測量士補

Last-modified: 2020-07-12 (日) 12:28:38

測量士補とは、測量業者に従事して測量を行うために必要となる国家資格である。

概要

道路工事の現場で、小型望遠鏡のようなもので測量をしている人を誰もが見たことがあると思われるが、これがまさに測量の仕事である。ダムや橋、道路、鉄道、トンネル、ビル、家屋等、あらゆる建設工事においてまず最初におこなう作業が測量。工事予定地の正確な位置(座標)・高さ・長さ・面積等を専門的な測量技術を使って測定し、現状図面等を作成する。この測量の結果によって、開発計画を決めたり、建造物の建設条件を変更するので、誤差のない正確性が要求される。

必要性

測量士補は測量士よりも比較的容易に取得できる資格なので、測量の仕事を志すのならまずは測量士補から取得するのが普通。一般的には測量士補として測量士事務所で経験を積み、測量士にステップアップするケースが多い。ただし、測量士や測量士補の資格がなくても、測量の仕事は可能。一方で、公共の測量業務(建築・建設・土木の現場や地図製作等)をおこなうためには資格がなければならない。
測量関係の求人は意外と多くあり、現場経験があればよいのだが、なくても就職に結びつきやすい資格である。測量士補は難易度的にあまり難しくないので社内での評価アップにはなかなかつながりにくいが、測量士であれば難易度も高く資格手当が支給される場合も多い。上述したように測量の資格はなくても現場で測量をすることは誰にでもできるが、公共工事にともなう測量の仕事は資格がなければできないので、やはりこの資格があると役に立つ。
なお、測量士と測量士補の違いだが、簡単に言うと、公共の測量において測量の計画を立てて現場に指示までできるのが測量士(測量士補では計画を立てるまではできない)。

試験

測量士補の合格率は20%~30%ほどで初学者でも比較的容易に取得できる国家資格である。測量機器を触ったことがなくても、全くの測量知識ゼロでも合格できるが、三角関数は忘れていたら学習し直す必要がある。過去の出題から繰り返し出題されるので、参考書一冊と過去問があれば十分合格可能とされる。

受験者傾向

測量士補の資格を取得すれば、土地家屋調査士試験の午前試験が免除になるので、土地家屋調査士を受験する場合は、まず測量士補を取得しておくのが一般的。
試験会場では作業着を着たおじさんが大勢受験しているのかと思いきや、工業高校の生徒や専門学校の生徒が、在学中に少しでも取れる資格は取ろうと大勢受験しておりかなり会場の平均年齢は低い。