この記事は日本語版Wikipediaに無い記事である。やったね!
概要 
1800万年くらい前~500万年くらい前(新生代中新世~鮮新世)のユーラシア大陸に生息していたムササビの仲間。
大きさは40センチくらいで、名前の意味は「中新世のムササビ」。
ちなみにペタウリスタはムササビの事。モモンガは「プテロミス(プテロミニー)」という。
特徴 
ビジュアルは現代のムササビとほぼ変わらない。
ムササビもモモンガも夜行性で木の実や葉っぱ、新芽、花などを食べるが、ミオペタウリスタも同じだったと見られている。
なお、モモンガやムササビの手首には「針状軟骨」という肉食恐竜のカギヅメのような細長い骨がある。
これを支えにしてあの風呂敷のような皮膜を広げているのだ。
ムササビとモモンガの違いって? 
せっかくなのでこれについても解説。
同じ「飛べるリス科の動物」だが結構違いがあるのだ。
- 違いその1・仲間分け
モモンガはモモンガ属・ムササビはムササビ属。
簡単に言うと「普通のねことトラ・ライオンは同じネコ科だが別々の生き物」というのと同じ。
- 違いその2・サイズ
ムササビの方が大きく、だいたい25~50センチくらいある。モモンガは15センチくらいで、それぞれ座布団とハンカチくらいの大きさ。
ちなみにしっぽ込みだとこれがほぼ倍の数字になる。
- 違いその3・ビジュアル
いろいろある。- モモンガの皮膜は手足の間だけなので四角っぽい。ムササビはしっぽの途中まであるので五角形のような形になる。
- モモンガは目が大きくクリクリしているが、ムササビはそうでもない
- ムササビのしっぽは円錐形で太い。モモンガのしっぽはわりと平べったい。
とりあえず「ムササビの方が大きくて飛ぶときに五角形っぽい形になる」と覚えておくといい。
- 違いその4・すみか
ムササビは生息地が広く人里近くでも見かけられるが、モモンガはより山奥を好む。
民家の近くでも神社やお寺の森(鎮守の森)であれば見られるという。
- それ以外
- フンの形(ムササビはまん丸、モモンガは細長い)
- 生息地。ムササビはアジアにしかいないがモモンガは世界各地に住んでいる
おまけの解説コーナー・ペットとして飼えるのは? 
ペットとして飼えるのはモモンガの方。
ムササビは数が減っているため基本的に捕獲と飼育が禁じられており、鳥獣保護員という里親になれば「野生に帰れるまでお世話する」という形でムササビとふれあえる。
ただし唯一の例外がこの「カオジロムササビ」という種類で、こいつだけ入念な準備と強い覚悟があれば飼育できる。
というのもムササビはかわいい顔して狂暴で、カオジロムササビも例外ではないのだ。
一方のモモンガはおとなしめだがデリケート&神経質でやっぱりなつきにくく飼育も難しい。
モモンガですらなくなった「フクロモモンガ」は多少飼いやすいが警戒心が強く臆病なため慣れるまで時間がかかる。
そして忘れてはいけないのがこいつらは全員夜行性だということ。どのみち「とても飼育しにくい」ということは覚えておこう。
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