コソボ

Last-modified: 2022-07-01 (金) 18:22:45

コソボ共和国(アルバニア語: Republika e Kosovës)は、バルカン半島中部の内陸部に位置する国家。北東をセルビア、南東をマケドニア、南西をアルバニア、北西をモンテネグロに囲まれている。国連未加盟国。

コソボ共和国
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国旗
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基本情報
公用語アルバニア語
セルビア語
首都プリシュティナ
最大の都市プリシュティナ
面積10,887㎢(166位)
人口1,847,708人(145位)
通貨ユーロ (€)

国民

民族

アルバニア人(92%),セルビア人(5%),トルコ人等諸民族(3%)

言語

アルバニア語(アルバニア人),セルビア語(セルビア人)等

宗教

イスラム教(主にアルバニア人),セルビア正教(セルビア人)等

略史

・13世紀~14世紀
中世セルビア王国及びセルビア正教会の中心地となる。多数のセルビア正教の教会,修道院が建立される。
・1389年
コソボの戦いでセルビアがオスマン・トルコに敗退。以後,イスラム教に改宗したアルバニア人がコソボに入植開始。
・1913年
バルカン戦争でトルコに勝利したセルビアがコソボを奪回。
・1918年
ユーゴスラビア王国の一部となる。
・1941年
第二次世界大戦中,ドイツ,イタリア,ブルガリアに分割占領される。
・1945年
ユーゴスラビア社会主義連邦共和国(6共和国で構成)が建国。セルビア共和国の一部として「コソボ・メトヒヤ自治区」が設立。1963年,「コソボ自治州」に改称。
・1974年
ユーゴ憲法改正により,コソボは共和国に準じた大幅な自治権(独自の憲法,議会,政府,裁判所)を獲得。
・1981年
コソボ自治州の共和国昇格を求めるアルバニア系住民による暴動発生。ユーゴ政府は治安部隊の投入により暴動を抑える一方,コソボ向けの開発援助資金を増大。
・1989年
アルバニア系住民とセルビア系住民の対立が深まる中,セルビアはコソボの自治権を大幅に縮小。
・1990年
アルバニア系住民が「コソボ共和国」の樹立とセルビアからの独立を宣言。これに対し,セルビアは自治州議会及び政府の機能を停止し,直接統治を開始。アルバニア系住民は武装組織「コソボ解放軍」(KLA)を組織化し,武力闘争開始。
・1998年
セルビアがKLA掃討作戦を展開し,コソボの治安情勢と住民の人道状況が急速に悪化。OSCEがコソボ検証ミッションを派遣。
・1999年2月
ランブイエ(仏)にて国際社会の仲介で和平交渉が開始されたが,セルビアがNATO軍のコソボ展開を受け入れず決裂。同年3月末,NATOは,コソボにおける人道的危機が深まったとしてコソボを含むセルビア全域の軍事目標及び経済インフラに対し空爆による攻撃開始。これに対し,セルビアがKLA掃討作戦を強化し,数十万のアルバニア系住民がコソボから流出し難民化(コソボ紛争)。
・1999年6月
セルビア治安部隊のコソボ撤収によりNATO空爆終了。国連安保理決議1244号が採択され,国連(UNMIK)による暫定行政が開始され,また,NATO主体の国際安全保障部隊(KFOR)が展開。アルバニア系難民が帰還する一方,約26万人のセルビア人等非アルバニア系住民がコソボからセルビアに避難。
・2002年4月
国連(UNMIK)による「地位の前に水準」政策開始。コソボの地位確定交渉を開始する前提として,コソボによる8つの達成目標(統治機関の構築,法の支配,避難民帰還,地方分権化等)を設定。
・2005年11月
2004年春のアルバニア系住民による暴動発生を契機に,地位確定交渉開始の気運高まる。2005年11月,国連はアハティサーリ元フィンランド大統領を地位交渉仲介特使に任命し,コソボ,セルビア間の仲介交渉に当たらせる。
・2007年3月
アハティサーリ国連特使が,国際社会の監督下によるコソボの独立案を国連に勧告。同案を承認する安保理決議案は採択されず。
・2007年8月
米,露,EUの三者(トロイカ)の仲介によるコソボ,セルビア間の地位交渉が再開されたが,同年12月,不調に終わる。
・2008年2月
17日,コソボ議会が「コソボ共和国」の独立を宣言。

経済

コソボは,旧ユーゴで最も開発が遅れた地域であり,旧ユーゴ及びセルビアからの援助に依存していたため,自立的な経済構造を有していない。主要産業の農業は小規模な家族経営が大半。褐炭,亜鉛等の鉱物資源を有しているが,近年,設備投資がほとんど行われていない。現在,恒常的な貿易赤字と税収の不備,電力不足,若年層を中心とする大量の失業など課題が山積している。住民の多くは海外移民からの送金,外国援助に依存している。なお,コソボのアルバニア系住民は欧州一高い出生率を有し,過去50年間で人口が約4倍に急増(1948年の46万人から1998年には183万人へ)しており,旧ユーゴ地域では最も人口密度の多い国(1平方キロ当たり197人)となっている。

主要産業

サービス業,農業,工業(2017年,世銀)

GDP

79.0億米ドル(2018年,世銀)

国民一人当たりGNI

4,230米ドル(2018年,世銀)

経済成長率

4.0%(2018年,IMF)

物価上昇率

1.1%(2018年,IMF)

失業率

30.5%(2017年,IMF)

貿易額

輸出:3.78億ユーロ
輸入:30.47億ユーロ
(2018年,コソボ統計局)

主要貿易品目

輸出:プラスチック・ゴム製品,食料品・飲料・たばこ,機械類・電気製品,繊維製品
輸入:鉱物製品,機械類・電気機器,食料品・飲料・たばこ,金属製品,化学製品
(2018年,コソボ統計局)

主要貿易相手国

輸出:アルバニア,マケドニア,インド
輸入:ドイツ,トルコ,中国
(2018年,IMF)

通貨

ユーロ(1999年に独自に導入)

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