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不遇ポケモンとは、ゲーム「ポケットモンスター」シリーズの対人戦で陽の目を見ることのない最終進化/無進化のポケモンのこと。
これといった基準のようなものはない。
概要 
ポケットモンスター、縮めてポケモン。
それは時代とともに進化し続ける不思議な不思議な生き物。
ポケモン同士を戦わせる「ポケモンバトル」はポケモンとトレーナーの絆を深める場のひとつ。日々トレーナーたちは、あるいは思い入れのあるポケモン、あるいはいつか強さに魅せられたポケモンで、高みを目指して戦いを繰り広げている。
とはいえ種族値や特性、覚える技などによってポケモン同士の強い弱いはどうしても出るのが実情。その中には似た能力の別のポケモンに勝るところがほとんどなかったり、他のポケモンと比べ種族値が低く勝負になる相手がとても少なかったりするポケモンもいる。そういったポケモンの総称がこのページのタイトルにもなっている「不遇ポケモン」というもの。ここに書かれている不遇ポケモンはそんなポケモンの中のごく一部。
このページでは先輩記事に倣い不遇ポケモンが活躍しづらい理由、不遇要素を大きく下の6つに分けてざっくり紹介。
不遇要素 
- 見劣り
- いわゆる「劣化」と言われるような不遇要素。概要にある「似た能力の別のポケモンに勝るところがほとんどなかったり」するポケモンとはこの要素を持つポケモンのこと。
種族値のバランスやタイプが近くそれでいてより高い種族値や優れた技、特性を持つポケモンがいる場合、トレーナーがそちらのポケモンを使うのは別におかしなことではない。しかし使われなかった方からすれば死活問題になる。またそのポケモンがよりにもよって人気のポケモンだと、その対策のついでで対策されてしまうからますます立つ瀬がない。
もちろん「差別化」としてその別のポケモンが持たない特性や技を使ったりすることで、あえてこのポケモンを使う意味をはっきりさせることができるポケモンもいる。しかしその差別化になる特性や技が限られている場合、あえてこのポケモンを使っているからにはその特性や技を使っている可能性が高いと相手から予想されやすく、小さくない弱点になってしまう。
この不遇要素を背負うポケモンは全体的に初登場の世代が古く、同じタイプのポケモンが大勢いるみずタイプやひこうタイプ、ノーマルタイプのポケモンに多い。
- 不遇タイプ
- ポケモンのタイプは全部で18種類。そのうち1つか2つのタイプをポケモンは持つ。またタイプには性質があり、攻撃が半減以下にされやすいタイプとされにくいタイプ、弱点の多いタイプと少ないタイプがある。
攻撃する時は自分のタイプと攻撃技のタイプが同じだと威力が1.5倍になる。トレーナーからはタイプ一致ボーナスと呼ばれていて、アタッカーを務めるポケモンはこの効果を乗せた攻撃をメインウェポンにするのが基本。ところがそのタイプが半減以下にされやすいタイプだと他の攻撃技を選ばなければいけない場面が半減以下にされにくいタイプと比べて多く、タイプ一致ボーナスを受けられない場面も増える。くさタイプ*1やむしタイプのポケモンはタイプ一致技を半減にされるタイプが7つもあるため、不遇な攻撃タイプとして名前が上がりやすい。
逆に攻撃を受ける時は相手の技のタイプと自分のポケモン自体のタイプの相性で、ダメージが無効または1/4~4倍まで変わる。当然弱点になるタイプが多いポケモンは苦手とするポケモンも多く、特に相手の攻撃を何度も受ける耐久型のポケモンを輝かせるうえでは大きな足かせになる。弱点が多い分耐性も多かったりじゃくてんほけんで逆利用できるほどの能力があればまだ活かしようもあるが、このページで紹介されるポケモンはそのどちらも持たないのがほとんど。単タイプでも弱点の多いくさ、いわ、こおりタイプのポケモンは複合でも弱点だらけになりがち。
- 低種族値
- 概要にある「他のポケモンと比べ種族値が低く勝負になる相手がとても少なかったり」するポケモンとはこの要素を持つポケモンのこと。
種族値とはそのポケモンの種類ごとに割り振られたステータスで、この合計が他のポケモンと比べて低いとタイプ相性では有利なのにパワーで押し切られたり、満足に味方をサポートしきれないまま退場させられたりしてしまう。ゲームの序盤の方で捕まえられるノーマルタイプやむしタイプの、とりわけ第5世代以前のポケモンがこの要素に当てはまりやすい。またそれでいて攻撃と特攻が両方高い配分や全ての能力が満遍なく低いバランス型だと下の鈍足低耐久も同時に抱えることになる。
- 鈍足低耐久
- ポケモンは素早さが高いポケモンの方が先に行動できる。先手で相手を倒せばそのターンに相手が行動することはできないため相手より1ターンぶん多く行動でき、バトルを有利に進められる。素早さの種族値が低く代わりに耐久力が高いポケモンは素早さを鍛えているポケモンがおろそかにしている耐久力に付け込んで殴り勝ったり、味方の盾になったりすることで活躍する。また耐久力もなくても素早さが極端に低ければ、行動順が素早さの低い方からになるトリックルームで欠点の低い素早さを逆利用できる。
しかしこの不遇要素を持つポケモンは中途半端に低い素早さが祟って相手の先手は取れず、かといって後手での行動も低い耐久が災いして叶わない。そして何もできないまま倒されてしまうといったことがかなり起こりやすい。一応どんな攻撃もHP満タンからならHP1で踏みとどまるきあいのタスキというアイテムもあるものの、砂嵐やステルスロックでHPを削られ使わせてもらえないことも珍しくない。
- 特性不遇
- ポケモンはそれぞれ特性という他のRPGでいうところのパッシブスキルを1~3種類持っている。特性もポケモンにとって大事な要素で、条件次第で種族値を底上げできるちからもちやかるわざ、タイプ相性を覆すふゆうやひらいしんなど他の不遇要素を十分かき消す力を持つものも数多。
ただその一方で使いどころのない特性もあるもの。持っているポケモンと特性の相性が悪く使いこなせていない特性はまだいい方で、なくても大して変わらないするどいめやちどりあし、バトルでは意味のないにげあしやはっこう、欠点が目立つノーマルスキンやとうそうしん、果てははなからポケモンのパワーを抑えるためのよわきやスロースタートまである。こういった特性ばかり渡されたポケモンは、自分のステータスと技だけをあてにして戦わなければいけない。この特性不遇を持つポケモンには第3世代で一斉に特性を渡された第1、2世代のポケモン、特にするどいめやちどりあしなどが配られやすかったひこうタイプのポケモンが多め。
- 習得技不遇
- ポケモンの技には攻撃技と変化技があり、攻撃技はさらに物理技と特殊技に分かれる。攻撃技の威力はタイプや物理特殊によってまちまちで、例えばじめんタイプの物理技じしんは威力100、命中100という破格の性能なのに対してこおりタイプの物理技つららおとしは威力85なのに命中90と何とも言えない性能だったりする。もちろん技の威力は例外はあれど高い方がいい訳で、技の威力が低いポケモンは高い攻撃や特攻を持っていても与えるダメージが並程度に落ち着いてしまう。攻撃や特攻が高いポケモンでさえこうなのだから、普通かそれ以下のポケモンはなおさらダメージが出せない。
一方で変化技はバフや状態異常など攻撃や特攻が低いポケモンでも使いこなせる技が多く、攻撃力が低くても味方のサポートや相手の妨害でバトルを有利に進められる。しかしその変化技すら良いものを覚えられないポケモンは無理やりアタッカーをしたり、分の悪い嵌め戦術に走るしかなかったりする。
ソード・シールドに登場する不遇ポケモン 
カモネギ(原種) 
タイプ:ノーマル/ひこう
特性:するどいめ/せいしんりょく/まけんき(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
52 | 90 | 55 | 58 | 62 | 60 | 377 |
おしょうの名でも親しまれる不遇ポケモンの代名詞。
特性「まけんき」を持つポケモンの一匹で「いかく」に強い。
ノーマル/ひこうという一致技同士の相性は良くないタイプながら、
「インファイト」「はたきおとす」「つじぎり」などそれをカバーできるサブは
一通り揃っていて、「リーフブレード」「どくづき」での個性も十分。
特に「リーフブレード」と「つじぎり」は専用アイテムの「ながねぎ」で
確定急所で撃てるため、リフレクターに対抗できる。
ただ耐久が低く、かといって素早さも60と速いとはいえず動かしにくく、
それ以上に同じ「まけんき」を持つウォーグルにスペックで大きく突き放されている。
タイプは全然違うものの、リージョンフォームの関係にあって、
覚える技が似通っている上に「ながねぎ」まで使えるネギガナイトも無視できない。
いっそ専用アイテムを諦め、きあいのタスキと一致「じたばた」のコンボを狙うのも手。
他の同タイプがなかなか覚えられない「アクロバット」も活かしたい。
デリバード 
タイプ:こおり/ひこう
特性:やるき/はりきり/ふみん(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
45 | 55 | 45 | 65 | 45 | 75 | 330 |
たった2種類しかいないこおり/ひこうタイプのポケモン。
種族値はかなり低いが、特性「はりきり」で攻撃は107相当に高まる。
技の範囲が広く、サブウェポンだけでも「ダストシュート」や「タネばくだん」
「かわらわり」「ドリルライナー(new!)」などよりどりみどり。
素早さは75とそこまで高くなく、素の耐久力もかなり低い。
そのため耐久がものを言うダイマックス対決ではたいてい力負けしてしまう。
また、そのポケモンから繰り出される「ダイロック」もとても苦手で、
4倍弱点なだけでなく砂嵐を起こす追加効果により、
せっかく「きあいのタスキ」で耐えてもとどめを刺されてしまう。
一応、自分が使うダイマックスとの相性はなかなか。
「はりきり」の命中不安をかき消せる上に、
物足りない攻撃力や素早さは「ダイナックル」や「ダイジェット」で底上げ可能。
HPが2倍になる効果や「じゃくてんほけん」はまず活かせないものの、
アタッカーとして活躍させるならぜひ切りたい。
もう一つ、デリバードは「はりきり」に頼らずサポートもこなせる。
きあいのタスキが必須レベルな分「こごえるかぜ」や「こうそくスピン」で
2回目の行動もしやすく「みちづれ」や「おきみやげ」など大技も粒ぞろい。
状況に応じて味方の苦手なポケモンを「カウンター」で仕留めることもできる。
ダブルでは「こごえるかぜ」が全体効果になる上に「ねこだまし」も候補に。
実は味方の「じしん」に巻き込まれない「ねこだまし」使いはデリバードたった一匹。
その分ダブルでは4倍弱点な上に運が悪ければ怯まされる「いわなだれ」が、
シングルよりメジャーになるため、出せる試合はしっかり見極めなければいけない。
サニーゴ(原種) 
タイプ:みず/いわ
特性:はりきり/しぜんかいふく/さいせいりょく(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
65 | 55 | 95 | 65 | 95 | 30 | 410 |
デリバードと同じ攻撃力を持つポケモン。
耐久寄りの種族値に対して弱点が多く持久戦は苦手。
「ミラーコート」で特殊アタッカー相手ににらみを利かせるにも、
「とつげきチョッキ」を持たせられるという点でこっちに分があるとはいえ、
「カウンター」を併せ持ち4倍弱点なしのナマコブシがいる。
アタッカーにするにもみず/いわタイプには比べられることになるポケモンが多く、
そのタイプで「もろはのずつき」を覚えるポケモンは2種類。
その一匹のカジリガメの「もろはのずつき」は威力でサニーゴのそれを上回り、
火力では一歩及ばないものの「いしあたま」によって、
反動ダメージなしで「もろはのずつき」を使えるジーランスもすぐ下にいる。
一応トリルアタッカーとしてはサニーゴが最も遅くて向いているとはいえ、
自力で「トリックルーム」を展開することができないサニーゴは、
「ロックカット」で素早さを自ら底上げできるカジリガメにどうしても劣りがち。
……と、どっちつかずな印象のサニーゴ。しかし両方の性質を持っているとも言える。
いっそのこと、両方の役割を一匹のサニーゴに詰め込んでしまうのもアリかもしれない。
ミツハニー♂/ヤトウモリ♂ 
タイプ:むし/ひこう
特性:みつあつめ/はりきり(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
30 | 30 | 42 | 30 | 42 | 70 | 244 |
タイプ:どく/ほのお
特性:ふしょく/どんかん(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
48 | 44 | 40 | 71 | 40 | 77 | 320 |
性別が♀なことが進化条件のポケモン。
この系列の♂ポケモンは、「しんかのきせき」が有効なのに進化することができない。
ミツハニーは今まで「はりきり」を活かせる物理飛行技がなかったものの
「鎧の孤島」で「ダブルウイング」をめでたく覚えられるように。
ただその火力は攻撃補正ありかつ「いのちのたま」を持たせた上で、
「ダイジェット」に変換しエースバーンが乱数1発(87.7~103.8%)とまだ高くない。
「おいかぜ」や「がむしゃら」を活かしたサポートの道は
進化系のビークインと同様、教え技の廃止で閉ざされてしまった。
一方のヤトウモリはミツハニーが失った「がむしゃら」を習得。
きあいのタスキと組み合わせれば、相手のHPを一気に1まで減らせる。
それ以外にも、「なげつける」「イカサマ」「ねこだまし」「てだすけ」
「おにび」「でんじは(new!)」など低い種族値でも活かせる技をいくつも覚える。
ビークイン 
タイプ:むし/ひこう
特性:プレッシャー/きんちょうかん(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
70 | 80 | 102 | 80 | 102 | 40 | 474 |
♀のミツハニーの進化系。
耐久力はそこそこあるものの、4倍のいわを始め弱点があまりに多い。
第8世代では後続サポートに重宝していた「おいかぜ」「がむしゃら」は習得不能。
さらに耐久型では必須の「はねやすめ」「かいふくしれい」も奪われ、
残った回復技は隙の大きい「ねむる」のみという憂き目に。
そこで新しく生まれたのが、
耐久はダイマックス技による積みのためと割り切ったアタッカー型。
ビークインは火力を高められる「ダイナックル」と「ダイアシッド」、
そして素早さを上げられる「ダイジェット」の3種類すべてが使えるうえに、
耐久型ではデメリットとでしかなかった弱点の多さも、
「じゃくてんほけん」の発動に活かせる。
ただ特殊はともかく物理にはストライクがもう同じポジションに居座っている上に、
そもそも元々の素早さが低く高速アタッカーには不向き。
トリックルーム下での運用でも、素早さの上がる「ダイジェット」の
採用がためらわれるため一致技が通りの悪い「ダイワーム」だけになる。
また先制技もなくトリックルームが切れると途端に動きづらくなるなど、
そっちでの扱いも一筋縄ではいかない。
ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールに登場する不遇ポケモン 
オニドリル 
タイプ:ノーマル/ひこう
特性:するどいめ/スナイパー(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
65 | 90 | 65 | 61 | 61 | 100 | 442 |
見劣り 低種族値 習得技不遇
- 性能
- 攻撃と素早さが高めのノーマル/ひこうタイプのポケモン。同タイプにはオニドリルより攻撃が高く素早さも同じかそれ以上のムクホークやドードリオがいる。しかしオニドリルの攻撃は彼らより低いだけならまだしも100の大台に届かない90な上に、彼らと違いブレイブバードを覚えず物理ひこう技は威力が40も下のドリルくちばし止まり。おんがえしがあるので深刻さはそこまででもないが、それでもただでさえ攻撃で追い抜かれているのに技の威力まで負けているのは大きな問題。一応他の同タイプと違いドリルライナーを覚えられるが、ドードリオも同じじめんタイプのじだんだを覚えられる上に、攻撃の差でドードリオの方が与えられるダメージが上なので差別化には使えないという始末。
BDSPではドードリオがじだんだを覚えなくなったためドリルライナーが同タイプ唯一のじめん技として戻ってきたが、その一方でおんがえしがここにきて没収。物理ノーマル技は命中が不安なとっしんか威力がドリルくちばしよりさらに低いからげんきの2択に。
- 使い方
- オニドリルはこの2匹のどちらも持っていないスナイパーを隠れ特性に持っている。この特性があれば急所に当たった時のダメージが1.5倍から2.25倍になるので、これを使わない手はない。幸いきあいだめもセットで覚えられるためピントレンズを持たせれば、たった1回使うだけで威力2.25倍の技が撃てるようになる。ムクホークは攻撃力を上げる変化技をふるいたてるしか持たないためこれだけで差別化はできているように見えるが、実際はオニドリルのスナイパー急所ドリルくちばしよりムクホークの攻撃↑ブレイブバードの方がダメージが上。そのため同じはがねタイプへの攻撃技としてムクホークの覚えるインファイトと攻撃範囲の違うドリルライナーは外せない。一番対抗したいでんきタイプには素早さの差で返り討ちに遭いやすいため有効なのはほのおタイプやどくタイプ等になるが、きあいだめのなかったBW時代やドードリオに勝てるところがほとんどなかったUSUM時代と比べればこの技も活かせるようになっているはず。
- 育成例
- ・物理アタッカー型
性格:ようき
努力値:攻撃252 素早さ252 残り耐久
特性:スナイパー
持ち物:ピントレンズorするどいツメ
技:ドリルくちばし/とっしんorからげんき/でんこうせっか/ドリルライナー/みがわり/きあいだめ/ふきとばし
レディアン 
タイプ:むし/ひこう
特性:むしのしらせ/はやおき/てつのこぶし(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
55 | 35 | 50 | 55 | 110 | 85 | 390 |
見劣り 不遇タイプ 低種族値 特性不遇
- 性能
- さまざまな変化技を覚えるむし/ひこうタイプのポケモン。110と比較的高い特防に反してHPは55と低め。弱点もいわ4倍を筆頭に5つもあり、耐久で言うとそこまで高くない。特性も攻撃に関わるものを2つも持っているのに当のレディアンの特攻は55、攻撃に至ってはたった35しかなく、特性はほぼはやおき一択。しかしこのはやおきももともとはねやすめを覚えるのでねむる必要はなく、催眠対策にしてもターンが減るだけで完全な対策にはならないと使い勝手はいまいち。同じむしタイプにより弱点が少なく優秀な特性いたずらごころを持つバルビートやイルミーゼがいることもあって、わざわざレディアンをパーティに加える意味はほとんどないというのが実情。
BDSPでの新規習得技はむしのていこう程度。それどころかまとわりつくが技マシンから外れたことで覚えられなくなり、有利な相手を捕らえる戦術が取れなくなった。
- 使い方
- 実はこのBDSPでおいかぜの習得者が減り、タマゴ技でおいかぜを覚えられるレディアンは替えのききにくいポケモンになっている。アンコールとの両立はドーブルを除けば唯一で、他にもリフレクターやひかりのかべ、はたきおとすなどを習得可能。しかしレディアンがもともと抱える低めのHPや5つもの弱点、ちょうはつ耐性の低さも同然の攻撃性能のなさは特に何も改善されていない。アタッカーと鉢合わせたらまず敵わないので、実戦では同じ起点づくりを得意とするポケモンのちょうはつをかい潜り、一方的に起点をつくれるよう立ち回りたい。
- 育成例
- ・おいかぜサポート型
性格:ようき/わんぱく/しんちょう
努力値:素早さ252 残り耐久
特性:はやおき
持ち物:きあいのタスキ/メンタルハーブ
技:アンコール/おいかぜ/みがわり/リフレクター/ひかりのかべ/とんぼがえり/かわらわり/はたきおとす
アリアドス 
タイプ:むし/どく
特性:むしのしらせ/ふみん/スナイパー(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
70 | 90 | 70 | 60 | 70 | 40 | 400 |
見劣り 不遇タイプ 低種族値
- 性能
- レディアンの対にあたるむし/どくタイプのポケモン。素早さが40と低く耐久も平凡。弱点には攻撃タイプとして人気のほのおやいわが含まれているため、実際には耐久も数で見るより低く感じやすい。攻撃は90と低くはなく、威力の高いメガホーンや低い素早さと相性のいい先制技のふいうちも覚えられる。しかし一致技のタイプはどちらも攻撃面で不遇なタイプなので攻撃性能もいま一つ。ねばねばネットを活かした起点づくりをさせようにも同じむしタイプでより素早いアメモースや耐久の安定したツボツボに劣り気味。いくら複合タイプが違うと言っても攻撃面で不遇かつ耐性面でもむしの弱点据え置きのどくタイプなので他のねばねばネット使いを差し置いて使われるかは微妙。専用技のどくのいとにしてもアリアドス自身が鈍足なので最速86族より素早い相手への素早さ逆転はできず、結局は素早さが2段階下がるこわいかおの方が使い勝手がいいというのが実情。
BDSPではイカサマが没収。しかし攻撃無振りでの攻撃技として他にもナイトヘッドがあるので特に何ともなかった。
- 使い方
- 実はアリアドスはタマゴ技で珍しくかなしばりを覚えられる。効果は相手が直前に使った技を1つだけ封印するというもので、相手が2連続で同じ技を使った場合に先手で使えば相手は行動すらできずターンを無駄にさせられる。素早さは低いがこうそくいどうやこわいかおで130族にも届くアリアドスは、この行動させない効果もその気になれば発動できる。起点づくりに使う場合、同じ起点づくり型のポケモンが相手だとステルスロックやリフレクターなど1回使ったら十分という技が多くあまり有効にならない上にちょうはつが怖いので、実戦では技を封じられることが大きな痛手になるアタッカーと対面させたい。
- 育成例
- ・ねばねばネット起点型
性格:ようき/おくびょう
努力値:素早さ252 残り耐久
特性:ふみん
持ち物:きあいのタスキ/オボンのみ/メンタルハーブ
技:こうそくいどうorどくのいとorこわいかお/かなしばり/ねばねばネット/ふいうちorナイトヘッド/バトンタッチ/どくびし
アンノーン 
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
48 | 72 | 48 | 72 | 48 | 48 | 336 |
見劣り 不遇タイプ 低種族値 鈍足低耐久 習得技不遇
- 性能
- 計16タイプもの攻撃技にカスタマイズできる専用技めざめるパワーの持ち主。しかしそれ以外の技は全く覚えない。またカスタマイズといってもタイプを決められるのはバトル中にではなく捕まえたタイミング。しかもポケモンは同じ種類の技を2つ以上覚えることができないので、その決められたタイプの技1種類だけで戦うことになる。もちろん各タイプにはタイプは違えどアンノーンより特攻が高く技の選択肢も広いポケモンが数多くいるわけで、ただ単にそのタイプの攻撃技が欲しいだけなら彼らで十分。耐性の違いもアンノーン自身の耐久が低く耐性も優秀というわけではないエスパー単タイプなので差別化には何の役にも立っていない。
PLAではめざめるパワーが相手の弱点になるよう勝手にタイプが変化し必ず効果抜群*2になるというものに変更。威力こそ60から50に落ちてしまったが、フェアリーを加えた計17タイプの技から自由に撃ち分けられるようになった。このままの仕様で対人戦に出られれば大きな一歩になるが、果たして……。
- 使い方
- PLAには対人戦がないので、それ以前のものをそのまま記載。
いくら1種類しか選べないとはいえ、専用技のめざめるパワーのタイプが受けてみるまで分からないというのは相手からすれば厄介。もちろんタイプ一致のエスパーにもできるが、エスパータイプで弱点を突けるポケモンは少なく思ったほどダメージを出しにくい。そのため、めざめるパワーの効果を存分に活かすためにも不一致でも弱点を突きやすいタイプ、特に4倍になる相手のいるタイプから選ぶのがおすすめ。具体的にはほのお、くさ、いわ、こおりなど。特にくさとこおりはふゆうで一致技を防げるじめんタイプの弱点になっているので相性がいい。アンノーン自体は耐久が低く素早さも遅いのでトリックルームなどのサポートがない場合はアンノーンが攻撃したい相手が有利になるような味方を別にパーティに入れて、交代で出てきたところを攻撃するなどの工夫のしどころ。
- 育成例
- ・アタッカー型
性格:ひかえめ/れいせい
努力値:特攻252 残り耐久
特性:ふゆう
持ち物:きあいのタスキ/こたわりメガネ
技:めざめるパワー
アゲハント 
タイプ:むし/ひこう
特性:むしのしらせ/とうそうしん(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
60 | 70 | 50 | 100 | 50 | 65 | 395 |
見劣り 不遇タイプ 低種族値 鈍足低耐久 習得技不遇
- 性能
- 特攻が高くアタッカー気質のむし/ひこうタイプのポケモン。ひこう技はタイプ一致ボーナス込みでもたった威力90のエアカッターが最大火力という有り様なので、一致技と呼べるような技は半減されやすいむしのさざめきだけ、サブウェポンもむし技の補完になる技がないなど火力不足気味。また耐久が低いポケモンはいかに先手を取れるかが重要になってくるが、アゲハントの素早さ種族値は65。素早さに振り切って先手を取るには遅くトリックルーム下では逆に速すぎるという微妙な値。ちょうのまいを積めれば最速122族と同速になる上に火力不足も補えるが、アゲハントにはバタフリーのねむりごなのような相手を起点にできる技がなく、耐久も低いので積みにはきあいのタスキがほぼ必須。当然HPは1しか残らず先制技でも天候ダメージでも瀕死になってしまうのでなかなか上手く決まらない。とどめに同じタイプのガーメイルはアゲハントにない強力ないろめがねで一致技の通りの悪さをある程度克服している。しかもむしのしらせも兼ね備え特攻が6低い以外は全能力がアゲハントより上。違いといえば隠れ特性くらいだが、マイナス効果付きな上相手依存のとうそうしんでは何の強みにもならないのが事実。とはいえ、その他むしタイプとの差別化を図るのであればとうそうしんを採用するしかない。
PLAでは8年来の願いだったエアスラッシュをついに習得。ガーメイルも覚えるので差別化にこそならないが、もし対人戦で使えるようになればアゲハントのひこう技最大火力の更新かつ、追加効果の怯みで相手を強行突破という戦い方もできるようになる。
- 使い方
- アゲハントは鈍足低耐久な上に弱点も5つと多め。そのため耐久よりも素早さを補う調整をした方がいい。むしタイプの攻撃が半減にされやすいこともあり、火力と素早さを同時に上げられるちょうのまいはほぼ必須。むしのしらせが発動すればむしのさざめきで半減の相手にも不一致101相当の火力が出るので、サブウェポンは等倍範囲の広いものよりも半減されやすくても効果抜群にできる相手がいるものや効果が優秀なものがおすすめ。ギガドレインなら相手からHPを奪うことで天候ダメージで削られない分のHPを残し、粘り強く戦えるようになる。とにかく苦手な相手が多くアタッカーとしては心許ないポケモンだが、上手くいけば単独で相手パーティを半壊させられるのも事実。ステルスロックにも弱いので、起点を作って無理にエースを任せるよりは先発で切り込んでもらうのも手。
- 育成例
- ・ちょうのまい型
性格:おくびょう
努力値:特攻252 素早さ252 残り耐久
特性:むしのしらせ/とうそうしん
持ち物:きあいのタスキ
技:むしのさざめき/ちょうのまい/ギガドレインorエナジーボール/エアカッター/サイコキネシス/シャドーボール/みがわり
エネコロロ 
タイプ:ノーマル
特性:メロメロボディ/ノーマルスキン/ミラクルスキン(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
70 | 65 | 65 | 55 | 55 | 90 | 400 |
低種族値 特性不遇
- 性能
- 第3世代出身のノーマル単タイプのポケモン。このポケモンの代名詞ともいえるのが専用特性のノーマルスキンで、その効果はノーマルタイプ以外の技を全てノーマルタイプに変化させ威力を1.2倍にするというもの。この特性があればでんじはもじめんタイプに通るようになるが、じめんタイプを麻痺させたいだけならへびにらみやしびれごなでも可能で、しかもその内へびにらみは命中が100とでんじはより高く、より確実に相手を麻痺させられる。かといって威力1.2倍の方を活かそうにもエネコロロの攻撃は65、特攻も55と低く、それでいて全ての攻撃技がノーマルタイプになるため、ただでさえ効果抜群が出せなくなるのに半減相手には手も足も出なくなると良いとこなし。おまけに最大火力のすてみタックルを始めとした元々ノーマルタイプの技は威力は上がらない。エネコロロ以外にも大勢いるノーマル単タイプの中、ノーマルスキンだけでは個性にならないというのが正直な所。
BDSPではつぶらなひとみを習得。下がるのは1段階だけだが、あまえると違い先制技なので相手の物理ダメージを確実に軽減できる。
- 使い方
- 育成例
プラスル/マイナン 
タイプ:でんき
特性:プラス/ひらいしん(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
60 | 50 | 40 | 85 | 75 | 95 | 405 |
タイプ:でんき
特性:マイナス/ちくでん(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
60 | 40 | 50 | 75 | 85 | 95 | 405 |
電気ねずみと呼ばれるマスコットポケモンのうち、
ルビー・サファイアで初登場したポケモンたち。
「ほっぺすりすり」「アンコール」「あまえる」など補助的な技をいくつも覚える。
…ただこれらの技、ライチュウも使えてしまう。
プラスルの隠れ特性は「ひらいしん」。ライチュウと一緒ながら
「バトンタッチ」と一緒に使えるのは全ポケモンを見ても実はプラスルだけ。
相手のでんき技はもちろんのこと、味方の「ほうでん」もトリガーにできる。
積み技だけでなく「みがわり」や「ねがいごと」も使って次のポケモンに託したい。
マイナンはプラスルの覚えない「すりかえ」を覚える。
ライボルトやロトムでも使えるので個性としてはまだ弱い。
「うたう」による妨害や「ねがいごと」での回復など、
プラスルの兄弟だからこそ覚える技が、活路を見だす鍵になるかも。
トロピウス 
タイプ:くさ/ひこう
特性:ようりょくそ/サンパワー/しゅうかく(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
99 | 68 | 83 | 72 | 87 | 51 | 460 |
耐久寄りの種族値を持つも、他の耐久くさポケモンと比べて没個性気味。
一応珍しい特性の「しゅうかく」を持っているものの、
こおりなら2倍で済み「ねむりごな」が使えるナッシーや
「こうごうせい」こそ欠けているものの4倍弱点なしで
「おにび」の使い手のオーロットなど比較されるポケモンが多い。
だからといってアタッカーの道もやはりライバルの多いイバラの道。
まず物理に目を向けると、「りゅうのまい」という
ドラゴンタイプ以外では珍しい技を覚える。
1段階素早さが上がれば、かのガブリアスに匹敵する素早さに。
とはいえ同じ「りゅうのまい」が使えるジュカインは
さらに「いわなだれ」でひこうタイプに効果抜群が取れる。
「しゅうかく」+「しぜんのめぐみ」で代用は効くとはいえ、
怯み狙いでも撃てる「いわなだれ」は捨てがたい。
一方で「サンパワー」を選ぼうにも太陽神の二つ名を持つキマワリがいる。
あちらは極端な鈍足を活かせる味方の「トリックルーム」、
こちらはサン・ムーンで新登場の「Zにほんばれ」。
もちろん素早さは「りゅうのまい」を使った後と同じ。
これを活かせば自力かつ1ターンで覚醒できるものの、持ち物枠が固定されるのが欠点。
そして剣盾では無念のリストラ。DLCでも復活ならず。そしていない間にZ技も廃止に。
BDSPで復活参戦はしたものの、第7世代で秘伝技システムそのものが廃止となり秘伝要員としての価値も失われた。
ただしメガシンカ・Z技・ダイマックス無しのBDSPでは、それなりに高めの耐久は生かしやすくなった。めざパもアンノーン専用となり対戦環境で見ることはまずない。
しかしガブリアスが再びトップメタに返り咲いたため、その対策としての氷技で巻き添えを喰らう可能性は高い。
ポワルン 
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
70 | 70 | 70 | 70 | 70 | 70 | 420 |
天候によって3つの姿に変わるポケモン。
専用技だった「ウェザーボール」を始め「だいもんじ」「ふぶき」
「ハイドロポンプ」「かみなり」「ぼうふう」など多彩な技レパートリーを持つ。
ただフォルムチェンジの要になっている特性「てんきや」には
天候エースではほぼお決まりになっている「すいすい」「ゆきかき」のような
素早さ上昇の効果もなくただタイプが変化するだけとやや地味で、
種族値もALL70とアタッカーにするには物足りない。
雪雲の姿では霰パで鬼門のはがねタイプに一矢報いる高火力のサブ、
「だいもんじ」を覚えられるものの、特攻70の火力なので
不一致2倍程度なら軽く耐えてくるポケモンも多い。
またメインの「ふぶき」も一致とはいえそこまで火力はなく、
基本的には相手の弱点を突いてやっと渡り合える程度。
とはいえ威力は別にしても通りのよいこおりタイプの攻撃を
全体に仕掛けられるのは強みになる。どちらかと言えば、
味方のサポートも受けられるダブルの方が活かしやすい。
太陽の姿はほのおタイプの効きにくいドラゴンタイプに
弱点のこおり技をお見舞いできるのが特徴。
メインの「ウェザーボール」にも晴れのブーストが掛かるため、
雪雲の姿ほどの火力不足感はあまりない。
ただ特攻70の「れいとうビーム」ごときでは、
他のほのおタイプの「めざめるパワー」で事足りてしまうので、
Z技として使うか、あえての「ふぶき」の採用を考えたい。
雨雲の姿なら太陽の姿と同様一致技に天候ブーストが掛かるだけでなく、
サブの「かみなり」「ぼうふう」も必中に変えられるので、
ほのお技の威力低下にさえ目をつぶれば、天候との相性は良好。
その分みずタイプを持っているポケモンと比べると種族値が低い上に、
素早さを補う「すいすい」もなく全体攻撃の「なみのり」も欠けているなど、
他の雨アタッカーと比べるとやや扱いづらい。
ポワルンを使うからにはサブの「かみなり」や「ぼうふう」の
追加効果で麻痺や混乱をばら撒き、相手の妨害を狙うのもアリ。
ラブカス 
タイプ:みず
特性:すいすい/うるおいボディ(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
43 | 30 | 55 | 40 | 65 | 97 | 330 |
合計種族値は特殊な性質を持つポケモンを除けば無進化最低の330。
「すいすい」と「なかまづくり」を唯一両立するポケモンで、
これを使えば隣の「あめふらし」持ちをそのまま雨エースにして暴れさせ、
こちらは「いやしのはどう」で補助といった立ち回りもできる。
ただ「あめふらし」持ちのペリッパーはもともと「おいかぜ」を覚え、
これでも「すいすい」ではない味方の素早さを同程度まで上昇可能。
しかもラブカスの「なかまづくり」と違い、隣の味方は
いざ素早さが上がるまで「まもる」で待機できる上に、ペリッパーは
サポート一辺倒なラブカスと違って隣の味方と一緒になっての攻撃もできる。
ラブカスの覚える「いやしのはどう」は単なる回復だけではなく、
「しおふき」の威力維持にも役立つのがポイント。
禁止級のカイオーガなら、「あめふらし」と両立可能。
とはいっても「あまごい」を使えばラブカス単体でも雨を降らせられるので、
無理に「あめふらし」にこだわらなくてもいいはず。
コロトック 
タイプ:むし
特性:むしのしらせ/テクニシャン(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
77 | 85 | 51 | 55 | 51 | 65 | 384 |
「ほろびのうた」を覚えるポケモン。
「ねばねばネット」と掛け合わせれば相手2体の素早さ低下が狙える。
起点づくりの「うたう」や相手を削る「がむしゃら」、起点化防止の「ちょうはつ」
など、むしタイプでは独自の変化技レパートリーを持つ。
そこで立ちふさぐのがドーブル。ありとあらゆる技を覚えられるポケモンで、
素早さもコロトックより上、耐久力も誤差の範囲。
そのドーブルは攻撃力がからっきしなものの、
だからといってコロトックの攻撃力も高いとはいえない。
ミノマダム(草木のミノ) 
タイプ:むし/くさ
特性:きけんよち/ぼうじん(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
60 | 59 | 85 | 79 | 105 | 36 | 424 |
ミノムッチの分岐進化の片割れ。
両方を半減するタイプが4タイプもあり、しかも弱点6つでうち2つは4倍と、
攻めも受けも使いづらさばかりが目立つむし/くさタイプ。
それでいて弱点の多さの割に耐久に寄った種族値をしていて、
サブもイマイチで素早さも低めと、使いづらさばかりが目立つ。
「ちょうのまい」と「ギガドレイン」を活かしてある程度ある特防を
伸ばしつつビルドレインのような戦法をとることもできるものの、
同じことのできるドレディアやキレイハナに能力や耐性でボロ負け。
いっそ耐久を諦め「きあいのタスキ」と「がむしゃら」の
掛け合わせで相手のHPを削り「ふいうち」でトドメを刺そうにも、
そこそこの耐久が仇となり追撃を決められるまで削って貰えないことがしばしば。
「ぼうじん」なので砂嵐や霰は平気とはいえ…。
ガーメイル 
タイプ:むし/ひこう
特性:むしのしらせ/いろめがね(隠れ特性)
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
70 | 94 | 50 | 94 | 50 | 66 | 424 |
ミノムッチの分岐進化の片割れ。
攻撃と特攻が同じ種族値構成。といってもストライクと違い物理技は一致技くらい。
このポケモンは「いろめがね」のおかげで、
一致技を両方半減できるポケモンがほとんどいないのが特徴。
一方で、足を引っ張っているのが素早さの問題。
その素早さは66とアゲハントより1高いだけで、
130族やスカーフ持ちは追い抜けずかといって2回以上積むのも難しい。
もちろん先制技もないため相手の先制技はどうにも出来ない。
また、フェローチェという枠を取り合う強敵も厄介。
このポケモンは「いろめがね」でこそない代わりに素早さも攻撃も高く、
「とびひざげり」「どくづき」「ドリルライナー」「れいとうビーム」
…と攻撃技が豊富で、ガーメイルと同じ「ちょうのまい」も覚える。
その素のステータスから積まずにぶん殴るという対応もできる柔軟さも、
ガーメイルとは比べ物にならない。
マスキッパ 
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
74 | 100 | 72 | 90 | 72 | 46 | 454 |
初登場からモジャンボに差をつけられてきたポケモン。
「ふゆう」はくさタイプ唯一の特徴ながら、
モジャンボには特性に頼らずとも耐えてのける物理耐久がある。
じゃあ技で差別化が効くかというと、そうもいかない。
まずメインウェポンを半減するくさタイプに刺さる「むしくい」は
モジャンボの「どくづき」で代用出来るどころか、
等倍に押し込まれることが少なく威力もある「どくづき」の方が優勢。
「かみくだく」にしても基本一発目の威力が高い「はたきおとす」に押され気味。
「たくわえる」や「アシッドボム」も持久戦向きの技。
素早さが低く弱点も多いマスキッパは持て余してしまっている。
素早さを逆転させる「トリックルーム」の下では、モジャンボより早く行動できる。
ただアローラガラガラ始め45族よりは、パワー系アイテムでも持たせないと遅くならないのが悔しい。
フィオネ 
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 480 |
フィオネはこの中では唯一の「禁止級」にあたるポケモン。
ALL80の種族値とマナフィからかなり削られた技が、活躍を阻んでいる。
まず、マナフィの個性だった「ほたるび」を覚えられないので、攻撃力には限界がある。
行動回数を増やせればまだなんとかなるものの、相手は禁止級。
そう何度も攻撃させる隙を見せてくれるような相手ではない。
「Zあまごい」なら火力も耐久も補強できるものの、
禁止級に多いドラゴンタイプにみずタイプの技は効きにくい。
さらに「きあいのタスキ」が持てないので、
先手で一撃で落とされてしまってはどうにもならない。
味方のサポートにも、マナフィが覚える
「リフレクター」「ひかりのかべ」「ハートスワップ」がないので、
味方に活きる技といえば、「こごえるかぜ」「あまえる」「しんぴのまもり」
「いやしのすず」「てだすけ」「いばる」くらい。
その他の不遇ポケモン 
ミルホッグ 
タイプ:ノーマル
特性:はっこう/するどいめ/アナライズ
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
60 | 85 | 69 | 60 | 69 | 77 | 420 |
「つるぎのまい」「わるだくみ」「さいみんじゅつ」「がむしゃら」「いかりのまえば」
…など独自色の強い技を覚えるものの、種族値が低く簡単には扱えない。
「アナライズ」の発動を狙い「きあいのタスキ」などで攻撃を耐え、
「じたばた」での反撃で相手を強行突破する型なら1:1交換に持ち込めるものの
それ以外のダメージは控え目で融通が利かないのが玉にキズ。
もう一つの戦法としてサン・ムーンから登場したZ技「Zさいみんじゅつ」で、
素早さと積む機会を同時に確保するというのがあった。
「バトンタッチ」と両立できるのは他にパッチールとフワライド、ムシャーナだけ。
ソード・シールドでZ技が使えなくなったのは惜しい。
関連項目 
外部リンク 
ニコニコ大百科-不遇ポケモンとは
ピクシブ百科事典-不遇ポケモンとは
アニヲタWiki(仮)-マイナーポケモン
アニヲタWiki(仮)-埋葬ポケ(ポケモン)
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