管理業務主任者

Last-modified: 2020-07-12 (日) 19:09:01

管理業務主任者は、現行のマンションの管理の適正化の推進に関する法律制定にともないマンションの委託契約に関する重要事項や管理事務の報告を行うために設けられた国家資格。

概要

マンションには「管理組合」というマンションを管理するための組織が必ずある。これは区分所有法という法律で義務付けられており、マンション購入者は必ず組合に入らなければならない。そして、その管理組合は、本来は管理組合でおこなう業務を「マンション管理業者」に委託しているケースが少なくない。この「マンション管理業者」が円滑に業務をこなせるようにするのが管理業務主任者の仕事である。
マンション管理会社では、管理業務主任者を一定数以上配置しなければいけないと法律で定められている。つまり、管理業務主任者に合格すると国から一定の特権を与えられることになる。マンションの住民で組織する管理組合が管理会社に管理を委託する際、法律的な知識を持った管理業務主任者が窓口にならなければならないので、マンション管理会社ではなくてはならない存在である。

必要性

管理業務主任者の有資格者はやはりマンション管理業界での就職や転職に有利になる。日本には40万棟以上のマンションがあり、国民の3人に1人はマンションに住んでいるとも言われる。昭和30年頃から増え続けたマンションは老朽化の時期をむかえ、満足に建て替えもできず、社会問題となりつつある。しかし、それでも毎年新築マンションが建っているのが現況。マンション管理士も含めて管理業務主任者の資格はまだ世間一般的に馴染みがないが、潜在的な仕事はまだまだたくさんあると思われ、今後一気に需要が拡大する可能性がある。
将来的にはマンション管理会社を立ち上げて独立することも十分可能だが、もちろんその際は営業力がかなり必要であることは言うまでもない。

試験

合格率は22%と特段高くもない。多くの受験生がマンション管理士とあわせてダブル合格を目指している。難易度はマンション管理士に比べて若干低め。管理業務主任者+マンション管理士+宅地建物取引士の資格を所持するコンボが理想。

試験内容

試験科目・出題範囲は以下の通り。

  1. 管理事務の委託契約に関すること
  2. 管理組合の会計の収入及び支出の調定並びに出納に関すること
  3. 建物及び附属設備の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整に関すること
  4. マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
  5. 1から4に掲げるもののほか、管理事務の実施に関すること。

試験形式は、四肢択一で、マークシートで解答する。問題数は50問、試験時間は120分。マンション管理士試験合格者はマンション管理適正化法5問が免除される。