概要 
- コマンドーのビルドについての考察・まとめ。
- このクラスは汎用性の高いスキルが多いため無難にビルドを作ることができる。逆にどのような方向性で行くかを悩みやすい。
- パッシブスキルの存在から、エクスプローシブ属性の武器、シールドリチャージディレイが長い強力なシールドなどを使いやすい。
- パッシブスキルで強化可能なもの
- 無属性・エクスプローシブ属性、アサルトライフル、ライフ最大値、シールド全般。
装備 
武器 
- エクスプローシブ属性の武器全般
- ステディ、ドゥオアダイやGrenadierなど、エクスプローシブ属性を強化するスキルが多いため好相性。
ただし、Torgue製バレルのアサルトライフルなど一部強化対象外の武器があるので注意。詳細はこちら。
DLC2を所持していればTorgue自販機で買えるため選別も容易。中でもUnkempt HaroldやNukemはかなり強力。弾数に不安があればPocket Rocketも良い。
DLC4を所持しているならSWORDSPLOSION!!!、Ogreも候補。特にSWORDSPLOSION!!!はクエスト報酬で手に入る割に高性能。
- Shredifier(無属性)
- 連射力が高くマガジンサイズの大きいアサルトライフルなので、デューティーコールや後述のThe Beeと相性がよく、アサルトライフルのマガジンサイズが増えるスキル オーバーロード、アサルトライフル強化クラスMODのRiflemanの恩恵も大きい。ただし弾の消費が極めて激しいため弾切れに注意する必要がある。
- Tediore製の無属性ピストル、ショットガン、サブマシンガン
- 無属性武器のリロードグレネードはエクスプローシブ属性となるため、エクスプローシブ属性武器同様に相性が良い。
可能なら銃が分裂したり子爆弾を生むBaby Maker、Avengerが望ましいが入手難度は高い。
なおリログレ主体の場合、The Bee は不要になるのでシールドの選択が広がる。
- Toothpick ※要DLC5
- 6発消費で1列5発を2列発射する炎属性のアサルトライフル。炎属性のためデューティーコールは乗らないが、オーバーロードやクラスMODのRifleman、The Beeの恩恵が大きく、弾消費が極めて激しい。
最大の利点は入手のしやすさで、普通のSand wormからもドロップを狙えるのが魅力。
シールド 
- The Bee
- リチャージディレイが長いため、通常の撃ちあいになってしまうと効果を発揮させづらい。しかしコマンドーはウィリング、プレッシャーといったスキルで大幅にリチャージディレイを短縮できるため、常用することも可能。
- Neogenator、Evolution
- 生存率向上の役に立つシールド。サバイバルツリーとあわせることでかなり粘り強く戦え、リチャージディレイが短いためプリパレイションも発動しやすい。ただし、レートが向上するウィリングはともかく、プレッシャーとの相性は悪い。
- The Sham、Sponge
- これも生存率向上の役に立つ。リチャージ中は弾丸吸収をしてくれないため、ウィリングとも好相性。
- Big Boom Blaster
- 被弾時に確率でランチャー、グレネードの補給付きシールドブースターを落とすシールド。
残弾を気にせずグレネードをポイポイ投げられるのでエクスプローシブ特化ビルドと相性が良い。
組み合わせるグレネードMODはエクスプローシブ属性のFastballが特に○。
クラスMOD 
- Engineer
- タレットに頼りがちな序盤~中盤のお供。リソースフル&セントリー付きの2種スキルタイプで良い。
セントリーに1だけ振り、リソースフルを最短で目指すとLv22で到達。 - Grenadier
- エクスプローシブ特化と相性がよい。MODの効果も上昇スキルもTorgue製向き。
- Rifleman
- アサルトライフル特化と相性がよい。
- Legendary Soldier
- コマンドーは1階層のスキルが全て非常に有用で、かつMODの効果も全て美味しい。特別に理由がないならこれを装備しているだけで十分。
レリック 
- エレメンタル(エクスプローシブ属性)
- エクスプローシブ特化ビルド向け。
- アリージェンス(Tediore)
- エクスプローシブ特化かつTediore銃のリログレ主体ビルド向け。
スキル構成 
汎用型 
基本形(Lv31)
http://bl2skills.com/commando.html#55550104010000000000000000000000
1ポイントで取得できるスコーチドアースと、ダブルアップのスラグ化能力が強力。
アクストンはこの二つを取得してからが本番と言えるだろう。
最終形(Lv57)
http://bl2skills.com/commando.html#55550104010000000000055500055001
- おすすめ装備
武器:メイン[Unkempt Harold、ogre、Sand Hawk、Hellfire、Hornet等]、スラグ[Florentine、Slagga、スローハンド]、回復用[Rubi]、復活用[Badaboom、Norfleet、Nukem、Tunguska]
グレネード:Magic Missile、Quasar、Storm Front、Chain Lightning、Meteor Shower
シールド:The Bee
クラスMOD:Legendary Soldier
通常のクエストからレイドボスまで、シチュエーションを選ばず一定以上の成果を上げることを目的としたビルド。
ガンパウダーツリーはわかりやすく強くなれそうなスキルが揃っているが、切り捨てている。
各々所見はあるだろうが、ピーキーな超火力キャラであるサルバドールやクリーグと違って、アクストンで火力特化にしてもただの器用貧乏にしかならないと考えるからである。
アクストンの場合、シールド強化スキルとタレットによるヘイト分散能力を活かし、いかにThe Beeを維持するかに腐心するほうがクラス特性に合っている。
The Beeを最大限活用するために、自動でスラグを撒けるダブルアップと、ヘイトをより分散できるようジェミニを採用している。
その過程で取得できる他のスキルも、状況を選ばず活躍できるものが多く、安定感のある戦いができるだろう。
ラストディッチとクイックチャージを削って、サバイバルツリーの他のスキルに振るのもあり。ただしどれを取得するにしても5振りするようにした方がいいだろう。とにかく器用貧乏は避けたい。
Lv61時点で余る4ポイントは、Legendary SoldierクラスMODを持っているならインパクトとエクスパティーズに1ポイントずつ振って、残りは好きなように。
持っていないならエクスパティーズに4ポイント振るのが良いと思われる。
Lv57時点で下地が完成するため、Lv72まで到達してもスキル配分は基本的に同じのままで良い。
ただし、Lv61時点とは異なり、余りが15ポイントも出る関係で、ガンパウダーに11ポイント充てればロングボウまで到達する事ができる。ジェミニとの相性も良いので習得推奨。(タレットは1門目は近くに置き、2門目を遠くに飛ばそう)
ロングボウ習得後も余る4ポイントはお好みで。ガンパウダーの第四階層にはぎりぎり届かないので諦めよう。
ゲリラとサバイバルにそれぞれ26ポイント以上、ガンパウダーに11ポイント以上のこの配分が、Lv72コマンドーにとっての鉄板だろう。
生存力特化型 
最終形(Lv61)
http://bl2skills.com/commando.html#14050000005104413010055004105151
- 装備
武器:Unkempt Harold x2、Florentine、Rubi(Grog Nozzle)、Badaboom
グレネード:Chain Lightning
シールド:Evolution
クラスMOD:Legendary Soldier
レリック:ライフ増加系
これはDLC4のマジックスローター バッダスラウンドを安定してソロクリアするために構築したビルドだ。
汎用型と違いThe Beeを使用しないため、ガンパウダーツリーにも投資している。
大きなポイントは、ロングボウタレット+マグロック+ジェミニで、とにかくできるだけ長時間ヘイトを逸らしてもらうことにある。
この場合、一つのタレットを遥か遠方に飛ばしてもう一つを敵の近くに置く、という定番の運用はしない。両方共敵の近くの高所に配置し、積極的にヘイトを集めてもらう。
それでもなお痛い攻撃がバンバン飛んでくるのだが、中でも恐ろしいのは炎の矢と炎魔法の継続ダメージだ。これを軽減するためにフォーベアランスを取得している。
もともとウィリング、ヘルシー、プリパレーションと生存を助けるスキルに優れるアクストン。それに加えて被弾率を下げ、手痛い攻撃を軽減することで、目に見えてダウンしにくくなり、もしダウンしてもガッツという保険がある。
ガッツは5振りで20%の発動率なので、一見心もとないように思えるが、実際のところとても20%とは思えないような高頻度で発動する。4、5回連発するのもよくあることだ。
ここまでくるとダウン後のフォローとしてラストディッチも欲しくなるかもしれないが、これはいらない。なぜならこの時点であまりダウンしなくなっているからだ。他のスキルを削ってまで投資する価値はない。
メインウェポンはUnkempt Harold x2だが、要所でBadaboomを使用することで難易度が大幅に低下する。
ワープするスケルトン、弓持ちクリスタルスケルトンの二者は、有無をいわさずBadaboomで始末する。
剣持ちクリスタルスケルトン、炎の弓兵、魔法使い、銃持ちドワーフは、敵の数が多い状況ならBadaboomで優先的に倒す。
適切に使用していけば、素の30発で十分足りる。
ライフとロケラン弾携行数を強化できるレリック、Ancientsの血を持っていれば、より楽である。
なお、当然マジックスローター以外でもかなりの安定感を発揮できる。
フォーベアランスを切ってクイックチャージあたりに振ればより汎用的だろう。
エクスプローシブ特化型 
基本形(Lv43)
http://bl2skills.com/commando.html#50050100005005515010005000000000
最終形(Lv69)
http://bl2skills.com/commando.html#54055105015005515010005050140100
- 装備
武器:無属性Baby Maker、スラグ属性の武器、(Unkempt Haroldなどサブマシンガン以外のエクスプローシブ属性武器×2)
グレネード:エクスプローシブ属性のFastball、ライフ吸収型グレネード
シールド:Big Boom Blaster
クラスMOD:Grenadier or Legendary Soldier
レリック:エレメンタル(エクスプローシブ属性) or アリージェンス(Tediore)
タレットの強化はそこそこに、あくまでアクストン本体で火力を出すことを目指したビルド。
タレットの火力不足が深刻になるUVH以降は勿論、グレネードやロケットでの切り返しがしやすくなるので育成途中でも案外有用。
基本形ではガンパウダーツリーを優先しているが、グレネーダーブーストの付いたGrenadierを引けたらグレネーダーを先に取ってもいい。
また最終形ではエクスパティーズ、ヘルシーを切っているがクラスMODにLegendary Soldierを採用するならブースト目当てで1振りもあり。
タレット強化は序盤はスコーチド アースまでに留め、UVHまでにダブルアップを取得。最下層のスキルではあるが、スラグ化をタレットに任せられる恩恵は大きいので本体優先ビルドでも必ず取得しておきたい。
退避場所確保のフェイレンクス シールド、配置に融通が効くようになるロングボウ タレット・マグロックはポイントも1で済むので余裕があれば。
頻繁に配置することが前提のニュークはサポート運用とは噛み合わないため取得を見送っている。
装備は最終的にはリログレ+Fastball+アリージェンス(Tediore)のTediore特化でポイポイ投げまくるのが理想だが、揃うまでは定番のUnkempt Harold+The Bee+エレメンタル(エクスプローシブ属性)などTorgue武器主体で固めるのが良いだろう。
ダメージアップ系スキル考察 
ダメージアップ系スキルの効果は、その種別によって異なる。
爆発系武器を使用する際は一考されたし。
- インパクト(射撃ダメージアップ)
- この効果は実弾ダメージとスプラッシュダメージ双方に適用される。
- ステディ、ドゥオアダイ(グレネードダメージアップ)
- この効果はスプラッシュダメージにのみ適用される。
- バトルフロント(射撃ダメージアップ+グレネードダメージアップ)
- この効果は実弾、スプラッシュ双方に適用され、さらにスプラッシュには二重にかかる。
表にすると以下のようになる。(スキルレベル5として計算)これはクラスMODについても同じで、爆発特化にするからといってグレネーディアMODが最善とは限らない。通常 インパクト ステディ バトルフロント 実弾 100 120 100 130 スプラッシュ 100 120 125 169 合計 200 240 225 299
レジェンダリーMODやライフルマンMODの方がより高い効果を得られるのでは?もう一度よく考えよう。
※同じビルドの場合、火力自体はGrenadierがもっとも安定して高い。Riflemanはバトルフロント発動時かつアサルトライフル使用時にGrenadierを超える可能性がある。Legendaryはクールダウン減少、発射速度上昇、他スキルの上昇が魅力。
プレッシャー考察 
ライフ残量に応じてリロード速度とシールドリチャージディレイにボーナスがつくプレッシャー。
実際どの程度の効果があるのか、リチャージディレイに関してあくまで体感で大雑把に調査した。
- 条件
- リチャージディレイ5.06のシールド
- ウィリングは5振り
- 結果
- プレッシャー0の場合 → だいたい3秒
- プレッシャー5、ライフ60%くらいの場合 → 2.5~2.7秒くらい
- プレッシャー10、ライフ30%くらいの場合 → およそ2秒弱
- 考察
注意点として、リチャージディレイ短縮効果とは、ディレイタイムそのものをカットするわけではなく、“ディレイの秒数に至るまでのカウント速度”を上げる効果だということだ。
クールダウン速度上昇スキルなどと同じで、速度を上げれば上げるほど実際の短縮効果は小さくなっていく。
また、シールドの元々のディレイが速い場合も、当然効果は小さい。
まず、この式は大雑把な体感の結果から推測したもので、正確性は保証できないことを断っておく。
ウィリングの効果を含むリチャージディレイは以下の式で求められる。
シールドスペック上のリチャージディレイ=a とし
ウィリングのリチャージディレイ短縮率=b とする
a/(100+b)*100=実際にリチャージが始まるまでの時間
リチャージディレイ5.06、ウィリング5振りなら
5.06/(100+60)*100=3.1625
となり、つまり“だいたい3秒”という結果が得られる。
続いてプレッシャーの残りライフに依存するスキル効果についてだが、おそらく以下の式で算出されるのではないかと思われる。
(1-現在ライフ/最大ライフ)*プレッシャー短縮率=c とする
a/(100+b+c)*100=実際にリチャージが始まるまでの時間
リチャージディレイ5.06、ウィリング5、プレッシャー5、ライフ60%なら
5.06/(100+60+24)*100=2.75
リチャージディレイ5.06、ウィリング5、プレッシャー10、ライフ30%なら
5.06/(100+60+84)*100=2.073...
となり、上記体感計測結果にかなり近い数値が出る。