Blade Rondo -Frost Veil-/圧壊剣

Last-modified: 2024-06-26 (水) 07:22:14

圧壊剣(あっかいけん)
コスト5 [L] ◆物理

物理攻撃
相手は自分の手札を2枚選んで捨て札にしても良い。
捨て札にしたなら、この攻撃のダメージは2倍になる。
捨て札にしなければ、この攻撃のダメージは4倍になる。

 

Blade Rondo -Frost Veil-で登場した5コスト◆物理
相手が手札を捨てなければダメージが4倍、捨てれば2倍になる効果を持つ。

 

相手に苦渋の決断を強いるカード。
7枚しかない手札を2枚捨てるのも、4倍でダメージが発生するのも相手からすれば脅威。
同弾には[L]凍結召喚(Y)が多く、4倍ダメージを狙いやすいのも良い所である。

 

ただし弱点もあり、手札を2枚捨てさせるカードとして、ないし相手に4倍ダメージ与えるカードとしては確実性に欠ける点がある。
スパイラルセージ≫のように他のカードと組み合わせたいものや、≪テンペストアイリス≫のように初動が遅れるカードを採用している場合、手札を捨てると勝ち筋がなくなる為、ダメージを選択するケースは少なくない。特に、1・2ダメージであればダメージ4倍にして手札を守るケースが多いだろう。
その点では、攻撃力をしっかり上げていないと相手に与えるプレッシャーが少なくなってしまうと言える。

 

また、手札に干渉するカードの中でも初動が遅い点には注意したい。
どちらの効果を発動できても、返しのターンで決着を付けられてしまっては意味がない。
刻み記すラメント≫が出てきてダメージが与えられない…といった事態も目が当てられない。

 

総じて、攻撃力の高さが安定性に直結しているカードと言える。
効果内容を相手が選択する都合上、フィニッシャーとしても手札捨て要因としても安定はしない。
ただ、どちらを選んでも相手の戦略を破壊できる…といった状態に相手を追い込んでこそ真価を発揮できるだろう。
今までとは一味違った、豪快なコントロール戦略が組めるカードといったところ。

 
  • 相手に与えるダメージの計算表は以下の通り。
    元ダメージ-2倍時-4倍時となっている。

1-2-4
2-4-8
3-6-12
4-8-16
5-10-20
6-12-24
7-14-28

 

4倍ダメージを通すことが出来るのであれば、攻防差が4以上で一撃必殺となる。
この場合、相手は間違いなく手札を捨ててくるだろう。
逆に2倍ダメージで相手を一撃で倒すには、攻防差が8必要なのでほぼ不可能。
相手との攻防差が2・3で、4~12ダメージの辺りを左右するのが主になると思われる。

  • 燐灯るエチュード≫の効果を使っても、先に1ダメージ追加してから2倍 or 4倍…といった処理はできない。
    これは、燐光の発動タイミングが他と異なるため。
    クロウリーシラン≫であれば、増やしてから+1しても+1してから増やしても問題ない。
     
  • 発売前にテキストの修正が行われたカード。この旨は公式Twitterでも取り上げられた。

テキスト修正前
圧壊剣(あっかいけん)
コスト5 [L] ◆物理

物理攻撃
相手は自分の手札を2枚選んで捨て札にしても良い。
捨て札にしたなら、この攻撃はあなたの攻撃力を2倍として扱う
捨て札にしなければ、この攻撃はあなたの攻撃力を4倍として扱う

攻撃力を4倍にしてしまうため、攻撃力が6あると防御力9の上からでも相手を一撃で倒してしまう。
2倍の場合においても、お互いの攻防が6の状態で6ダメージを与えられる為攻撃性能は充分。
ほとんどの場合、相手に手札を2枚捨てさせるカードとしてしか機能しなかっただろう。
その上で大ダメージを与えられるのだから、破格の利点を持ったカードになっていた。
勿論ゲームバランス的にもよろしくない為、変更は妥当だと言える。

 
  • 前弾に収録されていた≪重撃剣≫と似通った効果を持つ。
    修正がされていなければ、ほぼ上位互換に近い効果であった。
    (一応リミテッドでこそないものの、先述した通り一撃で与えられるダメージが桁違いである)
    同じイデアが近い効果を持つことは珍しくないが、このカードの場合はより顕著であったと言える。
     
カード情報
カードナンバーNo.65
イデア名Brioche(ブリオッシュ)
ArtRAYVON
フレーバー主人の想い人を守るべく、複雑な感情を噛み殺して剣を振るう召使いの物語。

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