「ウィッシュ止め」説

Last-modified: 2023-09-09 (土) 16:40:24

「加速度理論」を解説するのリメイクです。

(スターダストレヴァリエが、ウィッシュのポーズをした依姫の周囲でピタッと止められている)
ウィッシュ.jpg

魔理沙「月の都で見える星は瞬いていないらしいな」
依姫「星が瞬いて見えるのは 大気の揺らぎなのです
   大気の少ない月の都では 星はほとんど瞬かない(星弾を食う」
依姫(甘…)
依姫「瞬かない星の光の軌道は 完全な直線です 
   等速度の攻撃は加速度系において止まっているに等しい
   止まっている弾幕なら 誰にでも避けられるでしょう?」
魔理沙「よく判らんが 確かにお前の周りは止まっているな」

 

結論から言うと
①依姫には「速度が一定な運動(等速度の攻撃)を止める能力」がある
②月においては、星=速度が一定な運動(加速しない運動)」という扱い
③以上により、レヴァリエ(=星)は止められた
である

「ウィッシュ止め」の前提

ウィッシュ止めとは、
ゆで理論が依姫の未知の力で具現化し、弾幕がピタッと静止した」という説である。

 

そして、そのゆで理論に当たる部分とは、

依姫「等速度の攻撃は加速度系において止まっているに等しい」

であるとされている。

 

等速度の攻撃とはおそらく等速度運動だ。
つまり、「速度が一定な運動」である。「加速度系において」に合わせるなら、
「加速しない運動」とも言える。

 

加速度系は、加速度運動をしている座標系であり、
等速度運動をしている座標系と止まっている座標系はどちらも慣性系である。

 

これらの理屈から

加速度系に対して、等速度運動は慣性系である

静止状態もまた慣性系であり、どちらも等しく慣性系である

よって、等速度運動と静止状態は等しい

というゆで理論を未知の力で具現化したと考える。

要するに依姫には、「速度が一定な運動(加速しない運動)を止める能力」があるのだ。
これを前提に、すべての台詞を解釈する。
※この前提に賛同できない場合(大いにあると思います)は、
 別ページでの解説を作成してください。収拾がつかなくなるので。あくまで、ここでの前提です。

なぜ、レヴァリエが「等速度の攻撃」になるのか

依姫には、「速度が一定な運動(加速しない運動)を止める能力」がある
その上でレヴァリエが止められた以上、レヴァリエは「速度が一定な運動(加速しない運動)」
と扱われたことになる。(元のセリフでも「等速度の攻撃」と扱われている)
そうである以上、加速度より前の台詞は、「レヴァリエ=等速度運動となった理由の解説」である。*1
なので、あの台詞の中に、速度が一定な運動(加速しない運動)を示す部分があるはずである。

魔理沙「月の都で見える星は瞬いていないらしいな」
依姫「星が瞬いて見えるのは 大気の揺らぎなのです
   大気の少ない月の都では 星はほとんど瞬かない
   瞬かない星の光の軌道は 完全な直線です 
   等速度の攻撃は加速度系において止まっているに等しい」 
   止まっている弾幕なら 誰にでも避けられるでしょう?」

これを分かりやすくすると、以下のようになるだろう。

魔理沙「月の都で見える星は瞬いていないらしいな」(止められたレヴァリエを指して)

依姫「月の都は大気が薄いので、星は瞬きません

   つまり、星の光は大気に邪魔されず、直線の軌道で降り注ぐのです」

    等速度の攻撃は加速度系において止まっているに等しい」 

    止まっている弾幕なら 誰にでも避けられるでしょう?」

※細かい説明、理由はこちら

 

ポイントは
①、「レヴァリエ=星」で話が進んでいる。
②月の都では、大気が薄いので、星は瞬かない。
③瞬かないということは、常に直線で降り注ぐということ。
だろう。

 

この中で速度が一定な運動(加速しない運動)は、
「直線に降り注ぐ星の光」しかない。
つまり、「月においては、星=速度が一定な運動(加速しない運動)」という扱い
なのだ。そして、レヴァリエが「月にある星」と扱われたため、停止したのだ。
星の光(恒星もしくはその光を反射した惑星・衛星)の話が星自体(と言うか星型の弾)の話になっているあたりが、東方的超解釈だと考えられる。

結論

①依姫には「速度が一定な運動(等速度の攻撃)を止める能力」がある
②月においては、星=速度が一定な運動(加速しない運動)」という扱い
③以上により、レヴァリエ(=星)は止められた


*1 依姫が意味もなく星について蘊蓄を垂れたくなった可能性もあるが、そんな漫画だったらもうどうでもいい。とはいえ、豊姫が意味もなくフェムトファイバーについて蘊蓄を垂れているので、あやしいところである。