【SS】膨大なページ数Wikiを守る者たち

Last-modified: 2021-09-23 (木) 10:29:38

其の一 移転されるWiki

『膨大なページ数Wiki*
https://wikiwiki.jp/1145141919/

 

管理人「......うーん、正直ノリで作ったWikiだからURLをなんのためらいもなく1145141919にしたけれども...」

 

『URLが汚いから踏みたくない』

 

『淫夢Wikiかな?』

 

管理人「...これからやっていくとしても不便だな。移転するなら早めの方がいいよなあ。......よし、しよう!!」

 

~膨大なページ数Wikiタウン~

 

一般人1「おい、聞いたか?膨大なページ数Wiki、移転するってよ」

 

一般人2「マ?どうしてだよ。まだ三ヶ月すら経ってないのに」

 

一般人1「なんでもこのURLのせいらしい。」

 

一般人2「あっ...ふーん(察し)」

 

一般人3「さっさと俺らも荷物の整理をして引越しの準備をしないとな。」

 
 

次の日...

 

一般人4「編集者様がお通りになられるぞ!」

 

タルタルストーム「...移転とは、思い切ったことをしますね管理人も」

 

ナマコ「移転するっていうなら僕たちも協力するブッシ。」

 

俺はページを作るものだ「記事もちゃんと引っ越しさせるぞ~!」

 

__編集者達の協力により、Wikiの移転は着々と進んでいった。

 
 



そして一週間がたった...

 

一般人1「これで...よし、と。」

 

ライキ「そろそろ全ての荷物が移動したかな」

 

一般人4「これも編集者さん達のおかげですね」

 

管理人「ああ。...このWikiともお別れだな...」

 

糞細工職人「でもいつでも戻ってこれますし。また何か再利用できることがあれば使いましょうよ」

 

管理人「そうだな。......さらば、膨大なページ数Wiki。...いや、旧膨大なページ数Wikiよ!」

 

其の二 現れた敵

~旧膨大なページ数Wiki

 

一般人5「みんな引っ越しちゃったな」

 

一般人6「ここも寂しくなったけど俺たちは離れないぞ」

 

一般人5「あれ...?何か飛んでくるぞ」

 

一般人6「なんだあれは?流れ星か?」

 

一般人5「...こっちにむかってきてないか!?」

 

一般人6「!?」

 

ドカァアアアアアアアアアン!!










~3日後、編集者軍基地
鳩並一等兵「みんな集まれ!!」

 

一般兵達「「「はい!」」」

 

鳩並一等兵「まさかよりによってこのタイミングで反逆が起こるとはな...Z国から発射されたミサイルで町に残っていた我々以外の131名が死亡する事態となった。」

 

ホシカラス軍曹「.........幸子」

 

一般兵1「姉さん......」

 

鳩並一等兵「...家族や友人を失った諸君らの気持ちは私もわかる。しかし残された我々で奴らに迎え撃たねばなるまい。もしこのWikiが奴らに支配されたら新Wikiの方にも影響が出る可能性があるからだ!」

 

一般兵2「で、でもおいら戦場とかに出たことない...」

 

わかめ一等兵「文句を言うんじゃない!それはここにいるほとんどの一般兵が同じことなんだからよ!」

 

野獣一一四五一四等兵「俺とかホモビ撮影のためにここに残ってたのにやめたくなりますよ~」

 

サラダ菜軍曹「チームが乱れるような事を言うな」

 

鳩並一等兵「とにかく、これ以上犠牲者を増やさぬためにもみんなでここを守り抜こう!」

 

全員「おーーーっ!!」

 

わかめ一等兵「また、この中にいる兵士以外にもZ国の奴らじゃない奴は早急に保護するように!」

 
 

____各して、旧膨大なページ数Wikiの運命をかけた戦いが幕を開けた。

 
 

日に日に弱っていく編集者軍。
そしてどんどん戦争に巻き込まれていく施設や建物。
もう、かつての膨大なページ数Wikiの面影はなかった...

其の三 敵の思惑

~Z国秘密組織基地
ゼビア「......制圧率はどのくらいだ」

 

ダーク将軍「ハッ!67%とのことであります」

 

ゼビア「...膨大が我が手に落ちるのも時間の問題か。
して、Dr.ベテレス!」

 

Dr.ベテレス「はい、ゼビア様」

 

ゼビア「...バイオ兵器の方は?」

 

Dr.ベテレス「はい、その...いかんせん、威力が乏しく...」

 

ゼビア「言い訳などよい!!」

 

Dr.ベテレス「すみません。ところでゼビア様!こちらのプロジェクトに目を通していただきたいのですが...」

 

ゼビア「...ほう?」






鳩並一等兵「全員集合!!」

 

一般兵「ハッ!!」

 

アヌビッチ中尉「...だいぶ数が減っているな」

 

わかめ一般兵「どんどんと敵も攻めてきてるしやべえよやべえよ...」

 

一般兵「...降伏する、というのはダメなんでしょうか?」

 

鳩並一等兵「何を言ってるんだ。降伏をしたら一生奴らの元で奴隷になり、新しいWikiの情報を吐かされて襲撃を食らうだけだ。...なんとしてでも俺らが倒さなければならないんだ!!」

 

ホシカラス軍曹「それに我々の家族や仲間の仇を打たねばならぬ。」

 

一般兵「...そうでした。奴らに一泡吹かせてやりましょう!」

 

其の四 慢心からの逃走

一般兵「!!組織兵だ!!撃て!!」

 

ドドドドドドドド...

 

組織兵「ぐぁあっ!!」

 

一般兵「うわぁあ!!」

 

一般兵「大丈夫か!?」

 

一般兵「俺に構うな...撃て!!」

 

ドドドドドドドド...

 
 

一般兵「ふぅ...なんとか一難去った...」

 

一般兵「気を抜くな...また来るかもしれんぞ」

 

一般兵「とりあえずお前は医療施設に帰れ」

 

一般兵「あう...すまねえ」


ベテレス「...ついに忠実にいう事を聞く人造人間が完成した...」

 

ベテレス「こいつを動かすのは...まだ早いか」

 

ベテレス「それまで...コールドスリープを使用するか...久々にぐっすり眠れそうだ」

 

.............ガシャン...

 





ウー!ウー!ウー!

 

ペルミネア「なにごとだ!!」

 

組織兵「ラボが破壊されました!!」

 

ペルミネア「くっ、編集者軍の駒か!?」

 

組織兵「...!!べ、ベテレス様!!」

 

ペルミネア「...死んでいる。」

 

組織兵「あ...ああ...」

 

ペルミネア(それにしても...こんな大穴が開くくらいならもっと血が飛び散っていてもおかしくはないが...妙に綺麗だな)

 

ペルミネア「とりあえずそのボロクズを片付けておけ。ゼビア様には私が伝えておく」

 

組織兵「は、はいっ!」

 

其の五 謎の死を遂げる者たち

ゼビア「ベテレスめ...警備が甘かったようだな。」

 

ペルミネア「ベテレスの研究施設はどう致しますか?」

 

ゼビア「ベテレスのいない研究施設などもはや必要ない。
...ところでブラッディアプロジェクトはどうなった?」

 

ペルミネア「ブラッディアプロジェクト?...ああ、先日私が
輸血をしてやった奴か」

 

ゼビア「生前に聞いた話ではブラッディアは完成してるらしいが」

 

ペルミネア「確認して参ります」




一般兵「うう...みんなとはぐれちまった...
組織兵に会わないうちに戻らねば...」

 

???「...ククク、こんなところで人間に出会えるとはな!」

 

一般兵「な、なんだ!?しゃ、しゃべるトカゲか!?...にしちゃあ青いしでかすぎる!!」

 

???「黙れ...貴様の血、いただくとしよう!!」

 

グサッ

 

一般兵「うわぁああああああああああああ!!!」

 

~Z国外れ~

 

住民「今日も畑仕事、がんばるべえ!」

 

ガササッ...

 

住民「!?うわぁあっ!!なんだ?」

 

???「ククク...」

 

グサッ

 

住民「うわぁあああ!!」




住民1「最近、町中で死人が発見されるんですよ」

 

住人2「早く犯人を見つけてください!」

 

組織兵「...今我々は戦争で忙しいのだ。そんなのに構ってられるか!」






ペルミネア「こ...これは?」

 

ペルミネア「...まさか...やつが!!」

其の六 人造人間ブラッディア

鳩並一等兵「...どう考えてもおかしい。戦場で死んだと報告された者と軍の人数が合わないぞ!!」

 

わかめ一等兵「数え間違えてるんじゃないですか?」

 

一般兵「そんな!だってたけるとてつやがいなくなってるんですよ!!」

 

一般兵2「ご報告です!!この近辺に謎の生命体が現れたそうです!!」

 

ホシカラス軍曹「...謎の生命体?...なにやらはぐれた者達にも関係がありそうだな...」




ペルミネア「ゼビア様...ご報告します」

 



ゼビア「何?人造人間が逃げ出しただと?」

 

ペルミネア「はい。おそらく研究所が破壊されたのもやつの仕業かと」

 

ゼビア「くっ...一刻も早く人造人間を探し出せ!いいな!」

 

ペルミネア「御意」


一方その頃天界では...

 

俺の名はGOいわゆる神だ。
早速だけどZ国は全滅させるよ
なぜかって?そりゃ神の気まぐれさ。
んじゃあ、Z国にでも行ってきますかね...

 

マジメ君「全滅って...そんなことしちゃあダメだろ!先回りしなくちゃ(使命感)」


~Z国

 

町人「ギャーーー!!助けてーー!!」

 

町人「刺される!!ぎゃああああああ!!」

 

・・・・・・・・・・・

 

マジメ君「ぐっ、遅かったか!GO!やめろ!」

 

???「私はGOという名前ではない...」

 

マジメ君「GOの奴、ここを襲うとか言ってたけど先客か...オイ、かかってこい!青ポンコツ!」

 

???「青二才が...おっと、青いのは俺だったかな?...どらぁあ!!」

 

グサッ

 

マジメ君「あがぁ!?...血、血が吸い取られ...!!GO...早く来て...く...」

 

GO「なんだあの生命体!?一体何が起こっているんだ!!」

 

ブラッディア「...貴様はこの私にインプットされたデータにはないな」

 

GO「当たり前だ。下界のものに俺のことを探れるものか」

 

マジメ君「GO...あいつが町を襲った。おそらくあいつはどちらの味方でもない!!」

 

GO「どおりでねぇ!でもあんな怪物なんてパパパッと退治して、終わり!30分で5万匹ぐらい倒せるさ」

 

GO「ところで貴様...何者だ?」

 

ブラッディア「...私の名はブラッディア。Z軍の天才科学者ベテレスにより作られた究極の人造人間だ!!」

 

GO「人間ねぇ...どうみても爬虫類だけど?」

 

ブラッディア「あぁ..."今は"な...」

 

GO「今は...? まあいい。さっさとお前を倒してZ国の奴らをぶっとばしてやる!」

 

ブラッディア「では、神の力...見せてもらおう」

其の七 ブラッディアの変化

GO「くらえ!!」

 

ブラッディア「遅い...遅すぎるぞ...神の力はそんなものか?」

 

GO「避けたか...久しぶりに本気を出せそうだな」

 

GO「はぁああ!!」

 

GO「分身!!」

 

ブラッディア「ほう...」

 

GO「こいつは避けられないぜ...神のいかずち!!」

 

ドガッシャァアアアアアアアアン!!

 

ブラッディア「ぐわぁあ...!」


ホシカラス軍曹「何事だ...!?そこに倒れているのは例の謎の生命体か!?」






ブラッディア「違う...GOだ」

 

GO「うぐぐっ!!ま、まさか分身の中から本体を刺すとは...」

 

ブラッディア「...貴様の血、全ていただくぞ!!」

 

GO「うがぁあああああ!!」

 

ブラッディア「おお...さすが神だ...俺の戦闘力もどんどん膨れ上がっていくぞ!!」

 

GO「うわぁああああああああああああああああああああ!!」

 

ブラッディア「ククク...」

 

ホシカラス軍曹「奴の体が...変化していってる!!」

 

ブラッディア第二形態「ははははは...もはや俺様を超えられるものは存在しない!!」

 

一般兵「軍曹!!あの武器を使用してください!!早く!!」

 

通りすがりのMUR「うわぁ...ヤバそうな奴がいるゾ」

 

ホシカラス軍曹「ボウズ!そこをどけ!」

 

MUR「!?わ、わかったゾ」

 

ホシカラス軍曹「くらえ!!UNKO砲!!」

 

ドガァアアアアーーーン!!ブッチッパ!!

 

一般兵「やったか!?」






ブラッディア第二形態「今...何かしたかな?」

 

ホシカラス軍曹「そんな...あのUNKO砲をくらって傷一つついていない!?」

 

MUR「うわぁあああ!!化け物だゾぉおおお!!助けてくれゾ!!!」

 

ホシカラス軍曹「くっ...」(殺される!!)

 

ブラッディア第二形態「...これほどの力の差がついてしまうとは、面白くないな。どこか俺様と互角にやりあえる者を探すとしよう...」

 

どこかへと飛んで行ったブラッディア...

 

ホシカラス軍曹「助かった...のか?」

 

MUR「ああ...怖くておしっこ漏れそうだったゾ...」

 

KMR「MUR先輩…!?なんでこんなとこに…迷惑かけるのやめましょうよ…」

 

MUR「おっそうだな。あっそうだ(唐突)今思い出したけどここにきた理由は野獣が編集者軍にいるからだゾ」

 

ホシカラス軍曹「野獣なら下っ端だぞ、あいつはふざけてるから囮に使える」

 

一般兵「野獣なら基地にいる...できればこちらの味方になってくれるとありがたい」

 

MUR「ありがとだゾ!オイKMRァ!お前も一緒に行くゾ! 」

 

KMR「なんで付き合う必要があるんですか」(しみじみ)

其の八 合流

MUR「おーい野獣!」

 

野獣「ファッ!?MURさん!それにKMRも!」

 

野獣「新しいWikiに移ったんじゃないんですか?」

 

KMR「はい、先輩より先に僕とMUR先輩が一緒に行く予定だったんですけど色々手こずってしまって、結局行けなかったんです」

 

MUR「ちなみにポッチャマの人形を運ぶのに手こずったんだゾ」

 

野獣「えぇ...」

 

ホシカラス軍曹「ところで今の状況は理解してるかな?」

 

KMR「はい。Z国と戦争が起こってるんですよね?それにしてもさっき無差別に人を襲っていたあの怪物は一体...?」

 

わかめ一等兵「怪物だと?ホシカラスさん、説明してください」

 

ホシカラス軍曹「ああ...」




___________

一般兵「ブラッディア...?」

 

ホシカラス軍曹「そうだ...近くにいた組織兵から吐かせた情報では名前、『人造人間』であること、『血を搾取する能力を持つ』ことがわかった。あと、爬虫類のような見た目をしていたな。」

 

ブラッディアを目撃した一般兵「それにGOとかいう人の血を吸収して急に姿が変わったんだ」

 

鳩並一等兵「......このタイミングで新たな脅威が現れた、ということか」

 

ホシカラス軍曹「幸い変身した奴は我々に見向きもせずに飛んで行った」

 

わかめ一等兵「.....何か重要な目的でもあるのかな」

 

一般兵「皆さん!ブラッディアがZ国の基地周辺に現れたとの情報が!」

 

ホシカラス軍曹「何!?早速向かうぞ!!」

其の九 究極の戦士ペルミネアVSブラッディア

ブラッディア「...ここだ」

 

ブラッディア「この辺にとてつもなく強いパワーがあるぞ...」

 

???「......やっと見つけたよ...」

 

ペルミネア「資料と違うけど...あんたがブラッディアだね?だいぶ派手にやってくれたねえ」

 

ブラッディア「ほう...まさか獲物の方から顔を見せてくれるとはな...」

 

ブラッディア「そうか...貴様が...ペルミネア!俺様の身体にわずかながら流れているぞ...貴様の血がな!」

 

ペルミネア「気色の悪い事を言うな。言いたいことはそれだけか?」

 

ブラッディア「ククク...俺様の中にわずかに流れている貴様の血...この血だけでも今まで搾取してきた一般人の血より生命パワーが満ち溢れているのだ。...そんな血を全て搾取したら...どうなるかわかるかな?」

 

ペルミネア「ふん、くだらん。死ね!」

 

ドガァアアアアアン!!


ブラッディア「さすが...今までの兵士達とは違って破壊力は抜群だな」

 

ペルミネア「なに...」

 

ペルミネア「オラァ!!」ズババババ

 

ブラッディア「俺様に銃弾など効かないぞ...」

 

ペルミネア「チッ!!」

 

ブラッディア「そろそろ吸収させてもらおうか...」

 

ペルミネアを捕まえるブラッディア

 

ペルミネア「くっ!?」

 

ブラッディア「どるぁああああああ!!」

 

腹にその長い針を刺すブラッディア

 

ペルミネア「ぁ...ぁぅ...」

 

ブラッディア「ククク...素晴らしい...一滴一滴の血がこの俺様を...私を強くしてくれるのがわかるぞ!!」

 

一般兵「遅かったか!!」

 

一般兵「撃てー!!」バン!

 

其の十 最凶の戦士ブラッディア、宣戦布告

ブラッディア(完全体)「...今、チリでもついたかな?」

 

一般兵「ぁ...ああ...」

 

一般兵「何をしている!撃てーっ!!」

 

ズババババ

 

一般兵「くらえ!10倍UNKO砲だ!!」

 

ドガァアーーン!!






ブラッディア「......爽やかな風を、どうも」

 

一般兵「」

 

組織兵「なんだ今の爆発は!?...なんだあの化け物!?」

 

ブラッディア「...もうこの世にこの私を超えるものはいないか...」

 

ブラッディア「こんなWiki...全て破壊尽くしてくれる」

 

ホシカラス軍曹「くっ...」(これまでか...?)

 

ブラッディア「......いや、ただ破壊するのもつまらない...そうだ、武道大会を開こう。10日後にだ。」

 

一般兵「武道...」

 

組織兵「大会...?」

 

ブラッディア「貴様ら二組織のボスに伝えとくんだな。10日後開かれるブラッディアゲームで私に勝てなかったら貴様ら全員を虐殺しこのWikiを破壊すると」

 

ブラッディア「10日まで...せいぜい強い戦士を鍛えるなり作るなり探すなりするといい」

 

ブラッディア「さらばだ...!」

其の十一 休戦の流れ

編集者軍ボス「...」

 

鳩並一等兵「ボス!先ほどの話...耳に通されましたか?」

 

編集者軍ボス(ライキの分身)「...ああ。とんでも無いこととなってしまった...」

 

一般兵「ボス!Z国の奴らから直接連絡が!」

 

ライキの分身「...なんだと?」




~近くの荒地~
ライキの分身「...まさかZ組織軍のボスが直接俺に話とはね」

 

ゼビア「......」

 

ライキの分身「要件を早く言え...そして俺を影から銃で撃とうとしても無駄だぞ」

 

ゼビア「...単刀直入に言う。」

 

ゼビア「......手を組まないか?」

 

ライキの分身「なに...?」

 

ゼビア「もはやブラッディアの力は我々をも上回ってしまった...我々も人間。このまま死ぬのはごめんだ。そこで...我々はもう一切貴様らに危害を加えないと誓おう。だから...手を組んでブラッディアを倒すのを手伝ってくれ」

 

ライキの分身「ふっ、ふざけるな!!今まで散々俺らの仲間を殺しやがって!!自分たちが危険になったら手を組もうかだと?いい加減にしろ!!」

 

ゼビア「...だがよく考えるんだな。ここで手を組まねばそちらはどうやってブラッディアに対抗するというのだ?何か宛でもあるのか?」

 

ライキの分身「くっ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥少し仲間たちと話をしてくる」

 

ゼビア「決心がついたらこい 」

其の十二 仲間同士の対立

ライキの分身「みんな...落ち着いて聞いてくれ。Z国の奴らが...降伏した。もう一切危害は加えないらしい」

 

一般兵「よかった...」

 

一般兵「嘘だね。こちらが隙を見せたらすぐに攻撃してくるよ」

 

ライキの分身「そしてなぜ降伏したかと言うとだ...手を組んでブラッディアを倒そうと誘ってきたのだ。しかし今まで散々ここで暴れた奴らだ。そう簡単に手なんて組めるものか」

 

一般兵「でも、手を組めるなら...」

 

ライキの分身「みんなに...ききたい。ここは手を組むべきか?組まないべきか?私だけで決めるのは身勝手すぎるからな...君たちが決めてくれ」

 

MUR「俺は手を組みたいゾ。みんな仲良く和解。いいゾ~これ」

 

一般兵「反対だ。そんな簡単に和解できてたまるか。あいつは俺の彼女と母を殺した!!」

 

一般兵「でもブラッディアを倒せなかったら元も子もない!」

 

一般兵「うるせえ!お前に家族を殺された奴の気持ちがわかるのか!」

 

一般兵「落ち着けって...なあ」

 

一般兵「黙れ!お前は引っ込んでろ!」ボガッ

 

意見が分かれ、対立しだす編集者軍

 

一般兵「...ホシカラス軍曹はどうなんですか?」

 

ホシカラス軍曹「......」

 

一般兵「あなたも奥さんを殺されたんです。俺の気持ち、わかるでしょ?」

 

ホシカラス軍曹「...幸子なら」

 

一般兵「?」

 

ホシカラス軍曹「幸子がここにいたら...手を組むことを選んだだろう」

 

一般兵「な、なぜ...そう言い切れるんです!?」

 

ホシカラス軍曹「...今この状況。冷静に判断すれば手を組む以外に我々全員が助かる道はない。...違うか?」

 

ホシカラス軍曹「幸子は自分達の恨みだけで手を組むことに反対はしない...必ず助かる道を優先することだろう。我々は生きねばならぬのだ。...死んだ者たちのためにも」

 

一般兵「......!!」


 

一般兵「咲!!おい!!なんで...爆風から俺を守ったんだよ!?」

 

彼女「...あなたが...死ぬのを...見たくないからよ...」

 

一般兵「なんで...なんで...」

 

彼女「ごめんなさい...最後までわがままで...」

 
 

彼女「ねえ......優斗...」

 

一般兵「...それ以上...喋っちゃダメだ......」

 

彼女「お願い...生き......て...」

 

一般兵「うぅ...」


一般兵「咲ぃいいいいいいいい!!!!」


一般兵「...俺は、...俺たちは...生きなければならない...」

 

ホシカラス軍曹「我らのために死んでいった..仲間...家族のためにも!」

 

一般兵「...俺、目が覚めました」

 

一般兵「俺もです」

 

KMR「さすがホシカラス軍曹さんですね」

 

野獣一一四五一四等兵「俺も...遠野に会うためにがんばらなくちゃ(使命感)」

 

ライキ(分身)「話は...ついたか?」

 

全員「ハイ!!」

 

ライキ(分身)「では...また奴と話をしてくる...!」

其の十三 同盟

ライキ(分身)「...戻ってきたぞ」

 

ゼビア「...遅かったな。返事はなんだ?」

 

ライキ(分身)「手を......組むっ!!...」

 

ゼビア「...冷静な判断を感謝する」

 

ライキ(分身)「...一つ、確認させてくれ」

 

ゼビア「...その機械...なるほどな」

 

ライキ(分身)「本当に俺らに降伏するんだな?」

 

ゼビア「ああ」

 

ライキ(分身)「ブラッディアを倒した後に裏切ったりしないんだな?」

 

ゼビア「倒せたら...な」

 

ライキ(分身)「......(嘘発見器に...反応はなしか...)」

 

ライキ(分身)「よし...では全軍集めるとしよう」

 

ゼビア「わかった」


ライキ(分身)「...という事で我々編集者ぐんと」

 

ゼビア「Z国秘密組織軍は」

 

ライキ(分身)「休戦し手を組むこととなった!」

 

ゼビア「お前ら!!仮にブラッディアを倒した後も暴れたりしたらぶち殺すからなあ!!」

 

わかめ一等兵「...約束は守ってくれるつもりなのか」

 

一般兵「疑わしいが...信じるしかないな」

 

~こうして、二つの軍は一つの同盟軍となった。
しかしZ国の科学力、編集者軍の持てる情報などをつぎ込んでも
ベテレスがいなければブラッディアを超える人造人間など
作れるはずもなく、時が流れて行った...

其の十四 餓死...転生。そして封印

わかめ一等兵「...まさかブラッディアゲームより先に、食料が尽きるとは...」

 

一般兵「......人造人間の材料に食料も使ってしまいましたからね...」

 

一般兵「ああ...俺......もう...」

 

わかめ一等兵「お、おい!!」

 

一般兵「あの世行きの切符......お先失礼しやす...」

 

わかめ一等兵「おいいいいいい!!」

 

そしてブラッディアゲーム当日

 

わかめ一等兵「......いよいよこのWikiの運命を決める日...」

 

わかめ一等兵「今ブラッディアの元に...すべての力をかけて作った兵器が向かっている...」

 

わかめ一等兵「戦闘が...始まった。くそっ、自動コントロールが奴の動きに追いついていない!ああっ、左腕がやられた!!」

 

わかめ一等兵「.........終わっ...」

 

わかめ一等兵「へ...へへ...ちょうどいい...俺も迎えが...」

 

わかめ一等兵「............」

 
 

一般兵「...みんな、死んでしまったか」

 

一般兵「ブラッディアは...我らが最後に作ったロボ、ボーダーXZを...倒し我々を探してるようだな...」

 

一般兵「無駄さ...もう俺しかいない...」

 

一般兵「ああ...栄養失調なのが...体でわかるぞ...」

 

一般兵「...頭が...クラクラして...き...」




一般兵「...ここは?」

 

一般兵「お、お前も来てしまったか!!」

 

一般兵「!?お前死んだはずじゃ」

 

一般兵「何言ってんだ。ここは俗に言う天国だぞ!」

 

一般兵「じゃ、じゃあ...他の人も?」

 

ホシカラス軍曹「幸子...本当にすまなかった!!!私がついていながら...」

 

幸子「何謝ってるのよ...こちらこそ勝手に死んじゃってごめんなさいね」

 

一般兵「さ、咲...」

 

彼女「......バカッ!!」

 

一般兵「ああっ...ごめんよ。まさか俺も餓死するとは...」

 

彼女「...ほんっとうに...バカ///...会いたかった」

 
 

一般兵「...これも、これで...ハッピーエンド、なのかな」




ところ変わって地獄

 

ペルミネア「ふん、ここが地獄か?鬼も大したことないな!」

 

鬼「ぐっ...い、異例だぞ...こんな化け物が地獄にくるとは...」

 

ベテレス「くそっブラッディアめ...私に忠実になったと思っていたのに...」

 

鬼「畜生!ロクな奴がおらんぞ!!」




GO「俺一応神だから死んでも現世に居れなくなるだけで天界に居られるんだよな」

 

ウキ・ウキ「...GO」

 

GO「はっ!?!??!ウキ・ウキ様!?」

 

マジメ君「ウキ・ウキ様だと!?あのGOより1145141919倍偉い神の中の神様じゃないか!!」

 

ウキ・ウキ「今回の件...私は死亡した者たちを全て生き返らせようと考えている」

 

GO「はあ、それまたなぜ...?」

 

ウキ・ウキ「今回起こったことはあまりにいろんな世界に影響を及ぼす...その上地獄にいる者達はまだ悪事を働く上に反省もしない...」

 

ウキ・ウキ「だから...記憶、環境をリセットして、やり直すチャンスを与えたいと私は思う」

 

GO「そうですか...俺は、反対しないです」

 

マジメくん「また同じような事が起きたら?」

 

ウキ・ウキ「もう二度と私は現世に関与しない」

 

ウキ・ウキ「そうだった...ブラッディア...こいつはあまりにも危険すぎる。私の力を持ってしてでも永遠に封印することで精一杯のようだ。奴を完全に消し去ることはできない」

 

ウキ・ウキ「このような化け物がもう生まれぬ事を信じて...」

 

ウキ・ウキ「転生!!」

 





こうして...旧膨大なページ数Wikiを守った英雄たちは...これまでの記憶を消され...
この世界へと...やってきた...。Z組織軍の連中も...育ちが悪かったものは記憶を失ったことにより、ガラリと性格が変わり、今でもこの世界のZ国で幸せに暮らしてるそうな...

 

~完~

ぬわぁあああん疲れたもぉおおおん。感想、質問があればどうぞ。というか書いてください。モチベーションを維持しかねますので

  • チノミーくんかっこいい -- 2018-05-30 (水) 14:47:51
  • 強すぎて全力で戦える相手が居ないというのも不憫なものね -- (´・ω・`) 2018-05-30 (水) 21:42:54
  • はぇ^~すっごい…旧wikiのコメントでのやり取り・設定を回収しつつ見事に繋げている… -- 温度計士 2018-06-16 (土) 21:15:56
  • でも正直ラストの部分は無理があると思った -- ライキ 2018-06-16 (土) 21:46:51

来訪者数

今日?
昨日?
合計?

Tag: SS