ユウガオ

Last-modified: 2021-11-12 (金) 20:35:55

ユウガオとは、夏に畑に栽培される蔓性のウリ科の一年草である。原産はアフリカ大陸であると言われる。

ユウガオの果実。

いわゆる「フクベ」の果実。

言語表記
英語Bottle gourd
漢字夕顔、葫蘆
学名Lagenaria sicenaria var.hispida

品種

品種としてはごく限られるものの、丸型やこん棒型などの様々な形がある。
丸型の品種は特にふくべと呼ばれ、栃木県で多く栽培され、かんぴょうを精製するのに使う。品種としてしもつけしろ、しもつけあお、ゆう太があり、しもつけあおはときに苦味が発生するため現在ではしもつけしろやゆう太の栽培が多い。
また、東南アジアやオセアニア各国においては丸型やこん棒型の自然交雑で壺型のものが多い。

用途

夏に若い実を食べる。丸型の品種(ふくべ)はかんぴょうを精製し、こん棒型の品種はトウガンのように煮て食べる。新潟では鯨の肉と共にスープにするようだ。オセアニアでは丸ごと茹でたものが市場で売られていることもある。
南西諸島ではちぶると呼んで食してきたが、後述する毒成分のククルビタシンにより、市場で見かける数が減少しつつある。
成長して木質化した果実はヒョウタンのように加工する。炭入れや子供のオモチャなどに利用する。栃木県では成熟した丸型のユウガオを加工してお面などを作る。ふくべ細工として今でも続けられている。
変わった例としては乾燥させた果実をそのまま置物とすることもある。韓国では乾燥させたフクベを劇の仮面に加工する。
また、草姿が強健なので連作に弱いウリ科の野菜(キュウリスイカメロンなど)の苗の台木として用いる。

毒性

ユウガオの果実には、時折ククルビタシンという毒成分が含まれることがある。
スイカやキュウリ等の栽培の際に、苗の台木のユウガオの葉をかき取らなかったことでスイカやキュウリと同時にユウガオが発育し、それに実ったユウガオはククルビタシンが多量に含まれる場合もあるため注意を要する。また、市場で食用として販売されている品種でもときにククルビタシン中毒の報告があるため、味見をして苦味が強いと思ったらすぐに破棄することをおすすめする。なお、ククルビタシンによる中毒報告例はユウガオのみならずカボチャ類やヘチマ、メロンなどでも報告されている。

名称の混同

『~ガオ』とつく植物にはユウガオ以外にアサガオ、ヒルガオ、ヨルガオがある。この中でヨルガオを時々『ユウガオ』と称して種子や苗を売っていることがあるが、ヨルガオはひるがお科の、ユウガオはうり科の植物であるため要注意。

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Tag: 野菜 ウリ科 植物