鎖帷子

Last-modified: 2021-10-16 (土) 10:37:19

小さな鉄の輪を服状に組み合わせた鎧。
衣服のような柔軟性があり、体を曲げたりひねったり動きやすく、プレートアーマーや小札鎧などの他の鎧と比べて防御力は劣ったが、軽量に作りやすかったため、他の鎧の下に着込んで防御性能を補うこともできた。

通気性が高く、インドや中東などの気温の高い地域でも熱中症にかかりにくいという利点もあった。

比較的歴史が浅い鎧であり、古代ヨーロッパのケルト人が発明したという説とエトルリア人が発明した説、中東由来という説がある。西ヨーロッパや西アジアなどインド以西の地域では長らくこのタイプの鎧が主流だった。

中国を始めとする東アジアにはシルクロードを介して伝わったものの、より防御力の高い小札鎧がメインであり、鎖帷子は関節部分を覆う補助的な役割にとどまっている*1

日本ではいつから使われ始めたかわからないが、太平記*2には小札鎧の下に鎖帷子を着込んだ武士が登場する*3

コメント

閲覧者数

今日?
昨日?
合計?

タグ

Tag: 武器 防具


*1 例えば日本では平安時代~鎌倉時代以降の篭手に見られる。
*2 室町時代初期に書かれた。
*3 この武士は矢をハリネズミのように射られた末、戦死してしまう。