ビタレント

Last-modified: 2020-07-16 (木) 13:13:30



ビタレントとは、1984年7月20日、金曜日の深夜に突如放送されたドラえもんのアニメという都市伝説である。「タレント」「ノビタレントゲン」という説もある。
 
音は無音だったともいつもの声優とは違っていたとも言われ、構成自体も色使いが変、明らかに作画崩壊ってレベルじゃねーぞ!的にメチャクチャだったとされる。
 
証言すら一致していない所からすでにウソっぽい気もしてくるが、不気味さとおどろおどろしさを感じる。
「ビタレント」(「タレント」)はその回のタイトル、及び再現動画の最後にサブリミナルとして出てくる文字である。

内容

のび太はドラえもんに「地下商店街へ行きたい」と話す。
ドラえもんはそれに応答し、通り抜けフープの様なひみつ道具を出す。
空き地に行きそれを置く。
のび太とドラえもんはそのひみつ道具で空いた穴の中へ入る。
やけに明るい場所へ出る。
あまり可愛くない少女に赤いインクを渡される。
警備員の様な中年男性と泣いている高校生が、

「君達は撮影かい?撮影ならあっちだ」

と話す。
この時二人は案内、木琴のような場所を通り、地球の模型のようなものがある場所へ。
地球は次の瞬間パックリと割れ、血のようなドロリとした液体が流れだし、驚きと恐怖で身を寄せ合う場面で終了…

というものである。

この話の疑問

  • まずタイトルからしてツッコミポイント。
    ドラえもんのサブタイトルといえば、その回で登場するひみつ道具か、あらすじにちなんだもの(おばあちゃんの思い出、のび太の長~い家出、恐竜さん日本へどうぞ、など)がつけられる。
    しかし「ビタレント(タレント)」なんてひみつ道具はないし、別にタレントにちなんだストーリーでもない。
    福山雅秋、甘栗旬などリアル芸能人のパロディキャラはいるがビタレントには当てはまらない。
    なのになんでこんなヘンテコなタイトルなんだろう?
    • そこで考えられるのは「夢の町ノビタランド」。
      この見間違いだとすればビタレントだのタレントだのというタイトルの謎は説明できる。
    • 話によっては、「タレントとは裏側の地球の事」であるという(無茶な)解釈がくっついている事もある。
      かなりトンデモに近い説では、「タレント」は「死ネ」という文字を書きなぐった物だというものもある。
       
  • あのメチャクチャなストーリーと作画崩壊も、電波不調で映像や音声が乱れたか、テレビが故障してたからという可能性もある。
    だがこれにはおかしい点がある。
    仮に電波の不調があったのなら間違いなく記録は残るので、テレビ局にその証拠があるはず。でもそんなものはない!なぜだ!
    そしてこの話は無音だったら台詞は絶対に聞けないはず。なのに、中年男性と高校生の話す言葉は聞き取れている。
    というか「明らかに別人の声だった」けれどドラえもんやのび太にも声自体はあったという証言も。いったいどっちなんだか……。
    • ちなみにこのビタレントが放送されたという1984年にはすでにドラえもんは大山のぶ代、のび太は小原乃梨子が担当していたが、それより前には本当に別の人が担当していた。
      ドラえもんは富田康成(なにげに歴代唯一の男性)→野沢雅子→大山のぶ代 のび太は太田淑子(現セワシ役)→小原乃梨子*1
       
  • ついでにいえば、もしこの時に大山のぶ代や小原乃梨子が体調不良などで休まざるを得なかった=代役がいたとなればそれも記録には残るだろう。
    しかし2人同時にお休みになってしまうようなことはなかったし、ビタレントの元がノビタランドだったとしてもストーリーは全然違うので電波障害があろうとそう都合よく書き変わってしまうとは考えられない。
    そうでなくとも録画とか電波障害があった記録はないのでもはや本当にあったと思う方が無理。
    • なおこの1984年には一度だけ「製作が間に合わずお蔵入りになった作品」があったので、作ってる途中で放送するという暴挙に出た結果がビタレントの正体だという説もあるが、どのみちビタレントという放送回そのもの証拠がない。
       
  • というわけでNNN臨時放送のように視聴者の見間違い、記憶違いから生まれたとか、ヤク中の幻覚という説もある。……と言われてきたが、この話の出処についてはある程度調査されてきている。

出処

詳しくは関連リンクを参照してほしいが、確認できた限りでは、某巨大掲示板の懐かしアニメ板やオカルト板で初めて「タレント」の話が確認されている(この時点では「ビタレント」ではない)。この頃は「作画がぐにゃぐにゃで変な回」という程度の情報が各地にマルチポストされていた様子。…つまり根も葉もない荒らしが全ての元凶である可能性がある。
 
コピペをよく見る割にはそれ以上の情報を求めても何も返ってこないという状況が続き、オカルト板では「牛の首?」や「鮫島事件」のような「具体的な内容は知らんけど触れてはいけない話」系ネタとして扱われる様になる。また、いわゆる「旧ドラ(日テレ版)」の内容と関連付けた書き込みも見られた。やおい同人誌が元ネタなんじゃないかという説まで挙がっている。
 
その後、まとめブログに転載されだすとコメント欄に「見たことある」というコメントと共に具体的な放送の内容が付け足されだす(こいつらもデマもしくは冷やかしのつもりだったと思われる)。そうやって尾ひれの付いた情報がスレの方にも逆輸入されるようになる。この頃に「ビタレント」という呼び方や、大まかな放送内容といった情報が追加されるようになった。
最終的に、それらの話をとあるブログが一つの噂話としてまとめる(この時を境に「ビタレント」「ノビタレントゲン」説が急増している)。これが現在まで拡散された都市伝説の大本となっている模様。

関連リンク

【都市伝説】ドラえもんの謎の回「タレント」の初出と真相 ネットロアかクリーピーパスタか

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*1 これは1973年に日本テレビで放送された際のキャスト。このバージョンの一部エピソードは映像フィルムが残っていないので幻の放送回と化している。