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キャストドール素体への色移りを防ぐには

Last-modified: 2020-01-09 (木) 18:54:51

黒や色の濃い服や靴、ウィッグを長い時間(数週間~1ヶ月程度)着用させたままにすると、服やウィッグの色がそのままボディやヘッドに色移りする場合があります。
これを「色移り」といいます。

 

現在 キャストドールの 色移りは 素材の特性上、完全に防ぐことは困難です

 

しかし、色移りを防ぐための対策の有無により、色移りの有無や深度に差が生じます。
以下に紹介する対策などをできる範囲で行う事をお勧めします。

 
 

色移りが避けられない主な理由 Edit

 
  • レジンやソフトビニール(ソフビ:ポリ塩化ビニル)などの樹脂素材には、一定程度の軟質性を保つために可塑剤が使用されており、
    素材には肉眼では可視できない細かく小さな気泡が沢山生じています。
    この気泡に衣服の染料等が浸透する事により、色移りが起こります。
     
    ※レジンよりもソフビ素材の方がこの気泡の含有量が多い事などから、色移りの頻度・進行速度及び浸透度が高くなります。
 

主な色移り防止対策:例 Edit

 

ヘッドへの色移り Edit

  • ウィッグキャップを被せる、ヘッドの蓋にラップを被せる / 耳の後ろや生え際をマスキングテープなどで保護する
  • ウィッグネットに白い不織布などで裏打ちをする
     
    ※シリコン製のヘッドキャップは稀にシリコン素材自体の酸・アルカリに対する加水分解(劣化)等により、べたつきが生じる場合もあります。
     定期的にシリコン製ヘッドキャップを外すなどして、一定程度通気性を確保するようにするなどの対策をしておくことをお勧めします。
     
    ※ウィッグ用スタイリング剤は多量に使用するとウィッグネットに染みて色移りしやすくなるので注意が必要です。
     スタイリング剤が毛先からフェイス表面に付着する事により、フェイス部分に染みが生じる場合などもありますので、使用量等には十分留意してください。
 

ボティ本体への色移り Edit

 
  • こまめに着替えさせる(色の濃い物を着用させたままにしない)
  • ボディストッキングを着せる(レジン製ドールよりも更に色移りの深度が早いソフビドールオーナーが主に使う対処法です)
  • ボディにラップを巻く
  • 色の濃い物は一度洗ってから着用させる(必要に応じて色止め剤等を併用します)
  • 白い不織布やマスキングテープで裏打ちをする
     
    ※白や色の薄い服を着せたままにしていた場合、キャストの揮発が原因で服が黄ばむ場合もあります。
     この対処法も、こまめな着替え、ボディストッキングなどが有効です。
     
    ※このほか、ドール本体等を Mr.スーパークリアーつや消し等のスプレーでコートする方法などが個人サイト等で紹介されています。
     効果の持続性等については、商品によって異なりますので、検索サイト等を利用し、ご自身で調べるなどしてから購入することをお勧めします。
     これらの商品をメイク済みのドールボディやドールヘッド等に使用する場合は、メイク等の質感を損ねる事のないよう、
     使用方法等を充分に確認した上で、自己責任にて慎重に行ってください。
 

色移りしてしまった際の対処方法 Edit

  • 大抵の場合は、メラミンスポンジで軽く拭きとる事により、落とす事が可能です。
     
    ※ただし、色移りが生じてしまった場合は、メラミンスポンジで軽くふき取る場合も含め、
     色移りした箇所を削る、色移りを落とすための溶剤を使用するなどの対応を行う事になります。
     ボディメイク等のメイクが施されている場合には、色移り部分のメイクを落とす事でしか対応できません。
     これらの方法で対処を行う際は、自己責任で十分留意した上で行ってください。
 
  • ごく軽度であれば、ガムテープなど粘着テープを押し当ててはがす事を数度繰り返す、木工ボンドパックをする、Mr.カラー薄め液で拭くなどの方法も有用です。
     
  • メラミンスポンジで落ちなければ1000番のサンドペーパーか600番以上のスポンジやすりで表面を軽く削り、
    2000番くらいのサンドペーパーで表面を整える等の作業を行うなどの対処が必要です。
     
  • ごく希に、色素が完全にキャストに染みこみ、大幅に削らないと色が落ちない、等の事例もあります。
    色写りの深度が深刻であれば、パーツごと差し替える事でしか対応不可能です。
     
  • 漂白剤に漬け込むこと や 重曹水で磨く事 によって色移りや黄変等が改善する場合もあります。この方法は主にソフトビニール素材に対して行われるものです。
    レジン素材の場合は、一時的に変色や色移りが改善した後に、更なる黄変・変色等を伴う可能性があります(可塑剤等の薬剤が反応することによるものです)。
    このため、実際に行うにあたっては、小さなパーツで試してみるなど、特に十分な注意が必要です。
    また、この方法を行う場合は、薬剤で色素を落とすことになりますので、ボディの赤み等の色味が抜けることになります。
    こうした対応を行った事例等を紹介した個人サイト等もあります。ご自身で検索するなどして、自己責任で行ってください。
     
     
    ※次のページも参考にしてください。
  • 手入れの際気をつけることは
  • パーティングラインを消すとき気をつけることは
  • キャストドールの経年劣化(黄変・退色)を防ぐには
     
     

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