カエルの楽園

Last-modified: 2020-09-24 (木) 20:21:30

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概要

百田尚樹が自身の最高傑作と断言し、ジョージ・オーウェル以来の寓話的「警世の書」と称する小説。元は自身のメールマガジンに連載していたものを単行本としてまとめたものである。表紙の装画はラ・フォンテーヌ寓話の「王さまを求める蛙」のギュスターヴ・ドレ作画によるもの、本文の挿画は百田尚樹自身による作画。舞台となるカエルの国「ナパージュ」はJAPANをローマ字で逆読みしたものと思われるが、本文の後に物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ない旨、記載されている。

尚、続編として、2020年には、『カエルの楽園2020』が小説家になろうにて期間限定で公開された。

ストーリー(ネタバレ)

凶悪なダルマガエルの襲来により、地獄と化した故郷の国を出たアマガエルのソクラテスが、苦難の道のりの果てに友達のロベルトとたどり着いたのは、岸壁の頂上にある平和で豊かなツチガエルの国ナパージュ。ついに新天地を見つけたと安堵するソクラテスとロベルトであったがツチガエルたちのほとんどが奇妙な考えを持っていることに気付く。カエルの楽園のナパージュの平和は、「三戒」(カエルを信じろ、カエルと争うな、争うための力を持つな)によって守られているのだという。平和なナパージュでの暮らしの中で「三戒」に心酔するロベルトに対し、今一つ「三戒」を信じきれないソクラテス。彼はナパージュで一番の物知りと言われるデイブレイクや毒舌な嫌われ者のハンドレッド、北の山に棲むワシのスチームボート、ヌマガエルのピエール、ウシガエルと戦えるほどの強さを持つが故に嫌われているハンニバル三兄弟などに会い、「三戒」の起源やナパージュ周辺の状態を知ると共に三戒に対する疑念を募らせる。

そのナパージュに、南のウシガエル達が迫ってきていた。ツチガエルたちは元老会議でウシガエルにどう対処するかで活発な議論を展開し、プロメテウスという若手の元老が自分たちの手でウシガエルを追い払い、ナパージュを守ろうと提案する。しかし、元老のガルディアンやデイブレイクはウシガエルは友好的で無害だと主張し、プロメテウスを非難する。妥協案としてスチームボートに南の崖を飛んでもらうことになったがスチームボートはその条件として自分がウシガエルと戦いになった時はツチガエルたちも共に戦うよう要求する。当然それは三戒違反となり、元老のみならず、フラワーズという若者を始めとしたナパージュ国民も激しく反対する。結局スチームボートとの約定は御破算になり、スチームボートは「お前たちがそう決めたのなら仕方ない」と言い残し、ナパージュを離れる。デイブレイクはそれをナパージュの真の独立だと讃える。

スチームボートがいなくなって以来ウシガエルはより頻繁に現れるようになり、状況を見かねたプロメテウスは「三戒」の破棄を提案、その可否を国民投票で決めることになる。投票の前日、デイブレイクは国中の有名なカエルを広場に集め、「三戒」の素晴らしさを語らせる。そして迎えた投票日、僅差で「三戒」破棄は否決される。しかし、状況は好転するどころか悪化し、遂にウシガエル達の侵攻が始まる。

登場人物

  • ソクラテス
    主人公。安住の地を探して故郷の国を捨てたアマガエル。仲間の大半を失った果てに、ナパージュにたどり着いた。世界の残酷さを知っているため、ナパージュの平和が「三戒」で守られていることを今ひとつ信じられない。
  • ロベルト
    ソクラテスとともに、ナパージュにたどり着いたアマガエル。ナパージュを守っているという「三戒」に心酔する。
  • クンクタトル
    アマガエルの長老。諦観と共に故郷に残り、ソクラテス達を送り出した。
  • ダルマガエル達
    ソクラテス達が住むアマガエルの国にやってきて、池を奪い、毎日アマガエル達を食べた。
  • クセルクセス
    ヒキガエルの王様。国に住むアマガエルを毎日5匹食べる恐ろしい王様。
  • ローラ
    ナパージュのメスのツチガエル。「三戒」を無邪気に信じている。卵を産みたがっていない。後に南の崖にスチームボートの巣を作らせることに反対した。
  • マイク
    ツチガエルの青年。
  • ハインツ
    ツチガエルの青年。
  • ピエール
    ナパージュに住むヌマガエル。祖先はヌマガエルの国エンエンからやってきた。ツチガエルに似ていると言われると怒る。彼によるとナパージュのツチガエルたちはかつてエンエンで様々な残虐行為を行ったという。
  • デイブレイク
    でっぷりと太ったツチガエル。ナパージュの血塗られた歴史を憂いて、「三戒」を守り「正しく生きる道」を説いている。ナパージュで一番の物知りとして絶大な信頼を寄せられているがハンドレッドからは危険視されている。
  • ハンドレッド
    ナパージュの嫌われ者のツチガエル。毒舌でだらしない性格。彼によるとナパージュが平和なのはスチームボートがいるお陰だという。
  • スチームボート
    ナパージュの東の岩山の頂上に棲む年老いた巨大なワシ。昔、ナパージュのツチガエルたちと争ったことがあり、その際にツチガエルたちを多数殺害して勝利、一時期ナパージュを支配していた。彼によると「三戒」はもともと自分が作らせたのだという。
  • ハンニバル三兄弟
    ハンニバル、ワグルラ、ゴヤスレイのツチガエルの三兄弟。ウシガエルにも対抗できる力持ちだが、「三戒」を破るかもしれないというデイブレイクの言葉で国中から嫌われている。
  • ガルディアン
    ナパージュの7匹の元老の一人で最年長。「三戒」を守ることを主張している。ハンドレッドによると先祖がヌマガエルらしい。
  • プロメテウス
    ナパージュの7匹の元老の一人で最も若く、言動が過激と言われている。「三戒」の意義とウシガエルへの対処を巡ってガルディアンと対立し、「三戒」を破棄すべきか否か国民全員の多数決で決めようと提案する。
  • フラワーズ
    お尻にしっぽがついている若いツチガエル。ナパージュの危機に平和を訴え、争いは嫌だと公言する。デイブレイクから目をかけられている。
  • ウシガエル達
    ナパージュの南の崖の下の黒い沼に住むカエルたち。毎日ほかのカエルを食べており、風のない日には食べられるカエルの悲鳴がナパージュまで届くらしい。中盤からしょっちゅう南の崖を登ってナパージュに侵入するようになる。デイブレイクなど一部のツチガエルと言葉が通じる模様。

ー以上Wikipediaより引用

考察~例え~

ツチガエル日本国民
ヌマガエル韓国国民
ウシガエル中国国民
スチームボートアメリカ軍
ハンニバル三兄弟自衛隊
エンエン韓国
デイブレイク朝日新聞
ハンドレッド百田尚樹
アマガエル移民

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