Т-34

Last-modified: 2021-04-14 (水) 04:03:31

ソビエトが使用した戦車の中でも、代表的な戦車。

特徴としてはまず、当時としては破格だった野砲クラスの76mm砲を砲塔式に搭載していたことである。当時の戦車の主砲は砲口径60mm未満が主流であり、一部の戦車は75mm級火砲を搭載していたが、車体に砲郭式に搭載していたため汎用性が低かったり、Т-34のそれと比べ小型で低威力だったりと、何かしら劣っていた。
次に装甲板に傾斜や曲面を取り入れることで、当時の戦車としては高い防御力を持たせていたことである。本兵器は当時主流である小口径対戦車砲に対する完全防御を達成していた最初の戦車だった。他の戦車は良くて正面のみでそれも「一定距離外で被弾した場合」という条件付きであることが多かった。

しかし、欠点もある。一つは小さな砲塔にクッソデカイ76mm砲を突っ込んだため、砲の操作員が本来三人必要なところを二人しか入れなかったため、素早く射撃ができず、場合によっては性能が劣る筈のドイツ戦車に優位な位置に移動され、撃破されてしまったという事態が発生することは珍しくなかった。
この問題は後に敵の新型戦車に対抗するため、85mm戦車砲に換装した時に砲塔も大型になり、砲塔内の人員が一人追加されたことで改善されている。

二つ目に操縦に多大な重労働を強いられることである。Т-34の変速レバーが非常に重く癖が強かったため、運転手の身体的負担が大きく、設計通りの速度を発揮することが難しかった。これは砲塔の欠点とは違い、最後まで改良されなかった。