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イリテーター

Last-modified: 2019-03-18 (月) 18:24:06




概要 Edit

1億1000万年くらい前(白亜紀前期)に生息していたスピノサウルスの仲間。全長8メートルほど。
名前の意味は「苛立たせるもの」だが、これは化石を見つけたある商人が石膏を使って細工を施したから。
正確に言うと、その石膏を取り除いて修復するハメになった学者たちが「余計なことしやがって……!!」とイライラしていたから。
イリテーター自身に罪はないが、わざわざ学名にまでつけられる辺りその学者はよっぽどご機嫌斜めだったのだろう。
可哀想なネーミングとしてはオヴィラプトル?といい勝負か。

特徴など Edit

当初は頭骨しか見つからなかったのでどんな体つきだったのかはスコミムスなどを参考に推定するしかなかったが、後にその他の部分の化石も見つかり、スコミムスのように低い帆を持っていたようだ。
長い顔にはたくさんの歯がズラリと並び、上アゴも多少くびれている。
これは水の抵抗を効率よく減らすための工夫とされ、魚食性だったことが分かる(ただしこいつの歯が刺さった翼竜の化石も見つかっているので魚オンリーではなかったようだ)。
さらに後頭部にはトサカのような突起があるのも特徴だが、筋肉の土台だったという説、死体に頭を突っ込んで食べる際に空気の通る隙間を確保するためだったという見方もあり、実際がどうだったのかは不明。
しかしこの「トサカ」は他の仲間には見られず、単なる飾りだったと思われる。
(スコミムスは両目の間に小さく盛り上がった部分がある)

生息地について Edit

スピノサウルスやスコミムスはアフリカ、バリオニクスがヨーロッパ、イクチオヴェナトルやシャモサウルスがアジアと幅広く生息していたが、こいつは南米のブラジルにいた。
 
実は当時アフリカと南米はわずかに繋がっており、そこを通ってアフリカから南米に移った恐竜も少なくなかったのだ(カルカロドントサウルス↔ギガノトサウルスなど)。
 
北アメリカにいなかったのはそもそも海を隔てていて移動できなかったからで、一時地続きになった白亜紀後期にはこいつは絶滅していたのだった。
 

おまけの解説コーナー Edit

  • シアモサウルス
    アジアに生息していたスピノサウルス類。歯の化石は日本や中国、タイなどで数多く見つかっているのだがそれ以外の部分の化石はほとんど見つかっていない。
    まぎらわしいことにアンキロサウルスの仲間には「シャモサウルス」がおり、あっちは白亜紀前期のモンゴルに生息していた。
     
  • アンガトゥラマ
    イリテーターと同じブラジルで発見された恐竜。
    現地の言葉で「勇者」という意味で大きさ6メートルほど。
    実はイリテーターと同じ種類で、先に名付けられた「イリテーター」に統合された。
     
  • 大陸が地続き
    まず古生代の終わり頃、大陸が一ヶ所に集まった「超大陸パンゲア」ができた。
    そのパンゲアはジュラ紀頃に北半球の「ローラシア大陸」と南半球の「ゴンドワナ大陸」へと分かれ、白亜紀になる頃には徐々に現在の大陸の原型ができつつあった。
    白亜紀の前半まではかつての名残で各大陸の間に細い陸地があったが、後期には沈んだので生物たちはそれぞれの大陸で進化していったのだ。

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Tag: 恐竜