コートジボワール

Last-modified: 2022-07-01 (金) 18:22:39

コートジボワール共和国(フランス語:République de Côte d'Ivoire)は、西アフリカに位置する共和制国家。かつて日本では「象牙海岸共和国」と呼ばれていた。

コートジボワール共和国
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国旗
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基本情報
公用語フランス語
首都ヤムスクロ
最大の都市アビジャン
面積322,436㎢(67位)
人口25,716,500人(53位)
通貨CFAフラン(XOF)

どんな国?

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国名はCôte(海岸)+d'(~の)+Ivoire(象牙)すなわち「象牙の海岸」という意味である(日本もかつてそのまま読んでいた)。これには歴史的背景があり、15世紀にポルトガル、イギリス、オランダなどヨーロッパの貿易船が奴隷と象牙の売買に来航したことに由来する。黄金海岸、胡椒海岸、奴隷海岸などとともに、この地には象牙の海岸という名が付けられた。
アフリカ分割が始まると、1893年にフランスの植民地フランス領西アフリカとなる。植民地放棄の流れの中で、1958年にフランス共同体自治国となり、1960年8月7日に正式独立を果たした。しかし、その後は国内でクーデターや大きな内戦が勃発している。
首都は国土中央部にあるヤムスクロであるが、最大都市は旧首都である南部のアビジャンである。アビジャンは国内最大の港湾を持ち、各種産業が集積して国内経済の中心地となっているほか、ヤムスクロに遷都後も政府機関のほとんどはアビジャンに残留したままであるため、首都機能は事実上アビジャンにある。
気候では、完全に熱帯に属し高波と雨季の洪水が主な自然災害である。また、海岸には多数の川が注ぎ、ラグーンと熱帯雨林が発達する。
経済面では、2013年の国内総生産は約282億ドルであり、佐賀県とほぼ同じ経済規模である。また、同年の一人当たりGDPも世界的には非常に低い水準である。独立後経済は順調に推移し、「西アフリカの優等生」と呼ばれ、「イボワールの奇跡」の下で比較的高い経済水準を維持した。一人当たりのGDPも他のブラックアフリカ諸国と比較した場合は低くない水準である。
主要産業はカカオ(世界一の輸出国)、コーヒー、イモ類、天然ゴムの生産を中心とする農業。他に鉱業(石油、ダイヤモンド)、林業、工業(食品加工、石油製品)も盛ん。カカオ、石油製品、材木の輸出が好調なことにより貿易は毎年約10億ドルの黒字を記録しているが、膨大な累積債務を抱え財政を圧迫している。
2010年代には、残念ながら気候の変化により降水量が極端に減少し、カカオの一大生産地であった地域でも農地が放棄される事例が出ている。カカオ豆の栽培は、零細農家の手により行われているため、生産農家への見返りはチョコレート産業全体の中で6%と少ない。このため2019年以降、隣国のガーナと共にカカオ豆の価格を管理する動きを見せている。
なお、スポーツとしてはサッカーが盛ん。国旗はアイルランドのものを反転して使用している。

国民

民族

60以上の民族から構成され,東南部を中心とするアカン系(バウレ,アニ等),西南部を中心とするクル系(ベテ,ゲレ,ティダ等),北東部を中心とするボルタ系(セヌフォ,クランゴ,ロビ等),北西部を中心とするマンデ系(マレンケ,ダン等)に大別される。

言語

フランス語(公用語),各民族語

宗教(2014年)

キリスト教39.1%,イスラム教33.7%,伝統宗教4.4%,その他の宗教0.6%,無宗教22.2%

国祭日

8月7日(独立記念日)

略史

・14世紀以前
グリシャボ,ベチェ,アンデニュ等の王国が混在
・1958年9月
仏共同体加盟
・1960年8月
コートジボワール共和国として独立
・1960年11月
初代大統領にウフェ・ボワニ選出
・1993年12月
ウフェ・ボワニ大統領逝去
・1994年2月
コナン・ベディエ(暫定)大統領就任
・1999年12月
ゲイ元参謀総長が全権を掌握。ベディエ大統領は国外へ。
・2000年10月
ゲイ元参謀総長失脚。大統領選挙の結果,バグボ大統領就任
・2001年1月
クーデター未遂
・2001年10~12月
国民和解フォーラム開催
・2002年9月
一部兵士による騒擾事件が発生し,北部及び西部掌握
・2003年1月
マルクシ合意(和平合意)成立
・2003年3月
国民和解政府樹立
・2004年4月
国連コートジボワール活動(UNOCI)派遣
・2005年12月
バニー内閣成立
・2007年3月
ワガドゥグ合意成立
・2007年4月
ソロ内閣成立
・2010年10月
大統領選挙を実施。第2回投票(11月)後,独立選挙委員会はウワタラ氏(野党RDR党党首)の当選を発表したが,憲法院はバグボ氏(前大統領)の当選を発表。国際社会は一致してウワタラ氏への支持を表明。
・2010年12月
ウワタラ大統領及びバグボ氏ともに大統領就任宣誓式を実施。
・2011年5月
憲法院はウワタラ大統領の当選を宣言。ウワタラ大統領は改めて宣誓式及び就任式を実施。
・2011年6月
第4次ソロ内閣成立
・2011年12月
国民議会選挙実施
・2012年3月
アウス内閣成立
・2012年11月
ダンカン内閣成立
・2016年1月
第2次ダンカン内閣成立
・2016年11月
第三共和国憲法制定
・2017年7月
ゴン・クリバリ内閣成立
・2017年6月
国連コートジボワール活動(UNOCI)撤退
・2018年3月
上院議員選挙実施
・2018年7月
第2次ゴン・クリバリ内閣成立

経済

同国の基幹産業は農業で,農業に従事する人口は全体の約50%を占め,GDPの約30%,輸出の大部分を占める。また,1993年より産油が開始され,近年,石油・石油製品は,コーヒーの輸出と並び主要貿易品目となっている。ウワタラ政権は,国民の生活水準向上および2020年までの新興国入りを目指し,2012年に「2012-2015年国家開発計画(PND)」を策定。国内インフラ整備等による復興計画に取り組み,2012年以降毎年約7~9%の高い経済成長を維持している。現在「PND2016-2020」の下,更なる経済社会開発に取り組んでおり,経済の中長期的見通しも良好とされている。一方,2016年11月頃からカカオ豆の国際価格が低迷したことから税務行政の改善や公共料金の値上げ等による歳入増,公共投資の削減や公共事業の再編等の対策により,財政の建て直しを図っている。加えて,貧困対策と若年層の雇用確保,民間投資の誘致,産業の多角化に取り組んでいる。

主要産業

農業(コーヒー,ココア等),石油・天然ガス

GDP

430億米ドル(2018年 世銀)

一人当たりGNI

1,610米ドル(2018年 世銀)

経済成長率

7.5%(2018年 世銀)

インフレ率

0.4%(2018年 世銀)

失業率

2.5%(2018年,世銀)

総貿易額(2018年,ITC)

(1)輸出 118.2億米ドル
(2)輸入 109億米ドル

主要貿易品目(2018年,ITC)

(1)輸出 カカオ,石油製品,果物,ナッツ
(2)輸入 石油製品,機械類,穀物

主要貿易相手国(2018年,ITC)

(1)輸出 オランダ,米国,ベトナム,ドイツ,フランス
(2)輸入 中国,ナイジェリア,フランス,インド,オランダ

通貨

CFAフラン

為替レート

1ユーロ=655.957CFAフラン(固定レート)

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