シロオニタケ

Last-modified: 2021-12-02 (木) 18:22:38


シロオニタケ(白鬼茸 Amanita virgineoides)は、担子菌門テングタケ科テングタケ属に分類されるキノコの一種である。

概要

かさは半球形から開いてほとんど平らになり、径5~30㎝、白色であるが老熟したものでは僅かに黄色みを帯びることがあり、角錐状に尖ったいぼ状突起を密布するが、この突起は脱落しやすく、激しい降雨に叩かれたりした場合にはほとんど落ち、かさの表面はほとんど平滑になる。肉は比較的薄く、もろくて壊れやすく、白色で傷つけても変色することなく、味やにおいは温和で刺激を感じないが、乾いてくると弱い不快臭を発する。

柄は長さ8~30(時に40)㎝に達し、もっとも太い部分の径は1~4㎝程度、下方に向かって大きく膨れ、全体としてはこん棒状~ボーリングのピン状をなし、表面は白色でほぼ平滑あるいは多少粉状、特に下部では、白色・粒状で脱落しやすいいぼ(外被膜の破片)が環状に付着し、内部は堅く充実している。柄の上方には、大形・膜質のつば(内被膜)を備えるが、かさの展開に伴って破れて脱落することが多く、幼いものを除いて普通は柄に残らない。

日本や韓国で生息が確認されており、夏から秋にかけて、おもにブナ科(シイ・カシ類・ブナ・コナラ・クリ・マテバシイなど)、あるいはマツ科(アカマツ・クロマツ・モミ・ヒマラヤスギなど)の樹下に生える。

毒性

かつては食毒不明種として紹介されていたが、近縁種のタマシロオニタケ(A.sphaerobulbosa Hongo)からは機器分析によって有毒成分が検出されている*1ことから、現在は有毒である可能性があるものとして扱われている。ただし、シロオニタケそのものによると確実に断定された中毒例は、まだ知られておらず、シロオニタケからの毒成分の検出例もまだない。
本種を食用として利用している事例は、日本では確認されていないが昭和末期の図鑑にはこのきのこを食用(ただし未確定)としているものまである。
そうは言ってもテングタケ科のきのこには毒菌が多いためむやみにこのキノコも食用にしてはならない。

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*1 重篤な中毒例が確認済み