概要
製品版の「作曲」モードでは、オリジナルの楽曲を作ることができる。
作成した楽譜について
- 『バンブラP』では自分で作った楽譜はすべて本体のSDカードに保存され、空き容量があれば最大500曲まで保存可能。
- 自作曲は「ひとりで演奏」や、「みんなで合奏」の「フレンド合奏」で遊ぶことができる。なお、自作曲にはタイトルの頭にエンピツのマークが表示される。
- なお、《Ver.2.0》から、「ひとりで演奏」の「ライブ」モードで演奏後の得点に応じて「ファン」の数が増えるようになったが、自作曲や他人からもらった楽曲はプレイしても「ファン」は増えない。
楽曲を投稿する
※「楽曲を投稿する」(楽曲の投稿・審査)サービスは2017年3月21日(火)17:30に終了しました。
- 作った楽譜は「楽譜投稿」→「楽曲を投稿する」でインターネットで任天堂に投稿することができる。投稿された楽譜は審査され、審査に合格するとダウンロード曲として「楽曲ショップ」で配信される。楽譜が出来たらどんどん投稿してみよう。
- 投稿できる楽曲については、こちらの公式ホームページを参照→投稿できる楽曲について
- ちなみに、投稿した自分の楽譜が採用されても元の楽譜は「自作曲」扱いのままなので、「遠くの人と合奏」の「フリー合奏」では、それを選曲することはできない。「フリー合奏」で採用された自分の投稿曲を演奏したい場合は、「楽曲ショップ」でその曲をダウンロードする必要がある。なお、「フレンド合奏」では、自作曲も演奏可能。
オリジナル曲投稿
※2020年5月1日(金)0:00に『バンブラP』のすべてのオンラインサービスが終了したため、「オリジナル曲投稿」はできません。
- 不定期にオリジナル曲を募集するイベントが開催されることがあり、開催中だけ投稿可能。その名の通り、自分が作成したオリジナルの曲を投稿できる。
- オリジナル曲を投稿するには「トマト」が1つ必要。投稿する場合はイベントのルールをよく読もう。
楽譜交換
- 「楽譜交換」を選ぶと自作曲のデータをローカル通信で他のプレイヤーにあげることが出来る。ただし『デビュー』版では受け取ることが出来ない。
- 貰った楽譜は他者権利曲になり投稿は出来ないが、他に制限はない。
- 貰った楽譜をまた別の人にあげることもできる。ただし、オリジナルの作曲者に再度あげた場合でも、その曲は他者権利曲となる。
ヘッドホンやイヤホンをつかうときの注意点
ヘッドホンやイヤホンを使って耳コピをしたり作曲をするときは、音量の大きさに注意。
大音量で長時間聴くと、耳が難聴になるおそれがあります。
長時間作業するときはかならず途中で休憩をとるようにしましょう。
作曲のヒント・テクニック
楽譜を作る時のヒントや、便利なテクニックはこちら。
「コード」について
- 「コード」とは音楽の用語で、簡単に言うと曲の「伴奏(ばんそう)」を記号で表示したもののこと。また、この「コード」が楽譜に並んだ順番のことを、「コード進行」と言う。
- 「和音」(音程のちがう複数の音が同時になった音のこと)の音の構成をアルファベットなどの記号であらわしており、これを見ることで和音の構成がわかる。
- 『バンブラP』では、一般的によく使われる基本的なコードが搭載されているが、実際にはほかにもさまざまな構成のコードがある。ゲーム内で搭載されていないコードを入力したい場合は「オリジナル」のコードとして、ゲームで入力すると再現可能。
- 市販のバンドスコアや歌詞カードなどには、この「コード」が書かれていることがあるので、『バンブラP』で市販の楽譜を再現したいけどよくわからない…という人はまずは楽譜と同じ種類のコードをそのまま入力してみるとよい。
- 「コード」や「ギターコード」についてはより詳しく解説されている方のサイトがいくつかあるので、気になる人はギターコードやピアノコードといった言葉で検索して調べてみよう。
- 「ギターパート」で音符が無い所にも「コード」を置いておくと、「ビギナー」や「アマ」で演奏するときにその場所で「コード」が切り替わる。「弾き語り」のオートでも同じ。
「調号」について
- 「調号」とは五線譜の先頭に置かれる記号。簡単に言うとその曲の中で「どの音がメインになるか」=「その曲の調性」を決めるためのもの。
- 『バンブラP』では曲全体(すべてのパート)に影響する設定になっており、楽譜の途中で別の調号を置くこともできる(これを「転調」という)。
- 『バンブラP』では音を入力するだけなら調号の設定を変える必要はないが、ちゃんと設定をしておくと演奏であそぶときの楽譜の音符(つかうボタン)が変わることがある。市販の楽譜を再現するときは、楽譜と同じように設定してみてテスト演奏してみるとよい。
- 難易度の高い「マスター」操作では「R」「L」の出てくる数が変わることがあり、設定によっては演奏がしやすくなることもある。ちなみに、ドラムパートの場合はボタンと鳴る楽器の音が固定されているため、調号によって変化することはない。
倍速を使ったテクニック
以下のようなテクニックで、ふつうでは再現できないリズムを作れたり原曲の再現度を高めることができる。
ただし、やりすぎると演奏しづらくなるので注意。
- 2倍速
- 32分音符、24分音符(16分3連音符)は、テンポを2倍にして音符の長さも2倍にすると再現できる。
- 4/4拍子の譜面で一部だけ2/4拍子の部分を2倍速にすると小節の頭が揃う。
- 上限が300のため、テンポ150以下のみ。
- 1/2倍速
- 楽譜が長すぎて入りきらない場合、16分音符と12分音符(8分3連音符)がない拍でテンポを半分にして音符の長さも半分にすることで圧縮できる。
- 下限が30のため、テンポ60以上のみ。また元のテンポが奇数の場合もズレる事になるので注意。
- 4/3倍速
- 3連符がない3/4拍子の譜面を、3連符を並べて4/4拍子に書く。
- 原曲が6/8拍子、基本が4/4拍子で一部だけ3/4拍子、などの場合に使える。
- 3/4倍速
- シャッフルビート(3連符が並ぶ譜面)において、8分3連音符を16分音符に置き換えることで3/4の長さに圧縮する。
- リズムが取りづらくなるため、小節の頭を調整する以外の用途で使うことはオススメしない。
- その他の倍速
- 5連符、7連符なども工夫次第で再現できる。
- 拍の頭がズレて演奏しにくい、なんてことが無いように気を付けよう。
モジュレーションを使ったテクニック(「モジュレーション」の「ピッチ」で設定を行う)
- グリッサンドっぽい音(上昇)
- HLD 0、DLY 0、DEP19、SPD 0、SHAPEのこぎり波(左下)で、HLDとDLYを修正すればタイミングを変更可能
- グリッサンドっぽい音(下降)
- HLD 0、DLY 0、DEP19、SPD 0、SHAPE逆のこぎり波(右下)で、HLDとDLYを修正すればタイミングを変更可能
- 半音上昇
- HLD 0、DLY 0、DEP18、SPD 3、SHAPEランダム波(右上)
- 全音上昇
- HLD 1、DLY 0、DEP18、SPD 0、SHAPE矩形波(右中段)
エンベロープを使ったテクニック
- ギターをブラッシングミュートっぽくする
- A19、D19、S 0、R19にすると、すぐに音が消える。AB設定を駆使するとミュート用のオリジナルコードを使わずに済むかも
無音にする
- セリフ用のパートの音を消すことが出来る、楽器によっては完全に消すことは出来ない
- モジュレーション(音量)HLD 0、DLY 0、DEP19、SPD 0のSHAPEランダム波(右上)
- エンベローブA19、D19、S 0、R0
6/8拍子の曲
6/8拍子の曲は、作り方によって長所短所がある。
- 3/4拍子で等速
- 元の楽譜と音符の長さ、小節の頭が一致する。
- 演奏イメージ「ジャズ」や「今日のライブ」の手拍子でリズムが狂う。(DXのみ)
- 4/4拍子で4/3倍速
- 本来のリズムに最も近い。
- 3連符を並べる必要があるため、元の楽譜に3連符があると入力できない。
- 入力できる長さが3/4になる。
- 3/4拍子で2倍速
- 拍の区切りが一致する。
- 演奏時、判定が厳しくなる。
- 入力できる長さが1/2になる。
- 4/4拍子で等速
- 小節の頭が1拍ずつずれるので、あまり使われない。
- DXでは4/4拍子にすると楽譜の長さが最大になるので、3/4拍子が合っている曲でもあえて使われることがあった。
- 5拍子などの変拍子はどうやってもずれるので、この方法で作られることが多い。
- 小節の頭が1拍ずつずれるので、あまり使われない。
- 3/4で1.5倍
- 使ってる人は少ないと思うが実は原曲と最もリズムが合う。
- ただし、上限は300なのでテンポは200以下。
- 奇数だとずれてしまうため、テンポが奇数の時は、無理して使わない。
歌詞の入力で楽をする
- 普通に歌詞を入力して歌詞割り当てや歌声入力をすると、タッチペンの操作が増えて大変。
- 「自動割り当て」を有効に使うと手間が省ける。
- 歌声用の歌詞を入力する。1つの音符に1音。発音しないで伸ばす音符は「ー」を入力する。
- 歌声の自動割り当てを使う。
- 歌声用の歌詞を削除し、歌詞割り当て用の歌詞を入力する。1つの音符に1文字。割り当てる文字がない音符は「ー」を入力する。
- 歌詞の自動割り当てを使う。
- 歌詞を本来のものに修正する。追加した文字は中央に割り当てられるので必要に応じて調整する。不要な「ー」を削除し忘れないよう注意。
- 不足している歌声を追加する。
パートの配置
- 楽譜を投稿して採用された場合、パートのならび順は自分が投稿したときのままで配信される。
- ゲームにはなんのさしつかえもないが、ヘンな並びだとダウンロードする側で嫌がられるかも。
- 作曲のパートの一覧画面で編集のボタンをおすとパートのならびかえができるので、気になる人は並び替えておこう。
- ちなみに任天堂製作の曲だと、左上から順に「メロディ(ボーカル)」「伴奏」「ピアノコードパート」「ギターパート」「ベース」「パーカッション」「ドラム」の順番であることが多い。
- 《Ver.2.1》より、「プレイヤー」モードが追加された。
- 一部のアレンジは、メロディを特定の楽器に変更する。メロディパートの指定がない場合はパート番号が小さいドレミタイプがメロディ扱いになる。
- 特に歌詞がない曲は、アレンジが変にならないようにパートの並びに気を付けよう。歌詞がなくてもメロディパートを指定できるので活用しよう。
自作曲の管理
- 『バンブラP』では前作『DX』のように完成・未完成の切り替え設定はできないが、シールを貼っておくことで、管理しやすくすることができる。
- 「データ読み込み」の自作曲一覧で未完成の曲にシールを貼っておくと、「絞り込み」機能でシールを貼った曲だけ表示したりすることができるので、自作曲が増えてきたときに便利。
- 《Ver.2.0》より「非表示」シールがつかえるようになった。「非表示」シールを貼っておくと、フレンド合奏などで「ランダム」ボタンを押しても選曲されないようにできるので、まだ未完成の曲にシールを貼っておくのがおすすめ。なお、「データ読み込み」画面の曲リストでは、「非表示」シールを貼っている曲もすべて表示される。
- もしくは、記号で始まる曲は少なく、リストの並びが最後になるので、未完成の曲は、タイトルの頭に「★」などの記号を付けるとよい。
便利なツール
- 「WaveTone」「聞々ハヤえもん」
- 耳コピー(耳コピ)で採譜するのに便利なフリーツール。興味のある人は検索してつかってみよう。
- 逆引きコード表
- 『DX』のwikiにアップされていたもの。鍵盤のカラムに「1」を入れると、その構成音のコード名が表示される。→逆引きコード表
作曲機能の仕様比較
項目 | 初代バンブラ | バンブラDX | バンブラP | 備考 |
---|---|---|---|---|
項目 | 初代バンブラ | バンブラDX | バンブラP | 備考 |
保存曲数 | 最大8曲 | 最大100曲 | 最大500曲 | 『バンブラPしもべツール』は最大10曲まで SDカードに空きがないと保存できない 1曲保存に約1ブロック使用(歌声データ無しの場合) |
パート数 | 最大8パート | 最大8パート | 最大10パート | |
楽器数 | 48種類 | 58種類 | 72種類 | |
小節数 | 最大120小節 | 最大120小節 | 4拍子:最大150小節 3拍子:最大200小節 | |
調号 | 最大5個 | 最大7個 | 最大7個 | |
コード楽器 | なし | ピアノ・ギターどちらか1パート | ピアノ・ギター各1パートずつ | ギターパートがあれば「弾き語り」モードで演奏可能 |
コード個数 | 最大240個 (伴奏自動生成用 2分音符単位) | 最大255個 ピアノコード最大32種類、変化なし ギターコード1セット最大8種類、変化30回まで | 最大300個 ピアノコード最大120種類、変化?回まで ギターコード1セット最大8種類、変化?回まで | 最初のコードを含む |
基本コード | M,m,add9,7, M7,m7,dim,m7♭5, aug,7sus4,6 | M,m,7,M7,m7,dim, m7♭5,aug,sus4,7sus4,6,add9 | M,m,7,M7,m7,dim7, m7♭5,aug,sus4,7sus4,6,add9 | ギターコードはポジションを変更できるようになった |
オリジナルコード | なし | 最大16種類 | ピアノ:最大64種類 ギター:最大32種類 | |
ピアノコードのボイシング | なし | 3~4和音、広がり3段階、最高音を指定 曲中での変更不可 | 3~4和音、広がり2段階、転回形を指定(+6~-6) 別種類のコードとして途中変更可能 | |
ギターコードのピッキング | なし | ダウンまたはアップ | ダウンまたはアップ 弦番号を指定可能 | |
ドラム楽器 | 最大7パート | 最大8パート | 最大10パート | ドラムパートのみの曲を作成可能 |
テンポ変更 | なし | 最大30回 | 最大126回 | 初期値を除く |
音量変更 | なし | 最大9回 | 最大254回 | 初期値を除く バンブラPでは、1音中での音量変更も有効になった |
全体音量 | なし | 0.50~1.50倍 | 0.50~1.50倍 | |
ステレオ設定 | パート毎に固定 | -10~10 | -15~15 | |
音域変化 | なし | 最大19回 | 最大90回 | 初期値を除く |
音色調整 | なし | エンベロープ・ビブラート・エフェクター(3種) | エンベロープ・モジュレーション(3種) エフェクター(4種)・フィルタ(5種) | コード楽器パートではエフェクター使用不可 |
音色変化 | なし | なし | 2パターンまで登録可 変化回数最大126回 | |
強弱調整 | なし | なし | 全体の強弱幅が3段階・音符毎に4段階 | |
リアルタイム入力 | なし | 鍵盤入力・ボタン入力・ハナウタ入力 | 鍵盤入力・ボタン入力 | |
歌詞入力 | なし | あり | あり | 『バンブラP』では「歌詞ページ」という概念消失 (DX移植の曲で歌詞に改行が多い曲があるのはこのため) |
拍子 | 4/4 | 4/4または3/4 | 4/4または3/4 | |
曲間コピー | なし | あり | あり | |
小節挿入・小節削除 | あり | なし | なし | |
伴奏自動生成 | ジャンル:6種類 | ジャンル:4拍子8種類、3拍子4種類 曲調:4種類 | なし | |
ボーカルパート | なし | なし | あり | 歌声データは1曲約400秒まで生成可能 |
コメント
- 作曲した曲のデータをコンピューターに移すことはできるのでしょうか? -- 2014-11-21 (金) 01:11:12
- 作曲のとき変な休符が出るのはどうすれば出ないようにできますか? -- 2014-11-21 (金) 18:18:57
- DXの作曲した曲をPに移すのは無理なんですか?? -- えまんも? 2014-12-15 (月) 12:22:59
- ↑手動で移すしかない -- 2014-12-17 (水) 16:16:45
- 3DSで作曲ができるのは、ありがたいが、まだ購入して半年しか経っていないので、慣れない。ギターコードがよく分からない。なんかD#とか色々あって難しい。あと、曲が一曲も作れない。イメージしにくい。どうすれば曲が出来上がるのか? -- MegahonP? 2015-01-24 (土) 18:33:48
- コード(和音)については本とかネットで勉強することをおすすめしますよ。コードの流れからメロディが浮かぶこともあるので。でも難しいので根気がいるかもしれませんね^^; -- 2015-01-26 (月) 20:49:25
- やはり最初は難しいですね。今すごく苦戦しています。作曲しながら、見てます。少しできました。投稿できるように、頑張ります!! -- MegahonP? 2015-02-11 (水) 20:15:17
- 拍子を途中で変えられないのがアレですが,それ以外は楽しくていいですね。だんだん本物の音源に近づいていくのがわくわくします。 -- ららら? 2017-06-26 (月) 12:08:16
- わかりにきぃわ -- 今田勇子? 2017-10-08 (日) 21:46:38
- なるほど -- 2017-10-11 (水) 15:06:51