SDGs

Last-modified: 2022-01-21 (金) 21:58:51

SDGsとは「Sustainable Development Goals持続可能な開発目標)」の略称である。SDGsの発音は「エス・ディー・ジーズ」であるが、「エス・ディー・ジー・エス」と誤読する人も見られる。SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標を指す。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されており、それとは別に232の指標がある。

世界的な目標

17の目標

1貧困をなくそうNo Poverty
あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
2飢餓をゼロにZero Hunger
飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
3人々に保健と福祉をGood Health and Well-Being
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
4質の高い教育をみんなにQuality Education
すべての人々へ包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
5ジェンダー平等を実現しようGender Equality
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う
6安全な水とトイレを世界中にClean Water and Sanitation
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
7エネルギーをみんなに、そしてクリーンにAffordable and Clean Energy
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
8働きがいも経済成長もDecent Work and Economic Growth
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用を促進する
9産業と技術革新の基礎をつくろうIndustry, Innovation and Infrastructure
強靱なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及び技術革新の推進を図る
10人や国の不平等をなくそうReduced Inequalities
各国内及び各国間の不平等を是正する
11住み続けられるまちづくりをSustainable Cities and Communities
包摂的で安全かつ強靱で持続可能な都市及び人間居住を実現する
12つくる責任つかう責任Responsible Consumption and Production
持続可能な生産消費形態を確保する
13気候変動に具体的な対策をClimate Action
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
14海の豊かさを守ろうLife Below Water
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
15陸の豊かさも守ろうLife on Land
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
16平和と公正をすべての人にPeace, Justice and Strong Institutions
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
17パートナーシップで目標を達成しようPartnership
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

各目標に付随する169の達成基準項目

上記の17の目標のそれぞれに約10個ずつほど「ターゲット(達成基準項目)」が設定されている。詳細は「SDGs/169の達成基準項目?」を参照。

モニタリングと達成状況

国連はSDGsを元に、この数値目標を定期的にモニタリングしている。その進捗をモニタリングしていく枠組みとして、国連ハイレベル政策フォーラム(HLPF:High Level Political Forum)がある。具体的にはSDGs達成に向けての進捗状況を各国が報告しており、そのレビューが毎年7月頃に行われている。2017年の進捗報告では、ピコ太郎がSDGsのPPAPバージョンを作り国連で披露したことでニュースでも取り上げられた。

上図のように前国連事務総長パンギムが立ち上げたNPO団体によって実際のSDGsの達成状況が見える化されている。この表では緑が達成で、赤に行くほど未達成を意味し、OECD各国とアフリカでは大きな差があることが読み取れる。

またイマココラボは、SDGsをカードゲームを通じて楽しみながら学習するために2030SDGsカードゲームを開発している。

日本におけるSDGs

日本では2016年5月20日に安倍総理が本部長、すべての国務大臣がメンバーになり、第1回「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部会合」が開催された。また、それ以降も毎年2回同じメンバーで開催されており、その中で日本におけるSDGsへの関与が決定されている。2回目の会合でSDGs全体に関わる内容を以下のように述べている。

「持続可能な開発目標(SDGs)の実施指針を本日決定しました。日本は、これまで、持続可能な経済・社会づくりのため、国際社会のモデルとなるような優れた実績を積み重ねてきています。
今回決定した指針には、経済、社会、環境の分野における8つの優先課題と140の施策を盛り込みました。この指針で、世界に範を示し、持続可能な世界に向けて、国内実施と国際協力の両面で国際社会をリードしてまいります。
一点目は、国際保健の推進です。国際保健機関に対し、総額約4億ドルの支援を行う予定です。
二点目は、難民問題への対応です。今般、新たに5億ドル規模の支援を行います。
三点目は、『女性の輝く社会』の実現です。2018年までに総額約30億ドル以上の取組を行います。
来年7月には、国連で我が国の取組の報告も行う予定です。関係閣僚においては、今後も本実施指針の下、緊密に連携し、政府一丸で取り組むようお願いします。」

また、SDGsに関して政府主導で様々な取り組みが行われている。2019年末に発表した「SDGsアクションプラン2020」に沿った代表的な取り組みは以下の通り。

  1. SDGsと連携する「Society(ソサエティー)5.0」の推進
  2. SDGsを原動力とした地方創生、強靭かつ環境にやさしい魅力的なまちづくり
  3. SDGsの担い手として次世代・女性のエンパワーメント

SDGsウォッシュ

SDGsウォッシュとは、実態が伴っていないのにもかかわらずSDGsに取り組んでいるように見せかけている状態を指す。実際にはエコではないのにかかわらず、環境に配慮しているイメージを与えて消費者を誤解させることを「グリーンウォッシュ」と言うが、この言葉がもとになってできた造語である。

グリーンウォッシュは、20世紀の後半ごろから指摘されるようになった。人々の環境意識が高まったことで、環境への配慮を打ち出すことが資金獲得やイメージアップにつながるようになった結果、一部の企業や活動団体でグリーンウォッシュが行われるようになった背景がある。

同様に、SDGsへの関心が高まっている現在、実態が伴っていないのにSDGsへの貢献を発信する企業が出てきている。また、取り組みが不十分であったり方法が間違ったりしているせいで、SDGsに貢献する意図はあるにもかかわらず、SDGsウォッシュだと批判されてしまう事例も生じている。

消費者としては、グリーンウォッシュの時と同じく、企業が謳う「SDGsに取り組んでいます」という言葉に安易に飛びつくのではなく、情報が第三者期間によって評価されているかどうか、透明性があるかどうか、企業は一貫した情報を発信しているかどうか、などを見極めることが重要である。

コメント

  • ほえーこういうのだったんだ
    メディアがゴリ押ししてる印象しかなかったから鬱陶しく思ってたけど真っ当なのなのね -- 2021-05-24 (月) 18:21:41
  • 絶対2030年までに達成できる気がしない。 -- ゲイト 2021-05-24 (月) 18:38:29
  • 貧困問題になら米とかの農業を教えるとかが役に立ちそうだね。気候によるけど -- 2021-05-24 (月) 18:44:52
  • ↑↑うん、そう思った。リア友に「1と2と10とか絶対無理だろ、高望みは良くねぇな」って言ったら「そんな事言ってあげるなよぉ~」って言われた -- r。 2021-07-09 (金) 07:44:38
  • おじさん「若い世代がそう言うから一向に実現しないんやで。」
    キッズ「オトーナが見本みせてくれないからワイらも一向に信じられへんのやぞ」 -- ときさめ 2021-09-04 (土) 15:28:59
  • 2030年まであと8年。達成できるわけが無い() -- 2022-01-21 (金) 21:58:51

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