シーラカンス目

Last-modified: 2021-06-19 (土) 10:29:54

シーラカンス目とは、硬骨魚類の一群である。

詳細

最初の仲間は4億年前の古生代デボン紀に現れ、中生代に世界中の海で繁栄し、恐竜が絶滅したあともひっそりと生き永らえてきた。
新生代からは化石が見つからなかったので白亜紀に絶滅したとされてきたが、
1938年に南アフリカで化石ではない個体が発見され、
その発見者であるラティマーという女性学者にちなんで「ラティメリア」と名付けられた。

そして1998年にインドネシア沖で別の種類のシーラカンスが見つかったため、シーラカンスは2種類いることになった。
現在のラティメリアはせいぜい2メートル弱だが、白亜紀前期に生息していた「マウソニア・ラボカティ」という種類はなんと4メートルもあった。
 
元々は海だけでなく池や川にも棲んでおり、水が干上がるとヒレを使って近くの水場に移動していた。ついでにうきぶくろを使って空気呼吸もできたので、これが後々肺や手足に変わっていったのだ。
 
ということで昔はエウステノプテロン共々両生類の祖先と言われることも多かったのだが、あくまで彼らの祖先と同じグループの仲間だったというだけで直接の祖先ではないとされている。

主なシーラカンス

  • ミグアシャイア
    記念すべき初代シーラカンス。大まかな体型は変わらないが、尾が上に伸びている。全長45㎝。
  • カリドスクトール
    デボン紀に生息していた小型のシーラカンスで大きさは15㎝くらい。
  • アクセルロディクティス

    白亜紀に生きていたシーラカンスで、頭が小さいのが特徴。大きさ1.4メートルくらい。
  • マウソニア
    最大のシーラカンス。体型は現在のシーラカンスに近い。
  • ラティメリア
    現在のシーラカンス。アフリカ産はカルムナエ、インドネシア沖で見つかったものは「メナドエンシス」という。
    夜行性で水深150~200メートルくらいの岩場に棲み、頭を下にした姿勢で獲物を探しているらしい。
    大きさはカルムナエが2メートル弱、メナドエンシスが1.4メートルくらい。
     
    シーラカンス大集合
  • エウステノプテロン

    3億7500万年くらい前に生息していた肺魚の一種。
    大きさ1.2メートルで、名前の意味は「とても強いヒレ」。ヒレに指の原型となる骨があり、アカントステガイクチオステガのような初期の両生類の指が7~8本もあったのはその名残(こいつの「指」は7本)。
    短時間なら水から上がって活動できた。
     
  • パンデリクティス

    全長1.3メートル。目が上向きについており、ヒレにもよりはっきりと指らしき部分ができてきた。
    名前の意味は「パンダーさんの魚」。
  • ティクターリク

    今のところもっとも両生類に近いとされる魚。魚のくせに首のようなくびれができ、ヒレもより手足に似たつくりになった。大きさ2.7メートル。
    名前の意味はイヌイット語で「カワメンタイ」。
    湖や大きな川に棲むタラの仲間である。

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