死語とは、ナウなヤングにバカウケの言葉である。
概要 
流行が過ぎたり、価値観や認知度の変化、差別的表現であるとして意図的に排斥された語、って寸法よ。
現代でガチでこれらの言葉を使うと「古い人間」とジト目で視られること間違いナッシングだぜベイベー。
今日はその中でも選り抜きでお送りするぜ、以下をCHECK IT OUT(チェケナ)!
主な死語 
現実 
- きちがい(キチガイ、気違い、気狂い、基地外)
- 単に「狂った~」の意で、戦前は特に否定的な意味もなく一般的に用いられていた言葉。
有名な絵本「不思議の国のアリス」の例のお茶会もかつては「きちがいお茶会」と訳されていたほか、チャージマン研!の劇中台詞「よくもあんなきちがいレコードを!」も有名。
「キチ」と略して使う場合もあり、この用法では釣りキチ三平が有名。
かつてのMicrosoft IMEでは「きちがい」を変換すると「きち」と「がい」別々に変換対象となっていたため、当時のネットコミュニティではそこからわざと誤変換した「基地外」、また略して「基地」も使われていた。
現代ではかなり強烈な中傷であるため、基本的に使用してはならない。
- めくら(メクラ、目盲、盲)
- こちらも戦前は「目の見えない」「ブラインド」「暗中」の意で一般的に用いられていた。太宰治の「めくら草紙」など。
現代ではかなり強烈な中傷であるため、基本的に使用してはならない。「めしい」(こちらも「盲」という字を当てる)も同様に使用してはならない。
京都いろはかるたの「め」の札は「盲の垣覗き」*1ということわざであったが、現在は「目の上の瘤」に差し替えられているほどである。
漢字そのものもタブーかというとそうではなく、「盲 目 」は現代でも「盲目の方」といった直接的にも、「恋は盲目」といった比喩的にも普通に使われ、侮蔑の意味もない。
- つんぼ(ツンボ、聾)
- 「めくら」の耳版。同じく戦前は普通に使われていた表現である。遠すぎて何も聞こえない舞台の座席を意味する「聾桟敷」[(こちらは「自分は何も知らず、周りの者たちだけが物事の事情を知っている」という意味で古くは用いられた)など。
現代ではかなり強烈な中傷であるため、基本的に使用してはならない。
こちらも「聾」という漢字そのものには侮蔑の意味はないが、盲目のような比喩的用法はほぼ廃れた。
- びっこ(跛)
- 足の悪い人をいう。また、そこから転じて本来は揃っているべきものがかけている場合にもいう。「ちんば」も同義。現代ではかなり強烈な中傷であるため、基本的に使用してはならない。
- タミフル
- 「きちがい」に似た表現。
インフルエンザ用の薬品「タミフル」服用者が妙な行動をする、と連日報道されたことからこの意味で用いられていたが、因果性は解明されていない。
- KY
- 空気(Kūki)読めない(Yomenai)の略。
一時期メディアがこの大文字アルファベット2文字系列をギャルのトレンドとしてプッシュしていたため広まっていた。
超MM(超マジむかつく)、MK5(マジでキレる5秒前)といった派生も複数存在する。
- 写メ
- 「写真付きメール」の略の「写メール」の略。転じて「ガラケーのカメラ機能での撮影」。「写メ撮るね」は「ガラケーのカメラ機能で写真を撮ります」の意。
きょうびメールに写真を添付できるのは当たり前であり、そもそもメールなんて使わずLINE等を使うため概念もろとも死んだ。
インターネット 
- 萌え
- 未だに海外では用いられている場合もあるが、国内においてはほぼ完全な死語。
- マジキチ
- 2ちゃんねるの「ちんちんシュッ!シュッ!シュッ!」スレでのテンプレ語録「それはマジでキチガイじみてるからやめろ」の略。そのため、ちんちんシュッ!シュッ!シュッ!スレに「マジキチ」と4文字だけ書いてレスするのが正式な用法。
このように非常に狭い内輪ネタでしかなかったのだが、なぜかこの語は広まり、大抵の人らはちんちんシュッ!シュッ!シュッ!スレの知識もないため、とにかく意味が混同されまくった結果、「キチガイじみた」の意の形容詞に変貌した。
- 厨房
- 中坊(中学生坊主)の意図的な誤変換で、「お前は中学生レベル」「中学生か?」とレッテルを張って侮蔑するための呼び方。
小高大バージョンの消防、工房、大房もあり、特に「消防」は厨房に匹敵する侮蔑語として使われていた。
「厨」とも略され、「○○界隈の厨房」を略して「○○厨」という表現も使われ、新しく呼ばれはしないものの、この時代から今に至るまで存在し続けているものは現在でもこう呼ばれる(政治厨、自治厨など)。
- テラ~(ギガ~)
- 強意。凄まじく大きな容量や熱量などを表し、主に半角カナで用いられた(テラワロスwww、テラヤバスwww、テラ鬼畜wwwなど)。
現代では完全に淘汰された表現。唯一残っているのは事件として残った「テラ豚丼」、あとはギザみみピチューくらいか。
- もうだめぽ
- 親に自室の鍵を警察に渡された、WinMX利用者の遺言。
- ぬるぽ
- ガッ
と返すのがお約束の言葉。大元であるJava界隈では未だにわざと使われる場合もある。
- 鬼畜
- 「鬼畜英米」で使われたような意味の他に、「(ゲームの)難易度が高すぎる」という意味でも使われた。畜生も参照。
- しる(汁)
- 命令形「~しろ」をわざと形の似ている平仮名にした表現。
2001年に韓国の国会議員であるキム・ヨンジンが、ある教科書が文科省を通過したことに対する抗議のプラカードに書いていた「日本は反省しる!」が元とされる。
「ファビョる」と違い、「する」の「す」を同じ行の平仮名に置き換えるだけという分かりやすさ、響きの面白さ、汎用性の高さから「する」のおどけた表現として、元ネタを知らない層まで広く使用したため政治的成分はほぼなくなっているが、それでも古いものは古い。
- 漏れ
- 「おれ」と打とうとして最初にmを入れてしまい、そのまま変換してしまったもの。
「俺」の代わりに用いられた。現代における「ワイ」に近い。
- もしもし
- 主に2ちゃんねるで使われた侮蔑語。IDの末尾が0(PC)かO(ガラケー)かで見分けがつくため。
「空気の読めない」一般人は素っ頓狂な行動、言動でコミュニティを疲弊させるだけの存在という認識が強かった頃である。
- 無問題
- 「もうまんたい」と読む。意味も見たまんま。
現代でわざわざこの表現を使う者はいないだろう。普通に問題はないと言うはずである。
- (w、(ワラ、(爆、(藁、(←、(ぉ、(ぁ、(、((
- wwwの原型である(w、およびその派生群。
- 芝
- wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
↑これのこと。「草」に統一された。
- エサクタ
- BLEACHの登場人物フィンドール・キャリアスの台詞。漫画での表現は「〝
正解 〟!」
- FA
- テレビ番組「クイズ$ミリオネア」におけるみのもんたの決め台詞「ファイナルアンサー」の略。
元を尊重した「FA?」と疑問形の形の他、「○○でFA」の形でも使われ、こちらは断定の意。
- ネチケット
- ネット+エチケット。
「ネットリテラシー」に取って代わられた。
- 希ガス
- 「気がする」を打ち込む際に「る」を意図的に脱落させ、そのまま変換したもの。
希ガスとは周期表の一番右の列にある元素のことであるが、そもそもそちらは表記が「貴ガス」に変更されており、概念もろとも消滅したと言える。
- 自重
- 原義通りの意味であるが、何故かかつてのインターネットでは使用頻度が非常に高かった。「○○自重しろwww」「自重汁」など。
また、称讃の意でも使われた。「職人自重www」など。「すげぇ」に近い。
- ファビョる
- 「自分の好きなものを貶された『おたく』が怒り狂っている」状態を指す。
現代ではネット右翼が発祥の言葉であるという点がデメリットとして大きく、わざわざ持ち出してしまうと即座に政治厨と判断されてしまうだろう。
- カキコ
- 「書き込み」「書き込む」の略。
伝説的なことが起こって盛り上がっている掲示板のスレッドに記念として足跡を残す際の「記念カキコ」が有名。「記念」と略されたり、「記念真紀子」「記念パピコ」などのわざと誤変換や音の似ているものに置き換えた派生も多い。
- メッセ
- メッセンジャーの略。ここで言うメッセンジャーとはMSN MessengerやYahoo!メッセンジャーのこと。
- 香具師
- かつてのインターネットでよく行われたツ・シ・ソ・ンの恣意的な入れ替えを「ヤツ」に適用して「ヤシ」になり、「やし」をそのまま変換すると「香具師」となる。
「奴」のおどけた表現として使われた。
死語として使われ続けた結果、「死語である」という意味が付加されて死語ではなくなった死語 
- ナウ、ヤング、バカウケ
- 「ナウなヤングにバカウケ」の形で使われ、古くは「新しい物」という意味であったが、現代では逆説的に「古い物」という意味でネタで使われる。
- ザギン、ギロッポン、シースー
- 「業界用語」として上下ひっくり返して言っただけの言葉。
「ザギンでシースー」は「ナウなヤングにバカウケ」に次ぐ死語を表す形容詞として用いられる。 - あたり前田のクラッカー、冗談はよしこちゃん、よっこいしょういち、お口チャック
- 「昭和の死語」として、突然何の意味もなく持ち出される。
コメント欄 
- MMが入ってないとかMK5 -- inside girl? 2022-01-25 (火) 22:01:23
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