invisible sign－イス－ 眠れる森

『invisible sign－イス－』前作と大きく異なるのは、そのエンド数の多さと多彩さ。
主人公・相澤舜視点による本編は、柏木優斗と鞠谷佑一郎という新キャラを迎え、現在に起こった傷害事件と、20年前の未解決事件が交差するデュアルミステリー。
また、本編以外のサイドルートには、三宅真琴、和久井遼、松岡聡、紀村凛らとの事件を絡めない多彩な展開が。ほのぼの、コミカル、ギャグ、シニカル、バッド、デッド…そして本編のミステリーを解く鍵がちりばめられたトゥルーエンドなど…。これらだけでも30近いエンドに！

また、今回一番のポイントとなるのは、先に紹介した本編とサイドにトゥルーエンドを観るという条件を満たすことで現れる、もうひとつの選択肢。
三宅真琴視点によるもうひとつの本編ストーリーが展開されるというダブル構造。

前作をはるかにしのぐシナリオのボリューム＋スケール！
主人公と主人公以外からの視点で綴られる人間模様。
今回はアドベンチャー形式を辿りながら、要所でデジタルコミックを取り入れ、展開の広さと対人関係の深さを求めた『イス』の世界が堪能できます！

• 相澤舜(あいざわ しゅん)　cv：関智一
  16歳。主人公。愛されることを知らず育った孤独な少年は追い詰められ、もう一人の自分を生み出した。恐怖に動じることなく、貪欲に愛を貪る凶暴なもう一人のシュンを…！
• シュン(しゅん)　cv：関智一
  男でもなく、女でもない。独りで生まれて来たと言う、舜の第2人格・シュン。大人の男性を好み、女性に敵対心を持つシュンは、舜を「あいつ」と呼び、舜の弱さを嘲笑いながら、舜の身体を快楽の道具に使い――…傷つける。
• 三宅真琴(みやけ まこと)　cv：石田彰
  16歳。幼馴染み・親友。幼い頃から明るく舜を励まし続ける真琴。あたりまえのように、真琴に依存する舜。近くにいすぎて見えない…。近くにいすぎるから、触れられない。かけがいのない親友と過ごす時間の愛しさともどかしさの中で、舜は――……。
• 成宮英明(なるみや ひであき)　cv：相沢正輝
  41歳。精神科医・執事。大学病院の助教授という肩書きを捨てて、舜の傍にいるために相澤家に――…。肉親からの“無償の愛情”を知らずに育った舜にとって成宮だけが保護者と呼べる存在。血の繋がらない保護者の寡黙な愛に包まれていたはずの舜だった、が――……。
• 松岡聡(まつおか さとる)　cv：中井和哉
  27歳。聖和学園敷地内で発見された生徒の変死体。その事件性を探って捜査する刑事。被害者について何かを知っているらしい舜に近づくうちに、もうひとりの彼の姿を見ることになる。舜を疑う気持ちを拭えないまま、シュンに興味を持った松岡は――…。
• 吉永貴也(よしなが たかや)　cv：成田剣
  25歳。担任・生物教師。聖和学園の卒業生でもあり、誰よりもこの学園の生徒達の気持ちを理解していると自負する青年は、一方的に、教え子である舜に自分と同じ匂いを感じている。肉親の愛情を知らずに育った舜に『愛』を教える…。彼の想いは狂気か純愛か――…？
• 和久井遼(わくい はるか)　cv：鳥海浩輔
  17歳。初等部から同じ教室で過ごしてきたクラスメイト。幼馴染みでありながら、舜と一線を引き続ける遼は、舜を理解しようとせず、仲間とつるんで彼をからかい、嫌がらせをし続ける。けれど、舜はなぜか遼を突き離せない。わがままな社長令息。素直になれない遼の本当の姿とは――…。
• 陣内あゆり(じんない あゆり)　cv：斎賀みつき
  年齢不詳。聖和学園の保健医。保健室の常連となりつつある舜を心配している。自らも霊能力者だが、舜とは違い毅然と立ち向かう強い心を持った女性。しかし、その能力のために医者を諦めた過去を持つ。
• 紀村凛(きむら りん)　cv：雪野五月?
  17歳。聖和学園敷地内で変死体が発見されるという怪事件が起きた。その事件現場に現れる謎の少女・凛。近隣のお嬢様学校に通っているという彼女だがそういう雰囲気がまるでない男勝りな性格。まもなく時効を迎える舜の兄の誘拐事件にも興味を示し、舜に付きまとうが――…。
• 林原健介(はやしばら けんすけ)　cv：荻原秀樹
  25歳。聖和学園敷地内で変死体が発見されるという怪事件が起き、松岡とともに学園を捜査する刑事。松岡を慕う後輩で、熱くてそそっかしいところがタマに傷だが、実は国立大出のエリート候補。霊現象やオカルトには理解がないリアリストで融通の利かない頑固者だが――…。
• 柏木優斗(かしわぎ ゆうと)　cv：福山潤
  16歳。高等部に主席で途中入学してきた秀才。舜と遼のクラスメイト。しかし、優等生としての彼の生活は仮面。舜の第2人格・シュンと出逢った優斗…ふたりの間に共感が芽生える。シュンの初めての“親友”となる彼は、多重人格者だと理解した上で、舜にも近づくのだった。「生まれながらに前世の記憶を持って生まれた」「魂は25歳の青年」と言う16歳の少年が、境遇と生活から解放される時を切望して選んだ道は……？
• 鞠谷佑一郎(まりや ゆういちろう)　cv：子安武人
  34歳。警視庁のエリート。柏木家の事件を担当する管理官。林原の大学の先輩でもあり、憧れる存在。しかし、林原とのコンビを組む所轄の刑事・松岡は彼の行動に疑念を抱く。とうに時効となった20年前の未解決事件と彼の関わりとは？　彼が追い求めるその真実は、彼の未来をどう左右するのか…？　正義感溢れるエリート。しかし、彼もまた、空虚な想いに葛藤を抱える男だった。
• 柚原七生(ゆずはら ななみ)　cv：田坂秀樹
  23歳。前任の担任・吉永が辞職した後、急遽副担任から担任になった新米教師。吉永同様聖和学園出身だが、大会社の末息子というかなりのブルジョワ。担当教科は英文法。教育に熱心というわけでもなく、どちらかと言えば無関心・無感動なけだるさを醸し出す。そんな彼が背負っている重圧…そして、誰も想像し得なかった過去とは……。