三味線

Last-modified: 2022-09-18 (日) 16:28:23

三味線とは、主に日本で演奏されている伝統弦楽器。三絃とも呼ばれる。

概要

長い棹を持つ和楽器の一種。弦は三本であり、フレット(柱)はない。基本的にイチョウ型のバチを使い弾いて演奏される。
大きさは約100cm。

素材

棹に使われる木材は紅檀のものが良いといわれ、紫檀や樫、花梨なども使われる。
胴は基本的に花梨製。上物には綾杉と呼ばれる細かな彫り込みが内面に施されており、響きを良くする効果がある。
胴に張られる皮は猫の腹部分が使われるが、練習用や安いものには犬の皮などが代わりとして張られる。
しかし、天然のものは近年動物愛護の問題や生産量の減少により貴重となりつつあり、代用素材や人工皮を広めようとする動きもあるが、
今の所音質の面で天然に大きく劣るためあまり使われていない。
津軽三味線(後述)においては犬の皮が主流。
バチは象牙、べっこう、木材など。

歴史

元々中国にサンシェン(三弦)という楽器が存在し、それが琉球に持ち込まれて三線となり、
この三線が戦国時代に日本本土へと伝えられ、気候や文化に合うよう改変を重ねた結果現在の形になった。
現在の形が確立したのは五百年ほど前で、長い歴史を持つ和楽器の中では比較的新しい部類。

種類

流派などにより細かな違いがあるがここでは代表的なものを挙げる。

長唄三味線

細棹三味線の一つ。歌舞伎などの演劇における劇伴(BGM)として広く使われるほか、お座敷芸としての歌曲も人気。
艶のある鮮やかな音色が特徴。バチは象牙質の小さいものが使われる。

地歌三味線

中棹三味線の一つ。西日本で発展した音楽で使われる。
繊細な技巧表現が特徴。バチは大型で弾力性のあるものが最適。

津軽三味線

太棹三味線の一つ。東北での民謡や大道芸などに使われる。
派手で力強いバチ捌きが特徴で、叩くような奏法で音を響かせる打楽器的な側面を持つ。
近代においては民謡などの枠を超えて人気があり、西洋音楽と融合させたいわゆる「和ロック」においても良く使われる。

沖縄三味線

三線?のこと。三味線のルーツとなった楽器だが、今は双方とも独自の発展を遂げ別の楽器となっている。
それでも似ている面は多くあり、三味線の一種として数えられることも。

ゴッタン三味線(板三線)

九州に伝わる伝統楽器。
やや小型で素朴な音が特徴。

有名な奏者

杵屋響泉(長唄)
菊央雄司(地歌)
吉田兄弟(津軽)
小山貢(津軽)

ネット上で人気のある奏者

しゃみお(津軽)
やのきち(長唄)
蜷川べに(津軽)
早紅夜(津軽)
530(沖縄)
前田秀幸(沖縄)

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