クサビフグ

Last-modified: 2022-01-20 (木) 19:29:20


By Jawahar Paulraj and Venkatasamy, M. -
クサビフグとは、フグ目?マンボウ科クサビフグ属に分類される魚類である。

詳細

現存するクサビフグ属の唯一の種。
1944年にアルディンガで最初に発見された。
マンボウ科の中で一番珍しい種で、マンボウ科の中で一番原始的な魚とされている。

味は、白身魚?に似ており、マンボウ科の中で一番おいしい。
クサビフグは、発見されることが珍しく、直線的に泳いで、水槽の壁に衝突したりするため飼育が難しく、飼育されることはほほない。
2005年8月3日~4日にアクアワールド茨城県大洗水族館?で飼育されていたことがあり、これが唯一の飼育記録である。

形状

体長は、約70cm。
最大約1mになる。日本の最大記録は、全長56cmである。
体高が低く細長い体でクサビ状。
頭に黒く縁取られた白い横縞を複数持つ。
マンボウ科の魚で一番小さい種である。

背鰭と尻鰭は、左右対称で、胸鰭が細長くて、先端が尖っているのが特徴。
尾鰭は無く、その代わりにせつ形の「舵鰭?」という背鰭?臀ビレ?の一部が変形した鰭を持つ。
舵鰭は、背側から臀側に向かい斜めで直線状。

腹方が強く側扁している。鰓孔は小さい。

孵化ばかりのころは、体はマンボウの稚魚のように丸く、ハコフグ甲羅?のような骨性の膜に包まれてる。
甲羅には、多数の棘があり、体高も大きくなり、尾びれも生える。
成長するにつれて棘は無くなり、体高は小さくなり、尾びれはなくなり舵ビレが生える。

口は、伸長しており、開きっぱなしである。
アゴはあり、縦にとじると考える学者もいるが、口を閉じた事例は、今のところ確認されていない。

生態

中部地方以南・世界中の熱帯や亜熱帯・暖温帯の水深1mから140mに生息する。
西大西洋では、フロリダ?バミューダ?メキシコ湾?カリブ海?の全域と南からブラジル南部、
東大西洋では、スカンディナヴィア?地中海?西アフリカ?から南アフリカにかけて

東太平洋では、カリフォルニア?中部南からチリまで知られているが、メキシコ北部では珍しい。
インド・西太平洋では、ソマリアから南アフリカマダガスカルモーリシャスレユニオン?
北はイランインド、東は台湾中国、南はオーストラリアマスカレーヌ?ハワイ諸島?に至る東アフリカ?に生息する

食性は、肉食で、イカ小魚?プランクトン?などを食べる。
一匹もしくは群れで生活する。集団で座礁することもある。
産卵期は1~3月である。

名前

学名は、Ranzania(ランザニア) laevis(ラエビス) (Pennant, 1776)。
英語では、「Slender sunfish」
漢字表記は「楔河豚」である。

和名は、くさびのような形をしていることからこの和名が付いた。
1913年に田中茂穂教のチームによって名前が付けられた。

名前に「フグ」とあるようにマンボウは、フグに近いが、一応、命名された当時もマンボウ科に分類されていた。
なぜフグなのかは不明である。

命名者は、1930~1940年代に「クサビマンボオ」「クサビマンバウ」と呼んでおり、修正しようとしたと思われるが、「クサビフグ」という名前が定着している。

種類

現存するクサビフグ属の種は、1種のみである。
過去には、クサビフグ以外にも種がいた。
チチブクサビフグは、埼玉県で化石が発見されている。

種一覧

  • クサビフグ
  • チチブクサビフグ(Ranzania ogaii)
  • Ranzania grahami
  • Ranzania tenneyorum
  • Ranzania zappai

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