スキノス

Last-modified: 2022-06-03 (金) 18:10:29

株式会社スキノスは、長野県上田市に本社を置く、発汗計研究を行う日本のベンチャー企業である。
換気カプセル型発汗計のブランドであるスキノス(SKINOS)は、皮膚(SKIN)に、換気カプセル型発汗計の開発者である信州大学医学部大橋俊夫教授のイニシャル(O)、長野工業高等専門学校坂口正雄教諭のイニシャル(S)を加えて名付けられた。
1998年に『大学発ベンチャー』である株式会社スキノスを立ち上げ、自らが開発した『差分方式換気カプセル型発汗計』を市販化。

企業概要

  • 会社名 株式会社 スキノス
  • 所在地 〒386-0017長野県上田市踏入二丁目16番24号信州大学オープンベンチャー・イノベーションセンター107号室
  • TEL 0268-75-9071
  • FAX 0268-75-9072
  • E-mail info@skinos.co.jp
  • 資本金 3,925万円
  • 関係企業 株式会社 西澤電機計器製作所(長野県坂城町)/スキノス東御研究所(長野県東御市)
  • 事業内容 1. 換気カプセル型発汗計を中心とした生体計測機器・研究機器の開発/2. 換気カプセル型発汗計を中心とした生体計測機器の販売/3. その他、医療機器・福祉機器等の開発
  • 許認可 第二種医療機器製造販売業(許可番号 20B2X10018)/高度管理医療機器等販売業(許可番号 30032195)/古物商許可(長野県公安委員会 第481101900032号)
  • 取引先 大学(医学、健康科学、教育学、服飾学、工学)・国公立研究機関、電機、自動車、通信、繊維製品、化粧・製薬等の大手企業研究所、医療機器・理化学機器商社

ミッション

発汗は私たち人間の『こころ』と『からだ』の状態を映し出す鏡のようなものです。 発汗計測の応用分野は基礎医学にとどまらず、スポーツ・運動、心理学等情動の可視化、労働安全衛生、皮膚科学・化粧品、冷暖房等の環境制御技術、また、皮膚科・神経内科・精神科等の臨床医療への応用も期待されています。
換気カプセル型発汗計の技術は、”ヒトを知る” 日本発のユニークな技術です。 私たちは、この技術の可能性を高めるべく努力して参ります。

ビジョン

体温、体動、心電図、筋電図、脳波、発汗 など・・・ “ヒトをはかる” 生体計測といえば、”身体の異常をみつける” 目的(医療機器)としての活用がイメージされますが、近年では、運動の効果を確認したり、体調管理の指標にしたり、コンピュータに人の意思を伝える入力デバイス(マンマシンインターフェイス)として活用したり・・・様々な活用方法が提案されています。 将来的には、日常生活で心身の状態を記録し医療機関との連携により日々の健康管理を行ったり、また、人の体調管理を行うロボット等の登場も期待され、生体計測技術はさらに重要性を増すと想像されます。 近年、 ・地球温暖化による世界的な気温上昇と熱中症の増加 ・先進国を中心とした精神疾患患者の増加 など社会問題になっていますが、温熱性発汗・精神性発汗の計測は、これらの問題解決に対し有効な資料を提供できる可能性があります。 私たちは独自の生体計測を展開し、”人を幸せにする”技術開発を行ってまいります。

沿革

  • 1981 信州大学医学部、国立長野高専を中心に発汗計開発を開始。
  • 1998 信州大学(大橋俊夫教授)と長野高専(坂口正雄教授)は、大学発ベンチャー(株)スキノス(代表取締役社長 中村正市)を設立。換気カプセル型差分方式発汗計(SKA-2000,SKD-2000)の製造・販売を開始。
  • 1998 日本発汗学会を設立。
  • 2003 換気カプセル型差分方式発汗計の医療機器承認。((株)スキノス / 販売名 : SKD-2000M)
  • 2007 発汗計の開発をスキノス東御研究所、製造販売を(株)西澤電機計器製作所に移管。流量補償方式換気カプセル型発汗計(SKN-2000)を開発。販売を開始。
  • 2017 新体制にて(株)スキノスを再始動。
  • 2018 発汗計を用いた発汗検査が、全身温熱発汗試験(D239-4)の一手法として保険収載。【信州大学発ベンチャー】の称号を受ける。
  • 2020 換気カプセル形発汗計のJIS規格制定(経済産業省「新市場創造型標準化制度」を活用)。