まんがタイムきらら

Last-modified: 2021-04-16 (金) 07:23:14

まんがタイムきららとは、芳文社発行の青年漫画雑誌(月刊)である。

概要

萌え4コマ誌の草分け的存在であり、少女らの日常を描く日常系の界隈では圧倒的支持を誇る。
元々は同じ芳文社の『まんがタイム』から派生した雑誌だが、現在では『きらら系』として独立した扱いをされることが多い。単行本もまんがタイムKRコミックス*1という独自のレーベルで発行する。

姉妹誌が4誌あり、統一テーマは『夢・希望・勇気・ときめき』。

特徴

購読層は男性が圧倒的に多く、また学生など若年層が中心だという。
現在は系列4誌があるが、全て萌え4コマ(ただしフォワードはストーリー誌)専門。その中でも特に日常系が多く、「日常系と言えばきらら」と日常系の代名詞として扱われている。しかし日常系専門という訳ではなく、部活ものやラブコメなど様々なジャンルの作品が掲載されている。

系列各誌

まんがタイムきらら

きらら系の元祖。通称は本誌
2002年創刊で、キャッチコピーは、ドキドキ☆ビジュアル4コマガジン(D☆V)
当初は萌え4コマ黎明期だったこともあって、若者向け4コマ誌という位置付けだったが、現在は萌え4コマ専門誌となっている。現在の作品は日常系が中心で、全体的に穏やかな雰囲気の作品が多いギャグ2作品を除いて。実は本誌でありながら、きらら4誌の中でアニメ化した作品が一番少ない。
代表作に『けいおん!(連載終了)』『三者三葉(連載終了)*2』『あっちこっち』『ゆゆ式』『スロウスタート』など。

まんがタイムきららキャラット

きらら系の次女。当初は女性向け作品もあったが、徐々に萌え系作品にシフトした。本誌と比べて萌えを強調した作品が多い。またアニメ化した作品が多く、きらら初のアニメ化作品である『ひだまりスケッチ』を始め、きらら系作品でアニメ化された36作品中12作品が当誌の作品である(2021年現在、アニメ化予定作品含む)。
代表作は『ひだまりスケッチ』『GA芸術科アートデザインクラス(連載終了)』『キルミーベイベー』『NEW GAME!』『Aチャンネル(連載終了)』『まちカドまぞく』など

まんがタイムきららMAX

きらら系の三女。*32004年創刊。テーマはドキドキ☆全開4コマガジン。当初からほとんどの作家が新人で、マニアックなネタの作品も多い。そのためか、姉妹誌と比べてやや作品の入れ替わりが激しく、特に2019年の一時期はアニメ化作品を除くと2巻以上続いている作品がゼロという事態に陥っていた。*4
代表作は『かなめも(連載終了)』『落花流水(連載終了)』『きんいろモザイク』『ご注文はうさぎですか?』『ステラのまほう』『どうして私が美術科に!?(連載終了)』など。

まんがタイムきららフォワード

きらら系の四女。2006年創刊。きらら系唯一のストーリー誌であり、そのため他のきらら系雑誌と比べて日常系作品が少ない。その代わりSFやファンタジー、スポーツものといった、きらら系としては珍しいジャンルの作品が多い。また単行本の発売日が違うなど、きらら系誌の中では異色の存在である。
代表作は『あんハピ♪(連載終了)』『がっこうぐらし!』『ゆるキャン△(アプリに移籍)』『球詠』『マギアレコード*5』など。

まんがタイムきららミラク(休刊)

きらら系の五女。2012年創刊。当初から漫画初挑戦の新人を集めていたため、他のきらら雑誌と比べて世界観が独特な作品が多い。専用のWebサイトを持つなど力が入っていたが、2017年に休刊。一部作品は他の系列誌に移籍した。なお、ミラクの英語表記はmiracleである。
代表作は『幸腹グラフィティ(連載終了)』『桜Trick(連載終了)』『うらら迷路帖(本誌に移籍後、連載終了)』『城下町のダンデライオン(本誌に移籍)』『広がる地図とほうき星(Webに移籍)』など

その他

  • まんがタイムきららカリノ
    2012年に創刊したストーリー誌*6。季刊だったがvol6で休刊している。ほとんどの作品が単行本化されておらず、復刊や電子化も行われていないため「幻のきらら誌」と言われる。
  • まんがタイムきらら☆マギカ
    オリジナルアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のスピンオフのみを掲載した雑誌。フォワードの増刊扱いだったが、vol30以降は不定期刊行となり、実質廃刊となった。一部作品はフォワードに引き継がれている。

メディア展開

アニメ

2007年の『ひだまりスケッチ』を皮切りに、30作品以上がアニメ化されている。『けいおん!』、『ご注文はうさぎですか?』など社会現象級のヒットを上げた作品もある。
熱狂的なファンは難民と呼ばれる(下記「用語」欄参照)。

映画化

けいおん!』がアニメ映画化されている他、『きんいろモザイク』『ご注文はうさぎですか?』で劇場版が制作されている。今後は『ゆるキャン△』の劇場版と『きんいろモザイク』の劇場版第2作が公開される予定*7
がっこうぐらし!』は実写映画化が行われた。きらら作品としては初の試みで、キャベツの描写を心配する声もあったが、概ね好評だった。

ゲーム

きらら系全体のゲームとしては、2017年にリリースされたスマホゲーム『きららファンタジア』がある。(きららファンタジアを参照。)

イベント

きらら系全体のイベントでは、舞台イベント『まんがタイムきららフェスタ』が毎年開催されている。
さらに創刊15周年記念として、展覧会『まんがタイムきらら展』が2018年に東京、2019年に大阪で開催され、2020年には新潟で開催されている。
コミケなどのイベントにも参加している。

TVドラマ

2020年に、『ゆるキャン△』のTVドラマが放送された。
当初はきらら作品のドラマ化は例が無かったことや、作中の雰囲気や細かな設定が実写で表現できるか疑問視されていたが、丁寧な作りと顔芸で概ね好評を博している。2021年4月から2期が放送中。

ノベライズ

黒歴史
なぜやった

用語

作品個別の用語は個別記事で

  • 難民(なんみん)
    2012年にアニメ化された「キルミーベイベー」と2013年にアニメ化された「ゆゆ式」の放送終了後、その世界観から抜け出せなくなってしまったファンが続出、続編を求めさまよう様を比喩的に表した言葉。元々は『なかなか続編が制作されない日常系アニメ作品の熱狂的ファン』という意味合いだったが、現在は日常系アニメのファン全般を指して使われることもある。
    ちなみに続編の制作など、難民の受け入れ先が見つかることは救済と呼ばれる。
  • 〇巻乙(―かんおつ)
    打ち切りのこと。2巻打ち切りで2巻乙、3巻打ち切りで3巻乙となる。「巻」を省略して〇乙と言われることもある。KRコミックスの打ち切りは2、3巻で行われる場合が多く、4巻以降は完結する作品が殆どのため、〇乙表現は用いられない。
    意味が意味なので、無闇に使うと打ち切り作品のファンが不快に思うため注意。
    誌面では打ち切りの婉曲表現として「グランドフィナーレ」がよく使われる*8ため、こちらの表現が使われることもある。
  • ゲスト掲載(-けいさい)
    読み切り掲載のこと。基本的にはゲスト掲載→連載の流れとなる。ゲストで終わり、連載されない場合でも再登場することがあるため、気に入った作者先生は諦めずに応援しましょう。
  • きららジャンプ
    きららアニメのオープニングで、全員でジャンプするシーンのこと。『けいおん!』のオープニングが元祖だと言われているが、必ずしも全作品にあるわけではない。当初はファンの間でのネタだったが、現在は半公式のような扱いで、「きららファンタジア」にもこれを模した動作がある。
  • きらら×きららキャンペーン
    京都市を走る叡山電車との不定期コラボキャンペーン。*9
    『けいおん!』のロケハンが行われたことをきっかけに、叡山電車900形の愛称が『きらら』である*10ことからコラボを行うように。アニメ化やイベント開催時を中心に、ヘッドマークの取り付け、記念乗車券の発売、ラッピング*11などが行われる。
  • 準きららアニメ
    単行本がKRコミックスから出ていたり、芳文社が出資していたりときらら系と関係しているもののきらら系五誌に原作が掲載されていない作品を指す通称。主な例に「魔法少女まどか☆マギカ」「サクラクエスト」「アルノドア・ゼロ」がある。これらの作品は基本的にきららアニメには含まれない*12。なお、「わかば*ガール」に関しては、原作がきらら誌に掲載されたことがないがきらら作品の扱いとなる*13
    ちなみに「ジェネリックきらら」はきらら系に類似したきらら系以外の作品を指すスラングで、準きららアニメとは異なる。
  • コミックFUZ(-ふぁず)
    芳文社のスマホ向け漫画アプリ。基本は無料で、「メダル」を貯めることで作品を読むことができる。多くのきらら作品やきらら以外の芳文社作品も収録されている。きらら系四誌は発売日午前0時に最速配信される。
    ここでのみ連載されている作品もあり、その場合単行本は、雑誌からの移籍作品を除き「FUZコミックス」という独自のレーベルで刊行される*14

コメント


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*1 当初はまんがタイムきららコミックスだったが、商標の関係で変更された。また、KRコミックスで出版された単行本には『Kirara menu』という通し番号が付与される。2019年現在は1500番前後。
*2 創刊号から17年という長期に渡り連載された。
*3 ただし独立創刊はキャラットより早い
*4 その後、『私を球場に連れてって!』の2巻が発売。
*5 オリジナルアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のスピンオフゲームのコミカライズ。準きららアニメ(下記「用語」欄参照)にあたる。
*6 分類上は雑誌ではなくコミック扱い。
*7 なお「みのりスクランブル!」も劇場で上映されたことがあるが、イベントの一環としての上映であった。
*8 完結する作品で使われることもあるが、単にグランドフィナーレと表記されている場合は打ち切りのことが多い。
*9 ちなみに親会社の京阪電気鉄道も、沿線に本社を構える京都アニメーションの作品を中心に、アニメコラボが多い。
*10 ただし、コラボ対象の車輌に900形が使われることは少ない。
*11 ただし京都市の条例により、全面ラッピングは行われない
*12 まどか☆マギカに関しては、きらら誌を模したアンソロ誌が存在したこと、スピンオフがきらら系誌にて連載されているなどきらら系に非常に近い存在ではあるが、原作がアニメであるため準きららアニメの扱いである。
*13 掲載誌の休刊により連載が終了したという事情があり、現在は芳文社が版権を所持しているため。なお単行本はKRコミックスから出版されている。作者が「きんいろモザイク」の原悠衣先生であるということもある。
*14 ちなみにFUZコミックスの記念すべき第一号は、きららファンタジアのコミカライズ1巻である。