混沌化によって崩れ行く中、もはやこれまでと覚悟を決めるルカであったが、
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それは、まさに刹那の一閃であった。
突然に躍り出た影が、背後からアドラメレクを両断する。
分断されたアドラメレクの残骸は、そのまま亜空に消えていった──
アドラメレクを一撃で両断したのはルカの父親マルケルスであり、
「ルカ...お前は、自分の世界を守れ。
それ以外は、すべて私が守る...」
と言い残し、消えゆく亜空間の中へと歩み去ってゆくのであった。
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中章

なんとか無事に元の世界へ戻ることができたルカ達。アリスはマルケルスがアドラメレクを一刀両断できるほどの強さを手に入れるためにどれほどの修羅場をくぐってきて来たのか。
何を相手にすればあのような力を手に入れることができるのかを疑問に思っていた。
ソニアは、彼がルカを助けたことに関して「ルカのことを大切に思ってるんだよ」とルカに語り掛ける。
ラ・クロワの発言が正しいならば、ルカ達の今いる世界も遠くない未来に混沌に飲み込まれてしまうため、
ルカ達は、次なる目的地であるノア地方に向かう前に、これまでの情報を整理するためにポケット魔王城にて作戦会議を開く。
作戦会議で定まった目標は主に7つであり、
1つ目は、並行世界のラ・クロワから託されたノートを、この世界のラ・クロワに渡すこと。(若干ややこしいですね...)
2つ目は、混沌化現象を少しでも遅らせるために正史に基づいて行動すること。
3つ目は、4大国で起こっている戦争を解決すること。
4つ目は、リリス三姉妹も熾天使たちの動向を探る事
5つ目は、白兎をとっ捕まえて、その皮を剝ぐこと。
6つ目は、これまで通り各地のタルタロスを探索して、世界を救うこと。そして、ルカの父親を見つけること。
7つ目は、残る二精霊である、サラマンダーとウンディーネとの契約を果たすこと。
やるべきことは多いが、全ては最終的には世界の危機を打ち払うという最大の目的へと収束するはずであり、
ルカ達は次なる目的地、セントラ大陸北東のノア地方を目指す。
とはいえ、セントラ大陸に向かうためには船が必要なので、まずはマールポートへと向かうルカ達だが、
戦時なので、マールポートは海軍の管理下にあり、マールポートはたつのこ海兵だらけになっていた。
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かわいい
しかも、海兵本部のご飯がまずいという理由でほとんどの海兵たちは食堂に集結して
「ドラゴン族なのでいっぱい食べるのです!!」などと言ってご飯をモリモリ食べたり、
木箱の裏に隠れて居眠りをしたりなどかなり楽しんでいる様子。
ちなみに銀狐二尾が水中でも呼吸できることがこの町で判明し、かむろ二尾はドン引きしている。
なんだかんだありながらもセントラ大陸行きの船を出すように船乗りに頼むルカ達であったが、
「戦争の真っ只中なのに民間船が許可なく行けるわけがない」と断られてしまう。
海軍の連中に直接話をつければ船を出せるという情報を聞いたルカ達は
とりあえずマールポートを総督しているタツノコ海兵に船を出したい旨を伝える。
すると、「海軍本部に行って海軍大将と直接話をつけないと無理」という回答が返ってきたため、
ルカ達は海軍本部へと向かうことになる。
海軍本部にて海軍大将であるリヴィアサンに渡航許可を出してくれるように頼むのだが、
彼女は"実行直前の作戦"に協力してくれたら渡航許可を出すとルカ達に持ち掛ける。
提示された条件通りに近辺で悪さしている"おさかな海賊団"をしばいて渡航許可だけでなく、
船まで手に入れたルカ達はセントラ大陸へと舵を切る。
これ一週目みんなどっち選んだんですかね?
今度は淫魔による妨害もなく、
無事にセントラ大陸へとたどり着いたルカ達はフィノアという町で情報収集を始める。
正直有力な情報をあまり得ることはできなかったが、
"メフィスト"という妖魔が運営する魔導学院がある事、
そしてそのメフィストにグランドノアの女王が入れ込んでいることなどの情報を手に入れた。
情報収集後、グランドノアへと向かう途中で日が暮れたのでルカ達は3度目の野営を行う。
ちなみにアリスはルカの料理を相当気に入っているようで、
「ルカがいい! ルカじゃないとイヤだ!!」と、およそ22歳とは思えない言動を見せている。
ルカの手料理をたらふく食べて「たっぷり食べて、母上や四天王をぶちのめす力をつけねばな!」と元気いっぱいなアリスから
剣技 疾風迅雷を伝授されたルカは魔剣士に転職するにはどうすれば?
という素朴な疑問をアリスに投げかける。しかし、魔剣士に転職するには魔の力を授けることが必要であり、
プチ魔王となってしまった彼女はそれができないため、アリスは少し落ち込んでしまう。
あまり触れてはいけないところに触れてしまったルカは話を変えるべく、四天王のことについて尋ねる。
アリスのいうことをざっくりまとめると
「グランべリアは手を貸してくれるかも」
「アルマエルマは気まぐれすぎて動向が分からん」
「エルベティエはスライム族のためなら母上に仕えるだろう」
「たまもは何かしら魔王交代劇に関係がありそうだけど何を考えているのかはよく分からん」
とのこと。
話をしているうちに夜も更けてきたので、ルカ達は明日に向けて眠りについた。

記憶があいまいなところが多いのでアリスルートを再走中です...
気が向いたら加筆しますよ...

イリアスルート

前章

悩んだ末、ルカさんは女神イリアスを名乗る小さな天使と旅に出る事を決めた。
しかしイリアスの記憶は30年前を境に大きな違いがあった。ルカさんの境遇と旅に出る目的、世界の情勢、存在しないはずの幼馴染……何もかもが違う中、自分に六祖大呪縛を掛けたものもわからぬ中、まずは世界に起きた異変を調べていくことが最良の道と判断。
父親の消息を追うというルカさんの目的とも一致したところで旅を始めるのであった。

まず向かったのはイリアス大陸の中心であるイリアスベルク。
そこで早速白兎に遭遇するも、「ボクが導くのは君じゃない」とイリアス様はばっさり。不敬な兎です……白兎の正体を考えると仲が悪い方がしっくりきますね……
とりあえず重要参考人物として白兎を追うのをタスクに入れ、情報屋のアミラを探すこととなった。
そのためイリナ山地へ赴き少女盗賊団を壊滅させた後、RPGにありがちなサマルトリアムーブをして情報屋アミラと出会う。
スラムでのフェニックスの羽根事件を解決するかは任意ですが、女神の手癖の悪さを垣間見れるのでお勧めです…
彼女の情報筋によると、兎の魔物を南方のポルノフで見かけたとの事。早速ポルノフへ向かいますが、たんなるバニーガールなウサギ娘でこれは外れ……と嘆いたものの、ウサギ娘曰く「白いウサギの魔物ならイリアス大陸南のタルタロスで見かけた」と情報をゲット。同族にしては珍しい見た目をしていたので覚えていたらしい。

一行は白兎の跡を追うべく、タルタロスへ。そこは満足に調査も進んでいない調査団と、今まさにタルタロスへ飛び込もうという白兎の姿があった。
異様な魔物と雰囲気の場所を進んでいくと謎の扉が。イリアスは扉自体の性質にも驚くが、それを事も無げに開くルカさんにも大いに驚く。
当然、ルカさんの血筋はしっかり把握しているのだが、それでは説明がつかなかったのだ。ともあれ、扉の向こうに進むと異質な雰囲気となったレミナの街並みがあった。そこにいた住民は話しかけると変貌し、タルタロス内の魔物と同種のものへ変貌。イリアスはこれをアポトーシス現象と看破するが、何故そんなことが起きたのか。レミナの街並みが混沌とした時空に巻き込まれているのかは推測もできなかった。
レミナの街を探索している中、ふしぎないきものと遭遇。戦闘後にソニアがなぜか通訳できたので、ヌルコと呼ばれるふしぎないきものも冒険に加わることになる。
そしてレミナの街の奥へ進むとそこは不思議な空間だった。何故このような場所を通れるのか、ルカさんに対しても疑念は深まる中、一行が最奥の魔法陣を踏むと──

そこは、天使によって地上が滅ぼされている世界だった。

イリアスヴィルに辿り着くと崩壊した家々と積み重なった人骨。そして作成が追いつかなくなった墓。
調べると明らかに自分達の知る世界とは違う……時系列がそもそも合わない。つまり、自分達は並行世界に迷い込んだのだと推測せざるを得なかった。
何せ、ルカさんはイリアスベルクで挫折を経験し、本来自分達が知っているより先の時間で日記が記され、ルカとソニアの墓が作られていたのだから。

こうして、冒険の目的にタルタロスの調査が加わった。謎が謎を呼ぶ状態ではあるが、全ては一つに収束することを信じて新たな一歩を踏み出す一行。
イリアス大陸には東にもう1つのタルタロスがあった。ロストルム山地洞窟を超える必要があるが、一行はまだまだ力不足とし、ハーピーの集落の事件を解決しつつ伝説の通りすがりの情報を得たり、ミダス村では伝統的な金装備を手に入れつつ、ナメクジ大量発生の事件を解決しつつ、力量をあげていく。
そして十分な力を付けてきた段階でロストルム山地洞窟を攻略。途中でプチ魔王一行を尻目に崩壊したロストルム村で一息ついてからイリアス大陸東のタルタロスへ向かうのだった。

再び異質な空間と謎の扉を抜けると、現れたのはレミナの街並み。
調査をすると今度はマッドサイエンジェルことプロメスティン……のまだ幼少期の姿と邂逅した。
どうやら実験事故で飛ばされた様子。一行に加わり、そのままタルタロスの先へ向かう。
そこはやはり並行世界でロストルム村も平和そのもの。早速調査をすると、ルカさんの姿を見てマルケルスと間違える村人に遭遇した。
どうやらマルケルスは2度訪れたようで、1度目はパーティを組んで訪れた駆け出しの冒険者といった感じ。2度目は1人で現れたが修羅のような雰囲気を纏っていたという。
しかし1つ不審な点があった。ロストルム山地洞窟は、つい最近土砂崩れで通行止めとなっていたのだ。ルカさん達はさておきマルケルスはどうやって再訪したのだろうか?
そして村長はマルケルスから1通の手紙を預かっていた。

「ルカという冒険者が現れたら、この手紙を渡してほしい」……と。

2度目のマルケルスは明らかに1度目とは違う並行世界のマルケルス……何故彼が並行世界を超えられたのか。人間の勇者としては並外れた実力をもっていたとしてもそれは不可能のはず。
謎が深まる中、手紙には「ルカがここまで来るのならばルシフィナは死んだのだろう。エンリカのミカエラを頼れ」と書かれていた。そして、最後に「──ここまで来れるほど成長したお前を誇りに思う」と。

こちらもじわじわと書き進めていきますよ……

天界の破壊者

Coming soon...

魔界の審判

Coming soon...

第三の道

Coming soon...

コメント欄

  • イリアスルートを書き始めてみましたよ……。一番最初の部分は共通するので括りださせてもらいました…。破壊者ルートはアリスルート、審判ルートはイリアスルートに実質なりますが、それは既存のアリスとイリアスルートと分けた方が無難ですかね……。最終的に第三の道は合流する形になりますし… -- 2025-01-26 (日) 00:28:31
  • おお、ありがたい。多分その方向性が1番わかりやすいでしょうね...あと、withカオスが来た時に展開の違いをこのページで見比べると楽しそうですね。 -- 2025-01-26 (日) 00:39:20
  • ありがとうございます。早速枠だけ作っておきましたよ……。第三の道はフリーシナリオなので難しいところですが、もし私が書くなら魔物図鑑の並び準拠で記載するのが丸いかなと考えています… -- 2025-01-26 (日) 00:58:41
  • 第三の道に関してはとりあえずざっくり「〇〇を倒したルカ達は、▲▲のために■■へ向かい、☆☆した」くらいの簡単な内容だけ先に書いて、細かい会話や内容を後から編集するようにすれば共同で編集しやすいと思いますよ「」カ... -- 2025-01-26 (日) 08:43:46
  • これライトノベル数冊分の量になりそうだな、完成したら -- 2025-01-27 (月) 08:08:54
  • あらすじ orz
    小イリアス様のすじ→(|) orz -- 2025-01-27 (月) 23:40:41
  • なんかところどころにフロムゲー節を感じますね... -- 2025-01-28 (火) 07:02:58
  • アリス海軍イリアス様は海賊でまとめるとか良いかもしれませんね「」カ… -- 2025-02-01 (土) 20:50:37
  • 確かにイリアスは海賊の味方してそうですね...それで行きましょう... -- 2025-02-01 (土) 23:37:48
  • PVだとアリスルート海賊イリアスルート海軍っぽいんですよね。まあここはプレイヤーの数だけある分岐の一つなのでそれぞれで分担すればいいだけではありますが -- 2025-02-10 (月) 20:00:05