様々な小説家の文体比較【爆発音がして振り返る】

Last-modified: 2022-01-20 (木) 17:43:41

殆ど創作です。特徴を上手く捉えていたりクオリティ高いのが思いついたら追加して下さい。
ネタ系や既存の有名なセリフをもじっただけのものは除外(実際の爆発シーン描写の引用はOK、出典も書くこと)


一般小説

「後ろで大きな爆発音がした。俺は驚いて振り返った。」

山田悠介

「後ろで大きな爆発音の音がした。俺はびっくりして驚いた。振り返った。」

司馬遼太郎

「(爆発--)であった。余談だが、日本に初めて兵器としての火薬がもたらされたのは元寇の頃である…」

村上春樹

「家の周りの道を歩いていると、後ろから大きな爆発音が聞こえてきた。
 僕はウォークマンから流れる『泥棒かささぎ』の序曲を口笛で吹いていた。
 道を歩きながら聴くにはまずうってつけの音楽だった。
 爆発の音が聞こえたとき、無視しようかとも思った。
 散歩の歩調はリズムに乗り、クラウディオ・アバドは
 今まさにロンドン交響楽団をその音楽的ピークに持ちあげようとしていたのだ。
 しかしやはり僕は足を止め、振り返ってそちらをみた。
 なにか言い知れない大きなものが、
 漸進的に僕の方へと近づいてくるのを感じたからだ。」

村上龍

「後ろで爆発音がした、汚い猫が逃げる、乞食の老婆が嘔吐して吐瀉物が足にかかる、俺はその中のトマトを思い切り踏み潰し、振り返った。」

京極夏彦

「凄まじい音とともに地面が揺れる。――爆発、ですか?私が問うと、
 彼は白湯とさして変わらぬ出涸らしをすすり、
 ――だから何だと言うのか。と答えた。りん、と、何処かで風鈴の音がした。」

夏目漱石

「後ろからぼかん、という音がした。我輩はまた白君がどこぞの酒屋の一斗缶を倒したのかとおもうと、どうもちがうらしい。
 ちらと音のしたほうを振り返ると同時に、硝煙が我輩の鼻をくすぐった。」

恩田陸

「ねえ、今"後ろ"の方で何か音がしなかったかしら」
「あらそう?私には何も聞こえなかったけど」
「うそ、そんなこと無いわ、確かに聞こえたわよ」
「・・・何よ、そんなにムキになって。気になるなら"振り返って"確かめてみればいいじゃない」
「・・・それは出来ないわ、"振り返って"は駄目なのよ」
「あなた、もしかして」
「そう、私は"未来のあなた"なのよ」

森見登美彦

私が黒髪の乙女と外掘りを埋めている最中に衝撃が走った。
これは爆発である。
私は取らんでも良い体勢を取りながらも身構える。
凄まじい轟音とともに、幻の秘宝と呼ばれる薔薇色キャンパスライフまでもが、瞬く間に眼前から姿を消すかと思われた。
掴みかけていた栄光ほど手放し難いものは存在しない。決して離してなるものか。
私は爆発なんぞより、輝かしい未来を選ぶことを厭わぬ。
そしてついに私が振り返ることはなかった。

星新一

「後ろで花火のような爆発音がしたため、エヌ氏は驚いて振り返った
 そこには全身銀色の、なんとも形容しがたい異様さを持つ生き物がいた」

宮沢賢治

グララアガア グララアガアという音にオツベルはガタガタと震えだす。
振り返ると、五匹の象が一ぺんに、塀からどっと落ちて来た。

森博嗣

「爆発というのは、単に短縮されたエネルギィ変換だ。
それを、危険だ と感じるのは観察している人間の認識の問題だよ」

舞城王太郎

僕が走ると爆発が起きるからその爆風で音速まで加速するはずなのに転んでしまう。
やはり僕は走れなくなってしまったのだ。だから爆発も起きない。
でも本当にそうなのだろうか?僕は僕の知らない心の底で走ることを拒否してるのかもしれない。
あるいは僕が走るから爆発が起きるんじゃなくてたまたま爆発が起きたところを僕が走っていただけなのかもしれない。
それでも僕は走らなくてはならない。たとえ僕の足が速かろうが遅かろうが今の自分より速く走らなくてはいけないのだ。
走り出した僕の耳に爆発音は届かない。

有川浩

背後からの爆音が鳴り響き、咄嗟に私は振り返ろうとする。
「逃げろ!どアホウ!」
遠くから聞き慣れた怒鳴り声が聞こえた。

ライトノベル

谷川流

「背後から強烈な爆発音がしたので、俺はまためんどうなことになったなぁ、とかそういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも振り返ることにしたのである。」

奈須きのこ

「爆発があったのは昨日のことだっただろうか。
 ――突如、背後から爆発音が鳴り響いた。その刹那、俺はダレよりも疾く振り返る―――ッ!」

西尾維新

突然、だった。
ぼくの視界に、閃光が走った。
まるで、先攻しているように。
まるで、潜行しているように。
そこに倫理は無く。そこに論理は無く。
そこに道理は無く。そこに情理は無く。
その場に在るものを――蹂躙していく。
その場に在ったものに――変換していく。
ただ――暴力的に。
ただ――冒涜的に。
ぼくの背後で、なにかが爆発したんだ、と認識したときには。
――すべてが、無惨に、霧散していた。

鎌池和馬

突如背後からドゴォォォ!!と爆音が鳴り響く。
そして振り返る間もなく轟!!と爆風が吹き荒び体が10m以上ノーバウンドで吹っ飛ぶ。
「ご、がああああああああああああああああ!?」
壁にぶつかり肺の空気が全て吐き出た。

時雨沢恵一

突然背後で爆発(注:現象。空を飛ばないものだけを指す)した。
「爆発だね」
「うん。爆発だね。」

竜騎士07

…ドカアァアアァァァアァン!!!!!!!!
耳をつんざくような爆音が俺のすぐ後の広場に響いた
って、広場だって!?
「マズイ!!あそこにはまだ!!」
疲れも無視して人混みを掻き分けて俺は爆発現場に向かう、がそこはもう既に広場とは言えず、
かつての広場の名残が残ってるだけの地獄と化していた。
「なんだ…これ…?」
足元に転がってる何がを拾い上げる…それはまるで、汚れた人形の足のようなものに見えた。
………!!!!!
ぶんっ

瞬間、『ソレ』が何かに気づき、俺は『ソレ』を投げ捨てた、
よく見たら足元だけでなく、広場のそこら中に『ソレ』が散らばっていた。
その中に見覚えのあるものを見つける
見覚えのある『ソレ』は…彼女が履いていたものと同じ靴を履いて……
張り詰めた…俺の心の中で…何かが……コワれた。

う…うわあぁぁぁあああぁぁあああ!!!!!!!
あぁああぁぁぁああああああ!!!!!!!!!!!
なんで……こんな……
こんな事になっちまったんだよぉぉぉおおおーーッッッッ!!!!

成田良悟

「今何か爆発したよな?」
「したな」
「俺の妹か!?」
「だからお前妹いないだろ!」
「ひゃっはぁ!」
「ヒャッハァ!」

田中ロミオ

背後で爆発が起こる。
さておき部活だ。
トイレによる。
ナチュラルに女子トイレに入る俺。

入間人間

「どっかーん」なんて擬音で表すべきなのかなぁ……
僕の背中の正面で恐らく何かが爆発した
とりあえず、人間なら近くでナニかが爆発したらそっちを向く
なんて人間騙ってる語り屋が言うべき台詞でもないか
閑話休題。
まぁ、ともあれ僕は後ろの正面のかごめを見つける作業に移りました、まる

ケータイ小説

「ドカーン!俺は振り返った。」

閲覧者数

今日?
昨日?
合計?

タグ

Tag: 小説