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名阪国道

Last-modified: 2019-07-28 (日) 19:17:17

国道25号線のバイパス。





概要 Edit

亀山ICー天理ICを結ぶ無料の自動車専用道路。
開通は1965年と古く、日本最古級の無料自専道である。
後に開通した東名阪自動車道(開通当初は東名阪道路)や西名阪自動車道(開通当初は西名阪道路)と共に高速道路(近畿自動車道名古屋大阪線)に指定されるものの、後述の理由により、無料のまま存置されている。

なぜ無料なのか? Edit

高度経済成長期を迎え、さらに来るべき大阪万博を成功させるべく計画された名阪国道。用地の確保を迅速に進めるため、沿線住民に無料開放を約束したことが理由。また、有料の高速道路にするには、大規模な改良工事・ICの大幅削減・運営の移管(名阪国道は建設省→国土交通省の管理)などが必要であるため、今後も有料化されることはないだろう。

ちなみに一部では沿線に本部を構える某宗教の力と噂されているが、裏付けはない。

迷犯酷道 Edit

名阪国道は、全線片側2車線の自動車専用道路であり、無料の一般国道としては高規格な部類である。しかし、前述の通り道路需要が逼迫している時期に敷設されたことから、突貫工事で建設され、千日道路という別称もあるほど。
そのため、一見高速道路並みの規格に見えるが、実際は全国でもトップクラスの危険な道路である。
例として、
半径150mの急カーブが存在*1
急勾配中に急カーブがある
平均時速100km以上*2
・加速車線が数十m*3
・無料のため、地元の軽トラから長距離大型トラック*4まで使用する
・舗装が荒い*5
故障中の非常電話が多い
などがあり、一部では酷道アウトバーンとも呼ばれている。

非名阪 Edit

名阪国道が自動車専用道路である関係上、全線に渡って旧道が国道指定を外されず残っていて、「非名阪」と呼ばれている。
しかし、この非名阪は伊賀市内の一部を除いて(本物の)酷道扱いされている。特に亀山・伊賀市境の加太越え区間は、日本有数の酷道とも言われ、とても2桁番号の幹線国道とは思えない。名阪国道が渋滞した場合に迂回路として迷い込む車が多いため、最近では名阪国道の渋滞時は電光掲示板に迂回路なしと書かれるようになった*6

道路としての扱い Edit

全国的に見ると、高速道路と同等の役割を果たす一般道路や自動車専用道路(以下A'路線と表記)は珍しくない。例として、有料のものだと広島岩国道路、伊勢湾岸道路、無料のものだと大洲道路、志戸坂峠道路などが存在する。
しかし、名阪国道はその中で最も古い道路であり、規格が定まっていない時期に、特例による準高速道路として開通したため、他のA'路線には見られない特徴も多い。
具体的には、開通時より一貫して建設省→国土交通省によって管理されているにも関わらず、日本道路公団による道路に近い特徴がある*7。簡単に言えば、無料であるにも関わらず、有料道路や高速道路のような特徴があるということである。

呼称 Edit

一般的には名阪国道と呼ばれる。略称は名阪。
看板での表記は統一されていないが、三重県側では緑地の枠に白文字(公団書体)で名阪・MEIHAN表記が多い。ただし亀山IC付近では、東名阪道との間違いを防ぐためか、名阪国道・MEIHAN表記(一般道と同じ丸ゴシック)が多い。
奈良県側は、青地の枠に白文字(丸ゴシック)で名阪国道・MEIHAN KOKUDO表記が多い*8
しかし一方で、MEIHAN EXPWY(前述の準高速扱いの名残)、MEIHAN ROUTE表記、果ては高速道路ナンバリング(E25)入りもあるなど実際の表記にはかなりのばらつきがある。
ちなみに、ひどいものだと西名阪誤記されているものもある*9

特徴的な沿線設備・施設 Edit

亀山IC Edit

名阪国道の起点。東名阪自動車道に接続する。
元々は料金所すらない*10簡単な構造のICだったが、21世紀に入り激変。伊勢自動車道と東名阪自動車道の連絡路の開通、亀山PAの開設、名阪国道と国道1号亀山バイパスの連絡路開通を経て一気にカオスICに変貌した。
付近に亀山JCT、亀山西JCT、亀山PAスマートICなど紛らわしい名前の分岐が多い。
また、1号亀山バイパスへの連絡路は、急勾配急カーブのため事故が多い。

関JCT(伊勢関IC) Edit

伊勢自動車道の起点。名阪国道上の分岐ではあるが、番号は伊勢道のもの(34)が使用されている*11。亀山ICからおよそ2kmのところにある。
かつては、東名阪と伊勢道は直接接続していなかったため、亀山ICから当ICまで名阪国道を走らなければならなかった。
現在は亀山ICまでの連絡路が開通(上記参照)し、両自動車道は直接繋がったが、亀山ICでは構造上、伊勢道から名阪国道への出入りができないため、存置されている。
道路地図などでは「伊勢関IC」としてひとくくりにされることが多いが、正式には名阪国道と伊勢道の分岐が関JCT、伊勢道と東名阪への連絡路の分岐が伊勢関ICである*12。ちなみに、名阪国道の標識には、正式名称の関JCTの他、伊勢関入口伊勢道分岐伊勢分岐などと表記され、一貫性がない。

関トンネル Edit

名阪国道に2つあるトンネルのうちの1つ。久我ICと向井ICの間にあり、長さは1.1km。当初は天井板がついていたが、大昔に撤去されたため、笹子事故で話題になることはなかった。
名阪国道では数少ないトンネル区間のためスピードが出やすいが、上り線ではトンネル出口すぐに下り急勾配半径200mのS字カーブというコンボがあり、おまけにカーブを曲がり切ったところが橋という恐ろしい線形。もちろん見通しも悪いため、スリップ事故や追突事故が絶えず、事故件数は三重県下一位と言われている。

伊賀SA・道の駅いが Edit

伊賀ICの西側にある休憩施設。ほぼ同じ位置にあるが、上り線は伊賀SA、下り線は道の駅いがと何故か名前が違う。ただし、道路地図などでは上下線とも伊賀SAと表記される。
あまり規模は大きくない。

名阪健康ランド(解体) Edit

上柘植IC北側にあった民営施設の廃墟。廃業から10年以上放置され、廃墟ファンに人気があった。しかし崩壊が進み、落書きも多かったため解体。跡地にはソーラーパネルが設置されている。

変な標識 Edit

友生ICー上野東ICの上り線に設置されている非常電話の標識は、電話マークが何故か上下左右逆に描かれている。

上野IC Edit

上野市街地の最寄りIC…だが、ICの間が近すぎる*13こともあって、実質的な最寄りICの地位を上野東ICに奪われている。
また、上り線は出口分岐が2ヶ所あるが、分岐部分まで一切表示がなく、不親切。
地味に事故が多い。

伊賀上野PA Edit

下り線にのみ存在する休憩施設。
何故か地図に一切表示されない、標識もP・上野・WCと書かれただけの見落としそうなものしかない。施設も駐車場とトイレのみという極めて小規模なものだが、敷地外伊賀上野サービスエリア(※休憩施設の正式名称は伊賀上野パーキングエリア)という施設があり、現在はどて焼き店のみが営業している。ここのどて焼きは絶品で、ファンも多い。
パーキングエリアに敷地外の施設を接続していることから、元祖ハイウェイオアシスと言えるかもしれない。

県境 Edit

治田ICー五月橋ICにある新五月橋に、三重県と奈良県の境界がある。前後には一般国道であることをアピールする看板が建てられ、速度を抑えるよう促しているが、完全に無視されている。
なお、名阪国道の覆面パトカーは、県境を越えて追ってくるので注意。

みつばち大観音 Edit

山添ICー小倉ICの南側にある巨大な観音像。山の中に突然現れるため、インパクトが強い。健康食品会社のもので、胡散臭く見えるが、意外と綺麗に保たれている。
下り線からは見えづらい。

福住IC Edit

当ICから分岐する県道192号は、一見天理までのショートカットルートに見えるものの、とてつもない険道なので、通らない方が賢明。
ちなみに、当ICでは非名阪とも接続する。

Ωカーブ Edit

福住ICー天理東ICの事故多発地帯のこと。区間内に高峰SAと五ヶ谷ICを含む。地図上でΩ形に見えることからこの呼び名がついた。なお、国道事務所も使用する公式名称である。
最小半径150m最急勾配6%という悪魔のごとき区間で、中央分離帯のコンクリートブロックには、激突した跡が多数残っている。
また橋が多く、しかも深い谷に架かっているため、トラックや乗用車の転落死亡事故が後を絶たない。

高峰SA Edit

福住ICー五ヶ谷ICにある休憩施設。
急勾配・急カーブの途中にあり、以前は出入口が本線とのT字交差点という非常に危険な構造であった。
その後、下り線側は分岐・合流を設置(これはこれで急勾配だが)した。一方、上り線側は構造上設置できなかったため、勧告により閉鎖された。
そのため、現在は下り線側のみの営業である。
名前の通り峠に位置し、奈良盆地を一望できるが、見える範囲がほとんど田舎のため、夜景はあまり期待できない。
高峰レストランという飲食施設がある。ちなみに閉鎖された上り線側にはラーメン店があった。

天理東IC Edit

住民(と某宗教)の要望*14により後から設置されたIC。しかし、IC番号は27-1ではなく28を使用している。某宗教本部への最寄りICで、わざわざ案内標識が設置されている。
近くにチェーン装着場があるが、そもそも名阪国道はチェーン規制を行わない*15ため、ただの空き地である。

コメント欄 Edit


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観覧者数 Edit

現在?
今日?
昨日?
合計?





*1 法定速度60kmの下限
*2 法定速度は60~70km
*3 工事で幾分か改良されたが、構造上短いままの箇所や、見通しが悪い箇所が存置されたままの場合も多い
*4 新名神開通で減少したが、大阪市内や大阪府南部から名古屋への最短ルートということもあって、まだまだ多い
*5 速度超過や過積載の影響
*6 もはや国道としての役割を果たしていない
*7 緑色の看板(特に奈良県側は、道路公団オリジナルの公団書体を用いる)、サービスエリアの設置、ICのナンバリング実施など
*8 両県側とも、IC数が多いため、IC名が併記、またはIC名のみの表記の場合も多い
*9 伊賀市内の農道に存在
*10 鈴鹿に本線料金所があった
*11 起終点の亀山IC・天理ICは、それぞれ接続する高速道路とは別に、名阪国道独自のIC番号がある。
*12 関ICは完全な誤記。別で名阪国道に関ICが存在。
*13 隣の上野東ICとの間は1kmもない
*14 名阪国道無料は某宗教の力という都市伝説はこれが元になっていると思われる。
*15 凍結防止剤を散布するか、ひどい場合は当ICー五月橋ICの規制区間を通行止にする