阪神大震災のときは、廃棄物の野焼きによる燃焼物で
東日本大震災では津波が引いた後に残った泥が乾燥してきたときに
粉じんが舞い上がって調子を崩された方がいてマスクが必須でもあった。
粉じん対策用のマスクは簡易型として100均でも売られており
替えフイルター式のものもある。
これはあくまで簡易のホコリ用であり低コストがウリである。
花粉症用のマスクはツブの大きな花粉に対して有効である。
対ウィルス性能は無い。
N95マスクは乾燥した状態でウィルスサイズの物質を95%は防御してくれる。
N99は同上99%。
対ウィルス用では使い捨てとなる。
防塵効果を期待する状況では約1週間弱使える場合がある。
また、工業用や医療用として
オイルミスト(油の微粒子)の状態でも使えるモノも存在する。
これらは放射性物質やウィルスなどの防御も期待出来る。
【 ■マスクについてのまとめ1 マスクの効果 】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/infection/1244379725/538-539 ID:MTmjWZrG氏まとめ
538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 02:28:42 ID:MTmjWZrG
マスクの見分け方を含めたテンプレ改案を作ってみました。
他に一部修正・加筆、長くなったので分割しました。
■マスクについてのまとめ1 マスクの効果
※前提※ 季節性インフルエンザの主な感染ルートは飛沫感染と接触感染という情報がある。
- 飛沫感染
患者のくしゃみやせきなどで、水滴と一緒に飛散。約2メートル程度離れれば大丈夫。
空中を浮遊するのは、φ150μm未満の水滴のみ(2~3秒間)。その間に水分が蒸発。
粒子(ウィルス+水滴)が大きいので、比較的粗いマスクでも防げる場合がある。
- 飛沫"核"感染(=空気感染)
上記の飛沫が乾燥(2~3s)してウィルスだけで空気中を漂って感染するもの。
同一密閉室内だとアウト。距離は無関係。粒子が小さい(2~3μm)
- 接触感染
患者がくしゃみやせきなどを手でおおい、その手でドアノブやスイッチなどに触ってウイルスが付着する。
ウイルスが付着したドアノブやスイッチなどを触り、さらに鼻や目などを触ってしまうと感染する。
顔を触らないこと、手指を消毒することで防ぐことができる。
○マスクの保湿効果
マスクをすることで口内が保湿され、粘膜の働きが良くなる為、
何もしないよりはウィルス対策になる、という説があります。
○マスクの接触感染防止効果
マスクをすることで口や鼻に触れなくなり接触感染の確率を減らす可能性があります。
●正しく着用しないことによる予防効果減少
正しく着用しないと、フィルターを通らずマスクの隙間から入ってくる空気を吸い込んでしまいます。
漏れ率(隙間から入ってくる空気の割合)は多い場合で50%以上になることがあります。
http://www.isl.or.jp/service/seminor/maskseminar.html
http://www.isl.or.jp/images/other/maskfitdata.jpg
●誤った取り扱いによるリスク増大
ウイルスが付着したマスク表面を触ってしまうなどの誤った取り扱いによって
かえって感染のリスクを増やしてしまう、という説があります。
539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 02:29:41 ID:MTmjWZrG
■マスクについてのまとめ2 マスクの種類
◆一般的なマスク(花粉用など)
飛沫感染が防げる場合があるが効果不明。国内外で論文がいくつかあるが、賛否両論で結論はない。
◆サージカルマスク
★感染症患者に着用させて★、飛沫(ツバや咳等)の拡散を防御するためのもの。
健常者が使用しての防御効果については不明です。
飛沫感染 → 防げるかもしれない。(BFE>95%、水滴の粒子径が大きいので)
飛沫"核"感染 → BFE>95% たぶん防げない。ウィルスはもっと小さい(2~3μm)
PFE>95% 防げるかもしれない。
BFE(細菌ろ過効率):平均粒子径4.0~5.0μmが除去された割合
PFE(微粒子ろ過効率):0.1μm粒子が除去された割合
★ サージカルマスクはスキマだらけです。飛沫"核"感染は完全には防げません。★
◆N95マスク・DS2マスク
健常者が着用して、ウィルスを防御するもの。(スキマも無くすことが可能)
ちゃんと着用すれば、飛沫感染も、飛沫"核"感染も防げます。
DS1,RS1……粒径0.06~0.1μmの塩化ナトリウムの捕集効率80%以上
N95 ≒DS2,RS2……同、95%以上 → N95マスクと同等性能(N95はアメリカの基準)
N99……同、99%以上
DS3,RS3……同、99.9%以上
N100……同、99.97%以上
- N95マスク・DS2マスクの見分け方(購入前)
NIOSHのN95マスク一覧(ここに載っていなかったらN95と名乗っていてもN95ではない)
http://www.cdc.gov/niosh/npptl/topics/respirators/disp_part/n95list1.html
防じんマスク検定合格品一覧(DS2マスク以外も含めた日本の国家検定合格マスクのリスト)
http://www.ankyo.or.jp/examination/goukaku/g_boujin.pdf
このリストにないマスクはN95マスク・DS2マスクではありません。
- N95マスク・DS2マスクの見分け方(購入後)
N95マスクはマスク本体に「NIOSH N95」の表記が、
DS2マスクはマスク本体に検定の合格番号と「DR「捨」DS2」の表記があります。
マスクを買ったらマスク本体にちゃんと表記があるかどうか確認しましょう。
- マスクをフィットさせる重要性
取扱説明書を読んで装着することでよりよくフィットさせることができます。
また、マスクによってはフィットさせることが難しいものがあるので注意しましょう。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/special/pandemic/topics/200904/510104.html
★ ちゃんとスキマ無く装着しないとスキマから入って無意味です。取り外し方も重要!★
- ちゃんと装着すると、30分~1時間程度しか活動できない(息苦しい)
→ 先日実験したが、2~3時間の買い物ではそれほどでも無い。通勤・通学は不明。人による。要実験。
→ 排気弁のないマスクは長時間付けていると排気がこもってなんとなく苦しくなった。
排気弁があるマスクは排気がこもりにくくて楽だった。感じ方は個人差があるかも。
追記、医療関係者の話ではアヒル口のN95で数時間激しく活動しても息苦しくないとの事。
なお、マスクの有効性については、以下のスレで活発に議論されています。
マスクの有効性について議論するスレ3
マスクのサイズ
自分の顔のサイズに合ったマスクを選びましょう。
親指と人差し指でL字形を作ります。
L字形にした状態で、耳の付け根の一番高いところに親指の先端を当て、鼻の付け根から1cm下のところに人差し指の先端を当てます。
親指から人差し指までの長さを測れば、それがサイズの目安になります。
測った長さが
12.5cm以下→子供用サイズがおすすめ
12.5~15.5cm→小さめサイズがおすすめ
14.5~17.5cm→ふつうサイズがおすすめ
17.5cm以上→大きめサイズがおすすめ
引用元:社団法人 日本衛生材料工業連合会 | マスク
マスクの着脱について
正しい着脱方法を理解し、感染リスクを減らしましょう。
- マスクを着ける時は、上部を鼻筋に合わせ、鼻、口、あごを覆うように着ける。できるだけすき間が出来ないようにする。
- マスクを外すときは、耳のゴムを持って外し、間違っても表面を絶対触らない。
- 繰り返しての使用は避ける。
以下のリンクで動画による着脱方法が確認できます。
マスク着脱、手洗いのポイント - 動画
マスクの捨て方
- ウイルスが広がらない様に、ビニール袋に入れて口を縛るなど、密封してから捨てるのが望ましい。
- 家庭では、帰宅時用に、玄関の外にフットペダル式のマスク専用ゴミ箱を用意すると良い。その際ゴミ箱の中にハイターを少し入れておくと、ウイルスが不活性化(死滅)しやすくなる。集合住宅では通常時に外部廊下に常設出来ない事が多いので注意。