ブルーピリオド

Last-modified: 2020-09-21 (月) 12:10:25
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概要

ブルーピリオド(Blue Period)とは山口つばさ著作の漫画作品。2020年9月現在で既刊7巻。マンガ大賞2020と第44回講談社漫画賞を受賞しており、2020年の漫画賞を二冠も達成している。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、2017年8月号から連載中。
成績優秀で世渡り上手のリア充高校生男子矢口八虎が、ある出来事をきっかけに美大を目指して青春を燃やす物語。第1巻~第6巻までは主人公が東京藝術大学を受験して合格する過程を描いた「受験編」であり、第7巻からは入学後を描いた「藝大編」となる。

ストーリー

ネタバレを含むため折り畳んでいます。

受験編(第1巻~第6巻)

・第1巻

成績優秀で世渡り上手の高校生矢口八虎は、その人望とは裏腹に友人の歌島・純田・恋ヶ窪と飲酒や喫煙などの夜遊びに浸っていた。矢口は友人と共にいる空間は楽しいと思う一方、どこか迎合する感覚も感じており美術部の女装男子鮎川龍二にもそのことを指摘される。
ある美術の授業で机の下に煙草を置き忘れてしまい、放課後に美術室へ取りに戻る際、美術部の森先輩が描いた天使の絵画が目に付いた。矢口は森先輩に(自分でもどこか戸惑いながら)前から思っていた「早朝の渋谷が青いこと」への共感を求めたが、その時に「あなたが青く見えるならリンゴもうさぎの体も青くていいんだよ」とアドバイスを貰う。それをきっかけに美術の課題であった「私の好きな風景」にて文字通り青く塗った渋谷の街並みを描いたところ、友人にその意図が伝わり泣くほど感激する。矢口はここで美術は「文字ではない言語」として初めて認知できるようになった。
当初はそれをきっかけに絵の道に進めるほど馬鹿ではないと考えていたが、鮎川や美術部の顧問である佐伯先生の勧誘により徐々に美術の道へと惹かれていく。最終的には美術部に入り東京藝術大学を目指すよう決心した。
美術部に入部すると、自分の画力の無さを痛感するが夏休み中に努力を重ねて持ち前のポテンシャルを一気に引き上げた。冬休みに差し掛かると顧問の佐伯先生から予備校を勧められ、冬季講習を受けることになるが、そこで出会った同級生の高橋世田介の天才的なデッサンを見て自分は凡人だと解釈する一方、張り合っていく気持ちを強く引き締めた。

・第2巻

矢口は美術部や予備校の講習に通っていたにもかかわらず、三年生に進級する直前の進路相談でまだ両親に東京藝術大学を目指すことを告げていなかった。特に母親は安定志向で説得が難航したが、森先輩の再度のアドバイスを参考にして描いた「母の後ろ姿の絵」を渡すことで、なんとか説得が成功した。これを機に両親も本気で藝大に行く息子を応援するようになった。
三年生に進級すると、予備校の夜間部油絵科に通うよう決める。そこで出会った大葉先生に「まずは自分が何を好きかを知ることから始める」というアドバイスを貰い、高橋と鑑賞が好きな橋田悠の3人で美術館へ訪れる。橋田の言葉で「美術」への考え方が一歩進んだ矢口は、自分ならではの絵作りを強く意識し始めるが、大葉先生による構図の助言や高橋の「本質を理解していない」という言葉に奮闘する。
ダメもとで参加した夏期講習のコンクールは矢口が想像していた以上に良い順位だったが、姉が現役で首席合格した桑名マキが1位でもジンクスに囚われて苦しむ様子や、「受験絵画を押し付けられた」として予備校に来なくなる高橋を見て何を信じたら良いのか分からなくなってしまう。さらに、藝大の見学をした際にも偶然出会った高橋から「何でも持っている人がこっち(美術)に来るなよ」と言われ悔しさを滲ませる。

・第3巻

11月になり、予備校は生徒6人に対して教師1人の少人数制に変化し、矢口は桑名や橋田と共に大葉先生が担当するDクラスの所属になった。対応力をつけるため課された「私の大事なものをテーマに描きなさい」というイメージ課題で「縁」をモチーフにして描こうと決めるが、構図も決まらず迷走してしまう。
そんな中、佐伯先生は矢口に(森先輩が描いていたのと同じ大きさの)F100号を描かないかと提案する。佐伯先生の「美術に失敗はない」という言葉や森先輩の手段が変化した新しい絵を見て、最終的に自分にとっての「縁」とは金属のように変化するものだという答えを自ら導き出し、絵画を完成させる。その絵画は周りから上手いと称賛され、一時期は前向きに課題に取り組んでいたが、あるコンクールで「縁」の絵の焼き回しだと指摘されまた落ち込んでしまう。
冬休みは画材の発明に力を入れ、チャコペンに注目し始める。大晦日に高橋から呼ばれ一緒に初詣をすることになるが、会話の中で「実は、天才肌で他人に興味がないと思っていた高橋もまた矢口のことを強く意識していた」という事実を認識でき、改めて気持ちを引き締めた。

・第4巻

1月も下旬となり、東京藝術大学の一次試験まで一ヶ月となった。桑名の友人の話を聞いていると、改めて絵が一筋縄ではいかないと感じていた矢口は大葉先生から「矢口の足りないところは自分勝手力」だということを指摘される。自分の真面目な性格が裏面に出て、打開の糸口を見つけられないでいたが友人の恋ヶ窪に本音を話して相談し、「俺が描く絵は俺の好きな絵にしよう」と自分勝手力に対する答えを出して、なんとか受験のモチベーションを維持し続けた。
そして、いよいよ東京藝術大学の一次試験が始まる。一次試験の課題は「自画像」というシンプルなものだったが、二面性というモチーフに落とし込むも構図を決め兼ねていた。そんな中、前に座っていた受験生が後ろに倒れかかり、矢口の鏡を割ってしまうトラブルが発生する。矢口は一瞬動揺するも、割られた鏡から着装を得て、モチーフを多面的なものに変更し短冊状になった自画像を完成させる。結果的に自分でも満足のいく絵になり、トラブルはあったが無事に一次試験が終了した。

・第5巻

一次試験は無事に終了するも、矢口達は3日後に一次試験の合格発表を、5日後に二次試験を控えていた。ここで大葉先生は集中力が続かないからという理由で、息抜きすると建前を使いDクラス全員を博物館に連れていった。そこでクラスメイトが描いた絵を講評して、矢口は改めて自分は凡人だと自覚し肩の力を抜いて、メンタルの落ち込んでいた気持ちを切り替えた。
結果的に一次試験は矢口・高橋・橋田・桑名が合格していた。色に対して気持ちが動いていた矢口は、偶然にも画材店にて一次試験に落ちた鮎川に会う。その時はすぐ別れてしまったが、鮎川の友人から藝大受験を放棄した旨の話を聞き、鮎川本人から電話で「正しい場所からしか話せないからアタシがお前に話すことなんて何もない」と言われ、二次試験に集中出来なくなる。どうしても鮎川が気に掛ける矢口はもう一度直接会って、二人で小田原の海辺まで行くことになる。鮎川の本音を聞いたり、彼の提案により自分の裸を描いたりして、矢口は改めて自分を見つめ直す機会を得た。
そして遂に二次試験が始まったが、矢口の体調は蕁麻疹と眼精疲労により万全ではなく、階段の踊場で座り込んでしまう。

・第6巻

踊場で座り込んでしまった矢口は桑名に助けられるも、体調が優れぬまま三日間に渡る二次試験が始まった。二次試験の課題は「ヌードモデル」であったが、一日目にしてテーマを考えている内に寝てしまい、大きく遅れを取ったと感じて焦ったが、「裸=ありのまま」という大まかなテーマを構築して、帰宅後は横になって体調を整えた。
二日目は一日目の遅れを取り戻しながらテーマを掘り下げていき、絵具をのせた後に引き算方式で消して描いたり、オイルをスケッチブックに垂らしてキャンバスの地を敢えて残したりするなど一味違う工夫を施して製作を進めた。三日目も同様にして進めていたが、昼休憩の際に高橋から「ちょっと見ない間に上手くなりやがって」と言われ心の底から喜びを感じる。また「自分に自信はないが戦略的にやれば上手くいける、それは絵を描く前には気付けなかったことだ」と思いながら最後まで全力を注いで二次試験の課題に没頭し、無事に作品を完成させる。
試験後、矢口は佐伯先生に「反省はあるが後悔はない」と言い切っていたが、自分でも信じられないことに、最終的に東京藝術大学には高橋と共に現役で合格した。

藝大編(第7巻~)

コメント欄

  • 一応縮小のやついれたほうがいいと思います。 -- 2020-09-20 (日) 13:26:57

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