自動列車停止装置

Last-modified: 2021-11-28 (日) 12:40:41

Tag: 列車 電車 汽車 気動車 列車の安全装置 自動列車停止装置 鉄道



↑ 自動列車停止装置の動作する様子
 

 自動列車停止装置ATS, Automatic Train Stop)とは、緊急時に列車を安全に停止させるための装置である。

 

注意

 技術的な事項をはじめとする詳しいことに関しての説明は、ほかのサイトに譲る。ここでは、ごく基本的なことを説明する。

 

基本

 上述「緊急時に列車を安全に停止させるため」とあるが、この「緊急時」というのは主に次のような場合が考えられる。

  •  運転士が居眠りした、突然卒倒したなどで運転ができなくなった
  •  運転士が標識や信号機の見落としなど、過失をして危険な状態になった

当然、この状態のまま走行すると「停まる駅を過ぎてしまう」、「曲線をまがりきれずに列車が線路から外れてしまう」など取り返しのつかないことになりかねない。自動列車停止装置は、このような非常時に列車を緊急停車させることで危険を回避するものである。

 

仕組み

 停止を示している信号(いわゆる赤信号)が近づくと、装置からいわゆる「ジリリリリリリ……」という爆音と「キンコンキンコン……」という鉄琴のような音が流れる。これが鳴り始めてから、5秒以内に運転士が列車を減速させながら「確認ボタン」を押すと、爆音が消えて鳴るのは「キンコンキンコン……」だけになる*1。あとは、停車して信号が停止以外になってから「警報持続ボタン」を押して「キンコンキンコン……」を止めるだけである。それから運転を再開する。
その性質のため、おもにほかの列車と交換をする駅で鳴ることが多い。

例。マニアックな内容なので読みたい人だけ

マモナク,オトイネップ,オトイネップデゴザイマス.ウンチンハ,ウンチンヒョウデオタシカメノウエ,セイリケントイッショニ,ウンチンバkジリリリリリリリリリリリリリリリリ
キンコンカンコンキンコンカンコンキンコンカンコンキンコンカンコンキンコンカンコンキンkプシューーーッ
ガーーッ*2
オマタセイタシマシタ.フツーレッシャ ナヨロユキデス.セイリケンヲオトリクダサイ.フツーレッシャ ナヨロユキデス.セイリケンヲ
ガーーッ
ウウウウン...
ガッコンガッコンガッコンガッコン
ツギハ,サックル,サックルデゴザイマス...

 

確認ボタンを5秒以内に押せなかった場合

 「ジリリリリリリ……」が鳴ってから5秒が経過した場合、これは緊急事態であると見なされて列車が強制的にものすごい力で停止させられる*3
 また、確認ボタンを適切に押した後でも、信号無視をした場合はこれも強制的に停止させられる。

 

関連

 この自動列車停止装置は数多くの日本の鉄道の在来線*4に使われているが、東京都を周回する山手(やまのて)や、速すぎて信号を見る暇がない新幹線などではこれは使われていない。これの代わりとして「自動列車制御装置ATC, Automatic Train Control)」が使われている。
 自動列車制御装置とは、信号を線路上ではなく運転台に表示させる機構であり、速度計の隣に現在の制限速度を表示する。この速度を過ぎた場合は、自動で列車が減速する仕組みとなっている。

 また、人に対する安全性を確保することが容易な地下鉄や新交通システム等では、「自動列車運転装置 (ATO, Automatic Train Operation) 」が使用されている。
 自動列車運転装置とは、地上子と呼ばれる地上の装置から発信した地点情報を、車両にある車上子と呼ばれる地上子から地点情報を受信する装置を通し、車上装置が受信し、力行*5、惰行*6、ブレーキなどの制御を行うことにより鉄道の運行を自動化する保安装置である。最近はJR常磐緩行線でも採用されている。

 

関連項目

WikiPedia.ja:自動列車停止装置
 技術的なことを始めとする詳細事項がある。
 

コメント欄

  •  正直鉄道に関しては雑学程度の智識しかございませんので、お詳しい方は追記の程どんどんお願い申し上げます。 -- 総拙横好 2021-09-11 (土) 23:32:36
  • ATOについて追記しました。 -- モダニズムを愛でるオ? 2021-09-12 (日) 00:10:49
    • ありがとうございます。 -- 総拙横好 2021-09-12 (日) 00:13:35
 

閲覧者数

今日?
昨日?
合計?

*1 無音にしないのは運転士が赤信号が近づいていることを忘れさせないようにするため
*2 ドアの開閉音
*3 立っていて吊り革に摑まっていないと吹っ飛んでしまうくらい
*4 新幹線でない、普通の線路
*5 いわゆるアクセル
*6 力行せずに進むこと